2008年11月9日日曜日

機甲装兵アーモダイン

 以前お伝えしました『機甲装兵アーモダイン』、本日エンドクレジットまでたどり着きました。リアル志向のロボット系シミュレーションゲームであるのですが、ユニットに与える指示は、到達ないし攻撃目標と行動指針のみ、おおまかな指示を与えて、後はユニットの判断で動いてもらうというシステムです。プレイヤーが演じるのは小隊を率いる司令官、このシステムは司令官ロールプレイの雰囲気を非常によく表現していたのではないかと思うのですが、だって部下が思うように動かないんです。けれど、指示の出し方が的確だと、想像以上によく働いてくれて、当初の意図以上の結果を出してくれたりもする。部下の性格を把握し、どういう指示を出せばどういう動きをとるか予想し、そして状況を待つ。面白いゲームでしたよ。

ゲームの舞台は地球に始まり、宇宙に出、ついには火星にまで到達する、そうした広がりはなかなかによかったです。火星移民の子孫たちが、地球に攻めてくる。主人公は小隊を率い、戦いを止めるための戦いを続ける。そうしたシナリオは少々、いや、結構理想主義的というかご都合主義的というか、けどロボットものの王道といえば王道かも知れませんね。戦いを通して勝ち取る信頼、戦いの果てに明らかになる真実。そうしたところは確かにロボットものっぽい。ロボットアニメといったらいいのかな。だから結構嫌いじゃなかったです。

登場キャラクターは、さすが大宮というべきか、個性的なのも多いのですが、小隊付の兵士たちは、ある程度育つと旅立ってしまう。ええと、主人公の小隊がブートキャンプもかねているんですね。メンバー募集を見て、よさそうなのを引っ張ってきて、トレーニングメニュー与えて、ある程度育ってきたらロボットに詰め込んで戦場に送り出す。ロボットは成長度合いに応じて乗れる乗れないが決まってくるから、ある程度長いスパンでの成長計画を立てないといけない。例えば、ボマーが欲しいから、そのへんの適性が高い新人を引っ張ってきて、とりあえず使い物になる、戦場で死なないくらいまでトレーニングする。あるいは、スナイパーがそろそろ卒業してしまうから、かわりのスナイパーを用意しておこうなど、そういう計画も必要です。そして、最初は本当に頼りなかった部下が、卒業間近ともなるとおそろしいほどの働きを見せてくれるまでになって、その成長ぶりには感動するほどの嬉しさがあるのですね。危なっかしくて最前線に出せなかったこいつが、今や最前線で八面六臂の活躍、目を閉じれば彼のこれまでが浮かんできて、ああ、感慨深いなあ。

でも、彼も直に旅立ってしまうから、驚くほど記憶に残りません。記憶にあるのは、あくまでも現在のメンバーであって、旅立ったものは忘れられてしまう。けど、まあ、卒業者リストはいつでも確認できるんですけどね。そして、彼らの名前、顔を見れば、どんな戦場で、どんな戦いをしたやつかってのが思い浮かんでくる。そして、そうした歴戦メンバーを率いて対戦することも可能なんですよ。でも、私のまわりに『アーモダイン』をプレイする人はいないから、対戦することはこの先もちょっとないと思うんですけどね。

以前、『アーモダイン』で書いた時は、難易度は低めだなんていってましたけど、それは最初のうちだけで、後半になれば結構厳しいステージも出てきます。私は離脱者が出ないようにプレイしているのですが、どうしても厳しいところがあって、何度もリトライしてようやくそれがなった時には、ああよかった、勝てたと、安堵します。それも、格下の機体、武装で挑戦した時などは、格別です。それこそ、厳しい戦いを強いられている時は、歯を食いしばりながらプレイしていることもあるくらいで、ゲームでこれなんですから、野球やサッカーの監督ともなると、かなりの心労、疲弊があるだろうなあと思うくらいです。野球やサッカーでそうなら、軍人、士官あたりですかね、ともなるとよほどのものがあるでしょう。なんてったって、生き死にがかかってますからね。

さてさて、キャラクターについて。キャラクターの中には、ストーリーの進行に関わってくるようなのもいて、例えば主人公の永遠のライバル、ゼネス、じゃないよ、レイスであるとか、敵として登場して最後には部隊のアイドルになっちゃう、おかっぱが凛々しい少女、リュア・ゼクラン、ああボブカットが最高です、だとか、いろいろいます。けど、キャラクター性は薄いゲームです。あんまり彼らがクローズアップされることはない、強烈なアピール、アトラクションを感じることはなかった、というのはやっぱりメインは戦術級シミュレーションであって、その他のもの、シナリオにしてもキャラクターにしても、は、戦いに付随するものといったレベルにとどまるからなのでしょう。けど、ジュディ・アンソン、君は最高だ。主人公部隊のオペレーター、補佐官、頭脳明晰な才女でありながら少し世間知らずで呑気、金髪、眼鏡、主人公に淡い思いを抱いている、って、なんだその大サービスぶりは!

後もう少しミッションが残っているので、そいつを片づけるまではプレイすると思います。ですが、一通りプレイするだけでお腹いっぱいかも、結構なボリュームがあるので、何度も繰り返し遊ぼうという風にはなりません。でも、いつかまた遊びなおそうと思う日がくるのかな? 入れ込んで遊んで、ふた月ほどかかるから、なかなかその日は来ないと思いますが、面白いゲームであったのは確かです。実際、このシステムにキャラクター性を加味してやると、ブレイクしそうにも思うのですが、どうでしょう。それくらいに思うほど面白かった、お気に入りのゲームになりました。

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