2009年2月19日木曜日

50 Jahre Deutsche Harmonia Mundi

 このボックスの存在を知ったのは、購読しているBlog「せろふえ」で取り上げられたのを見てでした。古楽ジャンルで定評あるレーベル、ドイツ・ハルモニア・ムンディの50周年記念ボックスだっていうんですね。なんとCD50枚組が五千円台で買えちゃうという。ええーっ、と驚いて、余裕ができたら買おう、そう思って楽しみにして、待っていたんです。はら、今はどんどん円高が進んでいるとかいいますでしょう。だから、待ったらもっと安くなったりするんじゃないのかなあ、なんて期待をしたんです。そうしたら、六千円台に値が上がってしまいまして、あわてて買いました。いやあ、欲をかいちゃいけませんね。というか、この間の悪さ、これこそが、私のギャンブルや相場に手を出さない理由です。そいつを、まさかCD購入で再確認させられるとは思いもしませんでした。

さて、届きました、50 Jahre Deutsche Harmonia Mundi。

50 Jahre Deutsche Harmonia Mundi

開けました。

50 Jahre Deutsche Harmonia Mundi

驚愕の50枚組!

50 Jahre Deutsche Harmonia Mundi

AstorgaのStabat Materに始まり、

50 Jahre Deutsche Harmonia Mundi

ZelenkaのSimphonieに終わる、長大なコレクション。これだけたくさんあれば、まったく知らない曲どころか、名前を聞いたこともないような作曲家さえ出てくるのですが、けれどしっかり有名どころが押さえられているから、バロックを中心とする古楽の入門にもうってつけかと思われます。バッハなら『ゴルトベルク変奏曲』、『音楽の捧げ物』、『ロ短調ミサ』、『無伴奏チェロ組曲』。ヴィヴァルディの『四季』だってありますよ。もちろんこの他にも有名どころはあるんですが、マショーの『ノートル・ダム・ミサ曲』なんてのは偉大なタイトルだし、ブクステフーデやクープラン、ラッスス、リュリ、パーセル、ラモーなんてのもビッグネーム(フレスコバルディやモンテベルディ、グルックなんかももちろんそうなんだけど、それいうと、ほぼ全員の名前をあげないといかんので……)だし、マラン・マレだとかサント・コロンブはガンバにおいては外すことのできない大家だしで、けど古楽に明るくない人にとっては、このへんはよく知らないということもあるでしょう。

しかし、だからこそ、このボックスが光るのです。50枚組で六千円そこそこという安さは、ただそれだけで魅力ですし、それになにしろハルモニア・ムンディ、質に関しては申し分ありません。入門者にとっては、解説が簡素という弱点もあるかと思いますが、どうせ輸入盤で、日本語解説なんて入ってないんだし、あってもなくても一緒でしょ? というわけで、日本語解説が入っていてもはなから読む気なんてない私は、躊躇なく購入を決定。届いてからは、iTunesに読み込むだけでも一苦労、はたしてどれくらいの日数で全部聴けるだろうと、実に贅沢な悩みでありますよ。

とりあえず、一日に2枚くらいのペースで聴けたらいいかなと思っています。って、それでもおよそひと月かかるのか。脅威のコストパフォーマンス、すごいことになってます。

2 件のコメント:

yujirockets さんのコメント...

記事を読ませていただいて、興味を持って、少し考えて、購入しちゃいました。もともとクラシックは嫌いじゃないのですけれど、そのコレクションは膨大で詳しくないひとにはどれを買ったらよいかわからない。
そんな、私にとってはとてもありがたい商品のような気がします。

ドイツ語など全然わからないわたくしの事、純粋に聞いた感触を得られる、と言う事も期待しちゃう事のひとつではあるけれども。少しの懸念があるのです。それは、これを iTunes に全部読み込ませてしまって良いものかどうかと言う事。すでに内蔵の HD の半分以上は iTunes ライブラリに占領されています。ここに50枚のクラシック CD を読み込ませると。大変な事になるのでは無いかと...。

matsuyuki さんのコメント...

おお、興味を持っていただけたとのこと、ありがたい限りです。

詳しくないと、どれを買っていいかわからないという気持ちはよくわかります。それは実に私のジャズやロックに対して感じるところと同じなのではないかと思うのですよ。私が、アメリカのポップスや日本のフォークを聴くのにデアゴスティーニを選んだのと、似たようなところだろうと思います。

解説に関しては、特になくてもいいような気がするんですよね。もちろん、詳しく知りたいという人にはあった方がいいんだろうけど、でもクラシックの場合は、名曲解説全集みたいなものもありますし、曲のあらましを知るにはそうしたものを利用するのも手です。実際、私の高校時分は、図書室から借り出した名曲解説全集を眺めては、次はどの曲のCDを買おう、欲しいものリストを作っていたものでした。懐かしい。

> これを iTunes に全部読み込ませてしまって良いものかどうかと言う事。

確かに、私もこのボックスをiTunesに読み込むにあたって、iPodの容量を気にしました。多分、50枚全部読み込むと、3GBくらい増えるんじゃないかと思います。でも、私の場合はまだ余裕があったので、大丈夫でした。

私のiTunesライブラリは、もうどう手のつけようもないほどに肥大化しているので、外付けHDに出しちゃってる、というのは以前から書いてましたとおりであります。13446項目、46.33GB。沢山音楽聴く人は、PC本体に蓄積するのではなく、外部に置くようにしたほうがいいような気がします。そうしておくと、起動ディスクに問題が発生しても、ライブラリは問題なく持ち越せますから。まあ、ライブラリが壊れたら一緒なんですけど。

ただ今、バッハのチェロ組曲を聴いています。9枚目ですね。歯切れのいい軽快と感じさせる演奏で、聴いていてすごく楽しいです。しかし、このボックスはやけにチェロが優遇されているような気がします。