『まんがタウン』を買いにコンビニにいったところ、おや、なんだろう、見付からない。そう思ったら、いつもとは違う棚にささっていて、どうもそれは表紙に写真のあったためみたいです。映画『BALLAD 名もなき恋のうた』という映画らしいですが、でもなんで『まんがタウン』に? そう思ったら、なんと『クレヨンしんちゃん』の映画をベースにした映画なんだそうですね。へー、こういう展開は面白いな。多分見にいくことはないと思いますけど、なかなかに興味深いと思いました。
『そんな2人のMyホーム』は、過去からの因縁に決着が!? と思ったけれど、もうちょっとかかるようで、しかしここで一気に大盛り上がりとならないのが、このふたりらしいと思います。だって、ファミレス差向いだけでドキドキとか、なんという素朴さでありましょう。けれど、この素朴なところ、すれていないところがいいのだろうなと思うから、実によしです。来月には和解、そして父親との対決なのかな? わからない。けれど、ちょっと期待しちゃうところがありますね。
『ちはるさんの娘』が最高でした。絵手紙って数年まえからはやってますけど、その応酬。いつもは口頭でやっていることが、こうして絵付きで、短い言葉でやりとりされて、向きになりながらも険悪ではない。ひょうひょうとしたちはるさん、ついつい真面目に受けてしまうちなつさん、どちらもさすがじゃないか。で、落ちだけれど、実は展覧会とは思わなかった。いやね、石川さんが面白がって本にして出しちゃった、とかなんじゃないかなって思って、けど実際、こうした母と娘のやりとり、確執あったりして、けれどそれでも憎みあったりなんてことはなくって、ちょっと仲良くって、すごく素敵だと思う。ええ、本になったら買っちゃうな、そんなこと思いました。
『ちっちゃいナース』の彼女は係長? わお、だとしたらとても素敵。『光の大社員』、こちらの係長も素敵。完璧な忍者装束にドキッとしたのか、その中身には興味があるのか? わからん。けれど、なんだか素敵な感じ。ベンチにくつろぎ、子供に気さくに言葉を返す、そうした姿も素敵です。
『70's 愛ライフ』。携帯電話のなかった時代、覚えてますか? っていうけれど、私、まだ携帯電話持ってませんから。だから、私の電話事情は70年代の風景にそんなに違いません。いや、そうでもないか。公衆電話が減り、また食事の店に電話しても取り次いでくれなかったり。確かに携帯電話というテクノロジーは社会を便利にしたけれど、反面、携帯電話のないところでの便利は後退しました。こないだも、携帯持ってないっていったら、やべーっすよそれ、なんていわれて、はあ、やべーっすか、と答えておいたんだけど、携帯電話はあったら便利、なくても平気くらいのものでいいと思うんだ。
ところで、携帯電話を持ってない私は、今もデートの約束をするのが大変です。相手がいないんだ! ああ、もう、佐藤さん、笑ってくれていいよ!
『ほほかベーカリー』の新人さんが、完璧、けれど思わぬ失敗にうろたえてっていう、いや、昔、学生のころ、こういう後輩がいて、ちょっとなんだか懐しい。できる人は、失敗慣れしてないから、失敗にうろたえるんでしょうね。私なんかは完璧主義者だけど、主義と実際は天と地ほどの差があるので、失敗ばかり。隠蔽ばかりがうまくなる……。駄目だ。本当に駄目だ。
ちょっとやわらかくなった後輩さん。なんか、その表情の変化がいいな。こうしてうちとけていく、それはとてもよいなと思います。
『龍天寺夫妻の生活』、いいなあ、可愛い奥さん。奥さんの若さに気後れしてしまう一郎さんが、なんだかとても可愛くて、いい旦那だなあと思います。もうどうしようもなく好きなんだなと、そんな様子もよいなと思って、奥さん、しあわせものだ。
『だらだら毎日のおでかけ日和』、いいなあ、可愛い奥さん。でも、剥離骨折したとのことで、なんだか大変そう。お大事に。とりあえず、剥離骨折についてちょっと詳しくなりました。今回は小ネタ集といった趣でしたが、それもまたいい味を出していて、よかったです。リカちゃんキャッスルとか面白そう。お父さんのピエールは、最初はベートーベンみたいなんだったんだけど、後でクレイダーマンみたいなのにイメージチェンジしたんでしたっけ、確か。双子の妹、三つ子の弟妹は知ってたけど、リエお姉さんははじめて知りました。そして、いたずらシリーズ。なんともいえないシュールな雰囲気。けど、奥様、本当にダンナ様のこと好きなんだなと、そんな様子がすごくよく伝わってきて、ダンナ様、しあわせものだ。
『天下無双!恋メガネ』は、眼鏡が壊れたという話。確かに距離感は違いますよね。私は軽度の近眼なので、眼鏡もするのですが、慣れないうちは、ドアノブにのばした手をがつんとやってしまうこともしばしばでした。でも、うどんのそれはやりすぎだ、天華さん。ピンホール現象は、確かにこれ有効らしいですね。こういう小ネタ、面白い。今度試してみたいものがあります。そして、連須くんの扱いはまたも酷くて、この人はこういう役割りなんですね。でも、なかなかにいいポジションじゃないですか。応援しますよ、連須くん。
『みねちゃんぷるー』の運命論は、実に都合のいい、けれどそれが実際のところ真実だとうなずいてしまう説得力。素晴しい。だから、私も都合のいい出会いがあったら、これは運命だっていっちゃうことにします。でも、ピンとくる出会いってなんなのでしょうな。どういう脳の作用なのでしょうな。ところで、先生はとっとと素直になるべきだと思います。
- 『まんがタウン』第10巻第9号(2009年9月号)
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