こないだDS版を買うんじゃないかな
といっていた『フロントミッション ザ・ファースト』ですが、実をいいますと、もう買ってます。ええっと、この間の日曜日だったかな、に買ったんですが、最初は『世界樹の迷宮』が終わってないからプレイしないつもりでいたというのに、結局我慢できずにはじめてしまいました。そうしたら、なんてのかな、ちょっとはまってしまった状態になってしまいまして、いや、時間がなかったり体調崩していたりしたからまだそんなには進んでおらず、基本シナリオのO.C.U.編もいまだ中盤にさしかからずといったところでしかないのですが、面白いんですね。いや、単純でそんなにハードでないゲームなんですが、けどなんか放っておくと何時間でも遊んでしまいそうな勢い。一体なにがこんなに私に訴えるのか本当に疑問、そう思うくらいに遊んでしまうゲームです。
さて、いまだ中盤に入らずといっている状況ですが、すでにヤンがえらいことになってるというのはどうしたものでしょう。主人公(プレイヤーキャラ)ロイドを上回る成長の速さで、鬼のスナイパーサカタよりも攻撃力では劣るはずなのに、いざ戦いとなるとヤンほど頼りになるのもいないというくらいに強い。私の基本戦術は、遠距離からミサイルで削った後にロイド、サカタの精密射撃で両腕を破壊、武装解除してから低レベル者が掃除するというものなんですが、ヤンだけはこうした戦術の埒外です。とにかく前線に出してしまう。それだけで敵が片っ端から破壊されて、結果またヤンが強くなるという、そういう循環ができあがってしまっています。
DS版からは敵もチャフ等のアイテムを使うようになったのですが、チャフのためミサイルが無力化されるという時なんかにヤンは非常に好都合。とりあえず敵のチャフ効果付きミサイラーにヤンをぶつけてみる。First発動(先制攻撃)、片腕破壊、Double発動(連続攻撃)、足破壊、またまたDouble発動、ボディ破壊。って、待ってくれ、ひとりで全部壊さないでー!
ぬるめのSLGですから、ひとりも脱落者を出さずにクリアするを目標にしている私は、敵一体に対し味方二体から三体でかかるようにしているのですが、ヤンに関してはひとりで二体三体を相手にできる、そんな感じです。というか強すぎ。格闘系ではグレゴリオなんかも主力になりそうなのに、なぜかヤンにはかなわないって感じで、一体なにが原因なのかわかりません。
このゲームの問題は、敵が、というかミッションがそんなに手ごわくないということだと思うのですが、だって戦うということに関してはコロシアムの方がずっと手ごわくて、ミッションで戦ってる敵って正規兵のはずなんだけどな……。まあ、コロシアム級の敵がごろごろいたら非常に厳しいゲームになるとは思うので、これはこれでいいとは思うんですが。あと、これは私が悪いんですが、低レベル者を少しでも強化しようとコロシアムで鍛えているものですから、持ち金がすごいことになってまして、そんなわけで新しい街に着いたら最強のパーツ、最強の武器で揃えるというのがお定まりのパターンになっています。これをすると、基本的にボディも武器もそれほどのバリエーションはなくなるんですよね。マシンガンはちょっと選択の余地がありそうだけど(発射数をとるか一発あたりの強さをとるか)、ライフルとなるともうダメージのでかさが命となるわけで、だから結局みんな同じ武器を持ってしまう。アタッカーかミサイラーか格闘家かくらいしか区別がなくなって、それぞれの機体構成に違いはほとんどないから、ちょっともったいない。本当に惜しいところだと思います。
DS版に関しては、SFC版よりも難易度があがってるらしいと聞きますが、現状それらしい感じはせず、難しさにストレスためるようなこともなく、楽々進めていけそうに思います。だから、多分違いが出てくるとすればPS版からの新シナリオU.S.N.編でしょう。これは本当の初プレイになりますので、どういうものか楽しみです。けど、そうならそうでコロシアムに入り浸るのをやめて、さっさとO.C.U.編をクリアすればいいのに。とはいえ、やっぱり遊べるものはしっかり遊びたいと思うわけで……。
U.S.N.編はちょっと先になりそうです。
それはまだ私がエンヤをその名前でしか知らなかった頃の話で、大学生だったか、そのくらい。確か夜の十二時を少しまわったくらいのテレビで、こちらを凝視して歌う女性がすごく印象的なPVが流されていたのでした。私は、そのPVの様子もですが、それ以上にその音楽の印象にすっかりとらわれてしまって、けれど私にはその曲名も歌っている人も覚えられずに、だから普通に考えると、わからないままに忘れ去られるほかないという、そんな出会いであったのです。ですが、運がよかったんでしょうね、その後その曲がエンヤのAnywhere isであることが知れて、だから私はすぐさまその曲の収録されているアルバムを買いにいきました。それがThe Memory of Trees。私がエンヤという人を意識して聴いたはじめてのアルバムです。
微妙なセンスが売り(?)の女子スリーピースバンド、サイダースとその活躍を描いた漫画『
『
今日職場にて『
いったいなにで書いたものかわからなくなったときには、Amazon.co.jpのおすすめを見て回るに限ります。自分のこれまで購入した本、評価した本のデータを元に生成されるお薦め本、有り体にいえばこの商品を買った人はこんな商品も買っていますでしかなくて、こりゃちょっとどうだろうというようなラインナップも多いのですが、けどこと本ですからね、やっぱり好みというのは似てきます。お薦めのなかにはそれは持ってるというのも結構あって、だからこのシステムというのは結構有効なんじゃないかなと思っています。さて、そんなお薦め一覧を眺めていて、目に留まったのが福満しげゆきの『やっぱり心の旅だよ』。この漫画、書店で出会ったときになんだか妙に訴えるところがあって、一度は流したのですが、結局は買ってしまったというそんな本です。この本がお薦めにあがってくるのを見て、なかなか鋭いところを突きやがるなあ、じゃあちょいとこれで書いてみようかと思ったのでした。

今日は『
いかすなあ、山口貴由。なんかね、『


『P. ハート』のP.とはなにかというと、pediatricsの頭文字であります。ペディアトリックス、すなわち小児科のこと。小児科医藤咲夏季を主人公として、小児科の現場におけるいろいろが描かれる漫画といえばその雰囲気もつかめるのではないかと思います。子供を患者とする小児科の難しさや、子供と親の関係、心の動いていく様など、小児の病気を軸にドラマが展開され、そしてそれはきっとよりよい方向へと進もうとするものだから、医療を題材としたハートフルストーリーといった感触が読後に残ります。けれど、それらはいわば前景であるというべきで、後景にまで目を向ければ、小児医をとりまく医療の状況や地方における現状など、シビアなテーマが広がっていることがわかります。一見あたりがやわらかなんだけれども踏み込んでみると実は硬派という、多様な読み方、楽しみ方のできる良作です。

『
『街角花だより』は実はずっと心残りだったのです。私のはじめて出会ったこうの史代の漫画で、たまたまもらった雑誌『クレヨンしんちゃん特集号』にその最終回が収録されていたんですね。でも、その時は特に記憶にとどめるでもなく、そのままに流してしまったのですが、ところが再び出会うのです。それはいつかというと、『山田のりこ』目当てで買いはじめた『まんがタウン・オリジナル』でして、けどまあ運の悪いというかどういうタイミングなのか、その回というのも最終回だったんです。ええと、ちょっと話がややこしいので整理しますと、『街角花だより』には二種類あるのです。『クレしん特集号』時代のものと『タウン・オリジナル』時代のものの二種類。よりにもよって私というやつは、その両方の最終回ばかりを読んでいる。そういう偶然があったのです。
かつて妹ブームなんてのが吹き荒れた頃には、興味なんかないねっ、とばかりに無視してやり過ごしたのですが、そうしたブームが過去のものになろうとしている昨今、なんだか妙に妹ものってのも悪くはないんじゃないかという思いがもやもやと湧き上がってきまして、しかし一体この宗旨替えはどういうことなんでしょう。推測しますに、ブーム渦中の妹ものによくよく見受けられた、あざとさというかあまりに型にはまりすぎていた様というか、そうした傾向に対する反発があったのが、ブームが過ぎるとともに薄らいだのでしょう。そうなれば、妹ものはパターンから脱してより自由な作風に彩られるようになり、私にしても受け入れやすくなったというわけで、まさしくブームが環境を成熟させたというやつなんだと思います? いや、なんかたいそうな話だな。書いておいてなんですが、そこまで大げさに捉えているつもりはないんですが。なんだかなあ。
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やっぱりね、終わるっていうことはすなわち寂しかったり侘びしかったりするものだと思うんですよ。例え、今その場にコミットしていない私のような人間にしても、そこで過ごした時間があり、そこで得た人間関係もあり、そしてそれがなんだかかけがえのないように思えるというのであらばなおさら、寂しさは募るってものです。終わる。一体なにが終わるのかというと、『ときめきメモリアルONLINE』のサービスが終わります。その期日はすでに発表されて、2007年7月31日。そうか。あと五ヶ月弱か。きっとあっという間に経つでしょうね。気付いたら7月31日の夜、サービスの閉じられるその瞬間に果たして私はどこにいるのか。私は今、ベータのあの最終の時刻を待つ教室のできごとを思いだしています。前夜の大告白大会の余韻もすっかりと静まった穏やかな時間。わざわざ有給を取った馬鹿がひとり、そして仕事にいくという直前にログインしてくれたあの人に私は連絡してくれとアドレスを告げて、思えばあれが私にとってのクライマックスだったと思います。思い返すだけでじんとするさ。いい時間を過ごしたもんだと思うのです。
以前、私は身も蓋もない女の子中心漫画が大好きだといったことがありましたが、その身も蓋もない『
私のいく書店のひとつは、あんまり書店らしくない実にコンビニライクなチェーン店ではあるのですが、売れ筋の本があるとがっつりと仕入れて展開する傾向があるようで、おかげで見逃したり気付かなかったりした本を手にできる可能性があがる。非常にありがたいと思っています。昨日、私がその書店の平積みに見つけたのが姜尚中の新書『ニッポン・サバイバル』だったのですが、てっきり昨日出たのかと思ったんですが、いやいや、そうじゃなくて二月に出版されていた模様です。そうかあ、すっかり気付かないでいました。で、私はこの本買ったのですが、読んでみて実に意外な感じがしまして、それは姜尚中の語り口といいますか、それが非常に柔和というか親しみ深いというか、そういう感じを演出しているというか、自分のこれまで感じていたこの人の印象とはずいぶん違ってるなと、そう思ったもので、というのもこの本のベースになったのは、インターネット上での連載だったとのこと。なるほど、各章の頭にあるみんなの声というのは連載に寄せられた声だったのですね。どうやって集めたんだろうと疑問に思っておりました。
こないだ、ルチアーノ・ベリオの『
『
以前、『
