2012年1月7日土曜日

『まんがタイム』2012年2月号

『まんがタイム』2012年2月号、発売されました。新年、まったくの元旦ではないけれど、ちょっとおめでい雰囲気感じさせる表紙となって、『おとぼけ課長』はだるまに両目をいれて、『だってあいちてる』は花丸、『わさんぼん』は紅白の梅の花、いや梅枝は紅梅だけ、お菓子が紅白ですね。そして『ほめよめ』は福の字のはいった煎餅をまいております。

みそララ』、面白いなあ。仕事に打ち込みすぎて、肩首の筋肉は張るし、肌も荒れるし、そういっていたらアロママッサージと足ツボ体験取材の仕事が入ったっていうんですね。で、写真も撮るっていう。服脱いでね、ってことは、誰が撮るの? いつものカメラマン? って思ったら、おお、これははじめての人だ。白川さん。目鼻立ちがこじんまりとしたお姉さん。いや、素敵な人じゃないですか。で、マッサージなんですが、自分の思ってる美しいイメージと現実の落差とか、これはいかしますよ。肝臓のツボを攻められてる時の顔とかね、できあがった写真にダメージ受けるのがいい感じ。で、カジさん、なんかいい感じに!? と思わせて、ちっともそうならんのですね。うん、このふたりはこんな感じで、結局恋愛モードには入らないのが面白いと思います。

『半透明勤務薄井さん』はゲスト掲載なのか。なので、半透明の薄井さんと、半人前の麻生さん。ふたりの様子をうまいこと紹介して、よくまとまってる、そんな話だったと思います。紹介ですよね。薄井さんの面倒見のよさを紹介しつつ、お供えや塩で成仏という設定も紹介しつつ、麻生さんの一生懸命さや薄井さんへの思いやりを描いて、それで見えてくるふたりの関係、これがとてもよかったな、そう思ったんですね。塩ではじめて塩でしめる、そういう展開もよかったなって思います。

『空想彼女』、ゲストです。学生ものですね。なんでかOLかと思った。将棋に打ち込んでる鮫島くんのことが気になる女の子、志帆が主人公。内気な女の子? そう思わせて、おさななじみの蘭に対してはえらい押していくのね。将棋好きの男の子が好きだから、追い掛けて将棋部にはいろう、みたいなこといいながら、全然そういう方向に向かわない。将棋を学ぼうとしても、違う方向にそれていって、なるほど、空想彼女であるわけですね。でも、こういうのも悪くないと思います。志帆の、自分の夢見がちなところ、ちょっと恥ずかしいと思う、そんなところがいい感じです。

『ロコ・モーション』、なかなかいい感じに鉄道知識に踏み込んできてますね。非常ボタンとかね、あれ押しても電車とまらないよ、って、確か非常連絡ボタンって書いてありますよね。あれ押すと、どうしましたー、みたいにいわれるの。一度、なんだったかで押したことあるんですよ。で、非常ブレーキの話とか、知り合いの運転士もいってました。笑い話みたいにいうんですが、そういう危機状況、みんなそれなりにあるみたいですよ。さて、閉塞違反など、なるほど、わかりやすく、こういうのいい感じ。あんまり鐡鐡してなくてもいいけど、こういうのがアクセントとして効いてるの、すごくいいなと思います。

  • 『まんがタイム』第32巻第2号(2012年2月号)

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