2008年12月31日水曜日

YAMAHA アルトサクソフォン YAS-875

 今年最後の更新となりました。さて、なんで書いたものかな。しばし悩んで、そうだサックスで書こう。なんせ、この年の瀬、いったいなにがどうしたものか、いつになくサクソフォンづいたわけでありましょう。だから自分の楽器のことで書こう。べ、別にネタがなかったわけじゃないんだからねっ!

私の使っている楽器は、YAMAHAのカスタムというライン、YAS-875です。私の入手した当時における最高級機で、ええといつかと思って保証書確認してみたら、平成2年6月10日に購入。なんと、私、16歳だ! すげえなあ、そりゃ歳とるわけですよ。シリアルナンバーが1800番台で、結構初期のころの楽器ですね。それが十数年経って、私もおっさんになって、世紀もまたいだのか。すごいことになっていますね。ですが、この楽器はまだ現役、これからもずっとつきあっていきたい、そういう性にあった楽器であるのです。

しかし、サックスというと、詳しい人ならご存じでしょうが、セルマーというメーカーが人気でして、こっちを選ぶ人がとにかく多いんです。アマチュアでもそうなら、専門の人でもそうで、セルマーが大半、残りをヤマハ、ヤナギサワ、クランポンがわけるというような状況であったと思います。いや、ヤナギサワは少なかったかな。ジャズなんかでは、ヤナギサワユーザーも多いんじゃないかと思うんですけど。

私がYAMAHAを好きだというのは、素直な音の出がするというか、楽器による色付けが少ない、そんな気がするからなんですね。セルマーだと、セルマー! という音がして、セルマーを選ぶ人はきっとこの音が欲しいんだろうなって思うんですけど、私にはちょっとあわない感じがして、だからYAMAHAを選んだんですね。それにバンドーレンのマウスピースを合わせる。昔はそれにロブナーのリガチャーを付けてたんだけど、さすがにそれはどうだろうといわれた。いやね、ちょっと重いんですよ、吹いた感じが。私はそういうのちょっと気に入ってたんだけど、あまりにも疑問視されたものだから、しかもその後、ハリソンのゴールドプレートを安くわけてもらう機会があったものだから、結局乗り換えてしまいました。こういう、ポリシーがあるようで、ちっともないというところ。実に私らしいです。いいかげんなんですよ、基本的に。

最近なのか、875に上のモデルが出てるんですね。知りませんでした。875EXというのがそれで、一体なにがどう違うんだろうと思って、大学時代の友人に聞いたら、軽くなったんですってよ。重さが減ったという。へー、そうなんだ、と思ってメーカーサイトで仕様を見ても、重さ、書いてない……。なんでだろう……。

軽くなって、演奏しやすさ、というか、吹奏感もずいぶん変わったんだそうで、楽に出る? そんな風な話です。でも、重い875の方が音の深さというか響きはいい、まあこういうのは好き好きなんですけどね、と思ったら、値段一緒だ。本当に好みで選ぶものみたいですね。

もし今、選ぶとしたら、私はどちらを買うだろう。多分、悩んだ末に875を選ぶんじゃないかなあ。でも、華奢な自分にはEXの方がいいんだろうって思うんです。だって、身長180で体重48kgよ。学生時分は53kgあって、それに若さを加えてもなおしんどかったというのに、今はさらに5kg減った。もう、つらいつらい。さっきの友人、一年後輩なんですが、高音なんていくらでも出るじゃないですか、なんていうんだけど、無理だから。はっきりいって、High Fくらいからしんどいよ。フラジオは一応出せたけど、あくまでも一応だから。やっぱりもう10kgくらい体重欲しいよね。体脂肪率8%って、どんなアスリートだよって感じで、もうつらい。人生がつらい。ちゃんと食べてるんだけど、なんで太らないんだろう。

だから875EXの方がいいんだろうと思うんですが、それでもきっと私は875を選ぶ。そんな気がします。

今日、『千の風になって』を吹いてみました。録画してみましてね、改めて客観視してみたら、これはちょっとまずいですね。頑張らないといけないな、そう思って、レッスンに通おうかと思っているところです。やっぱりね、うまい人の演奏を身近にするというのは大きいんです。その人の演奏、音色が基準になります。ただそばで聴いているだけで糧になる、そんなところがあって、それに加えて教えてもらえるってんだからありがたい。毎週ってのはきついから、月一くらいでいいから、習ってみようかな。殊勝なことをいっております。

といった具合で、一年の締め括りなのだか、新年の抱負なんだか、振り返りと目標を新たにしたところで本年最後の記事を終えたく思います。今年一年、ありがとうございました。

こうしてリストにしておいてなんだけど、いかな横着な私であっても、こうした通販で楽器を買う勇気はありません。

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