2011年3月23日水曜日

『まんがタイムファミリー』2011年5月号

『まんがタイムファミリー』2011年5月号、一昨日の続きです。

『はなとふたば』、ゲストです。双子の姉弟ものですね。姉ユキは女子校へ、弟タキは男子校へ。それから数ヶ月、弟の様子がおかしい……。しかし、ちょっと神経質な絵柄、ヒロインもまた神経質そうで、これは大変に好みです。変わっていく弟に物思う姉。弟はいつだって姉に付き従うものだ、そうした気持ちでもあったものか。けれど、いつまでも小さな弟じゃない、ひとりで歩いていく弟に寂しさでも感じたか、非常にセンシティブな姉の気持ちの揺れ動き、とてもよいと思ったわけですよ。しかしね、弟の初恋? それを結果的に阻止したことになっちゃうのかな? そうした展開。これはなかなかに面白そうですよ。

『くらドル』、ゲストです。私立山之宮高校の落ちこぼれクラス、花組に所属する生徒たちの物語。高校生にして円の面積で迷う、台形の面積で誤るレベルだというのですね。しかし、メインは学力格差ではないみたいですね。花組にやってきた天野君。女子が苦手という彼、その原因である瓜木さんと花組にて遭遇して、そして女子への恐怖を克服していこうという展開ですね。しかし、天野くん、ほぼまともな表情が出ていません。克服のあかつきには、もっといろいろな表情が出るのでしょうか。ちょっと楽しみにしたく思いますね。

『天然MAMA日記』、次女高校受験、なのだそうです。それにともなう思い出がたりとでもいいますか、夫の神童といわれた小学生時代から転落にいたるまでの道のり、ああ、これは私と一緒だ。神童とはいわれなかったけど、勉強しないでも授業の内容、すらすらわかったから、勉強する癖ってのがつかなくて、後にえらいことになるんですね。いやあ、もう、大変。勉強が面白いって思うようになったの、大学にいってからだったな。もっと早く気付いてたらなって、今でも思います。

今回の話を見ていると、無理めの学校に無理して進学するよりも、余裕をもって勉強できる方がいい、つまり身の丈にあった進学をすることの大切さみたいなのがわかるように思います。ゆっくりといいますか、自分のペースで勉強できる、後から伸びるタイプの人には、そうした進学のしかたがよいように思ったのです。それと、子供への勉強のさせかた。あれは素晴しい。しろっていわない。一緒にしようという。それは本当に素晴しい。これはためになりました。子供相手だけでなく、大人でも一緒ですよね。覚えておきたいことと思います。

  • 『まんがタイムファミリー』第29巻第5号(2011年5月号)

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