iTunes Storeにてダウンロードした音楽について、第二弾。その最終曲を飾ったのはm-floのCome Againでした。いや、この曲、めちゃくちゃ流行りましたよね。テレビで、ラジオで、そして街に出ても耳にするくらいにあちこちで流されていて、ジャンルはなんなんだろう、iTSによればJ-Pop。もうちょっと厳密にとるとエレクトロニカとかになるんでしょうか。打ち込み系と言い切っちゃっていいのかな。シンセドラムのビートにポップでおしゃれな女声のメロディが乗って、私が書くとちっともおしゃれに感じられないというのがあれですが、まあそれは仕方がない。けど、本当に私はこの曲、好きだったんですよ。
でも、よくよく耳にするところというのは、その女声のメロディが駆け抜けていくところで、だから私はこのm-floっていうの、ピチカートファイブみたいなグループかと思っていたんですが、いやはや、まったく違ったんですね。私がこの曲を頭から最後まで通しで聴いたのは東京へ向かう夜行バスの車内、気でも立っていたか、東京という私から見れば異境にほかならない場所への移動に気持ちが高ぶっていたのか、寝つかれない夜。私はバスの提供する音楽を備え付けのヘッドホン越しに聴きながら、窓の外眺めていたのです。どこを走ってるかもわからず、後ろへ後ろへ置き去りにされる見知らぬ風景。その時のBGMのひとつがm-floのCome Againであったと、そうしたことがあったのでした。
私、この曲が好きだといっていましたが、けど通しで聴いたのはこの時がはじめてで、いやいや、まさかラップが入ってくるとは思わなかったですよ。ええーっ、この曲ってラップがついてくるのか、って意外に思って、いやだなあ(失礼)だなんて思ったものですが、けどラップがついてくるんじゃなくてむしろそっちが主というかなんというか。ものを知らないことを白状していますが、けど私にとってはこのラップは違和感の感じられるものでしかなかったので、気分としてはすごく微妙でありました。曲としては好き。でもラップはちょっと……。こんな風になんかコメントしづらいところのある歌なのです。
久しぶりに、それこそほんとに五年ぶりくらいかな、聴いてみて、やっぱりラップはちょっと好きになれない感じなんですが、曲調、 — リズムやビート、メロディの耳に当たってくる感じはすごく好みです。だから多分これからも私はこの曲を聴いて、好きな部分とあんまり好きじゃない部分が交互に現れるところに苦笑いしながら、東京に向かって走るバスの夜を思い出し、当時私のあった環境、出会った人や楽しかった事々を思い出すのではないかと思います。
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