さてさて、今年もNHK趣味講座にギターの季節がやってきましたよ。昨年はフォークギターでした。そして今年はエレキギター、それも特にロックギターと断っています。講師は野村義男であります。ああ、よっちゃんだ。この人、昔はアイドルだったのに、気付けばギタリストになっていて、けれどテキストに収録のインタビューを見れば、最初からギターが好きで仕方のない、そんな少年だったんですね。ギターが好きで、弾くのが好きで、そして集めるのも好きでっていう、ほんとにギターが好きでたまらんのだろうなあっていうインタビュー。ギターでお金稼いで、ギター買って、本当にギター中心でまわってるみたいです。
さて、NHKのテキストは説明やらなんやらが丁寧で、もちろんこれ一冊で充分ということはないのですが、道具、基本的知識、奏法解説に読み物まであって、入門者にはうってつけの本だと思います。それこそ、さすがNHKといったらいいのか、楽典やら記譜説明やら、やけにきっちりしていて、ほんと、変な入門書買うくらいなら、こっちの方がずっといいよなと思える、そんな仕上りです。
今回はロックギターということで、扱われる曲もロックの名曲が揃っています。ちょっと書き出してみましょう。
- グランド・ファンク『アメリカン・バンド』
- ディープ・パープル『スモーク・オン・ザ・ウォーター』
- ドゥービー・ブラザーズ『ロング・トレイン・ランニング』
- キッス『デトロイト・ロック・シティ』
- イーグルス『ホテル・カリフォルニア』
- Char『Smoky』
けれど、これら全部の楽譜が収録されてるわけじゃないのは残念でした。私がこうしたテキスト買うのって、楽譜が欲しいからだったりするのですが、だから今回のものはちょっと物足りないといわざるをえないです。
テキストを見てみたところ、パワーコードやブリッジミュートなど、少しずつ弾き方を習っていって、それらの練習に向いた部分の抜粋で稽古するというパターンであるようです。で、それはいいんですけど、最後にくる曲がCharの『Smoky』というのはものすごいなって。なんと、これだけはえらいきちんと楽譜が収録されているんですよ。でも、ギター入門みたいなテキストで、二ヶ月で、パワーコードからはじめて、最後に『Smoky』を弾きます、ってそれ無理だろう。どう考えても、無理だろう。でも、これくらいの大きな目標があった方がいいのかな。やりがいにもなるでしょうし、今は弾けなくとも、いずれは! みたいな感じで取り組むのもよいのかも知れません。
といったわけで、せっかくエレキギターも持ってるわけですから、ここはぼちぼち、ちょっとずつ習っていこうかと思います。『Smoky』が弾けるようになるかはわからんけれど、せっかくムスタング持ってるんですから、これを機会と頑張ってもいいかなって思っています。
- 『NHK チャレンジ! ホビー めざせ! ロック・ギタリスト』日本放送協会,日本放送出版協会編集 (趣味工房シリーズ) 東京:日本放送出版協会,2010年。
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