2010年7月7日水曜日

『まんがタイム』2010年8月号

本日は七夕、『まんがタイム』2010年8月号の発売日でもあります。表紙は『おとぼけ課長』を中心に、夏の食事でありましょうか、焼きイカ、焼きそば、トウモロコシにビール、かき氷もあって、冷たいものがビールとかき氷だけというのが意外でありました。屋台の食事。夏に出歩くことのなくなった昨今、なかなかに口にする機会がありません。

『おしかけシスター』、ゲストです。アキタコウという人。でも、この絵には見覚えがあるぞ。なんだろう、どこで見たろうか。このパーマの具合、そして目の表現、すごく覚えがある。調べてわかりました。『あいらぶ日和』の人か! いい漫画です。好きでしたよ。

さて、『おしかけシスター』。なんか、ぐうたらなお姉ちゃんが、弟を頼って田舎からやってきた。しかも、おしかけというだけあって、引っ越してくるっていうね。とにかく弟大好きといったお姉ちゃんで、見た目に可愛く、行動表情その他もろもろも可愛く、そしてただ弟ラブラブってわけじゃない。弟の好みを見抜き、あわよくば結び付けようとしてくれている? 大きなお世話に思える。けれど、それがなんだか肉親の情みたいなものを内包していて、面白い、あるいはぬくぬくと安心できるような、やすらぎめいた感情を得るのでした。久しぶりに読んで、やっぱりいい作家だなあって思います。

『ほのかのほ』、かがみふみをの新連載です。内気な女の子、薄羽ほのか。この子が、唯一の友人あかりの他に友達を、それも男の子の友達を作っていく、ってそんな感じであるのでしょうか。ほのかの個性、これ、まさにかがみふみをらしいと思わせてくれるものでありまして、かがみふみをファンならがつんとくるんじゃないかなあ。ええ、私は好きです。

『ウルトラ金ちゃん』、最終回でした。この漫画は、なんか見てるだけでほっとして、安らぐようで、子供たちの可愛さもありますが、最後の最後の「ありがとう」がそうであるように、子供たちとともにある自分を振り返り、そして思ったことが語られる、そうした言葉の胸にしみるところ、それがよかったのでした。当たり前と思って、それをいい加減にするんじゃなくて、その当たり前こそが貴重で素晴しい瞬間の連続なんだよと、そう語りかけてくれるような、ともすれば忘れがちのことを思い出させてくれる、ええ、こうしたところが好きだったのでした。新作は、実話系に移って続くみたいですね。でも、『ウルトラ金ちゃん』はこれにて終わり。おつかれさまでした。こうして読めて、いろいろと思うことがあったこと、とてもよかったと思っています。

  • 『まんがタイム』第30巻第8号(2010年8月号)

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