2014年3月9日日曜日

『まんがタイム』2014年4月号

『まんがタイム』2014年4月号、一昨日の続きです。

『ひらめけスイッチ』、面白いですね。キャラクターの強さといいますか、あるいはそのビジュアルのインパクト。それをうまいこと使ってくるのが実によくって、梶木ですよ。のっけから、なんか大変な格好で、けれどものすごいほがらかに登場してくるインパクト。事前に提示された岩名との対比、あんまりにも見事でやられてしまいました。歯痛回なんですね。岩名が歯痛で大変。だが一限目にテストがあるから休まない。どんなに痛くとも休まない。眠くなるから薬も飲まない。ものすごいんですね。対して梶木はというと、親知らずを抜いたら腫れた。おばあちゃんにやってもらったって、すごいな、この子。しかも、顔を包む布、そいつを色違いで沢山用意してきて、楽しいイベントにしてしまってる。ええ、そのスタンスから全然違うんですね。ああ、この子は薬飲んでるそうです。しかし、なんとか岩名の痛みをとめてやりたい。それで平目が提案したのが古代中国の麻酔、ああ、囲碁なんですが、あれ、痩せ我慢でしょう。ですよね? 他にもツボとか、痛み分散やら、結構駄目なのが提示されて、ほんと、この投げっぷり。こういう見せ方もよいのだと思います。

『絵本とママ』、面白いなあ。絵本作家、岬透子。絵を描く時には必ず実物をスケッチしますというんですが、自分の料理をモデルにしたのは、まじょのスープのできあがり。そう、こういうのが実に面白いです。透子、凝り性なんですね。娘のあさがお観察日記を手伝うのも、娘の前衛的朝顔に必死でタッチをあわせて、いや、そんなに頑張らんでも! そう思うものを頑張る、その姿勢、その様子がおかしいやら、その真面目さに好感持てるやら。透子のキャラクターうまく作り上げて、面白さや感じのよさ、そうしたものを描き出していく。ああ、ちょっと狂気っぽいのやら、ズレてる感じとかもあるか。ええ、でもそれらも魅力になってるんですね。

はこいり良品』、実にいいなあ。先だって登場された花園さん。彼女が見事にレギュラー? 常連となって、ええ今回も登場です。育ちのいいお嬢様。おっとりして、もの静かで、決してその身の上をひけらかしたりはしない。とはいえ、どこか詰めが甘いといいますか、ちょこちょこっと無礼なところ、それがなんだかよいのですね。今回は、そんな花園さん、大活躍で、お客さんの骨董、それを手にして、おそらくは本物だろう、見事見抜いてしまうんですね。あの、ときめきます、その表情にときめきます。実際、よいものに触れて育った人は、よいものがわかるようになるっていいますね。さて、今回のもうひとつのトピックは、一緒に棺桶に入れてくれって定番のアレですね。ええ、古書を棺桶になんていうから、お爺さんが売らない。うん、お爺さん、正しいよ! 折角こうして残ったものを、むざむざ焼くなど、私、許せません!

『フリーランスなあさみさん』、好きなんですよ。フリーのイラストレーター、在宅しごと。そのライフスタイルは、割とマイペース、のんびりとしていて、そう思ったら、決してそうそう自由自在とはいかないっていう話でした。友達から誘われたお花見。いきたかったんだけど、仕事が立て込んで、いくにいけなかった。仕事、ふたつ、なんとかやりくりして終わらせるぞ、結構必死に取り組んだのに、まさかの伏兵がいた。って、忘れてただけか。ええ、後回しになんてできない。自分で自分を管理して仕事を進めていく、まさに自営業者の悲哀。けど、そうした厳しさも、なんだか不思議とほのぼのに感じられるのが、あさみさんのよさだと思います。しかし、はんこばっかり買う作戦は、あんまりいい手じゃないっすよ!

  • 『まんがタイム』第34巻第4号(2014年4月号)

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