2012年1月30日月曜日

『まんがタイムきららミラク』2012年3月号

『まんがタイムきららミラク』2012年3月号、先日の続きです。

『メラン・コリー』、めちゃくちゃ面白いです。これ、ある程度方向性を決めた上で描かれているのか、それとも行き当たりばったりで描いてるのか、どっちなんだろう。後者みたく感じられるんですが、前者だったらすごいな。さて、授業受けてるスイカ、結構可愛いんだなって思いましたよ。でもって本編はサッカー、スイカはボールをする、って、いや、そういう冗談だったはずなのに、実際ボールとスイカ取り違え、またもスイカは割れてしまってという、なるほど、この漫画は爆発落ちならぬ、スイカ割り代用頭落ちでいくのか。正直、この展開のわからなさ。ナンセンスさ含め、めちゃくちゃ面白い。その回でなにがあっても次回になれば危機もリセットだろうと、そういう状況を活用して、スイカが運命に翻弄される様を描く。この割り切り、スイカも割れるっていうね。もう、大好きです。

『福33三色パンチ』はコウの一日でありますね。普段着は制服、工具とか大好き。草むらの中子供たちと遊んで、駄菓子屋で粉ジュースを買う。いや、ほんと、楽しそうですよ。で、ちゃんと絵も描いてるんですね。ああ、この人にとっては、遊びや好きなものごと、それらと同じポジションに絵が存在してるんだ。きれいなもの見付けた! 面白いものがあった! よし描こうとなったら没頭して描く。工作も一緒、落書きだってそう。すべてが楽しみを原動力にしているんですね。こういう姿勢、いつかこればかりではいかなくなるかも知れないけど、でもすごく魅力的。人生、こうした興味エンジン、楽しみドライブがなくっちゃ駄目だな。そう思わせてくれるものがあったのでした。

『虹色教室』、ゲストです。異星の女の子たち。アカとかアオとかクロとかシロとか、ちょっと戦隊もの思わせる名前の彼女ら。地球についての情報集めて、地球の食べもの取り寄せたりして、けどさ、セミ入りのアイスは御勘弁ですよ。で、これはこの先、実際に地球のある時代のある場所、学校に訪れて、活動する、そうした展開が待ってるってことなんですよね。なら、次回からが本番でありましょうね。どんなことになるのか、楽しみに待ちたく思います。

『彼女は彼女だけど彼女じゃない』、これもゲストです。学校一可愛い女の子山田愛美がヒロインで、この子に命を狙われる男の子星也、こちらが主人公っぽいですね。しかし、いったいなんでこんなことに? というと、愛美は実は死んでいて、そこに天使が乗り移っている。で、堕天使星也を始末することで人間になるという願いを叶えるのだ、っていうんですね。生きていたころの愛美は、幼なじみの星也のことが大好きで、その身体に残った記憶が天使の気持ちに働きかけて、みたいな展開が予想されるところですが、けど実際ヒロインはすでに死んでいてとか、主人公は命を狙われていてとか、まったく有効な手段じゃないから命は大丈夫そうとはいえ、ちょっと読んでて気持ちは複雑です。でも、まだ導入、物語の展開次第では大丈夫になったりするのかな。人間愛美の復活の可能性とかあったらいいなとか思います。そういう展開は折り込みずみのようにも思うんですが、もしそうなったら、人間愛美と天使との星也とりあい、みたいになったりするのか? わかんないけど、わかんないから、先を待つことにいたしましょう。

  • 『まんがタイムきららミラク』第1巻第1号(2012年3月号)

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