『まんがタイムファミリー』2012年3月号、昨日の続きです。
『はなとふたば』、いい感じですね。これはユキが素直になる、いや、自信をつけるっていったらいいのかな。そうしたステップの段階を終えたって感じですね。可愛い格好してのどかちゃんのお店にいったユキ、それがものすごく好評で、けど、好評なのわかるよな。横山くんも挙動不審になってしまうくらい。しかし、タキといい、この漫画の男の子は、どこかおかし可愛い感じです。今回で、ユキがのどかちゃんに一歩踏み込めた、もしかしたらこれまでの誰よりも近付いたのかなあ。ずっと一方的にコンプレックスを抱いてたユキだけど、その彼女がのどかちゃんの不安や失望をやわらげて、そして友達になったのかなあ。正直、タキや横山は視野に入ってこない。今後はわからないですけどね。そんな、女の子の友情もの。いいですよ。
今月のエッセー企画は「大人もカゼの子!」。執筆者は木村和昭、駒倉葛尾、矢直ちなみ、おおた綾乃です。病気故障についてなんですが、職業病あり、それから骨折あり、って、おそろしいな。螺旋骨折とかあるんだ。風邪を引かない工夫なんかはありがたいですね。加湿はしてないんですが、温めるようにして、首にはタオル巻いて、自分もいろいろ工夫しています。そして最後の、筋力の話。ああ、これは私もそうなんだと思います。筋力なくて、脂肪も少ないから、もう寒いのなんのって。いけません。
『B級カメラっ娘』、高原けんじの新作ゲストです。駆け出しカメラマンの女の子、真田ひかりをヒロインにしたコメディですね。報道カメラマンになりたいっていうけど、実際どうやったらなれるんだろう。どっかの報道局に入って、その後独立とかなのかしら。というようなのは考えなくてもいい、気楽に楽しむのが一番といった漫画。実際、ひかりのキャラクター、実にいい性格してるというか、あの根が明るいというか、ほんとこの人の描く漫画のヒロイン、人物は気持ちがいいと感じます。うまいこと広がって、うまいこと展開していってくれたらいいなって思います。
『あきほ必笑宣言!』、こちらも新作ゲストです。作者は芦浦だんこ。『ともえ一本勝負!!』の人ですね。『ともえ一本勝負!!』、これ好きだったんだけどなあ。というか、めちゃくちゃ面白かったのに。さっぱりした女の子たちが、面白くって、可愛くって、最高だった。でも連載は勝ち取れなかったのかあ。残念だ。というわけで、新作。子供のころにいわれた一言が原因して、自分のこと、ブスで面白くないと思い込んじゃった女の子、生方あきほがヒロイン。まあ、それをいった森幸平、この人は友達にからかわれて照れ隠しでそんなこといったんですけど。あきほは幸平に、もう遊ばないといわれたものだから、面白い子になると宣言。その暁には結婚してくれ。子供時分のプロポーズというやつですね。しかし、ご主人様から紙を食べるにいたるボケとツッコミ、その展開、そのテンポ、面白かった。このゲスト回で、あきほの幸平を笑わせるという目的が達成されてしまうので、これが好評で連載にということになったら、リセットするか、あるいはちょっと目的を変えてでも進めるか、みたいになるんでしょうか。しかし、『ともえ一本勝負!!』、あれも掬い上げて欲しいなあ。めちゃくちゃ面白かったと思うんだけどなあ。
- 『まんがタイムファミリー』第30巻第3号(2012年3月号)
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