2005年8月10日水曜日

ダブルキャスト

 毎日毎日あっついなあー、というわけでやるドラ。夏の季節ものにしてやるドラ第一作である『ダブルキャスト』を思い出してみようかと思います。

私がはじめてプレイしたのは『サンパギータ』で、その次にプレイしたのが『ダブルキャスト』。おそらく遊んだ総時間は『ダブルキャスト』がまさります。達成率で比較すると、『ダブルキャスト』が一番高いんですよね。これはおそらく『サンパギータ』でやるドラの楽しみを知り、次いで『ダブルキャスト』でやるドラの遊び方を知った。いや、効率のいい達成率の稼ぎ方を知ったといったほうがいいのかな?

違う方面から見れば、後期やるドラの『サンパギータ』に比べ、初期やるドラである『ダブルキャスト』の方がやさしめなのかも知れません。少なくとも、ルートの捜索に関してなら、『ダブルキャスト』の方が素直であるということなのかも知れません。

ところがですよ、それでも達成率100%にたどり着けないのがやるドラなのですね。私はとうから100%は諦めていますが、当時、バイト先の若いのが100%にチャレンジして、ものすごい攻略チャートを作成しながら挑んだというのに敗退。単純にルートや分岐を潰すだけではどうもだめらしいという話をしたことを思い出します。

けどさ、やっぱり見落としているシーンがあるというのはちょっと悲しいのさ。例えば、『ダブルキャスト』でいうと、ラーメン屋での美月。頭の上に結んだ髪が鼻の下まで落ちてきているシーンがあるはずなのです。ですが私は見てない。ちょっとくやしい、 — という感じで達成率を上げたいという気持ちは高まり、一時は毎日毎日『ダブルキャスト』のスキッププレイをしていたのですが、さすがに疲れちゃってやめました。

やるドラ100%は、常人にはそもたどり着けない領域なのです。

普通にゲームをして楽しむということに関してなら、おそらく『ダブルキャスト』が一番楽しめるのではないかと思います。意外性のあるストーリー(けど、勘が良ければ説明書で落ちがばれる……。説明書は熟読してはいかんのじゃ!)に、ハードな描写(人によってはトラウマになるとか……)。BGMも凝っていて、ここそこに不気味なささやき声や笑い声が挿入されて、ざわざわした感じをしっかり演出しています。いやあ、私は好きでしたよ。あのぞぞっとくる感じ!

やるドラにおける私の好みは最も地味な『雪割りの花』に決着しますが、ですが次点となれば『ダブルキャスト』となるのでしょう。そして、一般にお勧めするとなればやはり『ダブルキャスト』。『ダブルキャスト』は、もっともやるドラらしいタイトルだったのではないかと思います。

ところで、私は楠木翔子が好きでした。理由は、内緒です。

CD

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