2011年9月24日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2011年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2011年11月号、発売されました。表紙は『魔法少女かずみ☆マギカ』。こ、これがフォワード!? と思うくらい、かつてない表紙だと思います。時期的にハロウィンですよね。かぼちゃと魔女とお菓子なんだけれど、なんだろう、すごくゴールデン。女の子3人、すごく魅力的なんだけれど、なんだろう、フォワード、新局面だなあ。そんな表紙。すごくゴージャスで、きらびやか。派手なんだけど、なんか重厚なんですね。

夢喰いメリー』、アハテルノーテ戦であります。って、ちゃんとひとりずつ名前あるのか。エオリアとアイオニア。どひー、これ双子の夢魔と見せかけて、実は七つ子でした。ドリアとかミクソリディアとか、どばどば出てきちゃう、だったらどうしようとか思って、はらはらしながら読みました。エオリア、アイオニアということは、アイオニアが明るくて、エオリアは暗いとか、そんな性格の違いとかあるのかしら。いや、どうもそっくりな感じ、違いとかなさそうに感じます。しかし、今回は由衣がすごかった。以前は、こっそり隠れてるといっていた、戦いからは最も遠くにありそうなこの人が、こんなにも前面に立って、この戦う術を持たない人が前へ前へと押し立つ、倒れても、倒されても、それでも前へって、本当、素晴しいな。これは本当に意思の力なんだろう、気持ち、心の物語なんだなって、実に思い知らされました。

そして最後には、待ってました! ですね。いよいよ次回に期待が高まります。はいいんだけど、アハテルノーテ、いちいち可愛いなとか、イチマちゃん、ロンリネスなんだ! みたいな感想、どうにもいってる余裕がなかったです。

『ハームフル・ビューティフル』、高崎ゆうきの新作です。って、いやいやちょっと驚きました。だってのっけから漫画家が死んでる。ええーっ、またまたえらいこと殺伐な。フォワードは殺伐とほのぼのの落差がものすごいな。驚いたわけですが、ああ、ああ、これ主人公の妄想? ああ、なるほど、枠っていうか、コマとコマの間、黒かったもんね、妄想ね、と思ったけど、やあ、それはまったくもって、私が妄想と思いたかったってだけだった。主人公は高校生、クラスの女の子を発想の原点にしてエロ漫画を描いている。仕事で? うん、仕事としてですよね。というわけで、主人公高屋京太郎の妄想の中でちょいエロを展開し、そして彼が命を狙われる? そんなスリリングな方向に進みそうです。

『せなかぐらし』は、なんだろう、実に素晴しい。巡がだんだん変わっていく。以前はいろいろ無神経だったりして、妹恵麻から嫌だといわれてたりしたのに、ああ、お隣さんの影響がいい方向に作用してますよね。で、恵麻のえらいこと赤面しちゃってるの、ちょっと驚いた。それはびっくりしたから? それともお兄ちゃんにどきっとしたとか? わかんないんですが、いや、後者っぽいって思ってるんですが、そう思うのは私の願望がゆえかも知れないので、あんまりそうはいいたくない。で、赤面というと、巡がすごいよね。あの展開、あの反応は想像もしなかったですよ。菓奈と一緒にいった買い物の帰り道、自分の感じている気持ちの正体に気がついて、赤面して、それを両手で隠しちゃうんだ! しかも、キャアって! 思わず逃げ出しちゃうとか、なんて可愛いの! いや、ほんと、これ可愛いのヒロインじゃないな。巡だよ。巡すごいね、いや、もうほんと、彼がヒロインでかまわないと思います。

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