2012年12月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2013年2月号

『まんがタイムきららMAX』2013年2月号、昨日の続きです。

『三種のジンギ!』は、おお娘さんたち、なんて素敵なの。乙女は着物にエプロン、レトロモダンな女給さんでありますよ。可愛いなあ。いろははヨーロッパはチロルあたりの民族衣装? ディアンドルってやつか。そして楓美はチャイナドレス。皆それぞれに似合ってて、とても可愛い。背負った花にも負けない、見事な咲き誇りぶりであります。さて、なんでみんなこんな格好してるかというと、乙女のバイトしてる甘味処、そこのママの趣味でいろいろ衣装取り揃えてるっていうんですね。いやもうほんと、なんて素敵な回でしょう。扉での衣装、それぞれ着けて2段ぶちぬきで紹介。もうほんと、どのお嬢さんも綺麗で、素晴しいですね。お客さんがいない間は、ちょっと緩めにおしゃべりしたりして、そしてお客さんがきたら、もう大盛り上がり。なんだこの羨ましい状況は! ってんでお客さんがお客さんを呼んで、大繁盛。まさかのチャージ料も、ママの一言で笑って承諾。ノリのいいお客たち。いいなあ。この漫画のよさは、こうしたノリも気持ちもいい人たち、それもあるんだなって思わされたのですよ。

『▲コンプレックス』、鋼太、見事に告白しましたね。好きだ。短くしかし的確に、けれど鋼音には恋の告白としては届かず、家族のままでいさせてくれ。これを告げた鋼音も、そして恋やぶれた鋼太も、どちらも落ち込んで、鋼音をはげますのは円、鋼太にはひのり、それぞれに思い思われている、その感触がいいですね。そして円はさらに踏み込み、鋼音に対し好きですと。ああ、これまでは偽装だった、芝居だった。けれどこの気持ちはもうとめられない、嘘にはできない。告げないではおられなかった。その気持ちを受けて鋼音も、自分の気持ちの正体がわかるまで待っていてほしい、ああ、このふたりは、これまでの関係を発展的に解消し、新たな位置に立ってこれからまた始めようというのですね。皆が踏み出す新たな一歩、なんだろう、すごく心にしみたのです。

『ヒマワリ不在中!』、ゲストです。お母さんが中心の家庭から、お母さんがいなくなってしまった! 単身赴任で海外にいったっていうんですが、残された姉妹と父、一家の命運やいかに。姉はるか高二、妹楓中二、姉は気立てはいいみたいですが料理やら家事やら、いまいち駄目っぽいですね。対して妹は、家事にせよなんにせよ能力は高いのだけど、メンタルが弱い。失敗して落ち込み、ぴちゃっとはねたお茶が制服についても落ち込む。いいなあ、この妹。こういう極端キャラ、どうも好みみたいですよ。姉と妹が、不慣れながらも家事やらいろいろ、分担して頑張っていく、そうした助けあいの姿、これはいいなあ。また、お母さんの味と違う、ちゃんと教わっておいたらよかった、楓のメランコリー、あの常にハイなはるかとは対照的で、けどそれだけに切なく胸にささる、またそれだけに姉の支えで楓がやすらぐのを見てほっとする。ええ、いい姉妹じゃないですか。それだけに、お父さん、頑張って! 応援するから!

ふわふわ科学』は、おおスケートの科学? 私、スケート、好きだったんですよ。今だと、筋力がぜんぜんないから、もう本当に全然すべれないんですけどね。さて、摩擦ですよ。分子間力とかが関係してるとかでしたっけ? 身近にある摩擦、鉛筆消しゴム、タイヤに蓋、ネジ、釘、いろいろなものに摩擦は関係している。動摩擦、静摩擦、ああ、すっかり忘れてた言葉です。摩擦によって固定されているもの、また摩擦熱を利用した発火法、いろいろ紹介されて、フッ素樹脂加工についても。へー、フッ素樹脂って最も摩擦が少ないのか。それで焦げつかないのか。ええ、ええ、勉強になりますよ。スケートの滑るメカニズム、それは実はよくわかってない。そうなのかー。圧力融解説、こちらだと思ってたんですが、いろいろあるんですね。また氷筍についても、知りませんでした。世の中は知らないものが一杯です。しかし、カホ、スケートどうだったんだろう。最後のカホの勢い、家まで来た、面白かったです。ほんと可愛い人ですよ。

『放課後ことば倶楽部』、ゲストです。ろん子と文、本あるいは言葉を軸に展開するエピソード、って感じでありますね。今回は三国志からはじまり、四知、天知る地知る我知る人知る、ああ、これって三国志に由来する話だったんだ。エピソード自体はしってましたが、その由来とかまでは知りませんでした。ろん子、いわゆる腐女子? BLとかを嗜むお嬢さん。いろいろ残念で、ちょっと不真面目? 対して文はやたら真面目っぽくて、眼鏡おかっぱ、可愛いなあ。なんのかんのいってふたり仲がよくて、そして文、ろん子の読んでたBL三国志に手を出してしまう。ええ、このくだり、なんだか妙によかったですよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第10巻第2号(2013年2月号)

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