2010年4月27日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2010年6月号

『まんがタイムオリジナル』2010年6月号、発売です。表紙は、ええと、なんでゴルフ? これからゴルフシーズンなのかな。フルスイングの山下。他にも『トリセツなカテキョ』のヒロイン井原さんとか、『マダム・パープル』のマダムがアイアン? パター? 持っていて、そしてらいかはキャディをやっている。ゴルフはもともと動きの多いスポーツではないから、ある程度の定番ポーズに落ち着くって感じがする表紙でした。

『先生のたまご』は一足はやく連休明けの風景描いていまして、いや、確かに長く休むと身体が鈍るのか、なにをするにも億劫だったりしますよね。エンジンかからない感じ。というような状況、定番といえばそのとおりであると思うのですが、しかしまさか最後にああいう落ちがくるとは予想外でした。ああ、最初からずっとネタふりだったんだって、感心して、そして素直に面白いと思ったのでした。いい落ちだったと思います。私も休日は1日パジャマ派です。

『ヤング松島喜久治』が最終回でした。意外というか、もうちょっとひっぱるのかなって思ったのですが、想像以上にあっさりとした終わりでした。当然、あたりまえではあるのですが、喜久治は千歳のもとに、そんな終わりですよね。あの仲のいい夫婦、その出会いから結婚までを描くと思っていたものですから、やっぱりあっさりとしたラスト、そのように感じます。これで、喜久治の昔の話が終わって、今度からまた現在の派遣編に戻るんでしょうか。それともまったく違うものがくるんでしょうか。いろいろ思ってしまいます。

今回は東屋めめ特集? 『満開!Sister』に加え『すいーとるーむ?』の特別編も掲載、美好さんにスポットライトが当たっています。いつもはしたたか、そんな美好さんですが、今回は独特のマイペース、移り気? なところが描かれたりして、面白かったです。『満開!Sister』もそうなんですが、見た目にはおとなしそうで、けれど実際は策も弄するし、決してやさしいばかりでないという、そういうお嬢さんの描かれるところ。私が東屋めめが好きと思うのは、こうした要素のためなんだろうなって思います。

『ひよりすと』、熊がですね、えらいこと可愛いなって。いや、もう、なんで草介なびかないんだろうって、自分だったらもう駄目だろうなあ、なんて思ってたら、なんと『そこぬけRPG』もそんな感じの展開に。この、男たちの反応の違いは、どれだけ駄目になっちゃってるか、その違いであるんでしょうね。ああ、私も駄目ってことか……。しかし、草介の友人たち、若いのに随分と駄目で、いや、もうほんと駄目で、けれど人っていうのはああしたあり方こそが自然なのかもって思います。

『今日から寺バイト』、終わっちゃいました。ああ、ちょっと残念だ。この漫画、好きだったんですよね、奥さんが可愛くて。っていうのは半分冗談ですが、お寺のこと、僧侶の資格をとろうっていう展開、そういうなかなか触れることのない世界描かれるところがよかったんだろうなって思うんですね。だから、残念です。次回作にご期待くださいとありますけど、ほんまですよ、お願いしますよ。次回作あるなら、また好きになれる漫画だといいなって思います。

しかし、私が好きになると、その漫画は終わるというジンクス、健在だなあと落ち込んで、というわけで、よしむらなつきさんはどうぞお気をつけください。『アトリエZOOへようこそ!』、大好きなんですが、いやほんと面白いと思ってるんです。どうぞ長く続いてくださいよ。

『アトリエZOOへようこそ!』、扉絵、いっつもきれいだなあって感心するんですが、今回はドリルさん、やっぱり魅力的であります。そして内容は、締め切り前の風景、いつも決まって一日足りないと嘆く漫画家の習性とりあげて、けど、東京住むとか代案いろいろ出してますけど、こういう人は一日余裕があったら、一日取り掛かるのが遅れるタイプだと思うんです。というわけで、データ入稿。絶対うまくいかないんだろうなって思ったら、予想以上にうまくいってなくって、なんでインク瓶の蓋あけてあるんですか! こういうナンセンス、大好きです。でもって、気合いの入ったアナログ画とペンタブ画の比較、これ、マウスで描いたんじゃないのんかという出来にしびれます。結局は慣れた道具にまさるものなし、そんな結論でしたけれど、今はデジタルへの移行期、アナログからデジタルへと移っていこうとする人はきっと多いのだろうと思います。慣れるまで、ノウハウが蓄積されるまでが大変なんでしょうね。ええ、私もデジタルへの移行期、その大変と思う気持ち、わかる気がします。

  • 『まんがタイムオリジナル』第29巻第6号(2010年6月号)

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