2011年12月7日水曜日

『まんがタイム』2012年1月号

『まんがタイム』2012年1月号、発売されました。表紙はクリスマスがテーマですね。メインにサンタクロースの格好した『おとぼけ課長』がありまして、たくさんのプレゼントを持っている。そのまわりに、プレゼントをもらってる『みそララ』麦田さん、木の葉サンタにプレゼントもらってる畑中さん、そして和装サンタ? 『わさんぼん』の牡丹です。

みそララ』は化粧の話。三人娘が連れ立って買い物に出掛けるのですが、ああもう、3人が3人ともに可愛いな。麦田さんのケープ、フェミニンな雰囲気強めて可愛いなあ。粟屋も粟屋で可愛いんですけど。しかし面白かった。ちょっと私にはわからない世界。化粧道具、そしてプロの化粧。また試着の風景なども素敵で、あの粟屋のイメチェン、あれは可愛い。でもヒールなのか。ヒールはあんまし好きじゃないんだよな、って私の好みをいってもしかたない。おそらくは、女性にとっては、あるあると共感覚える話なんでしょうが、私にとっては、なるほどそうなのかと思う、そんなエピソード。たいへん面白かったです。

『ロコ・モーション』、連載ですね。ゲスト掲載の続き。つまりヒロイン伊那路ヒロコの一年ダブり、卒業後の話であります。モコに約束したとおり、無事わかば鉄道に採用されたロコ。そこで新入社員として研修をうける、ええ、鉄道会社社員としての職場ものということですね。ロコの同期、岡谷美鈴と一緒に天竜助役から研修をうける。その内容は実際のものに近いのか、それはわかりませんが、面白い。あの600mを走れというものなど、これは実際あるんじゃないかな、そう思わせるものがあって、なるほど、そして漫画としても面白い、そんなところありまして、実にいい感じです。あのロコの活躍、それが社内報に載って、モコがそれを見て、いや、友達なんだから会おうよ、って会ってないわけじゃないのかな? この友情が続いている感覚、とてもよかったです。

『営業侍和華さん』、いい感じです。値下げを要求されておかんむり。それをたしなめる吉田、そして和華さんの交渉風景など、まともな視点がちゃんと描かれてるから、和華さんの奇行がぱりっと目立つのかな。面白いですよね。で、銃刀法。面白いですよね。あの、立場が突然逆転させられた感じ、いや、そんなこたあわかってるけどよ、でもお前がそれいうかな、みたいな感じ。でもいい返せない、そんな感覚が肌に伝わるようで、見事でした。おかしい漫画なんですが、そのおかしさがちゃんとおかしみになっているから、読んでてすごく楽しい。読むごとに面白くなっていく、そんな感触があります。

  • 『まんがタイム』第32巻第1号(2012年1月号)

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