2009年8月24日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2009年10月号

 本日は『まんがタイムきららフォワード』10月号の発売日です。朝、コンビニの雑誌棚、四コマ漫画が置かれているあたりを探したら、わお、真っ赤な表紙で驚きました。表紙は、『純真ミラクル100%』。オクソンとモクソンのふたりが並んだ表紙なのですが、こうして見ると、モクソンは可愛い人だな。そんなこと思ったのは、衣装の威力もあったのかと思います。全体に白くて、ほわほわした雰囲気。それがこのキャラクターの空気なのだと感じました。

『トランジスタティーセット — 電気街路図』。なんか突然過去話になって驚いたのですが、ヒロインすずの昔の話。オキシドールで脱色してたとか、なかなかに衝撃な事実、とはいうけれど、ビジュアル的には金髪でむしろポイントアップじゃん。というか、緑の髪にこそびっくりだ。

多分、これ、なんだか衝撃的な引きで終わったけれど、この人があの人なんだろうな。違うかな? 楽しみにしつつ、次回待ちです。

純真ミラクル100%』は、前回のちょっと怖いといっていた終わり方。その雰囲気をやっぱりちょっと引っぱって、ええ、恋愛と駆け引きと策謀が渦巻いている。そんな話になっていて、ちょっと重い。けれど、この作者はこういう展開が好きなんでしょうね。ちょっとわくわくさせるといってもいいかと思います。不器用な女性たちの、友情と恋模様の入り交じりが、なんだか心をひっかきます。

『少女素数』、髭のお兄さんが少年の身体に引き付けられてしまって……、という話。ちょっと嘘。でもちょっとは本当。前回、前哨戦的水着回だといってましたが、じゃあ今回は水着回本編とでもいったところでしょうか。皆で海にいって、海の生き物と親しみ、そして、ちょっと心の揺れ動きを見せる、そんな終わり方が気になります。いやね、有美ちゃんがね、なにかに気付いてしまった?

それはそうと、水着といえばどうしても肌の露出が増えますが、そんな状態で磯の岩場で遊んでいるっていうの、どう考えても危険だよなあって思って。いやね、大怪我コース!? とか思って、必要以上にはらはらしてしまったんですね。

『さんぶんのいち。』が終わってしまった。おおう。こないだ、引っ越してきたところじゃないかー。終わり方は、結構状況継続的なもので、実際、とことんやってくれって思っていた漫画だったから、この終わりにはちょっと残念って思ってしまいます。らしいといえばらしいのかも知れないし、こういう、ちゃんと三人ともに相手の気持ちに気付いて、それでバランスをとっているみたいな、そういう様子もそんなに悪くないのかも知れないとは思うけど、だったらそれでもう少し読みたかったなって思ったりしました。

天秤は花と遊ぶ』、これも終わり。ええーっ! でも、こちらはきちんと気持ちに決着をつけた、そんな風に思うから、それも、もしかしたらそういう選択が迫られることがあるのだろうかって思っていた、その選択をきっちりとしてみせた。だから、これはありだなあ。ありというほかないなあ。いや、もちろん残念だとは思っているんです。もうちょっと読みたかった。愁の気持ちはわかった。だったら、謡子の気持ちもきっちりと知りたかった、というのは欲張りかも知れませんね。あの描かれたことで、語られているだろうとも思うわけですから。

ところで、愁の選択、それは実によくわかるものであったわけですけれど、けれど愁が、あんなに可愛い愁が、あ、ここネタばれね、男になるってのはショックかもなあ! いや、結構というか、かなりショックかもなあ!

銘高祭!』、学園祭がはじまって、どうなるんだろう、そう思っていたけれど、これ面白いです。マニア、オタクのPC研の連中が、軽音部のギターボーカルの女の子、お姫様のナイトになろうかというような話で、段々に、ちょっとだけ心を通わせて、それは下僕と姫の間での話であったけれど、同時に観客とステージにおいても同様だと思わせる、そんな雰囲気にしっかり捕われてしまいました。

ところで、PC研の彼ら。今でこそオタクかも知れないけれど、時代が時代なら、最先端のテクノよ? あと、姫は実際萌えだと思います。

『乙女王子 — 女子高漫研ホストクラブ』、最終回。ぎゃーっ! いや、いいんだ。覚悟はしてました。私、この漫画がなんだか妙に好きだったんです。『天秤は花と遊ぶ』と『乙女王子』。このふたつが同時に連載されていた『フォワード』は素晴しかった。それが、こうしてともに終わって、ああひとつの時代が終わった。大げさですね。

『乙女王子』は、部費獲得のために男装ホストクラブを学内でやってみようよ、なんていう、本当に馬鹿な漫画だったんですが、その馬鹿といえば馬鹿なノリが好きだったんですね。けれど、そうした馬鹿らしさの中に、なんだかシリアスな表情が見え隠れしたりする、そうした様子にしみじみと感じいって、そして最終話、なんか危機を迎えたけれど、やっぱり馬鹿ばかしいノリで突っ切っちゃって、しかもなんかすごい人登場! 面白かったです。

連載はこうして終わってしまったけれど、単行本でまた会えますね。その発売される日を楽しみにします。

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