2012年1月5日木曜日

YAMAHA クラリネット

 最近、トロンボーンを練習中といってましたが、並行してクラリネットも吹いてみたりしています。なんでクラリネット? いえね、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の第2話でクレハちゃんがクラリネットを吹いてるのを見ましてね、おお、これからはクラリネットだ! クラリネットが熱い! そんな気持ちになったのですね。嘘ですけど。あんたどんだけ楽器買ってるんだといわれそうですが、クラリネットはもともと私のじゃなく、姉の持ち物でした。吹奏楽部に入ったらクラリネットパートに編入させられて、楽器を買わされることになった。しかしその後、ユーフォニウムに転向。かくして、使われぬクラリネットが残されることとなったのでした。

もったいないよね。というわけで、学生の頃、クラリネットを習ってみたり、吹奏楽にも参加してみたりしたのですが、いやね、クラリネットって難しいんですよ。リコーダーでもサックスでも、左手親指を操作するとオクターブ音が高くなるでしょう。けど、クラリネットはそうじゃない。よりにもよって12度高くなる。下の音域ではドだった指使いが、上の音域になるとソに早変りだ! って、おい、なんだ、ややこしいな。ソプラノリコーダーとアルトリコーダーを持ち替えながら演奏するみたいな話じゃんか。

ええ、これにどうにも慣れなくて、混乱しながら吹いていたこと思い出します。

クラリネットをまた吹こうかなと思ったのは、クレハちゃんが、ではなくて、単純に楽器があるのに吹かないのはもったいないということ。また、録音できる楽器のバリエーションを増やしたい、そうした気持ちからでした。そのため、心機一転、マウスピースも新調しまして、もともとは楽器同様おさがりのバンドーレンの5RV Lyreを使っていたのですが、M30に換え、しかもこれ、ちゃんとした選定品。やる気が見えますよね。リガチャーもこれだ! というものを用意して、ええ、ちゃんと取り組もうと思ったんですね。

楽器は、購入後一度も調整されていないというのに、まあわりと問題ない感じ。いや、問題あっても気付いてない可能性も高いのだけど。この楽器は、残念ながらあまりいいグレードのものではなく、当時の区分からしたらインペリアルになるのかな。一番安いのはABS管だからよくない、せめて木製のものを、ということで下からふたつめのモデルが選ばれてたように覚えています。今のモデルだと、YCL-450あたりに相当するのかなあ。おそらくは、専門的にいろいろやろうとなるときびしいだろう、でも入門ならよさそう、そういった感じのグレードだと思うんですけど、まあ私にはよいのじゃないでしょうか。

もし将来的に、いろいろやりたい、でもこれじゃ無理! ってなったら、そん時に考えることにしよう。なんせ、今の私にはこの楽器さえ使い込なせていないのだもの。しかし、クラリネットって普通にフラジオの音域も使うのね。びっくりだ。オクターブじゃなく12度あがるという特性から、ただでさえ広い音域を誇る楽器であるのに、さらにフラジオか。とりあえず発音はできるのだけど、あのややこしい指使いをフレーズに組み込むのは至難であるな。いや、ほんと、基礎のスケール練習、そっからやらんといけませんね。

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