2007年11月19日月曜日

プチ・ロワイヤル仏和(第3版)・和仏(第2版)辞典

 こないだ、コンピュータで使えるフランス語の辞書が欲しいなんていってましたが、その時点での結論は、どうも現在私の要求を満足させるものはないようだというものでした。私の要求というのは、EPWING規格に準拠しているものというものでありますが、残念ながらフランス語の辞書に関しては皆無といっていい状況であったという話でしたね。だから、『ロワイヤル仏和中辞典』に付属のCD-ROMをEPWING化するという、一種苦し紛れの手段をとるほかないのかと、けどとりあえずは私の求めるものは手に入るのだからこれでいこうかと、けどこのやり方では仏和は手に入るけれど、和仏が手に入らないんですね。なので、私はあきらめ悪く、更なる手段はないかと探してみたら、あったのですよ、あったのですね。

というわけで、今日はLogoVistaの辞書をEPWING化する話、といっても覚書めいたまとめですけど。

LogoVistaの辞書をEPWINGにするためのツールがなんと存在したのです。その名もdessed。UNIX向けのソースコードとWin32用のバイナリが配布されていて、つまりMac OS Xで完結させたい場合は、gccを使うのじゃってことなんですね。ああ、私は素直にWindowsで変換したいと思います。って、なんだそのやる気のなさ。

dessedのサイト及びネットの検索結果を見る限り、このツールを用いてLogoVista辞書をEPWING化している人はかなりいらっしゃるようです。UNIXユーザーであるため変換せざるを得ないという人もあれば、私みたいに好みのビューアを使いたいという需要もあるようで、しかしこうした裾野の広さはありがたい。ていうのはね、『旺文社プチ・ロワイヤル仏和・和仏辞典』の変換実績がリストに掲載されていまして、おお、これは安心できるではありませんか。フランス語を読むだけでなく書くにも役立つ環境を持つことができる。ほんと、いつ買おうかな、どうしようかなと迷っちゃいますね(高い買い物したばっかだから、ちょっと躊躇しちゃうんですよ)。

しかし、LogoVista辞書をEPWING化できるのは朗報でした。というのは、私はかつてシステムソフトエディタを使っていましたが、OS Xに移行したことでそれを使えなくなって、なにが一番困ったかというと類語辞書なんですね。便利だったんですよ。こうして文章書いているときに、どうしても言い回しがしっくりこないことってあります。出てきそうなんだけど出てこない表現っていうのもありますね。そういうときにすごく便利だったんですが、使えなくなって弱りました。けど、LogoVista辞書をEPWING化できるんなら、『日本語大シソーラス』を導入すりゃいいんじゃん! って、その前に『類語大辞典』を使ってやれよ、折角持ってるんだから! って、そうですね。ほんとです。

けど、こんなこといっちゃなんですが、読むための本と異なり、ツールとしての性格が強い辞書なんかに関しては、積極的に電子化されたものを使うほうが便利がよく、効率もいいと思います。冊子の辞書を捨てきれず、何冊も持ってはあまり使わず、その事実に打ちひしがれながらの結論であります。

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