2011年9月3日土曜日

『まんがホーム』2011年10月号

『まんがホーム』2011年10月号、昨日の続きです。

『南の島のサツキ』、ゲスト2回目です。離島に暮らす女の子。クラスの人数、いや学校全員か、が5人。そこに転入生がひとり加わって、やっとこさ6人になったという、そんな土地。サツキは素直で元気で明るくて、とんでもなくいい子、そんな感じなんだけど、転入してきた結城冬眞、この人はなにか不満でもあるようで、荒れている? けれど、こんな彼をサツキが変える。そんな展開が用意されているように思えます。けど、いきなり制服脱いで飛び込んでって、鮮烈だけれど、違う意味でドキドキするな。あれ、あがる時どうなるんだろう。いらんこと心配しています。

『あゆみさんは心配性』って、まだゲストだったのか。心配性のお姉さん、なんだけど、初期の頃の見てるこちらが心配になるような心配性から、ああ、またお姉さん、やらかしちゃったよ! そんな感じになったものだから、今は安心して楽しめる。失敗にもほのぼのとした感じがあって、いや、これいいですよ。安定して面白い。あゆみさんもすごく可愛い。あの固まっちゃってるっていうのも、いやほんと可愛い。まあ、ちょっと別の意味で心配だったりもしますけど、もういい大人なのに。お盆のお墓参り、おじいちゃんあばあちゃんにも愛されてる。お父さんには溺愛されてる。いや、その心配されるの、わかります。けど、心配されるのは危ういからだけじゃないよね。友達からも愛されてるもの。その感じ、いい人感がもうたまりません。

あ、そうそう、すず虫逃がして、弟に助けを求める。あの時の顔、あれはいいなあ。ものすごいキュートじゃん。それから、お母さんによく似てる! こういう、決めになるコマの表現、表情、それがすごく素敵です。固まる瞬間とかも、動きがあって、それが止まると感じさせる。すごくいい絵でした。

『腐女子主婦がゆく!』、えらいことになってきてるな。最初に出てきた馬のスクリーントーン。これ、いったいなんなのか、そう思ってたら、うわあ、驚きの手抜きアイデアだな。いや、さすがにこれはギャグ、本気じゃあるまい。そう思って、いやだって、パカランパカランのギャップ、どう見ても落ちなんだもの。M元嬢の帽子の指摘をうけて出された対応策とか見れば、なおさらギャグ。これ、ほんとに真面目に笑わせにきてるだろう。それこそ、BL作家を目標に! とかじゃなく、漫画家自虐ネタで笑わせよう、そんな漫画になっていると思います。

  • 『まんがホーム』第25巻第10号(2011年10月号)

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