2007年7月24日火曜日

エル・ポポラッチがゆく!!

 Amazonでなんだか夏の大バーゲンとかやってるよって聞いたものだから、どんなだろう、欲しいのあるかなってわくわくしながら見にいきまして、こういうとき、まず見るのはゲームですよね。以前、春のバーゲンだったと思うんですけど、では、発売日に購入したゲームが特典付きでお安く提供されているのを見付けて、愕然としたり、いやね、まだ封さえ切ってなかったものですから(今も未開封だけど)、もう本当に悔しくて悔しくて、もうひとつ買っちまおうかと思ったくらいでした。買いませんでしたけど。ゲームを見たら次に見にいくのがDVDストア。実は欲しいのがあるのですよ。アニメかというと、残念、アニメじゃない。アニメは欲しいのが多すぎて危険すぎるから見ないようにしてるんです、っていう事情はおいておいて、ええと『シャーロック・ホームズの冒険』が欲しいんですね。昔、NHKで放送されていた海外ドラマですよ。これ、23枚組という大ボリューム、もちろん価格も結構なものだから、欲しいなと思ってもおいそれと手を出せるものではなく、涙をのんではや数年が経ちました。と、こんな感じで欲しいの買えないのとバーゲン商品をぶらぶら眺めていたところ、ちょっと気になるものを発見。1min. ドラマ『エル・ポポラッチがゆく!!』。おお、これはNHKでやっていた変なドラマじゃないですか。

私がはじめてエル・ポポラッチに遭遇したのは、今年の正月のことでした。NHKはですね、紅白が終わった後にですね、『年の初めはさだまさし』なる番組をやっていましてね、今年で二年目? さだがファミリー引き連れてなんか端書読んだり、歌ったり。わりと面白いんですよ。しかもこれ生放送だから、結構危険な領域に踏み込んだりしましてね、そういうところも楽しみどころだと思うのですが、そう、今年の私はさだまさしで始まったんですよ。

笑って、歌に心揺さぶられて、そして番組終了後、突然始まったのが『エル・ポポラッチがゆく!!』なる番組。いや、これ番組なのか? 私は最初、てっきりコマーシャルかと思いました。新番組の宣伝じゃないなとは気付いたものの、けれどこれはNHKのイメージ広告? いや、そうだとしたらなんか変すぎる。主人公はマスクを付けたレスラー? 街にふらっとあらわれて、街の人たちと交流を深めていくみたいなストーリー? が淡々と展開されるんだけど、なぜか米屋の地下にリングがあったり、ほんとよくわからない不条理感。これをさだ見た後で見たんですよ。しかも夜中、結構な時間、脳はつかれてるし眠たいし、けど目を離せない。早く終わらないかなあ、もう寝たいんだけどなあと思うんだけど、番組は延々続く。次へ次へと回が進み、多分、こんときに全部見たんだろうなあ。目を離せないまま、最後まで見てしまったのでありました。

その後、時代劇の後なんかにポポラッチが放送されるようなこと数回経験して、なんかぽいっと放送しちゃう、予告もなんもなしにやっちゃう、そういう企画みたいですね。でも、私はこれが1min. ドラマなんていうシリーズだったとは今の今まで露知らず、しかもこれDVDが出とるのか。なんか、欲しくなるなあ。ちょっと興味がそそられる。なんでかわからないけれど、私を釘付けにしてしまうそんな番組であるようなのです。

ドラマでは鈴木京香が素敵だったなあ。この人、正ヒロインだと思うのですが、なんかしっとりとしたいい美人ですよね。この美人が、なんか変な不条理なドラマにて淡々と役をこなしていく様は実に美しく凛々しくて、ポポラッチと恋仲になったりする!? なんて思ってたらどうもそうでもないみたいで、とにかくほんとよくわからないんですよ。筋もあったようでないというか、結末も変によくわからないまま、それこそ終わったんかどうかもわからないまま終わったというか、このへん、DVD見たらわかるのかなあ?

なんだか本編よりも特典映像の方が長い『エル・ポポラッチがゆく!!』。ちょっとおふざけ感もあって、けれどみんな真面目にやってるってことは伝わってきて、この不思議感はちょっと他にはないような気がします。だから、だから、買っちゃおうかな、どうしようかな。買っちゃっても後悔しないだろうけど、いつでも見られるポポラッチというのもなんか変な感じがする。ほんと、その存在自体が不思議なドラマであると思います。

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