2011年3月18日金曜日

『まんがタイムきららミラク』Vol. 1

『まんがタイムきららミラク』Vol. 1、昨日の続きです。

『Lisa Step!』、これは学園ものでも、教員側がメイン。英語科教員のリサ。イギリスからきたお嬢さん。高校生の時分、日本に留学してたことから日本語は話せる。そんなリサ先生と、ちょっと個性的な先生たちのコミュニケーション、面白いです。しかし、美術科の三条先生がすごい。ものすごいお嬢? 自分の実感では、こういうの美術よりも音楽にいそう、なんて思うんですが、いやまあなかなかにいい感じ。化学・生物の御子神先生、体育の日野先生、皆それぞれにいいキャラクターしてて、あのサンドイッチの顛末とか、本当によかったです。で、国語科の小宮先生。この人はすごく普通ですね。その普通さが、なんかすごく印象的でした。

『スイートマジックシンドローム』、父の転勤にともなう引っ越しのため、これまで友達を作れずにいた甘子。ようやく引っ越し続きの生活から脱したこの子の高校生活。友達作ろうとして、部活に入ろう、けど目当ての部活は部員不足でなくなってしまっていた! ああ、なるほど! ここから部員を探していくって話になるんだな、そう思ったら、いやあまいりました。たまたま買ったプリンから、不思議な女の子、プリンが現われたってんですね。お菓子王国の第二王女にして魔法使い。この子と一緒に暮らし、この子と一緒に茶道部復活を目指すっていう、ちょっと毛色の違う部活動ものになりそう。なかなかにいい感触ありました。

『るーてぃんルーティン』。これ、冒頭4ページがコンピュータを前にボイスチャットしてるシーンだけで構成されてたもんだから、もしかして完全会話主体だったりする!? と思ったら、そんなことはありませんでした。でも、この対話メインだった冒頭、これも面白かった。うまく登場人物の個性を見せてくれるのもいい。リンちゃん、この子は可愛いね。それで後半、ヒロインの綾、この人のバックグラウンドやらもろもろ、ちょっと描かれて、なるほど、高校時分の友達、京子との関係、ちょっとだけ複雑な気持ちもありそうだけど、なかなかにいい感じ。で、オフ会やるんだ。なんだか、リンは嫌がりそうな予感がしますね。

『びぎなーず9』、これも部活もの。野球部を作ろうっていうんですね。ヒロインたまちゃんはピッチャー。友人のかなを引き込むかたちで、野球部を作ろうと談判する。それで保健医(原文ママね)の篠崎先生に挑戦するかたちになるっていうのが面白く、なかなか真面目な野球もの、部活ものになりそうな感じです。しかし、絵の雰囲気、まるっこくて可愛い。うまくデフォルメされてて、いい雰囲気だなって思います。

  • 『まんがタイムきららミラク』Vol. 1 (『まんがタイムきらら』2011年5月号増刊)

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