ああ、もう駄目かも知れないね。買いましたよ、買っちまいましたよ。といっても、『Maddy Candy』のことじゃないです。いや、『Maddy Candy』も当然買ってるんですが、もっとこう、なんか違うものをね、買った。と、そちらはいずれおいおい書くとして、今日は『Maddy Candy』で書こうと思います。というか、かなり歩いたので、もう疲れちゃいまして、今以上に読んだり考えたりするの無理っぽくって、だからってわけでもないけど『Maddy Candy』であります。
『Maddy Candy』は、アニメ『けいおん!』でちょっとだけ使われた歌であります。ほら、一年目の合宿で、澪が皆に聴かせたテープ音源。あれが『Maddy Candy』。さわ子先生の隠蔽された過去でありますが、それがこうしてCDとしてリリースされたので購入して、聴いてみて、ちょっと新鮮。これ、多分、私のはじめての日本のメタル(系)のCDになるんじゃないかな。なんでか知らないけど、ジャーマンメタルみたいなのは持ってるんだけど、あのしゃがれた低音で歌われる、あの表現はカルチャーショックでたまげたものですが、これはさすがにそこまでメタルそのものという感じはなく、聴きやすい、そう感じるCDです。
そういえば、ちょっと昔話になりますけど、私が学生のころ、ひとつ上の先輩が、実にお嬢様ってな感じであったのに、趣味はというとHR/HMとかいっていて、え、それなんですか? って聴いたら、ハードロック/ヘビーメタル。へー、そうなんですかー、とかいって、意外だなあと思ってそれっきりにしてしまったけど、どうせならいろいろ教えてもらってたらよかったなあなんて今になって思います。どうも私の学生時分はHR/HMのはやっていた時期であったようで、友人にギター弾いてたのがいて、スティーブ・ヴァイやイングヴェイ・マルムスティーンが好きだといってまして、当時私はギターに特段の興味を持っていなかったのですが、いろいろ教えてくれまして、だからハンマリング・オンとかプリング・オフとか、ギターはじめる前から知識としては知っていた。ええ、この私の学生だったという頃、HR/HMのはやっていた頃、これがさわ子先生がまだ高校生だった、そんな頃であるのかも知れませんね。
多分、その頃の雰囲気を知っている人には、このシングルはきっと開封前から楽しいのではないか、というのは、帯が昔の洋楽思い起こさせるようなデザインになっていまして、そしてライナーノートに解説まであって、それを書いてるのは奥野高久って人なんですが、残念ながら私はこの人のこと知らないのですが、けどBURRN!は知ってます、名前と表紙の雰囲気だけだけど。メタル専門誌のライターに解説書いてもらってるわけですね。しかも読んでみれば、さすがにそれっぽくて、洋楽のライナーに入ってる解説って確かにこんな感じって思う。そこには私も耳にしたことがある名前がいくつも出てきて、なんかすごい大げさなことになってしまっていて、ふざけてるっていえばふざけてるけど、こうした悪乗り、すごく面白い。そう思うからこそ、先輩にHR/HMについて教えてもらっていたらよかった、当時の雰囲気ごとHR/HMを知っていたら、このおふざけも、より以上に楽しめたろうのになって思ったんです。
さてさて、『Maddy Candy』の間奏、ギターのフレーズ、唯が耳コピしてみせて、皆を驚かせたあのフレーズですが、いや、これいきなりで耳コピは無理。難しいって。ともあれ、ギターは全般にかっこよくって、こういうジャンルにはまってしまう人もわかります。曲の構成も独特ですよね。テンポを動かしてみたり、メロディー、フレーズの組み立ても独特で、リフは低音でガツンガツンやって、ソロに入るとピッキングハーモニクスやらいろいろまじえながら、広い音域を上がり下がりしたりして、そして全体に音型が細かいんですよね。メタルはスポーツだ、みたいにいう人もあるけれど、確かにフィジカル面で要求されるものがあるジャンルだと思います。でも、それをやりきれるとかっこいい、そういう感覚は私にもわかります。だから、ちょっと練習してみよう。いつか、いずれ、ね。
しかし、普段は聴かないジャンルに触れる。こういうきっかけが得られるというのは、本当に楽しいことです。もう、本当に最近、楽しくてしかたありません。
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