2012年1月17日火曜日

『まんがタイムファミリー』2012年3月号

『まんがタイムファミリー』2012年3月号、発売されました。表紙、テーマは節分ですね。『ぽちゃぽちゃ水泳部』のカツ代は虎のビキニで鬼の扮装、なんですが、なぜか、ほら、遊園地にあったりする、ボールぶつける鬼の人形、あれになっております。他には、長大な太巻きにぐるぐる巻きにされてる『椿さん』、そして両手に鬼やらいを持った『教師諸君!!』西名先生。そして『めがねのキミと博物館』の単行本発売告知も載っています。

教師諸君!!』は2月のイベントであります。針供養にカーニバル、って、ちゃんと謝肉祭の後に断食がくることが話題にのぼるのがいいですよね。そもそもカーニバルというのが、さらば肉よ、を語源にしてるとか? で、今泉先生の手にしている仮面、あれはコメディア・デラルテのドットーレ? ドットーレのキャラクターをもって今泉先生の講義を云々、とかあったりするのかなあ。ないよね。いや、わかりません。さて、本編はバレンタインなんですが、あの深沢先生へのサプライズとか、ロマンチックのかけらもなくて最高です。城先生も、もしやと思わせて、やっぱりあんまりロマンチックじゃない。恋より実の人たちだなあと思わされる、けどそのバイタリティのようなもの、それがなにより、楽しそうなのがいいですね。で、最後の一本。あれがまたよいですね。変わりもの西名先生。けど、彼女のよさ、それがほのかに伝わる、そんないい話だったと思います。

『うのはな3姉妹』は湯豆腐の話。豆腐屋のご飯は毎日豆腐。三女は飽きないっていうけれど、次女はさすがに飽きたとか。で、特別な湯豆腐を作るよと長女。この、期待させてから実際の登場まで時間がかかる、そのじらしよう、見せ方がよかったです。梅乃さんが悪いんじゃない。桜の湯豆腐愛が豆腐の需要を喚起する。テーブルコンロが壊れてしまう。さらには桃子が風邪引きだ! で、魔法の豆腐なんですけど、おおう、これは試してみたい。さすがの親父さん、っていうのもいかしますが、いや、やっぱりそれよりも重曹いれると、あんなふうになるんだ。驚きと興味、食べてみたいという気持ちが盛り上がってしまいますね。

『博士の白衣女子攻略論』は健康診断の話なんですが、ちょっと特別な検診みたいですね。有機溶剤などを使う人のための検診。なので丹沢さんは無関係。あの、ちょっとしたことでうろたえるのが、この人の素直というか、魅力ですよね。しかし、今回は仕事をちょっと離れたからか、なんだかちょっと色っぽい? 普段着、私服、赤星さん、なんというか、めっちゃくちゃ可愛いなあ。んーっ!! とか、もうどうしたらよろしいの!? ってくらい。馬尿酸で大焦りする、あれもよろしいですね。なんというのだろう、いつもクール、そんな人の本音というか地金が出て、それがなんだか魅力的。ところで、私の握力は赤星さんを下回ってます。正直、いろいろやばいです。

『働け!おねえさん』、実にいいなあ。節分の太巻きの話題。あれもこれも業界の陰謀だ! というんだけど、それにちゃんとのって踊ってあげようという、その理由がよかったです。で、大量の太巻き。来島さんが原価で購入したっていうんですけど、それを事務に売りさばく馬渡の手管。あれはいかします。やり手ならやり手と、しっかり見せてくれる、それが嬉しいじゃありませんか。ほかにも来島さんのアイデアとかもね、それから気遣いとかもね、うまく動いて、いきいきしていて、実によかったです。太巻き食べたくなりますね。

  • 『まんがタイムファミリー』第30巻第3号(2012年3月号)

引用

  • 春日ゆら「博士の白衣女子攻略論」,『まんがタイムファミリー』第30巻第3号(2012年3月号),61頁。

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