2013年3月17日日曜日

『まんがタイムファミリー』2013年5月号

『まんがタイムファミリー』2013年5月号、発売されています。表紙は『ぽちゃぽちゃ水泳部』であります。お嬢さんたち揃い踏み、4人、それぞれが色違いの制服を着て、なんだろう、日曜の朝にやってるアニメみたいな感じです。しかしかじりん先輩がいつもよりもキュートなような気がします。そして『博士の白衣女子攻略論』と『ひかり!出発進行』のカットもございます。

『ぽちゃぽちゃ水泳部』は、本編でもかじりん先輩がやたらキュートになっていて、なにこのにっこにこ。ええ、鯛を釣ったんだそうですよ。ああ、そうか、釣りが趣味だったっけか。それで釣り談義に雪崩れ込もうというんですが、誰も聞きやしねえ。けど、かじりん、いい人。釣果を自慢するだけじゃなく、ちゃんと料理して振る舞ってくれるっていうんですね。調理時には白衣とか、なんというボーナスステージ。しかし、これ、むしろ本題ではなく導入だったんですね。本題は、かじりんの幼なじみ、鮫島先輩の家。いやもう、かあちゃんがいかします。ぽっちゃりどころじゃないんですが、もしかしてこれってカツ代にチャーンス!? と思ったら、逆境かー。そうだ、そうだよ、ダイエットに巻き込むっていってました。ええ、なんだかいい感じに踏み込んだようで、踏み込めてない? 面白かったです。

『椿さん』は、えらい展開になってますよ。最初はいつもの感じなんですけど、花見に誘われ旦那様と一緒に他家に訪問。ああ、なんか強盗に入られてる。ここで前段の海外ドラマにはまっているというのが効いてくるのかあ。あの捕われてる屋敷主人と執事の会話、そんな怖い奴を花見に呼んだのってのがですね、やたら面白くて、またそこからの椿さんの活躍。さすが椿さんといっていいものか、おかしくておかしくて、最高でした。

教師諸君!!』、西名先生の転任。事前にいろいろ相談して準備万端の転任だったんですね。深ちん、めぐめぐの反省、それはちょっと面白かった。ここぞと押し込む笛田先生がいかしますね。そして西名先生、離任式にスーツで登場。生徒が誰か全然わかってないというのは、いやまあ、そりゃそうだろうなあ。でも成長できたことを喜ぶ、その挨拶は、ただの紋切り型ではなく、本当に西名先生の成長、大人でも学び、挑戦し、変わっていける。よりよい自分の明日を思い、進んでいくことができる、そうしたことを描いているようで、そして転任の不安や力付ける教頭先生の言葉も沁みたのでした。いい話でした。いつも自由に、好きを追求してきた人たち、そんな感じでしたが、楽しさにふけり、外へのチャンネルを閉じてしまってる、そんな人たちではなかったというのがよくわかる、ええ、本当にいい最終回だったと思います。

『教壇のポラリス』、好きです。なんだか変に暗かった? そんな天川先生の過去がちょっと語られて、前職は天文台の職員だったんですね。けれど仕事で大きな失敗をして、逃げるように退職、免許を持っていたことから教員になったというんですね。逃げなくてはならないほどの失敗、それがどんなものなのか、はたしてそこまでのものがあるのか、それはわからんけど、天文に対して負い目を感じていた。けどその負い目を杏の言葉に融かされて、ええ、こういうの悪くないですよ。いずれ、この子らと一緒に天文にまた打ち込む、そんな風になっていくのでしょうか。どうなんだろう。楽しみに追っていますよ。

『宅飲み残念乙女ズ』、ゲストです。働き盛り女子たちの飲み会、週末デトックスっていってますけど、飲んでくだまいて、愚痴をいいあおう、そんな話でありますね。しかし、この雰囲気、実は嫌いじゃない。こういうこというとなんですが、ちょっと昔の四コマらしさみたいなもの感じさせてくれて、うん、なにか逆に新しい。可愛い絵、けど最近の流行りの可愛らしさ、そういうのとは違うんですね。飲み会にて語られることもなかなかに辛辣で、愛されるためのなんたらみたいな本、ああいうのに対する女性の意見、いや、これが標準とは思わないですけど、こーゆーの読んでる人って本当にいるんだとか、えてして装丁がださい、後ろで静かに頭にきてるゆみみ、おかしかったですよ。くだまく女子会、いやほんと、そんな感じ。レンチン茶碗蒸しはちょっと試してみたい、ちょっとお得情報? みたいのも嬉しく、そしてラスト、あの結論の酷さ! 面白いですよ。

  • 『まんがタイムファミリー』第31巻第5号(2013年5月号)

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