2009年8月13日木曜日

FENDER-JAPAN MG69

 先日の買い物、いずれおいおい書くといっていたものですが、それはなにかといいますと、ギターです。ギター。私にとって、はじめてのシングルコイル・ピックアップの載ったギター。私にとって、はじめてのトレモロ・ユニットの載ったギター。私にとって、はじめてのコンター加工ありのギター。私にとって、はじめてのボルト・オン・ネック、は違うか。ZO-7がボルト・オンでした。ともあれ、買いました、FENDER-JAPAN MG69。ムスタングといった方がとおりがいいでしょうね。竹中尚人Charが使っていたことから、かつて爆発的に日本だけで売れて、Fender本国が驚いたというエピソードのあるギターであります。

 で、そのムスタングがまた売れてるんだそうでして、あらためて説明するのもなんだか恥ずかしいですが、そうだよ、『けいおん!』だよ、中野梓が使ってるのがフェンダー・ムスタングなんだよ、それで売れてるんだよ。って、語気強めたら免責されるってはずもなくて、ええ、私が買ったのもそれです。赤ボディのマッチングヘッド。カタログ外モデルであるのですが、『けいおん!』がらみでリリースされたムスタングは2種類ありまして、ひとつはCAR、キャンディ・アップル・レッド、もうひとつが私の買ったRED、赤ですね。しかもこれら、結構売れているみたいです。

実をいうと、最初はCARが欲しいと思っていたのですが、ムスタングに関しては通販では買わない。ちゃんと試奏して、納得した上で買おうと思っていて、それで身近に入荷するのを待っていたんです。そうしたら、とりあえずREDが入った。で、試しに弾いてみまして、なんだ、非力だ、弾きにくいだ、いろいろいわれてるけど、そんなにいわれなきゃならないほど、ひどくないじゃん。それに色だけど、別のモデルのCARを見れば、かなり派手で、こりゃREDで充分だなあ。むしろ、ちょっとシックな感じでいいじゃないか、なんて思って、で、楽器なんてものは、音が出りゃ楽しいんだから、まあ、欲しくなりまして、買った。即金で。いや、手持ちがなかったから、ATMに急いだんですけど、衝動買いといえばそうかも知れない。けど、ある程度の覚悟もあったから、衝動買いではないつもりです。

一応は、同カテゴリの楽器もあわせて試奏してて、MG73/CO/OLBだったのですが、もし比較にならないほどこちらがよければ、MG69/MH/REDは諦めるつもりでした。あるいは、MG73を買っていたかも知れないってことなのですが、でも幸いといったらいいのか、MG69の方が音の出がいいと感じられて、こいつは二重の意味でラッキーかも。そう思ったから、とにかく押さえちゃえ、買っちゃえ、ってなったんですね。でも、よく考えたら、できたばかりの楽器と、店頭に在庫していたものを、そのまま比較しちゃ駄目だよなって。だって、弦の新鮮さが違います。どれだけ店頭にあったのかわからないけれど、新しく弦を張ったところの楽器には、余程の差でもないかぎり、そりゃかなわないでしょう。でも、こういうのも縁ってやつなんだと思います。とりあえず、後悔はしてません。大切に手元に置いて、長く弾いていきたいと思います。

ところで、Web上のカタログ見てたら、MG73/CO/OTMがいい色してるなって思えてきて、オーシャン・ターコイス・メタリックですね。私の中でムスタングというと、ちょっとくすんだ青系というイメージが強かったんですが、その印象をさらに推し進めた感じで、なんかいいなあって。でも、もう買わない。ムスタングばっかり買ってもしかたないし。といいながら、MG69/MH/CARを買ったりしてたら、そん時には思いっきり馬鹿にしてやってください。ムスタングはそんなに高くないから、ひょいと買えちゃいそうで、危ないんですよ。

MG69のマッチングヘッド仕様は、REDもCARも限定扱いみたいですが、REDはともかく、CARはカタログモデルにしちゃえばいいのにと思います。別に、色以外に特別なギミックがあるわけでもないし、レギュラーラインにしたら、欲しい人にちゃんといきわたって、それに『けいおん!』関係なしに気にいって買う人もあるだろうし。なんて思うんですが、そう思うのは素人の浅はかさかも知れませんね。いやね、やっぱり楽器は適正に欲しい人のところにいって、それでちゃんと弾いてもらえるっていうのが仕合わせなんだと思うんですよ。人にも店にも、楽器にとっても、仕合わせだと思うんです。

というわけで、私は仕合わせです。ムスタング、かわいいよ。

引用

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