2011年3月26日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2011年5月号

『まんがタイムオリジナル』2011年5月号、発売されました。表紙のテーマは、おやおや、眼鏡のようですね。山下ナースが赤いフレームのおしゃれ眼鏡をかけていて、下の方にいるマッキー、榊医師も眼鏡。なんというのか、榊先生、ウルトラセブンにでも変身しそうだな。そして、『夏生ナウプリンティング』、眼鏡のつるを口にくわえて、『天使な小悪魔』まるは仕事、マリアはおしゃれサングラス、そして『らいか・デイズ』らいかは大学卒業といった風体です。で、右上にいる影山先生。なんと、めがねめがね、と眼鏡を探しております。まさにベタ、まさに鉄板といった様相であります。

『恋は地獄車』、相変らず素敵な漫画。あの冒頭のネタ。チークを駆使して、だんだんに酔っていっていると見せ掛ける、その演出。あああ、こういうのんにちょろこくやられちゃいかんなあ。心の底からそう思ってしまう私は、やっぱり後藤さんタイプなのかも知れません。しかし薄幸なお嬢さんたちがいれば、可愛げのない娘もあって、でも千歳は千歳で可愛いと思うんだ。そして高橋くん。ああ、酒に弱いのか。なんて可愛いボーイだろう。ほんと、この人、最高です。デッドorお花見とか、Tシャツも地味に面白いです。

『ハルコの晴れの日』、4コマバージョンなのだそうですが、いつものより四コマの方がだんぜん面白いなあ、なんて思ったのでした。やっぱりそれは、駄目男にひっかかる、後悔するといったネガティブプロセスがないからなんじゃないかと思うんですが、それにしてもコミカルなネタを次々出してくる、それがすごくよい感じなんですよ。あと、ボスのキャラクターでしょう。この人のつっこみがテンポをよくしてると感じます。また人のよさそうなところ、それもよかったんですね。

『ハコぺけ』、なおさらいい感じです。扉の団員紹介。これ、すごくよい感じ。No. 1、最初に紹介されたのは睦。高校生なんですね。調理部所属。なるほど、それでお菓子作ってくるわけか。そして本編も睦メインで、この子のキャラクターのためでしょうか、明るい雰囲気がとてもよい感じです。しかし、睦さん、いろいろいい加減な感じで、そしてメイドの格好。これ、可愛いな。あんまりいやらしくない、独特のさっぱり感がある、それがとてもいいと思います。

『球場のシンデレラ』、面白いですよ。今回はデッドボール特集なんですが、基本当てたくないといってるピッチャーなんだけど、監督には容赦なく当てるっていうの、コミカルに描かれながらちょっぴりブラックで、面白いんですね。デッドボールがあるとメールがたくさん届くというのも、いかにもありそうで、すごく面白い。野球の漫画というのは、もうネタが出尽くしたといってもいいくらいに描かれてきたと思うのですが、それでもこんなに面白いというのが素晴しい。ほんと、派手さはないけど、じわじわ効いてきて、どっと面白い、そんな漫画です。

  • 『まんがタイムオリジナル』第30巻第5号(2011年5月号)

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