2025年6月17日火曜日

マリオカート ワールド

 運よく当たったNintendo Switch 2。いや、当たったのは購入する権利だけで、もちろん支払いは発生しているわけですが。選んだのはマリオカートワールドセット。というわけで、マリオカート、遊んでおりますよ。私にとってはこれがはじめてのマリオカート。といいたいけれど、実は違う。かつて購入したWii Uがマリオカート8セット。そして、これは今回はじめて気づいたのですが、3DSのアンバサダープログラムに『マリオカートアドバンス』が! いや、ほんと知らなかった。それくらい縁のなかったマリオカート。手元にあるのにまるで遊んでこなかったマリオカート。そいつに今はじめてといっていいくらい真面目に向きあっています。

とりあえず遊んでみたのはタイムアタック。いや、速さを競いあいたいわけじゃない。目的は、併走するカートがいない状態で普通にコースを走ってみること。マリオカートがライバル車からアイテムで妨害される仕様ということくらい知っています。なので心置きなく、自分のペースで走れる環境を選んだのですね。

キャラクターの選択をしないといけませんね。前評判ではウシが大人気というのも知っています。でも自分はウシにはあまり心ひかれず、どれにしよっかなあ、マリオとかルイージ、デイジーってのもなんか違うなあ、と一通りキャラクターを見て、あ、これだ! というのを見つけました。

ゆきだるまです!

こいつが一番かわいい。キャラクターの次はマシンを決めます。これはもう即決でしたね。

原付!

カラフルスクーターしかないって思いましたよ。もう完璧な組みあわせといえる。

これでまずはゆったりのんびりコースを周回して、ものすごい安全運転。それだけでもなんか楽しいので、ゲームとしてはたいしたものだな! 感心しきりでした。

ゲームの基本操作さえわからない状態でのスタート。ネットで調べてなんとかしたという低調な出だしでしたが、遊んでいれば慣れてきますね。アズレンの知りあいにドリフトとミニダッシュのやりかた教えてもらったりして、ただ道なりに走ってる状態から脱出。ゲーム中の説明でスタートダッシュやらいろいろテクニックを覚えて、まずはグランプリ50ccにデビュー。なんとか全カップを星みっつで制覇することがかなったのでした。

いやあ、なんとでもなるもんだなあ! すっかり気をよくして100ccに進んだんだけど、いやもうなんだなかなかうまくいかないな! どうにも勝てず星みっつはこうらカップで断念。いやもう、運もあるよね。テクニックやコースどりが悪いのがいけないとはわかってるんですが、後ろからこうらが飛んできたりで引き起こされるアクシデントで1位をはばまれて、ああ、勝てない勝てない! ってなると、精神状況が悪化する。

最初はただ走ってるだけで楽しかったのにね!

なので今は勝ち負けを気にせず楽しく走る。原点に戻ろうと思っています。

2025年6月16日月曜日

Nintendo Switch 2 のひみつ展

 評判がよかったので、なにはなくとも買っておきました。Nintendo Switch 2専用ソフト『Nintendo Switch 2 のひみつ展』。話題の新ゲーム機、Nintendo Switch 2はなにができるのか。なにがどう変わったのか。それを知るにはきっと一番いいだろうソフトウェア。ゲーム画面内に作られた仮想の展示会に参加して、ゲーム機を模したパビリオン内を歩きまわる。そこではゲーム機各部の名前を知ることができ、技術について学ぶことができ、そして技術デモを体験できる。これはきっとおもしろいだろう。その予感はまさに正解でありました。

Nintendo Switchの『1-2-Switch』に当たるソフトなのだと思います。ただ『1-2-Switch』ではミニゲームがメインであり、ゲームを通して技術を知るといったスタイルだったのが、『ひみつ展』は解説が主となり、そこにミニゲームや技術デモがついてくるといった具合に変更されています。ですが、この変更がすごくよいと思いました。実装でもってなにができるかを推察するのではなく、なにができる、どう変わると具体的に解説されたのちに、その変化を実際に体験する。それはゲームであり、技術デモであるのですが、まず解説があったおかげで、そうか、こういう違いが! と納得を持って受け止められたと感じたのですね。

というか、解説がなければ60fpsと120fpsの違いなんて、見てもわからんかったと思う。実際、解説のなかにはエンドユーザーが意識しないだろうレベルのこともあったのですが、でも知ることでSwitchから2になって変わった、よりよくなった部分を知ることができた。それを知ることで、技術の進歩に期待を、わくわくを感じた。まさに博覧会の楽しみを自宅のテレビ越しに感じることができたのです。

ただ技術の進歩にはそれだけの条件が求められたりもします。たとえばHDRはテレビが対応していない場合はSwitch 2本体のスクリーンで体験しなければなりません。120fpsもそうですね。で、4K表示、これが厳しい! 4Kモニタがなければ体験不可能! 本体のスクリーンも4Kには対応してないから、もう本当に無理。しかもかなり条件が厳しいようで、4K 60Hzに対応しているはずのPCモニタにも出力できず、残念ながら断念するほかありませんでした。

これで4Kテレビがちょっと欲しくなってしまったのですが、このデモのためだけに4Kテレビはさすがに買えないので、いつかもし買うことがあればの未来に希望を繋ぎたいと思います。

体験できなかったデモは、USBカメラを必要とする技術デモもそうですね。こういうガジェットをたくさん持ってる人とかだと充分に堪能できるんだろうなあと、そういう人から借りられんかな、とかいろいろ考えましたよ。

技術デモで残念だったのは、音声出力まわりのデモが少なかったことでした。立体サウンドのデモは、本体スピーカーを使うかイヤホンを使うかのどちらかで、残念ながらHDMI出力では体験できません。いえね、AVアンプを導入して、5.1ch環境を整えてるものですから、その能力を十全に体験してみたかった……。

Switch 2は、Switchもですけど、リニアPCM 5.1chに対応しています。『ひみつ展』ではあくまで本体の立体サウンドを体験してもらおうという趣旨だったことは理解しますが、どうせなら5.1ch環境があればそこにも出力させてほしかった。自分の環境がどれだけできるのか、実感してみたかった。

てなところがちょっと残念だったかなって感想です。

2025年6月15日日曜日

Nintendo Switch 2

 Nintendo Switch 2、買いました。基本、今プレイしているのはFit Boxing 3ばかりなので、そこまでSwitch 2は必要ではなかったのですが、Switch本体が膨らんでしまっていてですね、筐体が口開けているんですよ。プレイに支障はなかったとはいえ、いつ動かなくなるかわからない。だから買い替えられるならはやくしたかった。といった理由から抽選に応募しましたら運よく当たりました次第です。

購入したのはマリオカートワールドセットです。マリオカートにそこまで興味はないから本体のみでもよかったんですが、折角だからとマリカセットを選択。結果的にこちらを選んでよかったと思っています。

Switch 2の使用感はよくも悪くもSwitchに大きく変わりません。これは自分にとっては高評価ポイントで、UIなどは基本踏襲してくれていたほうが面倒がなくて助かります。これはPCやスマートフォンにおいても同様ですね。一新とか勘弁してほしい。

データの移行については、いわれるままにやるだけで完了。楽なものですが、移行する前にドックをテレビに繋いでしまってまして、まさかドックから抜いて携帯モードにせよ、さらにその上、ACアダプターに繋げとか、まったくもって予想外。アクセスポイントの情報入力するのが面倒だから、有線で繋いだ状態で移行作業して設定はSwitchから引き継ぎたかったのになあ。

テレビの横、以前Switchドックを置いていた場所に2のドック他一式を設置してしまっていたので、置き換えたSwitchのACアダプターを2に流用したんですが、移行元もアダプターに繋げといわれてしまった。面倒なのでiPadの充電キットを持ってきたら電力が足りない。しかたがないので、せっかく設置したアダプターを抜いて持ってくるしかありませんでした。

セーブデータの移行は無線通信で、保存しているスクリーンショット等のデータはmicroSDの差し替えで行います。もしSwitchにmicroSD刺してない場合は、全部無線で送ることになるんかな? その場合どんだけかかるんだろう。microSDでもそれなりの時間かかったのに、大変なことになりそうです。

データの移行が終わったらゲームソフトのダウンロードです。Switchで遊んだゲームの並びもそのまま引き継げるのは面倒がなくていいですね。ただ、ここがすごく時間がかかる。自分がダウンロード版ばかり買っていることもあるのでしょうが、数時間かかりました。すぐに遊びたい人は、ここで待たされて焦れることになりそうです。

マリオカートワールドはニンテンドーeショップに繋ぐだけで、本体に購入情報みたいなのが入ってるみたいですね、ダウンロード可能になりました。もちろんここからダウンロード待ち。すぐには遊べませんよ?

Switch 2の設定で、本体の充電を90%までにするというのがあると聞いていたんですよ。これ、さっそく設定しましたよね。旧機の本体がふくらんだのは、常時接続状態で100%充電を続けていたことも手伝ってるのだと思う。だから、少しでも長持ちするようにと、願掛けみたいなものですね。

さて、翌日のことですが、Switch 2を使ってみた感想ですよ!

Joy-Conのスティックが勝手に入力されないのってすばらしいなあ! それに、L, Rボタンも普通に反応してくれる! 快適!

ええ、旧機のJoy-Con、左右ともドリフトするわL, Rボタンが反応しにくいわと、かなり困った状態だったんです。Joy-Con 2はこのへんが改善されてるといいですね。

2025年6月14日土曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年6月13日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年6月12日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、昨日の続きです。

My Private D☆V

『セーラー服と関西弁』のライムマンです。

D☆Vポイントは、「ただの水鉄砲なのにめっちゃカッコつけて撃つ女の子、いいと思います」。

そしてイラストは、どこかで見た日渡まつり!

パツキン美女の日渡が、拳銃を両手でホールドしてエイミング! なにを狙い撃というというのか! という局面で、飛び出すのはぴゅっと平和な一筋の水。そう、水鉄砲なんですね。

なのにしてやったりといわんばかりのその表情。キラキラなんぞ飛ばしちゃって、こうしたところ、まさしくまつりの真骨頂。いかにも薫のツッコミ待ちといったところなんですね。

夏、これからの季節、水辺での遊びが本格化します。となればまつりの見せ場、このポーズでキメるチャンスも増えていくことでしょう。ええ、本編に先立ち水着を披露。パツキン美女のD☆V、見事に炸裂でした。

2025年6月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、昨日の続きです。

『ほうかごバスケット』

けいが最近なにかに打ち込んでいる。体操服のよれよれ具合から察したお母さんが、おこづかいくれるというんです。ああ、いいお母さん! でも娘は強欲にもあと2万を要求して、いったいなにごと!? ああ、そうか、シューズ! バスケシューズは高い! 一度は難色示されたものの理由を話したら、ちゃんとお金くれるんです。ほんと、いいお母さんではありませんか。

つばさと一緒にスポーツ店を訪れたけい。あまりの眩しさに場違いと感じてしまうのだけど、そんな時にかぎってつばさがいない! なぜ? どこに消えた? ひとり店内をうろつくけいは、あまりに多い選択肢を前に途方に暮れて、ああ、こういう時こそつばさの出番なのに! と思ったら、なんと突然現れた桜井さんが、王寺かおるがアドバイスしてくれたのですね。

ふたりから選択を迫られるけい。答を出せずに困っているけいを助けるのは、もちろん我らがつばさ。なんと、トイレいってましたか。一言いってからおゆきなさいな。ともあれ、けいのためにはこれがいい。つばさの選択を受け入れるけい。というのも、自分が気になってたシューズだから! というこの感性の寄り添う様よ! ああ、ふたりはやっぱり結ばれる運命なのですね。

新しいバッシュに気分も一新、やる気もみなぎるけいです。これを機会にシューズに負けない活躍できる選手へと成長していけるといいですね。

『ばくちぬぎ!』

賭博部の夏合宿。一夜明けると事件が発生!? 床にて眠る全裸の紅音部長ですよ。いったいなにごと!? あわてて布をかけるミクルですが、妹幻からは不審の目で見られて、ああ、お姉ちゃんならぬお兄ちゃん、大変なことになりましたね!

合宿は鳥羽紅音の所有する島。関係者以外は立ち入ることができない。ということは、賭博部内部の犯行!? ここからはじまる犯人探しなんですが、氷央、牧野が互いに向ける疑いの目! いや、まあ、やりそうではありますよね。

反対に、絶対この人だけはないと絶大な信頼を得ているのが美天ちゃん。ああ、これこそが普段の振る舞い? あるいは人徳というやつなのですね。

真実はひとつ。心当たりのある人物がいるんです。それはミクル! 夢だと思っていた脱衣ギャンブル。それが本当のことだったかもしれない。そして真実は目を覚ました紅音の口から語られて、やはり犯人はミクル! でもやはり人徳? 普段の振る舞い? 自業自得と責められる部長です。いやもう、自分から売ったケンカですもんね。やっぱり自業自得です。

というか、紅音さん、ミクルを女性と信じてるからでしょうけど、裸大盤振る舞いですね。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

魔王乃々の前に新たな配下が登場です! かわいいちびっ子狼! ルールを守らない子は許さない! 怒ってしまうと狼の姿になってしまうんだそうですが、乃々がいうにはマスコット。がおーって鳴き声もまたかわいいですよね。

普段の姿はクールな女の子なんです。その名もイラ。立派な悪魔で、怒ると狼の姿になって、魔力で相手を子供の姿に変えてしまう! ゴミの分別を怠った、電気を消すのを忘れてた、悪い子、ヴィンとアヴァがちびっ子に変えられてしまって、えらいことかわいい! ふたりのことは放っておいてとイラはいうけど、駄々っ子にされてしまうんでしょう? ってことは、余計に手がかかってしまうのではなくって!? だって、大人でもあんなに手のかかる人たちだったんですよ!

おしおきされるのはリュグも一緒です。ちびっ子ヴィンにアヴァにめろめろリュグさん。余裕を見せられたのはここまでで、牛乳の補充をしなかった罪でイラの罰を受ける!

やっぱりちびっ子。いたいけな瞳が魔王乃々に懐く!

いやもう、これ、おしおきになっているんでしょうか?

というか、同格の悪魔にも発揮されるだなんて、イラの能力はかなり高性能なのですか!? このままじゃ魔王城が乃々先生の幼稚園になってしまいます。

2025年6月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、昨日の続きです。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

丸秘恋愛研究部なる謎の部に関わりを持った千鶴。部長に今のお相手、山田さんのこと相談してみれば、それは恋だと、惚れているとお墨付きをもらえましてね、最初はホントかな? 自分の気持ちも大切にしたいな。それからシチェーションも。いろいろ考えてた千鶴が、部長にたきつけられてどんどんその気になっていくの、ああ素直なお嬢さんですよね。

ついに迎えた体育祭。決して運動が得意なわけじゃない千鶴だけど、その不足を山田が補ってくれて、千鶴の恋心や、ついに限界にまで達してしまうというのだから大変です。こうなったら、恋愛部部長の仕込み、借り物競争の好きな人というお題が告白を導くだけだ! と、この局面で失恋してしまうのが我らが千鶴。

いやもう、千鶴の確信はなんだったの? 部長のお墨付きもなんだったの?

ほんと、頼りにならないアドバイザーですわ! これまでの盛り上がり、どうしたらよろしいの? いや読者的には予想通りといえるんですけど、千鶴ったらやさぐれて、人の領域超えてしまいましたよ? これを最後に恋愛部部長はお役御免になるのか。そのあたり、ちょいと気になるところ。いやもう、あそこまで頼りにならないってのは、ですよね。

『海のみちるごはん』

落ち込んだアンジュが、客が切れない夕凪亭を偵察しにやってきました。だんだんお客が減ってきた! というのですが、正々堂々、お客としてやってきて、大切にしているのはフェアネス。正面から真摯に向きあうというその姿勢。ありのまま包み隠さぬ発言も、この人のポリシー感じさせてくれて、いやあ憎めない人ですね。なんともかわいい人です。

店を観察してみて、この店にあって自分の店にはないもの、それがわからないアンジュです。疑問を素直にみちるに訊ねてみても、足りないものはないんじゃないでしょうか。ただ違うとしたら、こずえとアンジュのお客への向きあい方。目の前のひとりひとりを見て、その人のために動いているのがこずえなら、設定した客層に向けて行動していたアンジュ。そのスタイルの違いが、アンジュにまた新たなチャレンジをしようという気持ちをおこさせるのですね。

そしてこずえは、落ち込んだ人を落ち込んだまま帰らせないと、アンジュをもひとりのお客としてもてなして、ああここにアンジュ、よりいっそうのがんばりを誓うのです。

これはライバルに塩を送る結果となったのでは? でも、損得で動かないのがこずえのよさだと思う。こうして一緒にこの海を盛り上げる仲間になれた。そんな瞬間が描かれたのだと思ったのでした。

『星屑テレパス』

愛さん、何者なのか。

ユウが警戒? 宇宙人であることを秘密にする相手、新入生の愛。その子の登校の模様見るに、お母さんは普通の人。でも、なにか心配している。なにか秘密があるのでしょうか。

その秘密が語られました。今年の全国大会、愛に期待がかかる。そうしたやりとりの後、話があると呼び出された海果。愛から、自分の不思議な感覚のこと。物が歪んで見えたり、音がひずんだり。自分の存在があやふやになる? 糸の切れた凧になったような感覚になるというのですが、ロケット研究部にその糸を繋ぎとめるなにかを見つけられるのではないかと感じている。

皆に迷惑をかけるのでは、皆に受け入れられるだろうかと不安を感じるのでしょうか。そんな愛に、一緒にがんばろう。自分はもちろん、他の皆もきっと力になってくれると、はげます海果、すばらしいなあ! 感動的と思わされて、そして愛のスマートフォンに貼りつけられていたぷちミルキーウェイのリング。それがぐっと海果との距離を近づけて、めでたしめでたしだ!

そう思ったんだけど、愛が見るスマートフォン、渦を巻くように消えていくぷちミルキーウェイの宇宙人!? これどういうこと? これが愛のいっていた物が歪んで見える現象? あるいはもしや愛が海果の気持ちを引くためになにか作為を? いやそれとももっと違う意図なりがある? 一瞬、愛が海果に話したこともどこまで信じていいのかわからなくなって、でもこの子が嘘をついているとも思えない。

いやもう、謎また謎なんですね。

2025年6月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、発売されました。表紙は『しあわせ鳥見んぐ』。鳥見をしているすずと翼。大きなからだ、長い首で、ぐるりとふたりを囲むようにして、魚をキャッチしているのはダイサギ。大きなサギだからダイサギ! すごく印象的な目。顔の色もすごく鮮やか。こんな鳥もいるのですね。ふたりを驚かせたサギの狩り。それはどれほどにダイナミックなのでしょうね。

今月は新規ゲストが1本です。

『初凪ヒメリウム』

祖母を亡くした南条陽姫。ただでさえ内気で自己紹介とか苦手なこの子、祖母の葬儀やいろいろで初登校が一週間遅れになったことで、絶望的な高校生活をスタートさせました。

疲れはてて帰宅したひめ。祖母が残した空の水槽を見つけて、どうしても整理することができなかった。水槽をなんとかしたいと思ったひめは、たまたま見かけたアクアリウムの店に入って、新しい世界を知ることに。オーナーの湊本に、魚、そしてアクアリウムについて教えてもらって、自分がやろうと思っていることもまたひとつのアクアリウムだったと知るのですね。

水槽は自由。水槽の中に魚たちや水草の居場所を作る。オーナーの喜びを知ったひめは、生前の祖母がかけてくれた言葉を思い出し、そして祖母の水槽の中に、自由で安らぎを得られる居場所を作りたい。気持ちを一新し、前へと進みはじめるのです。

ひめが作ろうというアクアリウムは、魚や水草の居場所にして、ひめの場所ともなるのでしょうか。そしてその自由は、いずれ水槽を飛び出し、ひめの生き、暮らすこの世界を包み込むほどの広がりを見せるのでしょうか。その躍進をこそ見てみたいと思わされました。

『しあわせ鳥見んぐ』

芸祭が終わり、片づけも終了。じゃあ打ち上げに繰り出すか! とすずがいったタイミングから、翼、鳥見を敢行ですよ。まだ日は高い。大学の裏には立派な林。鳥を見ずには帰れない。あれだけきぐるみ着て呼び込みしてたのに、先陣切って走っていく翼よ。どれだけ元気なのか。あるいは鳥への気持ちが、疲労をも回復せしめるのか!? そのどちらもなのかもしれませんね。

というのも、疲れはてていた岬がです。オオタカの声を耳にしたら、一気に回復、走り出すというのですからね! でも、続くダミ声に取り戻したはずの元気が削がれる。そうか、カケスなのか。他の鳥や機械音、人の声まで真似るっていうんですが、鳥のこうした能力、すごいですよね。

皆が目にしたカケス。ドングリを集めては、土に埋めて貯蔵しておく。先を見越した活動に、すずに岬、それぞれのスタイルが比較されるのが面白い。そしてカケスの行動が森を育てるように、岬のこれまでの活動がいよいよ実を結ばんとする!?

写真集出版の打診を受けて、まだ実現するかはわからないものの、この報に沸き立つすずたちですよ。岬がひとり冷静なんですけどね、でも気持ちの引き締まるものを感じている。こうした変化、進展、実にわくわくさせられます。実現したらいいですね。これはやはり大きな成果だと思うんですよ。

『スロウスタート』

びっくりしました。だって、ずっと、楽しいクリスマスパーティの話だと思っていたのですから。それはきっと花名たちも一緒でしょう。誰ひとり、こんなことになるだなんて思いもしなかった。ところが、この楽しいはずの今日の日に悲しい報せを受けた子がいた。まさに家を出ようというそのときに、帰宅した父から転勤を知らされた果実です。高校卒業まではなかったはずの転勤が、父の気まぐれ? 親切心? がために、急遽この年明けに現実のものになるという。

そんな大事なこと、家族の誰にも相談せずに決める!? というのも驚きだったんですが、これひとつのモラハラでは? だって生活をともにする家族の了解も得ない。その事情にも配慮しない。すなわちひとつの人格として尊重していないってことでしょう。

結局父は、娘からの涙、妻からの非難で報いられることとなり、でもほんと、これ、どう決着するのでしょう。

涙に暮れる果実を迎えて困惑する花名たち。この子たちが果実にしてあげられることはあるのだろうか。そして果実のこれからを明るいものに変える兆しなど見つけることができるのだろうか。

というか、花名の暮らすアパートに果実を迎えるというのはあきませんの? あるいは、お父さん、娘のためですから、単身赴任なさいませ。

2025年6月8日日曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第66話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

オカルトサークルの活動に参加した榎本。まさかの気になる男子に遭遇して、そのままオカルトサークルに入会! その日の夜のこと。河童釣りお疲れ様の打ち上げに皆で繰り出すは中村たちのバイト先。当然そこには後藤氏も働いているのですが、仕事で中村を監視し続けられないからと、同志秋山に火の粉をはらうよう接触。その距離感よ! おお、おおいに共感しあうふたり。まさしくヤキモキ仲間でありました。

さて、本編はですよ、榎本の恋心です。誰とでも打ち解ける中村は、やっぱり岡崎とも仲よくなって、すでにオカちゃん呼びになってます! そんな岡崎に、キジムナーみたいといってもらえた中村。かわいい子供の妖怪。オナラが嫌い。中村には不評でしたが、榎本はキジムナーがうらやましい! っていうのも、榎本を妖怪に例えれば雪女。クールで近寄りがたい美人。それにはサークルの皆も同感なのですが、自分は近寄りがたいと思われているのかと、ひとりショックな榎本です。

でも、今回の榎本さんすごいよね。岡崎にぐいぐいいく! 中村の恋心を争う秋山後藤組が中村に干渉しようものなら、負けじと岡崎に世話焼いていく榎本。こんな榎本見たことない! って、そう思う私も、やっぱりこの人のこと、クールなタイプと決めつけて見ていたんでしょうね。

榎本と岡崎、その後親密に話す機会を持つのですが、この様子見てもふたりとてもいい雰囲気だと思う。岡崎にいろいろな私を知ってもらいたい。そう思っている榎本の気持ちが切なくて、それだけ本気なんだろうなあ。今はまだ知りあったばかり。榎本も岡崎を知り、そして自分を知ってもらう、そんな機会をこれからも持って、より一層に深く互いを理解できるようになっていったらきっといいなと思わされる時間でした。

そして岡崎は、酔っぱらいのおっちゃんを介抱しつつよその飲み会に紛れ込んで、すっかり打ち解けてしまう! 天狗を見た、のっぺらぼうを見たなんて話を聞き出して、サークルの皆に報告! そのあまりに仲よくなってる姿に、皆唖然! これまでにないタイプの人なんでしょうね。

でも、こういう感じの人、見たことある気がします。というのは、中村カリン。明るくて、誰とでも打ち解ける人。そしてこういうカリンを友達にしている榎本。ああ、榎本は中村や岡崎のような、人懐こいタイプと相性いいのかもしれませんね。なんてこと思ったエピソードでした。

2025年6月7日土曜日

『まんがタイム』2025年7月号

 『まんがタイム』2025年7月号、昨日の続きです。

『跳べないウサギと神の島』

メトリと出会ったことで、多くのことを知るにいたったレオ。対しリンコはというと、メトリが見えないものの、その声は聞こえる。声を言葉と認識せぬままに、なぜかそうしなければならないと思ってしまうようなのですね。

違和感を感じているリンコに、どうかメトリから説明してほしい。レオがお願いするんです。でもメトリから働きかけることはできない。そのかわりにと、にんじんジュースをレオからリンコに呑ませることで、メトリを認識させることになった。しかしなんでにんじんジュース? と思ったら、そうか、兎のからみでにんじんか! しかも、リンコ、にんじんで酔っぱらうのな!? なんともカオスな状況になってしまっております。

メトリから語られるこの島に起きていること。リンコが破壊した形代。その結果、不跳兎神として封じられていたリサコが新たな形代を得て自由を手にいれることになった! リサコは今もなお不跳兎神の祠を破壊し続けている。その目的は島の境界を破るため。

メトリがいうには、無意味な行動。その行動を制止すべく、レオとリンコにリサコを探させることとなり、そしてリンコにはリサコに話したいことがある。ああ、これは佳境に向かおうとするのでしょうか。なかなかに差し迫った状況になりつつありますよ。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

恋人のナズナに会うために、東京から三重に戻った太郎。ふたりともに期待と緊張に胸ふくらませて、というのもこれがつきあってからの初デート! 告白即遠距離恋愛開始で、この日を3ヶ月も待つはめになってしまっていたのですね。

ふたりともに、この日をさらなる進展のチャンスと思っているんですね。ちょっとのことで一喜一憂し、いつもの自分よりもずっとハイテンション。告白した公園をふたりで歩き、ナズナのお弁当をふたりで囲む。

これだけ好きあっているふたりです。たとえ遠距離恋愛であろうとも、トラブルになるような障害などあるまいと、思ったところで太郎に着信。上司の川島が救急車に!

せっかくの一日が、一本の電話でがらりと違ってしまった。気になる女性上司。都会での太郎はどのような毎日を送っているのか。なんでもないはずのことが、こんなにも重くのしかかって、ああふたりの関係はどうなる。なんとも心配になる、そんな瞬間だったのですね。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ついに発足したルナ同好会。看板もできて、それがまあすごくいい出来! さらには、素直がうっかり発した姉仕込みの挨拶、おつきみ様が同好会の公式あいさつとなってと、どんどんいろいろがかたちになっていくのですね。

そしてはじまる突発天体観測。それぞれがちゃっちゃと準備に奔走して、天体望遠鏡を用意。屋上使用の許可もとって、セッティングに解説もばっちりときましたよ。ええ、あんだけメンバーが揃うまで悶着あったわけですが、こうして一度気を許せばすっかり頼れる仲間なんですね。

こうしてはじまる部活動。しかし、素直ひとりがからまわって、というのも自分だけ役にたててない! でもそれは思い込みだって、この同好会は素直が作ったんだって。ひかりの言葉に涙ぐむ素直。こうして距離も縮まって、そしてそれがクラスに波乱をもたらして!?

いやいや、でもまあ、仲よくなるのはよいことですよ! ルナ同好会の4人、これからももっと親密になっていくといい。そう思います。

2025年6月6日金曜日

『まんがタイム』2025年7月号

 『まんがタイム』2025年7月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。カゴいっぱいの夏野菜。収穫したてでしょうか。きゅうりを一本、そのまま丸で食べている部長代理。ああ、夏の風情であります。『跳べないウサギと神の島』リンコはトウモロコシを食べていますね。『転生アイドルはご主人様にゴロゴロ鳴きたい』は枝豆でしょうか。夏は枝豆がおいしい。ええ、まさしく夏の風情であります。

今月は新規ゲストが1本です。

『オフィスにラブコメはいりません!』

新入社員、苗木わかばが入社した会社は、どこかがおかしい。オフィスのあちこちで誰かしらがイチャついている。さらにはアクシデントに遭遇しそうになると、わかばを支え助けるべく男どもがスタンバイ。いったいなにごと? 差し入れの缶コーヒーには連絡先のメモがつけられて、いやもうここ、いろいろ問題ありありでは!?

さすがにおかしいと思いはじめたわかばを、隣席の千堂なる青年が呼び出した。いったいなにごと!? 告白かと警戒するわかばに、ここは普通の世界ではないと伝える千堂。会社の看板も、マンガでわかるオフィスラブコメ大百科なる珍妙なものに変化しており、すなわちここはラブコメ漫画の世界! あちらこちらで恋の花が咲くのもおかしくないというのですね。

この世界にきて7年になるという千堂。いつかもとの世界に帰らんと、必死でこの世界のありかたに抵抗し続けるも、昼からオフィスでべろべろの酒井洋子部長に言い寄られる毎日!? ラブコメだったらありそうだけど、実際に見るとコンプライアンス的に問題ありありな情景を前に、わかば、千堂に回避のチャンスを与え、ともに一息ついたのですね。

この異常な世界に暮らすことになったわかば。千堂とともに、ふたたびもとの世界に帰ることはできるのか!? しかし、千堂さん、ここが『花音』の世界でなくて、まだよかったかもしれませんね。眺めるぶんには、私はウェルカムですが。

『まほろば小町ハルヒノさん』

ちあき、ハルヒノの家にお呼ばれなのですね。いろいろ制約があるのは、それが人の世界ではないから? ともあれ、いまだ謎多きハルヒノさんの秘密を知る機会? ちあきを待ち受ける謎の人、ハルヒノの妹分、ホロに連れられて到着したハルヒノの住む家は、意外や普通の住宅で、こうしたところ、時代時代にあわせて変化していってるのですね。

しかし、ホロちゃん、えらいことかわいらしい。今どきの子って感じ? とはいえ、数百年だか生きているんでしょう? いや、軽く千三百年とかいってるな。

神鹿試験で競うライバルでもあるのですか。こうして普通に過ごしてるところ見るに、そうした競争相手といった感じはしない。むしろ仲よく和気あいあいと、のどかに暮らしている。ホロ以外の弟分も妹分もそんな感じで、ハルヒノとちあきの関係に興味津々。ほんと仲がいいのですね。

でも気になるところも何点か。ちあきが見る記憶に残らないヘンな夢のこと。どうもホロが知っている? そしてタケミタヅチの言葉を受け、ハルヒノにはもう時間がないと口にするホロ。ホロが神鹿となった場合、ハルヒノはどうなるのか。いろいろ気になるエピソードでした。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

ヒメコ、成績いいのか! いや、ごめん、てっきり勉強はあんまりなタイプかと……。とか思ってたら、対しておとは大ピンチ。このままだと補習と告げられ涙ぐみ始末ですよ。

見た目は優等生なのになあ。ヒメコも意外そうだったのですが、授業態度を見てたらちょっとその理由もわかる。だって、真面目に授業受けてそうなのは見た目だけ。机を持ち上げたりハンドグリップ握ったり、とにかくずっと地道に筋トレしてる。影が薄いのでバレたことないというおとですが、だからといって成績悪いのはよろしくないよね? このままじゃ留年するよって、ヒメコから釘刺されるんですね。

ヒメコとおとが一緒にいるところを友達に目撃されてしまいました! で、カツアゲを心配されるヒメコ、それでよろしいの? おとが冷静に、赤点回避のために勉強教えてくれるよう頼んでたと説明してくれたので、ここはなにごともなく収まって、というかこの4人での勉強会。ヒメコだけじゃなく、あの明るい子もめちゃくちゃ成績いいのか! ほんと申し訳ない。偏見にまみれた目で見ておりました。

いつもは筋トレでヒメコを締め上げているおとが、懇切丁寧に勉強教えるヒメコの姿に憧れを覚えて、ああ、とてもいい雰囲気! 小テストも切り抜けられたようですよ。テスト中に思い出されるヒメコとの時間。ええ、すばらしい。このまま気持ち、感情の深まるままにまかせるのであります。

2025年6月5日木曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、昨日の続きです。

『座敷童子あんこ』

今回は2本セットで決着する短編集とでもいうべき回ですね。その作りゆえにテンポよく進行していく。それが実に気持ちよいのです。さて、いつも以上にシンプルなおもしろさ。いきなりあかなめが紹介されたり、っていうんですが、この家にいるの? あのパパさんがいるのに!? 命知らずな妖怪どもですよ!

今回は雪女も登場。もうそれだけでうれしいのですが、外ではきれいにしてるこの人が、自宅ではわりと地味めになってる、そのギャップがもうすばらしい。で、尻を伸ばしたいの? わざわざそこを選択したの!? でも実用一辺倒で考える、そういうところにこの人の人となりが見えてくるんだと思います。実利主義なんですね。

こういうテンポのいい見せ方。好きなので、ちょくちょくあるとうれしいです。あんこだけでなく、他の漫画でも待ってます。

『歌詠みもみじ』

眠れないもみじちゃん。なぜかというと、試供品のエナドリ、一気飲みしてしまったから。もみじはお子様だから気をつけろっていわれて、ムキになって飲み干しちゃったんですね。そのムキになるとこがお子様なんだよな。というのは、その時期を過ぎ去ってはじめてわかるものなのかもしれません。

夜中、家のなか歩きまわってみれば、母の夜食の秘密を知ることに。さらには父の夜間頻尿も。一緒に暮らしてるとはいえ、家族のこと、意外とわかっていないものなんですね。さらに母に誘われて出かけた夜中の散歩。コンビニで知るクラスメイトの秘密! あわてて去ったら、別のコンビニで千恵の買い食いの秘密を知る!

この千恵との出会いが、もみじ不眠の問題を解決するきっかけとなる。詩穂先生の授業の録画を見せられて、速攻眠りに落ちるもみじです。って、いきなりコンビニで寝るのか! ほんと、君は子供か! ママさんがおぶって帰ることになって、ようやく帰りついたと思ったら、パパさんとマックのまさかの連携で閉め出されてしまってさあ大変!

ほんと、千恵がいてくれてよかった。今回は千恵子がMVPです。

2025年6月4日水曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、昨日の続きです。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

街行く人たちの様々なファッションに気持ちを浮き立たせているスミレ。自分が奇抜な格好したいわけじゃないけれど、奇異の目で見られることもなく、こうして自由に自分らしさを追求できる都会の楽さをかみしめているのですね。

と、そこに現れたのが我らがうずちゃん。個性的な服? と思ったら、ポケットというポケット、さらにはフードにまで、いろいろ詰め込んで大変そうなんですね。こうなったら放っておけないのがスミレ。うずちゃんを追うのですが、そうしたら荷物を路上にぶちまけて、飲み物買ってる! もう本当に目が離せない子なのです。

うずちゃんにエコバッグを提供したスミレ。一緒に帰るその道々での会話で、うずちゃんの自然体をあらためて実感するスミレ。自然体、自由なのはいいんだけど、危なっかしいのは考えもの。そしてこうした会話のその先に、いつぞや出会ったエレガントなおじさまの話題になるのです。

うずちゃんは知っている。それは担任の大待先生。でも知人とはどうしてもいえなかったうずちゃんの思いやいかに。自分でもわからぬ自分の心の動き。そこにどんな理由があるのか。いずれうずちゃんとともに知っていきたいですね。

『うちの秘書さま』

山田、グッジョブじゃないですか。夏休みを意義あるものにするために、はじめにハッパをかけにきた。補習回避のために勉強! はじめが自由でないと、田中さんと一緒におでかけできない! なので、一命を賭してはじめに勉強させにきたのです。

七瀬の水着というワードで、はじめのやる気を引き出した山田です。そんな邪な理由を知るよしもない七瀬は、勉強しているはじめに感動を通り越して驚愕。喜びのまま夏の海を快諾するのですが、言質をとったとばかりに録音してる山田を見て、はじめがちょっと引いてます。ほんと、すっかり山田は変質者一歩手前代表みたいになっちゃいましたよね。

これ以降も異能を発揮し続ける山田。うん、実際紙一重。そんな山田も、七瀬には軽くあしらわれて、はじめの勉強への圧力に利用されてしまうんですから、やっぱりこの漫画一番の強者は七瀬なのかもですね。

そしてラストの山田の失敗! いやもうほんと、紙一重なんだと思います。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

うわあ、怖い! マダニの話題ですよ。ワンちゃんの鼻の近くにできものがあるというので受診した飼い主さん。先生からマダニと指摘されてびっくり。よく見ると足があるのわかりますか? って、うわあ、ゾワゾワする! しかもここからさらに先生の追い討ちが! 無理やりとると頭が残っちゃう。都市部でもそこらへんに普通にいる。さらには目の周りびっしりとか、こうして文字打ってるだけでゾワゾワする! いやもう、こういうのダメなんですよ! 先生、よくそんな楽しそうにマダニ見てられますね!?

でもマダニが怖いの、あれですよ、SFTS! 結構、毎年死んでる! もう絶対草むらには近づかない! って思いましたよね。

動物の場合、薬で予防できるんですね。なんかしっくりきてない飼い主さんに、致死率高めですと説明する先生よ! ものすごい淡々と伝えるの、この先生らしいというべきなんでしょうが、ほんと飼い主さんの温度差がものすごいですよ。

でもこうして、ペットも人も安全を確保できるならそれに越したことはない。いやもう実際、怖いから自分も飲めるものなら飲みたい。キョウスケにおおいに共感するエピソードでした。

2025年6月3日火曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、昨日の続きです。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

つきあいはじめた恋人を故郷に残し、ひとり上京した白松太郎。思い返すは3ヶ月前。恋人、大山ナズナとつきあいはじめたときのこと。一世一代の告白。受け入れられた喜び。けれどその後、すぐに仕事で離れることとなり、交際0日で遠距離に!

もし高校卒業時に告白していたら、もっとはやくイチャつけていたのだろうか。後悔がたつ太郎です。卒業式のあの日、幼なじみのナズナと一緒に過ごした時間。告白しようと思いながらも、勇気が出なかった。はっきり好きといえず、気持ちを伝えようと思って書いた手紙も忘れてしまい、あとは勇気だけだ! という状況で、ナズナにも好きな相手がいる! 一歩退いてしまったのですね。

でも、もしあの時ナズナに告白していたら、ふたりはつきあえていたのだろうか? タイミングというのがありますもんね。といっていいのか悪いのか。とにかく今つきあえているという事実を大切に、ナズナとの縁をつないでいくのが大事ですよね。

『ガチ恋カウント2.9』

黄泉渕嵐への闘志に燃えるリコです。とはいえ、プロテストに合格していないリコが嵐と戦えるのはいつのことになるだろう。とか思っていたら、一触即発!? 嵐の狼藉に我慢できなくなったリコ、いきなりのドロップキックで嵐にご挨拶だーっ!

いやね、インフェルノガーデンの興行に乱入してきて、立ち上げようとする新団体に選手を引き抜こうっていうんです。ずいぶんとナメた態度。今日のマッチの勝者、虹光リズム選手にも、戦った相手にしてかつてのパートナーだったマスク・ド・メイデンにも失礼な物言い繰り返して、しかしこれが黄泉渕嵐。誰も彼女をとめられないのか!? と、そのとき、謎の存在だったリコがついに躍り出たというのですよ。

いやほんと、これまで観客の誰もが知らなかったリコ。リズムとメイデンが奪いあっているリコ。そのリコが、実力者、嵐に宣戦布告!? これは熱い! 熱いけど、どう考えても無謀! 実力が明らかに釣りあっていない。そんなリコが嵐に一矢報いることなどできるのか!?

リコが着ぐるみの仕事で経験したこと。それが生きるのかどうなのか。いや、嵐相手だものなあ! それでどうにかなるとは思えない。思えないけど、どうにかなったらものすごい。少なくとも、リコのこの覚悟が、メイデンに、芽生子に通じてくれればいいなって思います。

『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』

ついに尾堂がユミくんがユミちゃんだったと気づいた! というか、これまで気づいてなかったんかい! というのはユミくんもツッコむとおりなんだけど、それにしても相当ニブい尾堂です。ユミくんが男だって最初はまるで信じなかったくせに、それでユミちゃんとの接点に気づかなかったんだ。ユミちゃんにユミくんなのにねえ。

ほんと、ユミくんがあきれる気持ちもよくわかる。けど、都合のいい完璧な美少女と、都合のいい再会を果たしたわけです。妄想と思う気持ちもまあわかる。でもその現実を受け入れて、そして女の子じゃないユミちゃんでもいいじゃないか! 初恋を今ここに成就させろ、尾堂!

いやあ、いよいよおもしろくなってきました。

このこと阿比留に話したら、ちょっと冷静に分析されてしまいましたけど、そんなことは気にする必要ないんだよ、尾堂! 今の気持ちに、興奮に、高まりに、逆らわずまっすぐ全力で突き進むんだ! それをユミくんも望んでいる。私も望んでいる!

だからがんばれ尾堂。まっしぐらだ!

2025年6月2日月曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。これはお祝いの姿でしょうか。正装の孔明、月英夫妻。お茶の椀を手にする孔明に、扇を持つ月英。これは結婚とか、なにか意味のある姿なのでしょうか。『サレ妻お江戸リコカツ録』は、オランダでしょうか。『フランダースの犬』アロアを思い出させる帽子に、かわいい刺繍のはいった衣装。腕を組み踊るようなお宮と早苗、普段と違い愛らしさいっぱいですばらしいです。『ガチ恋カウント2.9』はスペインあるいは南米あたり? ギター担いで凛々しいメイデン様に、踊ってかわいいリコが対照的で素敵です。

『孔明のヨメ。』

劉備のもとに嫁がんとやってきた孫尚香。それで頭を悩ますのは劉備以下、配下の将軍たちなのですが、じゃあ孫尚香の様子はどうなのかというと、ああ、殊勝なお嬢さん! 劉備の事情も気づかった上で、政略結婚を受け入れている。あちらへもこちらへも思いをいたし、自分のことといえば、正装すなわち鎧と袍にこだわったくらい。でもこれも、正使としての礼を尽くさんとの思い。ほんと、尚香は気づかい上手の素敵なお姫さまなのですね。

でも、尚香の輿入れは劉備陣営にとっては厄介事。劉備を孫権の義弟として目下に置こうとする施策であることは皆も重々承知の上。しかも鎧姿とはどういうことか!? と、ここは誤解なんですけどね。そうした誤解は月英の助言で解かれていって、さらには尚香の人となりも充分に伝わることとなり、ああ、この婚礼、うまく運びそうですね。

そして最後に気になるイベント。尚香と劉備配下の将軍たち、模擬戦なさるの? いやもうほんと、なにがどうなるかわからない。尚香の勇猛果敢なる様、どうかお見せいただきたいところです。

『はなまるゲーセン飯』

東京でアイドルをやっていた女の子。オーディションには合格したものの、なかなか芽が出ず下積みの日々を送るうちに心がくじけてしまった。発作的に故郷宮城に帰ってきたその子、春ちゃん。実家で静養していたところ、おばあちゃんからあがいんにいこうと誘われて、一緒にメダルゲームに興ずる。

その姿は自然体そのもので、子供のころの自分を取り戻すかのようで、そして得ても特になんにもならないメダルを集める、そんな時間を楽しむのもいい。祖母の言葉に心を穏かにする春ちゃんが、おばあさんに応援されていることを知り、そしてあがいんの皆が春ちゃんの活躍を励みにしたりしてくれていることを知るのですね。

そうした地元の皆が春の支えになる。帰れる場所があるということ。気持ちを癒せるホームといえる場所があるということ。その意味。それがよく描かれた一編でした。

『跳べないウサギと神の島』

本編では結構シリアスな展開見せていますが、特別編となればやっぱりなんてことない日常描かれます。今回はツムギ回ともいえるものでしたね。ツムギの家の旅館、玉兎館は大浴場にて風呂つかるリンコやレオたちです。もちろん混浴なんてことにはならないのですが、お湯が共有、というのでツムギがカリカリしてます! ええ、男どもがリンコさまの湯にいらぬこと考えるのが許せなかったのですね。

入浴中も、いろいろ気になるレオです。でもいい子だから、のぞくとかそういうことは考えない。それがリンコには気に食わない? ほんと、無茶するお嬢さん。自ら、男どもの前に姿をさらすとは、とんでもないハレンチ行為ですよ!

しかしこのお風呂、すっかりツムギの影響下なんですね。風呂上がり、ゆったり体を休めるラウンジには漫画がいっぱい。ツムギセレクション! っていうんですが、なんで百合漫画が大量に用意されてるんですか! そんなものは、ご自身のお部屋で楽しみあそばして!? ほんと、島に百合文化を根づかせようとでもしているのでしょうか。いや、しているのかもな……。

基本、レオに敵対するツムギですが、リンコがふたたび玉兎館にきてくれるかもしれない、というのでちょっと態度を軟化させます。いやあ、いいですね。ツムギさん、大好きです。

2025年6月1日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号、昨日の続きです。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

ノクタン、微量でも黒元素を摂取することで力を取り戻せるのですね。

微量に黒元素を放出しているゆずにくっついて眠ることで、じわじわと力を取り戻していったノクタン。いつもの活動してくれないから、魔法少女となって戦えない真侑は悪運回避ができず結構ピンチ。そしてついにゆず経由でノクタンからの呼び出し受けて、ついに真侑、悪運回避チャンスか! と思ったら、思わぬ展開してびっくりしましたよ。

こういうのもありなんですね。

大きくなったノクタンを見て、洋服の心配をする真侑です。チビっ子ノクタンのときの服をそのまま着てますからね、どう見ても身にあってない。近くに古着屋さんあるからいこう! からの着せ替え大会。零がまるで役にたたないのな。趣味がいいとか悪いとか以前に、なんでそんなもんあるの? レベルの着ぐるみとかおすすめしてくる。

で、真侑のセンスがいいんですね。ゆずのチョイスもノクタンよろこんでくれて、かくして今回は楽しい楽しいお着替え、お買い物回とあいなりました。

結局バトルとか発生しないで終わったわけですが、こんなに平和でいいんですか!? みたいなピソード。でも平和、たいへんよかったです。

2025年5月31日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号、先日の続きです。

『mono』

愛車の車中泊スペースを完成させたスズ子。華子おすすめの車中泊スポットにやってきて、試運転兼動画収録兼原稿をしようとあいなったのですね。

華子たちは案内だけしてすぐ戻っちゃうんですね。ということは、なにかあってもスズ子は自力で解決しないといけない。一番問題になりやすいのはポタ電かな? 午前3時までは使えるはずと当たりをつけて、原稿を進めるスズ子。休憩して夜食をとって、ここまではスムーズにいったのだけど、思ったよりも電力の消費がはやい! 寒さが原因!? やっぱり実際に試してみないとわからんものなんですなあ。

たとえ電力に問題があっても、仕事を進めるスズ子は立派ですね。理由をつけて休みたがる人とは全然違う! 仕事が終わるとほぼ時を同じくしてポタ電も力尽きて、まずまずは無事目的を完遂。就寝とあいなったのでした。

車中泊だと体がバキバキ。あれだけスペースをしっかり作っても、やっぱりは休まらんものなんですなあ。そして早朝、夜明けの富士に心を洗われるスズ子。これはすごくいいんだけど、作風ゆえに問題が出ちゃうというの。ああ、なにもかもうまくいくわけじゃないんだなあ! そのうまくいかないポイントの意外性。実にこの漫画らしい落ちでした。

『ずんだもんTV』

動画がひとつ、視聴不可にされてしまったずんだもんTV。なにかまずいもの、映ってたっけ? 問題の動画はずんだもち作りの生配信回。なにかまずいもの、映ってたっけ!? 実にわからん状況ですが、運営からのDMを見るに、「能力の誇示」に抵触しているのだそう。

「能力の誇示」!? そんな規約があるんか! しかも東北家に調査が入るという。なんだっけ、ずんだもん、なにかやらかしてたっけ? みたいなこと思ってたら、なんと問題はずん子! 調査に訪れた中国うさぎがずん子の能力を確認して、異能力者と判断。しかし危険はなさそうだとおとがめなしになるんですね。

ああ、よかったよかった、と思ったら、ずんだもんが能力に言及。そのままだったら、動画も無事だったのに、なんかややこしいことになったじゃん!

見逃がされていたずんだもんの異能力。それが本物なら話が違う。ずんだもん、捕縛されて、このままだと幽閉!? 必死に抵抗するずんだもんに中国うさぎの能力が炸裂する! って、服を木っ端微塵にする能力!? 因幡の白兎的な能力!? ともあれ全裸に剥かれたずんだもう。ここからどう反撃するのか。いや、ずんだもんに羞恥心がなければ、特に戦力低下はしてないな。でもどうなのだろう。ずんだもんの活躍に期待です。

『このままモブじゃ終われない!』

すんごいいい話! コモナのもとでコスプレさせられているA子とB子。このふたりがアシスタントとして大活躍! というか、コモナが無理な仕事の入れかたして大ピンチ。もういろいろ構っちゃいられないと、コスプレ解除してアシスタント業再会させるのですね。

このふたり、無理やりコスプレさせられてるわけじゃないんですね。なかなか芽の出なかった漫画家コンビがアシスタントとしてコモナのもとにやってきた。最初はいろいろ野心なんかも隠していたのだけれど、コモナの才能の前に気持ちがくじけてしまった。そんなところに持ち掛けられたコスプレをネガティブな気持ちのまま引き受け、堕落するにまかせ居着いてしまったというのですね。

今回、アシスタントを買って出たものの戦力外のピコがですよ、ふたりの気持ちを救う。このくだりが本当にいい。互いの能力を買っているのに、自分のことは信じられない。そんな気持ちが作品を弱めてしまっているのでは? ピコのあの優しくそして力強いアドバイス。ほんと、輝いていた。この人、こうして誰かの相談受けて、問題解決していく仕事の方が漫画家よりも向いているのでは? というくらいにキラキラしていて、そしてふたたび漫画家を志そうとするA子、B子のその姿!

ああ、感動的!

もしこの漫画が、問題解決してなにかアイテム集めたりする系の漫画だったら、さぞかし素敵な宝物が得られたことでしょう! なんてこと思ったのですが、もちろんモブおわはそういう漫画じゃないから、なにもアイテムは得られないし、それどころかコモナの問題は解決してないし! ともう大変。

でもなんとかなったそうでひとまずは安心です。でもA子、B子がひとりだちしたりしたら、コモナどうしちゃうんでしょうね。本格的にピコをものにしないといけなくなりますか!?

2025年5月30日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年7月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年7月号、先日の続きです。

『となりのフィギュア原型師』

工房に現れた謎の女性は、大きくなった代表! ならぬ、代表こるりの姉、宙飛。世界を股にかける彫刻家。すごい経歴と半藤が驚くような人で、けれど代表はそんな姉のこと、苦手に思っている模様です。

ぐいぐいくるスタイルが苦手ということもあるようだけど、問題はもっと根深そう。姉に勝てなかったという意識がある? ファインアートの現場で活躍する姉に対し、自分はドロップアウトした身。なにか負い目のある、そんな態度が半藤には我慢できなかったんだ!

代表は諦めたんじゃなく、フィギュアの世界を選んだ。ここから半藤、怒涛のマシンガントーク。言葉を尽くし代表を、その作品を褒め続ける。すばらしい。熱い愛、あまりの熱さに桐山姉妹も半藤本人も赤面する。そして斉藤、はぐに誘われてフィギュアづくりを体験する宙飛。知らぬ世界のおもしろさに没頭して、そして妹の仕事の価値を知るにいたるという流れ。

ああ、彫刻にフィギュアに、それぞれ違いはあるかもしれないし、序列なんかをうんぬんされることかもしれないけれど、作っている人にとってはどちらもおもしろく、魅力あるものなのだと、ここに姉妹の和解のなるところ。たいへんよかった。そしてこの和解に大きな役割を演じた半藤。いやもう、たいした男であります。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

ヨシアキとマコトの出会いは見合い。あまりに自分の生活に頓着しないヨシアキを心配した編集者が、この人ならと編集長のツテからマコトを引き合わせたんですね。

わりと強引なセッティングながら、なんだか悪くなさそうな雰囲気です。ヨシアキはこざっぱりとして、対しマコトは元気よく、挨拶なんぞかわしてそして後はふたりでごゆっくり。見合いの定番の流れとなるんですね。

でもここからがマコトの時間。最近小説にハマっています。先生の本がおもしろかったです。自分の感じたよさをヨシアキ本人に語るくだりはとてもいい雰囲気で、と思ったら、念願のサインに舞い上がって帰っていっちゃった!

ほんと、驚きの展開に、さすがに断られたと気落ちするヨシアキ。で、見合いであることを忘れていたと舞い戻ってきたマコトと本音も本音の話をかわして、お互いの人となりを理解していく。まさに今、夫婦としてふたりがやっているすりあわせ、相互理解は、この見合いの席にはじまっていたのですね。

急がず、ゆっくり時間をかけて相手を知っていくふたりの話。その第一歩が、まさに自分の欠点に悩む人を前にして、即断はやめよう、長い目で見て、理解し受け入れていこう。その心づかいがあたたかい、実にこのふたりらしいと思える出会いに、ああこういう関係はよいなあと思うばかりでありました。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

バイトすると決めたいぶき。駿の同僚の紹介で、妹が働いているという職場を紹介してもらうことになりました。場所だけ知らされ、明日から。妹についても明日いけばわかる。なんとも乱暴な流れで働くことになったのですね。

いきなりの展開にあわあわしているいぶきですが、そらそうなる。突然の仕事発生、詳細不明で知らない人たちのなかに放り込まれるわけでしょう? いぶきでなくとも不安になるってものですよ。でも大丈夫、問題ありません。その同僚の妹さん、こないだいぶきも参加した企業案件でご一緒した松下亜子さん! まさかの再会に混乱しまくるふたりなんですが、それでも相性よさそうですよね、この子たち。案の定といっていいものか、ここからもいい感じにコミュニケーションとって、だんだん打ち解けていきそうな雰囲気。実に期待させるふたりなのです。

亜子との仲も、職場の雰囲気、仕事内容も、いぶきにとって向いていたっぽい。継続すると決めての帰宅。さらなる経験値の獲得に、いぶきの成長も見込めそう。というか、普通に新職場でいぶきの経験すること、その様子など、楽しみになっているのです。

2025年5月29日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号、先日の続きです。

『花唄メモワール』

令和の世から大正の御代にまたも戻ってきた梅。しかしこちらでは4時間が経過。行方不明扱いになっていた梅は、皆を心配させるなとこっぴどく女将に叱られるハメに。さらにアイリス、イネが梅の不在に不安になっちゃって、どうにもこうにも離れがたいと、すっかり甘えんぼうになってしまっているんですね。

ああ、ああ、梅さん。いたいけなこの子たちをわずらわせてはいけませんよ。とはいえ、梅にしても制御できない時代の行き来。かなうことなら梅だってタイミングはかって移動したいだろうのに。どうにも謎の時間移動に翻弄されている梅であります。

さて、こちらの世界での生活が再開されて、アイリスからもたらされたウスターソースで豚カツ作ろうと大盛り上がり。藤野の身請け話は解決し、竹子も自分と小説に新たな向きあい方見出すなど、少しずつ変化したり進展したりしています。そして藤野から梅への贈り物。梅の柄の着物! 藤野が手ずから縫ってくれた着物で、一緒に彼岸獅子を見にいって。そのときの梅の願いよ、どうかかなっておくれと、読者の私にして願う気持ちになったのでした。

と、そんな叙情心情に迫る描写の後にです、国指定登録有形文化財への釘打ち! いやもう、驚きますよね。そりゃそうか、この時代にはまだ普通の建物なんだ。それだけに梅との意識のギャップが目立ちます。

『ウクレア!』

楓さん、ウクレレベースを狙ってるんだ。5月頭の連休に参加したイベントで、ギター、ウクレレ体験がありまして、そこで見たのがうどんみたいに太い弦を張ったウクレレベース。楓が買おうとがんばってるのも、そういうのかも知れませんね。

アンサンブルをするにあたって、ベースがあるとないではずいぶん違う。表現の幅を広げていこうという楓の気持ち。今後のさらなるウクレレ部の躍進、期待させてくれます。

さて、ステージを懸けた吹奏楽部との対決。ウクレレ部の勝利となったわけですが、吹奏楽部の子たち、決してひきずることなく音楽祭を快く譲ってくれて、さらにはエールまで。ああ、さっぱりしていい子たちですね。コンクールがんばってくださいね!

音楽祭に向けての練習が続きます。里桜の家で合宿を、というのですが、城!? 想像を絶する偉容に異世界を感じてしまう舞帆ですよ。そして音楽祭のセットリストを決めていく。新曲を入れたい。どんなのがいい? というところで、空子から自分たちで作ってみればと提案。そこにまさかのお客さん。舞帆を訪ねてきた生徒会長に助力を期待するも、素っ気なく帰ってしまう会長と、その後を追った空子が知った会長の秘密。

ああ、物語が動きます。ここにきて、会長の抱えてきた苦悩がクローズアップされて、ここで空子たちが会長のためにできることがある!? 会長の問題が解決されることで、なにか変わってゆくこともあるのでしょうか。ここに明かされた問題をそのままにしておく空子たちではないでしょう。もしこの子たちの活動のはてに、会長の安堵やしあわせがあるなら、なんてよいことだろうと思います。

2025年5月28日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号、発売されました。表紙は『mono』。メインに春乃、左右に華子、スズ子という、このところの車中泊改造大作戦に従事している3人が登場です。着ている服が、黒、白、黒とモノトーンで整ってるのが印象的。そしてそれぞれの手に、あいさつしている自分の愛車のミニカーがいるという実にかわいい表紙にしあがっています。最前面には犬もいて、なんだか人懐っこそうないいお顔。なんだかほっとして、笑みも浮かぼうという愛らしさです。

今月は新規ゲストが2本です。

『ガールズ・スキャット・オーケストラ!』

新しいクラスで端から大失敗。いつだってそう。自己紹介さえまともにできやしない。言葉をうまくあやつれず、コミュニケーションも失敗。なんとかしないとと焦るも、出るのは脂汗ばかり。そしてついには戻してしまい、初日から早退となったこの子、猫塚夜市。

公園で自己嫌悪に沈んでいたこの子に話しかけたのが、同じ高校の先輩、犬塚万里でありました。あいかわらず、うまくコミュニケーションとれない夜市だけど、強引な万里の前に逃げることもかなわず、そしてついには自分の言葉を、気持ちを引き出されてしまうのですね。

万里の武器はギターでした。様々なジャンル、曲調で歌われる、そのノリについつい引っぱられて、自分自身を不安や自己嫌悪の底から引き上げた夜市ですよ。

この子には可能性がある。その一端を自分自身知らされることになった夜市。この子のこれから、万里とふたりの活動? その行方やいかに。ちょっとした旅立ちの一場面思わせる第1話でした。

『K而上のメモリー』

転校生の乙木ゆづる。なにか部活をしなければならないという校則を知らされたゆづるは、幽霊部員でも大丈夫そうという理由で写真部を選びます。しかし写真部はいわくつき。人の気配もなく、活動している形跡もない部室を訪ねてみたところ、OB、Kを名乗る謎のセーラー服少女と出会うのでした。

今の制服はブレザーなんですね。セーラー服の彼女は、卒業生を名乗り、昔を懐かしむためにかつての制服を着ているとかなんとか苦しい説明。いやね、読者にはまあわかりますよね。この子はおばけだって。まさしく本物の幽霊部員。幽霊部員が幽霊部員を迎えて、一緒に活動しようという構図なのですね。

Kの撮りたかった写真というのを見せてもらったゆづるです。ああ、デジカメなんですね。不思議な写真がいくつも記録されていて、なにかはわからないものの、そこになにをか感じたゆづるです。

そしてKがこの世のものでないと気づいたゆづる。ゆづるはKを受け入れて、ふたりで活動していくことに。かくしてゆづるは幽霊部員ならぬ写真部部長に!? 思わぬ展開。けれどこのふたりにとっては、楽しい日々のはじまりになりそうです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

千星を遠巻きに見守る冴。乃々花が色めき立つも、事実は乃々花の想像とは違っていた。なるほど、冴は素敵な女性になるべく千星を参考にしようとしていたのですね。その試みが乃々花をも焚きつけた!? 千星を観察する女生徒がひとり増えました! そこからさらにひとり、もうひとりと増えていう千星の追随者たち。千星の真似がちょっとしたブームになってしまうというのです。

ジェネリック千星さま大量発生の絵がもう面白いのに、照れちゃってる千星がもう本当にかわいくて、ほんと今回は千星と冴たち、かわいいおもしろいエピソードだなって思ってたら、やっぱりちゃんと麻雀に繋がるのですからさすがです。

千星と冴、ふたり入れ替わり麻雀の勃発です! 乃々花と純礼に内緒でふたり入れ替わってのオンライン対局。ふたりにバレないように、冴は千星に、千星は冴になりきるのですが、どれだけ相手の傾向を理解しているか、どれだけそれらしく振る舞えるのか。それをがんばることで、いつもの自分とは違うスタイルを体験するというの、ほんとにおもしろい。

でも、手のはやいポジティブ麻雀にいい影響受けてる冴とは違い、即降りネガティブな冴を演じて心底ネガティブに沈み込んじゃってる千星。かわいいんだけど、大変だな、これ!

入れ替わりは、乃々花の言葉を勘違いした冴が秘密をバラしちゃっておしまいになったのですが、そのときのアバターの表情がいつもと違って新鮮! いや、これ、実にいいですね。目的と手段を履き違えてるとか心の中でツッコミいれられてますけど、たまにはこういう試みもたのしい、おもしろい、かわいいで、素敵です。

2025年5月27日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年7月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年7月号、発売されました。表紙は『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』。洗濯物畳んでいる椎奈がこちらを見ている構図。ということは、こちらに賢太がいるのですね。いつもの作務衣姿、仕事着ということはこれは自宅での情景。静かでにぎやかなふたり暮らし、その一端でありますね。他に『年下の酒先輩が可愛い』、『ラディカル・ホスピタル』のカットもございます。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

一緒にお散歩から、お外でキスだなんてずいぶん踏み出した賢太さんです。やりすぎたと謝りながらも、椎奈も結構ご機嫌。ふたり一緒に進展して、ほのぼのラブラブな時間は続きます。

みたいな感じで、椎奈賢太のほのぼのしあわせ生活がこれからも描かれるものだと思ったんです。整体院の院長との会話からも、そうだと思ったんです。

ところがですよ、まさしく青天の霹靂とでもいうべきできごとが。整体のお客さんがやってこない。倒れてしまい、来院できないという。そして今後通うことはむずかしいのではないかと聞かされた賢太の反応。

ここまで重く受け止める。そこにこの人の人柄というのがうかがえるようで、しかしこのできごとが賢太にどんな影響をおよぼすのか。なかなかにシリアスな状況になっています。

『クールな氷上さんは迫りたい』

課長の妹ふたりと出会い、一緒にお酒を飲んだ氷上。上の妹、くるみ、いやさモンブラン先生がずいぶん飛ばしていますね。兄の恋人を前に、やたらテンションあげてるこの人。よっぽど兄の色恋沙汰がおもしろいのか、いやあるいはそれだけ兄のことが心配だったのか。いずれにせよ、氷上の存在を心からよろこぶ姉妹なのですね。

でも氷上からいろいろ聞かされて狼狽するふたりですよ。自作の感想聞かされて、兄の性的傾向に疑念を抱く妹たち。さらに、くるみの発した言葉、生きた人間というのが氷上に怖れを抱かせて、ああー、マゾだの死体愛好者だの、とんでもない誤解が発生してますよ!

でもね、ちゃんと兄の誤解、解けたようでよかったですね。くるみのいう、生きた人間っていうの、兄はちゃんと二次元趣味と理解したんですけど、氷上は間違いなく死体と思ってますよね? でも、課長、きっぱりそこは否定して、そしてその言葉が氷上との関係を繋いだ。ええ、とてもいい展開だったと思ったのですよ。

というところで、気になるところが一点。氷上にくるみが伝えたこと。それはなんだったのか。兄の秘密。それはなんなのか。私、すごく気になります!

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

ジュローがステラの母から頼まれたこと。それは冒険者として活動すること。偽の経歴ながらギルドに所属し、魔王討伐後の世界でこの国の冒険業を後押ししてほしい。冒険業が、国の発展に寄与するからこそなのですが、この申し出、ジュローにとっても望ましい。結構わくわくしているというのですね。

自宅から魔法で王都に移動し、ギルドに通う。これからはステラとの生活以外にも、こうした冒険生活が描かれることになるのですね。しかしだんだんレベルダウンしていくジュロー。どこまで下がるのか。冒険者生活でレベルの下支えはできるのか。そのあたりもまた気になるところでありますね。

さて、今回のこの施策。もしかしたらステラもなにかしらの職を得て、ギルドに登録したりなんぞするのかな? と思ったら、そういうことはありませんでした。でもって、まさかのにあ氏とベリコが再登場。しかもご近所さん!? ってことは今後のジュローの冒険に関わってきそうだな! はいいのだけど、そうなるとステラさんのご機嫌がななめに!

なかなかにあちらもこちらもうまくいく、なんてことはなさそうですね。

2025年5月26日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、一昨日の続きです。

『スポチャン!』

県の18歳以下の大会に出場するももたち。部内競技と部外競技、それぞれ1種目ずつ選んで出るのですが、まさかの短刀が参加者1名で不成立。難民となったレイが、まさか後にあんな旋風巻き起こすだなんて、まったくもっての予想外。おおいに驚かされましたよ。

しかし今回は、ももにとっての試練といえる試合となりました。あかりが基本動作で3位、アメリアが二刀で優勝と、次々結果を出していく中、長剣フリーでほむらに破れ、棒での優勝からのグラチャン戦出場に希望を繋ぐも、りんに破れ、さらには難民レイが棒で無双。あんた、なに持たせても強いのか! 驚きの現実なのですが、この敗退を受け、悔しさに泣くまでの自分を発見するももですよ。

ああ、この子は負けて当たり前と思ってたから、負けても悔しさを覚えなかった。それが今、ここまで悔しいと感じる。それはこの子の選手としての成長と、そして人としての成長の証であるのですね。

でも、団体戦大将戦でほむら、りんと戦えるチャンスがある。それを知り、気持ちを奮い立たせるもも。ああ、ここにこの子のさらなる成長の機会、おとずれそうですね。ぜひとも、悔いなく戦ってほしいです。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

今回は番外編? 街歩きじゃなく、ファッションリサーチだそうですよ。気になるあの子のファッションを丸裸に、なんて意味深なこといっちゃうすかいですけど、ひぐれのこと、なにも着なくても大丈夫とか、ほんとに丸裸にしちゃう勢いなんですね。

皆のファッションのチャームポイント語っていくすかいです。それではじめて知ったのですが、ふうのワンショルダー、ただ襟ぐりが大きい服着てるせいでこうなってわけじゃなく、あえてのワンショルダーだったんだ! さらにはあめちゃんのブランケットの下が公開されて、皆のこだわりのファッションや、とくにこだわってるわけでもないファッションが白日のもとに。そしてそこに個々人の個性が見えるのとてもよかったです。

あらためてこうして見てみて、好みの服装はたから、それからマリンと判明しました。ええ、私は保守的ですね。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

アーシャたちが旅行にいっていたあいだ、そだちと蒼がふたりやっていたこと。それは、粉に水とか色々入れておいしく食べる調理実習。これ聞いて、お好み焼きかな? と思ったら、違うんか! 粉は粉でも米ぬか! ぬか漬けやろうというんです。で、ひとりじゃ寂しいからと呼び出されたのが蒼。

最初は微妙に乗り気でなかった蒼が、やってるうちにその気になっていくのがおもしろくって、でもぬか床が熟成するまで相当な時間がかかるって判明して、自分には無理とくじけてしまうアップダウン。いやね、一週間でもまだ短い、毎日毎日やることがあるっていうの、これよっぽどやる気じゃないと続かないわ。自分も無理だと思います。

ぬか床づくりの後、蒼のお泊まりが発生して、恋バナしたいとかいう蒼のトーク、そだち、まるで聞いてないじゃん! いや、まあアニメキャラとかいわれても困るよってとこなのかもですけど、こうした傾向あらためてここに示されたことで、後のアーシャのお土産が光りましたよね。

お土産のチョイスが絶妙だったアーシャさま。そしてぬか床に無理やり手をつっこまされるアーシャさま。いやもうすごい試練! でもこれでこそアーシャさまとも思いましたよ。

2025年5月25日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号、一昨日の続きです。

『球詠』

決してコンディションが悪いわけでもないのに、ヒットが出ない。ぎりぎりで凌がれる。ファールと見て見送ればヒットになる。攻めるにせよ守るにせよ、ことごとく裏目に出る。その流れは白菊の大アーチあっても覆ることはなく、あたかも確率の谷にはまりこんだかのよう。いわく、越谷市民球場の魔物。悪夢のような時間を過ごしているというのですね。

不運としかいいようのないこの状況において、芳乃も萎縮してしまい、さあここからどうするか。具体的な策が出ない中、一年生が美咲がハッパをかける。運も実力のうち。姫宮は目立ったミスもなく、その運を確実に拾っている。しかし新越谷も負けてはいない。この状況で自滅もせず踏み止まっている。このまま終わるとしても、いつもどおりに。悔いなくプレイしてほしい。

この言葉になにか流れも変わったか、稜がポコンとまさかの出塁! 思わぬ展開? いやしかし、ここからが新越谷の時間かもしれない。稜のかけごえに皆は応えることができるか。いやもう、待ちに待った出塁であります。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

東京からおこしの穂夏さん。ロゼを眼前にして、滂沱の涙。ああ、推しとはここまで尊いものなのか。あれだけいろいろネガティブだったこの人が、心機一転、生き生きとしてきて、ああ、推しとは生命の原動力なのか。すばらしい。穂夏さんはもっとロゼのきらめきを摂取して健康元気になるとよいのです。

さて、穂夏を案内して佐渡のアクティビティをいろいろ経験していきます。その最後となるのがゴールドパーク。砂金とり体験のできる施設なんですが、とった砂金はもらえる!? いやもうすごい。皆のテンションもあがります。

いわゆるパンニングってやつですね。皿にすくった砂を水中で揺すって、比重の重い金だけを残す。紗菜、ロゼ、穂夏に、運転手として参加してもらった麻衣も加わっての金探し。ロゼがうまく見つけるのに対し、穂夏はやる気が空回り。一向に金を見つけることができずにいるのですね。

そんな穂夏に麻衣がアドバイス。助言を受けてがんばりを見せた穂夏がようやく見つけた金! ああ、一時は自信喪失していたこの子が一気に元気に。ええ、麻衣、いい仕事をしましたね。

お別れに穂夏にプレゼントされた砂金のキーホルダー。いずれまた佐渡にくることを約束し帰路についた穂夏の検索するのは、佐渡への移住!? いやあ、これはまさしく人生の変わる旅でしたね。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

文化祭で猫耳メイド喫茶を出展する美都たちのクラス。初日は美都が猫耳メイドに扮して接客を担当。訪れた妹幸町も大喜びのその姿。多くの人の目をひいて、いやもう素敵のひとことなのでありました。

一日目は美都も甘那も得意分野を担当して、ということはメンバーが入れ替えになる二日目が問題になる。美都は苦手な調理を、甘那は接客をしなければならない! というのですが、着替えの時点でなんだか雲行きが??? 執事姿の甘那にざわめくクラスメイトたちですよ。皆がその魅力に気づいてしまった!? となれば当然接客においても好評で、かっこいい、素敵と、やたらめったらチャームをふりまいているというのです。

これ、知らぬは甘那だけというやつですね。文化祭も終わって、最後の順位発表で、食品部門で1位を獲得し静かによろこぶ甘那。さて問題は個人賞。最多の得票を集めたのは、予想に違わぬ美都さんであったのですが、読み上げられる受賞者たち、その末席にしっかと甘那も選出されて、ああ、大変だ、皆に甘那の魅力が知らしめられてしまいましたよ!

いやあ、これは美都さん大変ですよ? あなたの甘那さんが皆の知るところになりましたよ? と思ったら、美都さん、よろこんでいらっしゃるーっ! これは美都さんの器の大きさを見誤った私の不徳のいたすところ。ええ、これは慶事でありますね。皆が甘那さんを好きになるのがいいのです。そしていつかは姫宮のベストカップルとなるのです。

2025年5月24日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、一昨日の続きです。

『アイドルビーバック!』

いよいよセットリストが決まります! とはいうものの、具体的に決まってるの、ルナティックスターだけでは!? ざっくりと持ち曲コーナー、カバー曲コーナーとあって、そして終盤に未知のゾーン。こわ! これはこわい。まるで決まったかのようにテンション上げてるあんじゅがすごい。いやほんと、明るく元気でいい子だなあ!

未知のゾーン、新曲5曲ってことらしい。さすがに焦るトモコ様。新曲5曲も作れるのか? 椿におうかがいをたてるのだけど、そこで椿から逆提案が。

旧アイビバ曲のリアレンジをしたい!

古参ファンには嬉しく、メンバーにとっても覚えなおしがない分、しあがりがはやい。いいアイデアと好感持って受け止められているのですが、椿の負担は新曲より若干マシ程度なのか……。

そしてここで問題が。やっぱり権利の問題をクリアしとかないといけない。ということで、ここで旧アイビバP探しが発生。配信から知りあいからと、可能な限り手を尽くして捜索する。はたして元Pは見つかるのか。見つからなかったら、権利問題抱えたまま続行!? いや、それは避けたい。ええ、なんとか見つかってほしいと願うばかりですよ。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

こごみが置き去りにされた件、まさか続いちゃうんですか!? いやもう、びっくりしました。つくしの家の門前で、ハブられたと嘆き悲しむこごみちゃん。そこにまさかの来訪者。同じくハブられたターコイズが、こごみから事情知らされて、やっぱり同じく嘆き悲しむというのですね。

ひとりとぼとぼ帰路につかんとするターコイズを呼びとめたこごみ。親はいない、施設暮らしと聞かされて、我が家におまねきするのですね。

かくして突発お泊まり会とあいなりまして、ちょっと得意気なこごちゃん、かわいいな! 対しおどおどしてるたぁ子。お泊まりなんてはじめてだっていうんですが、ほんとこの子もかわいくって、なんだろう、ハブられた同士というだけでない結びつきが期待できる展開。ええ、期待どおりどころか期待以上の情景見せられて、ほんと、このふたりよいなあ。ターコイズ? って呼ばれて赤面するとかさ、なんてかわいいんだ。たまらんものがありました。

ずっとつくしを巡って対立してきたふたりだけど、これでもう完全に和解ですね。ふたりともにつくしの妹だ! いや、本当の妹はひとりなんだけど、ともあれターコイズはこごみの妹とあいなって、いやあ美しき姉妹愛。これからもずっと育んでいただきたいものであります。

『ぬるめた』

連休で昼夜逆転したちあき。くるみと一緒に深夜のコンビニに向かうのですが、こんな時間にしゆきに電話!? 迷惑では!? と思いきや、なんとしゆきも昼夜逆転なんですか。なんとまあ不健康な若人でしょう! 昼夜逆転の理由は連日の麻雀とのことですが、となると、こごめやさきなも自動的に昼夜逆転。当たり前のように連絡とって、会うことになるんですね。

コンビニ前で店からもれる灯りに照らされたこの子たちの様子。なんだかゆったりした時間感じられてとてもいい雰囲気。そして皆で集まって遊ぼう、麻雀しようという話になって、ここで散々描かれる実は麻雀弱いこごめのじたばた。

めちゃくちゃおもしろい。完全に手筋をしゆきに読まれて、事前に回避された上に狙い撃たれる。徹底的にボコボコにされた上で、テレビゲームに移行していく。こうした気楽で起伏のない時間の流れは、なんだか無駄のように思えて、けれどとても贅沢で、過ぎさって振り返るほどに豊かに感じる、そんなよさがあると思ったのでした。

2025年5月23日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号、発売されました。表紙は『gg!』。見下ろすカメラにピースサインで応えるセシリアにマイ。けれど優香は余裕がなくって、これはゲームプレイ中? いや、プレイの合間の情景なのでしょうね。一戦終わらせて余裕の勝利なのか、あるいは優香の特訓中か。いつものようにといったら悪いけど、優香ひとりが汗かいて奮戦中といった様子です。しかし、こうして一緒に取り組むものがあるということ。チームで戦うゲームもまた情熱持って向きあう青春のステージなのだと、この子たち見ているとわかるように思います。ゲームを取り巻く環境、ずいぶん大きく素敵になりました。

今月は新連載が2本、新規ゲストが1本です。

『あまねくシグナル』

空から落ちてきた女の子。出会ってすぐに逃げ出したその子は言葉が通じぬようで、ということはこの世界、少なくともこの国の人ではない模様です。あまりに不思議なできごとに、学校にいっても気もそぞろだったあまね。あれは宇宙人かなにかなのか? 疑問に思う彼女に、向こうから答がやってくるんですね。

自宅前で待っていた朝の女の子。しかも言葉が通じるようになっている! 謎の存在。お尻に触手。さらに不思議生物まで連れていて、明らかに不思議。それどころか不審。近づきにならないほうがいいと思ったものの、その子、逃がしてはくれなかった。家族になってくれと頼みこんできたのです。

この子、シグ。日本にやってきた宇宙人。ご飯を作るといったシグを招き入れて食卓を囲むのですが、地球オタクという彼女は、日本のガイドブック持っていて、これのおかげで日本食も立派に作れるのですね。

シグがあまねを選んだのは、あまねの心の穴に気づいたから。しかし伝えることは得意ではない? 一度は気持ちの疎通に失敗してしまったシグだけれど、自分の母星がもう住める環境ではなくなったこと。家族から見捨てられたことを話し、そしてふたりの暮らしがいよいよはじまろうというのですね。

あまりに違いすぎるふたり。でもどこか似たところもあるふたり。そんなふたりの生活や、いかなものになりましょうか。やわらかなタッチで描かれる、情感豊かな雰囲気が印象的な漫画です。

『ゴスロリ横丁』

ゴスロリ衣装に身を包んだショップ店員のゆな。見た目も華麗なその人は、実はかなりの飲兵衛で、どうしても酒をたしなみたい夜もあるというのです。そんな彼女のおきにいりの場所は、新宿西口思い出横丁。日本人だけでなくインバウンドの外国人客でも賑わうその場所は、夜でもこうこうと明かりを灯し、居並ぶ飲み屋はどこも満員。あてどなく横丁をそぞろ歩いて、直感だよりで今夜の店を決める。ああ、目当ての店があるでなく、馴染みの店にいくでなく、まさしく嗅覚一本でここという店を選んで立ち寄る、それがゆなのスタイルなのですね。

今夜のお店はおでん屋。まずは熱燗2合を注文し、あとは気持ちのおもむくままにおでんをつまんでいく。ここにも彼女の予期せぬ出会いに身をゆだねる、そうしたポリシーが見てとれるのです。

そんな彼女の今夜の出会いは、常連のみが知る裏メニュー? 焼きおにぎりおでんというの、これ、焼きおにぎりをおでんだしにひたしたものか。これは本当においしそう。予想もつかないメニューを知る。それもまた楽しみ。知らない店の、はじめてのメニュー。初対面の人たちとのしばしのコミュニケーション。ああ、楽しい夜の過ごしかた。これもまた優雅でありますね。

『吉岡さんは差し入れがしたい』

京都は嵐山に店をかまえる一件の蕎麦屋、雲母庵。それが吉岡詩織の切り盛りする店。クール? あるいはミステリアスな美人。とっつきにくいとバイトの杏はいいますが、決して冷たい人じゃない。表情こそは変わらないけれど、新人バイトの杏のこともちゃんと見てくれている。古くからいる店員さんには、その店長の思うところ、いろいろわかっているのですね。

そんな吉岡店長の楽しみは、働く仲間への差し入れ? 嵐山のメインストリートに居並ぶ店をざっと見て、皆が喜ぶのはなんだろうか。特に今回は杏の好みを意識して、そのアクセサリーからお団子にしてみよう。みたらし団子に決めるのでした。

ただ差し入れにお菓子を買うというだけじゃなく、実際に自分でも食べてみる。吉岡店長による食レポがメインなのか、そう思わされる充実の描写が空きっ腹を襲います。

店長の御眼鏡にかなえば、差し入れ用にテイクアウト。お店の皆に振る舞われるそれらはまさしく店長吉岡の心尽くし。杏の好みを的中させて、優しい笑みを見せた店長に心わしづかみにされる杏よ! これだけで、店長の人となりもわかろうというもの。距離を感じていた杏にして、一発で陥落せしめたその表情は、ただ美しい、魅力的というだけでなく、人に近しさ感じさせる人懐こさにあふれるものなのですね。

2025年5月22日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

がんばって登校したぎゃお。すっかり疲れはててしまって、今日は一日休息する模様です。でも残念ながら、そのささやかな望みが許されない。日曜日まで人に会いたくない! 共感ばかりの切実な思いが簡単に踏みにじられてしまう。

ああ、なんてかわいそうなのぎゃお! それもこれも、ドラゴンを征伐してまわるドラゴンスレイヤーがためなのです。

って、そんなやついるんだ。しかも普通のセーラー服でくるんだ。学生? かと思ったら、世をしのぶ仮の姿みたいですね。伊勢原たまという名前も偽名なのかな?

このドラゴンスレイヤー。パパドラゴンがぎゃおに注意をうながすくらいの危険存在。ぎゃおが必死でひまりに助けを求めるも、ひまり、異世界からきた本物のドラゴンスレイヤーと聞いて、テンションだだ上がりですよ! 親しげにたまに話しかけて、ぎゃおは無力だから討伐しなくていいよ! なんだかうまいこと丸め込んでしまうんですね。

いやもう、ひまり、頼りになります! しかもたまのこと、チャーハンでしっかりハートキャッチして、ああ、この子もこの家に入りびたるようになったりするのかな? と思ったら、ひまりの圧に怖れをなした? 逃げちゃいましたね。でもぎゃおがいるかぎり、また再登場もあるでしょうね。

『セーラー服と関西弁』

まつりと薫の出会いが語られます。ただ家が近所だった。それだけの理由で、病欠した薫の家にプリントを届けることになったまつり。それまで薫とは交流がなかった。とっつきにくいやつだと思っていた。それが実際話してみれば、予想以上に気のあうやつで、初対面ながらすっかり打ち解けて、一緒にゲームして、友達になったんですね。

これがまつりの運命の分かれ目? 一緒に薫のこといけ好かないといってた友人たちが、まつりのこと、最近つきあい悪いと、普通にムカつくと陰口。

目をつけられてしまった。敵認定? もしや大阪ミナミから箕面まで通うことになった理由、それはこの人間関係のごたごたにあったりするのでしょうか?

不穏な空気のまま次回に続く。ああ、なんかいやな人間模様見ることになるのかなあ。まつりに薫は、そんなのにふりまわされず、ぶちかましてほしいものだなあ。

『エイティエイトを2でわって』

奏に連弾しようと誘う神音。これ、ちょっと試しにやってみない? って話じゃなくて、ガチでやろうぜ。ツアーとかやろうぜ。給料だって発生するよ。練習は1日10時間!

すげえな、もう見てる世界が全然違うんじゃん!

語られる内容は、奏にとっても望ましいもので、あきらめたピアニストの夢、ふたたび? 心が揺らいでいるのですが、この申し出に奏、思いっきり、これでもかと、渾身、全身全霊で断るというのですね。

あまりに勝手すぎる。いろいろいってくれたけれど、自分の演奏が揺らいだ理由は神音にある。悩んで迷ってわからなくなって苦しんで、それでようやく美弦との連弾に可能性を見出したというのに、ここで神音との連弾だなんて無理。というか、10時間の練習がもう無理! それができるだけで才能だよ、うらやましい! と思うところをすべてぶちまけたんですね。

奏、ここまで自分のうちにある気持ちを、しっかりまっすぐありのままに誰かにぶつけられるまでに、確かなものに育てあげていたのですね。そしてそれは美弦やゆず、来夢との日々あってのことだと思う。

会場を後にした奏と美弦の会話に思うところたくさんありました。美弦や咲雪にとっては奏も天才なんだって、そしてその天才に心打たれた人もいたんだよって。奏も美弦も知るよしもないことですが、そのひとりがかつての神音だったというのですか。ああ、奏、あなたが思ってるよりもあなたは大きな音楽家なのですよ。そう語りかけるような幕引き、印象深かったです。

2025年5月21日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、一昨日の続きです。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

リリーにとって天敵ともいえる存在、躾役のマツバが登場。ムチを片手にチイパッパ。不埒で怠惰なリリーを厳しくしつけます。

この人、リリーの関係者なのに百合に対してアンチなんですね。見つめあうイオリとルナをハレンチと牽制。いや、ただ見つめあって雰囲気作ってただけなのに!? さらにリリーに百合漫画見せられて、完全に否定。

いや、どうだろう。理解できないからというよりも、理解できてしまうから。これまで守り続けてきた自分の枠が揺らぎかねない。それがわかっているから、百合を受けいれるわけにはいかない!

なかなか手強そうな相手ですね。でもこういう人は、一度突破しちゃうと案外チョロかったりして? と思ったら、速攻で突破されとるがな! イオリの母がやさしくマツバを抱きしめて、私を本当のママと思っていいのよ。それで陥落! いやもう鮮やかすぎてチョロいなんてレベルじゃありませんでした。

しかし、イオリの家。母とマツバ、さらにリリーと、なかなかにカオスな関係性乱れる不思議空間になりつつありますね。でもさ、リリーよ、あなたがいつまで傍観者でいられるのか。ええ、リリーも充分百合ップルの一片になっていいと思うのです。というか、なってほしい。

『夢路あかりと魔法の本』

お城の尖塔目指して、不思議な街を進む志帆たち。しかし困ったことに道がわからない。魔法の木の棒に道案内を頼むも、この街は変だ! ループしている! 同じ場所を堂々巡り、いつまでたっても抜け出せずにいるという現実を直視させられて、もう大変なのです。

道案内を金魚の金太郎に委ねるも、行き着く先が街路の下!? 穴を掘りはじめるメイに小鈴なのですが、志帆がついていけないと離脱。単独行動していたら、そこで出会った人影。開かないはずのドアが開いて、その先に消えていったというのです。

いやもう、これ、絶対勘違いさせられますよね。だって、この街の住人。あるいはこの状況を作り出している張本人かと思うじゃないですか! 家のなかにはたくさんのお人形。あ、これはあれだ。街に迷った人たちを人形にしているんだな! このままじゃ志帆たちも人形に変えられてしまう!

と思ったら、全部違うのかい! 志帆の見かけたあの子は、住人どころか志帆たち同様道に迷っていたひとり。どうしたらいいかわからなくて、たまたま見かけた志帆たちを頼りに後についていったっていうんですか。

そんな子が、今ここに追いつめられてさあ大変! って、君が追いつめられる側か! まったくもって完全に予想を外してしまいましたの巻でした。

『魔法柴犬☆はなまる』

はなまる、胴が長くてふかふかでかわいいな! 愛莉が学校にいっている間は、こうして部屋でおとなしくしているのですね。と思ったら、ポメが全然いい子じゃない。はなまるのおやつをちょろまかそうとし、あまつさえ愛莉の忘れたお弁当まで自分のものにしようとする。ああ、いけない子だなあ! はなまるはこの子をとめることができるのか!?

と思ったら、怒ってガブリ! おおう、結構こわいぞ。さすが柴犬。本気出すとちょっとこわいぞ、はなまるさん。さすがに凝りたポメに、まさかのラコリーが介入。はなまるを人の姿に変身させて、愛莉の学校に向かわせようというのです。

ほんと、ラコリーさん、グッジョブでしたよ。制服はなまるちゃん、めっちゃくちゃかわいい。もうこれだけで今回は優勝ですよね、とか思ってたら、学内に潜入したはなまる大活躍ですよ。というか、はなまる、主役補正でかわいく描かれてるとかじゃなくて、ほんとのほんとに相当かわいいんだ。学内にとりまき引きつれるいけ好かなそうな娘、鮎戸瀬美乃が嫉妬するほどの愛らしさ。しかも美乃のいじわるも、はなまるの運動性、かっこよさを引き立てるスパイスにしかならず、さすがの美乃も美少女はなまるに完落ちしてしまうというんですから、もう手がつけられないってやつですよ!

これ、はなまる大好き女子が増えたという理解でいいのですか!? 変身はなまるにラブの炎を燃やす、そんな美乃をもっと見ていたい! と思ったのだけど、もしや今回だけの登場ですか!?

ああ、それはもったいない。ほんと、もったいない。はなまるにメロメロな美乃さんをこれからも見せてくださいよ。

2025年5月20日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月19日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、発売されました。表紙は『江口さんちの純情サキュバス』。女子高生ふたりの放課後帰宅タイム? シアトル系コーヒーショップのホイップのっけたカラフルドリンク片手にしまして、一緒にセルフィーを撮っているヒビキとミアであります。その溌剌として輝く笑顔。日差しのもと、負けずにまぶしさふりまく美しさであります。でも、ミア、八の字まゆで冷や汗!? ちょっと無理していらっしゃる? なかなかはじけられない。そんな性分が見てとれる、かわいくおもしろいカットです。

今月は新規ゲストが1本です。

『百合&テイク』

百合あいらの妹は病の床にふせっています。そんな妹、なのはのために日々特効薬を調達してくるあいら。薬とは百合。女子同士の仲いいトークがなのはの病状をやわらげて、けれどいつしかなのはは薬剤ならぬ百合に耐性がついてしまい、より強い百合を求めるようになったのでした。

大変、あいらさん! とっさのことに、自分に彼女ができたとウソをついてしまった。あとはウソを真にするだけ。学校で彼女になってと友人たちに頼むのだけど、誰も協力してくれない。そんななか、ただ目があったというだけの理由で彼女にさせられた貞久みい。人づきあいが苦手で、けれど百合は好き。百合に釣られて家に招かれたみいは、あいらとの関係に戸惑いながらも馴染んでいく。

馴染んでいってる?

しかし、次から次へと関係のエスカレートを求めるなのは。これはものすごい勢いで耐性が進んでしまうのでは!? ともあれ、なのはの病状緩和に役立てたみい。あいらはこの子にもう頭が上がらないですよね。

『ななどなどなど』

うわあ、ネトゲ廃人が16日ログインしてないだなんて、これ、事件性感じる事態だよ!? あまりのことに生存を確認した小町ちゃん。うん、その気持ちわかるわ。ほんと、死んでるんじゃないか、生きてるにしても無事なのかどうかって思いますよね。

さて、そんなるるです。萌との関係を回復したいと思うも、ニュータイプ的直感でるるを察知し姿を消してしまう萌を相手に手を焼いているのですね。萌に応えたい。けれど萌に会えない。だから萌の下駄箱に手紙を投函して呼び出すことにした。

ただこれだけのことに、どれだけの勇気を振り絞ったことか。さらには小町も、萌に対して、思うところを吐露しようとして、でもそれをあえて飲み込んだ小町。ああ、この子の意地ですね。だからこそ、この子の本気がわかりそうに思います。

決戦は文化祭の最終日。ああ、萌はどんな現実に直面する? 考えすぎている萌に、思いつめすぎだよと、誰か伝えることができたらと、そうしたことばかり考えてしまいます。

『神絵師のおしごと』

ツバキ様と出会っていたさョちゃん。母を亡くして、神のもとに召された、父の言葉に神を恨んだありし日のさョ。けれどそんなさョを元気づけたのは、他ならぬ神であるツバキ様だった。さョちゃんには忍者と思われていたのだけどもね。母を連れていった神をやっつける。物騒なこという子に、これならきっと立ち直れると、元気づけはげましたツバキ。

この出会いがさョを救って、そして今のコスプレイヤーさョを生むことに繋がったのですね。

さて、さョの父がこの神社の関係者であったという事実。そこにも踏み込みます。もしかしてツバキのことが見えていたのではないか? 花御子のデザインとツバキ様の類似は偶然というにはあまりに似すぎている。

この疑いを明らかにすべく、さョが父に聞きました。花御子のデザインにモデルはいたのか。その問への答がすべてを明らかにした!

なんと、さョの絵がベース! しかもその絵をブラッシュアップするにあたり、さョのいってた忍者から神に変更するなど、奇跡のような偶然が導いて、花御子ちゃんをツバキ様に肉薄させるにいたったのですね。

しかしまあ、ほんと、びっくりの展開。あの思わせぶりな侘助のくだり、全部パーじゃないですか! いや、それでもまだなにかあったりするのかな!? いやもう、ほんと、ものすごいこと翻弄されましたよ。

2025年5月18日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月17日土曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月16日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月15日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第65話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

オカルトサークル活動、まだ続いていたのですか。今度は河童を釣りにいく。あいかわらずろくでもない活動してるなあ! カリンが榎本にサークルに入らないかって誘ってるんですけど、この人が入るわけないじゃん! だってオカルトだよ!?

とか思っていたら、予想外の方向から、予想外の人、というかあなた誰!? 岡崎輝樹なる青年がカリンと一緒にサークルに入ってくれたんですね。

しかし岡崎くん、なかなかのつわものです。これまでもオカルトスポットを巡ってきた。そんな彼がいうのです。河童を釣ったとしてもし敵対的だったらどうするんですか? ぱっと投げつけて逃げるためのキュウリを首に用意して臨む河童釣り。他のメンバーは釣るまでのことだけ考えて、対し岡崎だけは釣りあげた先まで想像の域を広げていた。

この想像力よ。オカルトは想像力。実際にいるとかいないとか、それを問題にしていないように見える彼。河童にしてもいると断言しない。盲信しない、けれどいたらおもしろい、楽しいと、想像を広げる。その想像は、河童が友好的だった場合も想定して、そうした考えの柔軟さ。それは彼のクリエイティビティ、いつか絵本を作ろうという夢につながっているのですね。

あったらいいな、そうだったらおもしろいな。そういうワンダーを大切にしている人なんだと思う。

そしてそういう彼のいろいろが、リアリストに見える榎本を捉えた!?

カリンに連れられて河童釣りに参加させられた榎本が、岡崎にハートキャッチされて、もしかしたらここから彼女の恋などはじまってしまうのですか!?

いやね、正直予想外でした。なにか榎本は、達観して、もっとリアリスティックな恋愛などするものだと思っていた。それがこうしたロマンティック。

自分はつくづく榎本という人を理解していなかったんですね。

2025年5月14日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『ばくちぬぎ!』

紐水着を着ることになってしまったミクル。しかし紐はまずい。というか水着の時点で充分まずい。ミクルが本当は男だということがバレてしまう! この危機をなんとしても回避しなくてはいけない。幻が考えた対策が明かされた今回。なんと、ボディペイント! ないはずの胸まで描いてしまおうというのですか!

朝4時に能勢を呼び出して、半裸の奇跡に会わせます。頭隠して裸隠さず。覆面パンいちの不審人物相手にボディペイントを施していくのですが、能勢くん、だんだん変な気持ちに!? ああ、能勢くん、奇跡に恋するといいのです! できあがりの奇跡はまさにどう見ても女体なのですが、つまりパンツはどうしたの!? 能勢くんの技術がすごいのか、これはまさしく奇跡というべき仕事でした。

そして海に向かいます。紅音の家のプライベートビーチだから全裸でも大丈夫っていうんですが、この子ら、治安が悪いよね。そして海に入るには脱衣ギャンブルで負けねばなりません。負けるが勝ちのルールだけれど、ミクルにとっては好都合。勝ち残って水に入らない、水着を回避する。つもりだったんだけど、まさかここで顧問が敵として立ちはだかるとは予想外の展開でした。

って、顧問も博打に巻き込むのか! 容赦ないな、賭博部。

順調に勝ち進んでいくミクル。勝ちっぱなしのミクルがメインになるために、海回なのに水着回っぽくならないのがおもしろい。でもって、ミクルのボディペイントが汗で溶けて大惨事! ああ、このままミクルの真実が皆の前にさらされてしまう!? 緊迫の勝負が続くも先生の戦線離脱でミクルの勝負とあいなって、よかったミクルの秘密は守られた! と思ったのに、紅音の温情がミクルを襲う!

でも、なんだかんだでうやむやになったミクルの秘密。よかった! けれど、なんだかよくわからない属性がミクルに付け足されてしまいましたね。

『ゴーイング笑ウェイ』

虹汲千葉を相方と慕う、お笑い志願者橋山愛唯。まさか住まいが隣同士。ここにふたたび運命を感じる愛唯ですが、千葉にとっては逃がれられぬさだめ? 同じ屋根の下で暮らす。さらには食事をご馳走してもらって、同じ釜の飯とかいいだす愛唯。着々と夫婦漫才の道が整備されようとしているのですね。

千葉が愛唯を連れていった喫茶店。そこのバイト店員、角田桜希が同じ学校。さらには千葉も同じ学校と判明して、いよいよ愛唯のテンションは高まります。桜希から見てもお似合いのコンビ。いよいよ千葉は逃げられないのか。と思ったら、千葉、桜希にも迫られているじゃありませんか。千葉さん、モテモテです。

この漫画、千葉がモテまくる漫画なのかな? と思ったら、桜希には本命がいる模様ですよ。役者志望の岸谷歩美。うまく演じられなくて河川敷で落ち込んでいる歩美を見つけて、ふたりに紹介する桜希。しかし桜希の催眠!? で、歩美、まるで別人のような演技をする! ああ歩美の夢の実現には桜希が必要なのですね。すなわちベストカップル!? と思ったら、桜希、歩美に対して結構辛辣だ!

お笑いと演劇のふたつのカップル。どちらもまだ片思いが続きそうですね。でもいずれは成就? 成就のあかつきには、千葉のコンプレックスも克服されたりするのでしょうかね。

My Private D☆V

『魔法柴犬☆はなまる』のまるえりです。

D☆Vポイントは、「魔法少女が決意を固めた時に見せる普段と違う顔…的なシチュエーションにドキッとします」。朝日の昇る街を背負って立つ魔法少女はなまる。逆光に沈むその表情はシリアスな憂いを帯びて、ああ、これが決意の表情ですか。

たしかに素敵な表情で、普段は明るくにこにこしている女の子が、こんな表情するというのですから、シチュエーションも込みでドキッとさせられるの、すごくわかりますよ。というのも私もニチアサ勢のひとりです。そうしたシチュエーションにやられてきた蓄積があるのです。

しかし、はなまる、やっぱり美少女ですよね。普段はあんなで、大変なことやらかしちゃったりしてますけど、こうして見るとやっぱりきれい。見事にドキッとさせられました。

2025年5月13日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『ちみどろアイスクリーム』

いよいよ最終回。ということで、日向はこんなにも積極的になりました! 寝起きの偲音にのしかかるようにしてキスをせがむ日向。ああ、研究機関での生活は、こんなにもふたりを強くむすびつけたのですね!

って、これ、ロボなのか! 偲音をドキドキさせるために作られた、日向型ヒューマノイド。しかし、これ、日向にとってはとんでもない風評被害なのでは? 女性と見れば見境なく迫る痴女ボットじゃありませんか。せめて偲音だけ認識して動作するとか、そういうストッパーはありませんの? 日向×日向とか、ややこしいことになってますよ!?

なぜ日向ロイドが開発されたのか。それは偲音の研究を続けるため。施設の子供たちの、一般社会で暮らす夢。その実現に偲音の力を借りたい。ただそのためには日向と離れることになり、となれば偲音をドキドキさせる相手が必要になる。ということで日向ロイド。あんまりな話かもしれないけれど、偲音が誰かの役にたてるというならその選択を応援する。日向に背を押されるようにして、偲音、施設に残ったのですね。

そんな偲音の身におこるサプライズ。結婚式シチュエーションで、日向と愛を誓う。本物より先に模擬結婚式をあげることに複雑な思い抱える偲音なのですが、その思いが通じた!? バージンロードの先で待っていたのはロイドならぬ日向ちゃん。かくしてふたりの近いは本当のものになり、と思ったら、大混乱じゃありませんか! いや、これでこそ偲音と日向の日常だ。なんて思わされるにぎやかさだったのですね。

そしてふたりの日常が続いていきます。偲音と日向、ふたりの生活。それはそれはドキドキの毎日なのでしょうね。

『ドラッグストアじゃNPC?』

配信環境を失ってしまった東野えぬ。やりたくもない就職をするはめになって、勤める先はドラッグストア。しかしこの店、店員の個性が強すぎるな!? ツンデレに嫉妬むきだし娘? 男装の麗人、いや中性的なだけか、加藤小日向の愛をえぬと嫉妬娘で取りあうことになるのかしら?

と思ったら、どえらい勘違いだった。嫉妬娘、公野みみは嫉妬娘ではなかった! ナメられイジられ続けた学生時代。それがためにみみはギャルというものに敵愾心を抱くようになってしまった。その見た目からえぬをギャルと認識したみみ。かつての恨みを今ここで晴らさんと、えぬに強く当たろうというのですか!

と思ったら、みみさん、仕事の教えかた、普通だな。むしろ親切、懇切丁寧。というか常識はずれのえぬに戸惑ってるまである? いやだって、挨拶の練習でASMR的接触してきよるんですよ!? いやもう、えぬさん強いわ。ちょっと普通の変人じゃかなわないくらい強いですわ。

休憩にはいったえぬとみみ。ここからがよかったですよね。みみをオタクと見抜いたえぬ。同じニオイがしたといって、すごい勢いで距離をつめていく。で、みみさん、えらいことチョロい。絵を描いてるというの、あっさりバラしちゃって、でもそれが正解でしたね。友人のバーチャル配信者のキャラデザしてたのがみみ。おお、なんと、結構な実力者なんじゃないですか!

ここにこうして友情を深めたふたり。これはいいですね。もっともっとディープな関係築いていってくれると嬉しいです! でもって、仕事についても過酷な現実知らされて、ああ戦友としての関係もはじまりそうな気配です!

2025年5月12日月曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『かみねぐしまい』

神様のママの願い。間違いをおかした私を取り込んで消してほしい。すべてを手放して楽になりたい。その一心であるようなのですが、神様、ママを消したくない一心で一生懸命頼みます。

ママも神様のお願いかなえてほしい。それからのやりとりは、もっとお母さんと一緒にいたい。自分がまえな、ツギノのもとで経験したいろいろを、ママにも体験してほしい。そうした気持ちに溢れて、ああ、神様にとってママとはもっと一緒にいたい人、まさしく家族なのだなあって感じさせられたのでした。

そんな神様にまえなからのアドバイス。ママの力をちょっとだけ吸い取る。神様、普通にできちゃうの!? かくしてちょっとだけ力を吸い取った神様。その姿はもとのままで、ただママだけは幼い容姿に変わったのでした。

ママさん、ちょっと不本意だったみたいですね。でも娘の願いをかなえることはできた。一緒にサイドイッチを食べて、そして一緒に暮らす日々がはじまる。これはまえな、ツギノが願う家族のありかたそのもの? そうした家族の風景がこれからもこの子たちの周囲に広がっていくのでしょうね。

『ほうかごバスケット』

このあいだ見にいったバスケの試合。よほど刺激的だったのでしょうね。さっそく桜井さんの真似なんてやってるけいです。でも、気持ちに現実が追いついてない! そのできない理由をつばさが説明してくれるんですね。

まず桜井さんがやってることを実際に実演してみせて、そして技術の解説。これはわかりやすいわ! でもはなもあかりも違うという。今、つばさがやったことなら自分たちでもできそう。と、これを受けてつばさが先に話を進める。

いや、この子、教えかたがうまいわ。実際にあかりにやってもらう。その際に注文がひとつ。なるべく速く。これだけで同じ技がまるで違うものに見えてくる。そしてここでさらに解説。基本的な技術に、プレイヤーそれぞれの色、持ち味を掛けあわせたものが必殺技になるんだと。

ここで部員それぞれの個性、色に話題が移って、自分ならどんな技にできるだろう。皆の目の色が俄然変わってくる。モチベーションが上がるなか、けいだけは自分の持ち味はなにか迷っているのですが、続けていけばいずれわかってくる。つばさのはげましに、視線が未来に向かうというのもまたとても素敵な構成だったと思います。

しかし今回の話、本当にいい話でした。バスケだけにとどまらない、様々のことに通じる話。ええ、私にしてなにか気持ちの前向きになる。そんなエピソードでありましたよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

体育祭実行委員に選出された新たな山田と渡鳥。この山田音遠、渡鳥に急接近? ハグしてきたりして、山田も思わず気持ちがあがる!? でもぬか喜びはごめんと、冷静に冷静にと自分の気持ちを落ちつける。

ここからのふたりのやりとりですよ。一緒に体育祭の準備を進めていくのだけど、その過程で渡鳥のことお姫様呼び!? 一緒に二人三脚から、さらなる王子様ムーブ、加えておしりタッチまで! 体育倉庫でのアクシデントもうまく切り抜けて、ふたりより一層に密接に!? これ、実際どうなのか。渡鳥のこと、山田は好きなのか? と思うもハナからは否定的な見解が。

実際どうなんでしょうね。なんかよさそうに思うんですが、気を抜くとぬか喜びの未来が待っている? 油断ならない展開。でも、ちょっとでも渡鳥が喜ぶ、有頂天になる、そんな展開があるといいなあって思うんですよね。

2025年5月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

新入部員、空束愛。この子には自分が宇宙人であることを秘密にしたいといったユウ。その意図はよくわからない。ユウ自身にもよくわかっていない。ただそうしたほうがいいという予感がするのだそう。その気持ちを大切にしてくれる部員たち。ああ、こうして思いを受け尊重してくれるの、いい関係だなって。でもって、この関係は彼女たちが時間をかけて育んできたのだと思うと、なんだか嬉しくなるのですね。

さて、そうした関係を愛とも育むことができるのか。早速ユウの秘密がひとつ解禁ですよ! 灯台の秘密。ここにユウが暮らしていることは内緒だけど、愛を招いてのパジャマ合宿開催です。ああ、すごく楽しそう! それにパジャマ姿が愛らしい。いいよね、瞬ちゃん。かわいいといわれて不機嫌な表情するのも、すごく瞬らしいです。

皆で遊んで話して、合宿の目的はライセンス講習だっていうのですが、まずは今を楽しんで、そして外は流星群! 流れる星に思いをたくし、そして愛が海果に向ける思いよ。ああ、これはなにか動きがありそう? 愛の胸中、その思いの正体やいかに。気にならないではおられない展開です。

『しあわせ鳥見んぐ』

うわあ、メイドな翼がかわいいっ! けれど本編ではトリさんの中身に徹しています。すずと岬の通う大学の芸術祭に駆り出されまして、客引き中なのだそうですよ。すずにひなはメイドのかっこうしましてね、もう一着あったのだけど、翼は断固拒否。かくしてトリさんとして参加したのだそうです。

トリさんはこどもたちに大人気。そして飛びついてくる四季ちゃん! 姉、岬の展示を見にきたというのですが場所がわからない。なのでトリさんたちと一緒に写真科の展示場に移動。その途中、そうとう寄り道したようで、学祭を満喫している様子、実に楽しげでよいのですよ。

さて、四季にはちょっと悩みがある? 将来をこれと定められずにいる。って、まあ中学生だったらそんなもんよ! だからまずは勉強、ってことはわかっていても気持ちがついてこない。どうにもやる気が出ないというこの子を、すず、自分の体験談でもって元気づけて、そしてここに姉岬の努力の話が載ってくる。

ああ、四季にはいい刺激になったみたいですね。まだ見ぬ未来だけど、気持ちの高まりを見せるところ。ええ、いい表情でした。四季さん、がんばるんですよ!

『海のみちるごはん』

隣の店が人気。対し夕凪亭は活気がない。店主のこずえが元気なくしてるんですね。でもマルセラがきてくれた。さらに常連の皆もきてくれて、隣の店よりこちらがいいって、ちゃんとよさをわかって選んでくれているんですよ。

元気を取り戻したこずえ。こずえ目当てのお客さんもこれで安心ですね! そしてここからみちるの出番。お客さん持ち込みのタコを使って、ざっとカルパッチョを作りました。この、わざと不揃いに切って、食感にアクセントをつけるというの、ああ、これ聞くだけでおいしそうだなって思えますよね。もちろんお客さんにも好評で、こうした和む時間、場所、それがここ夕凪亭のよさだよなあって思えたのでした。

そしてみちるに転機です。思いついたアイデアを職場にて提案してみた。起死回生なるか。そのアイデア、また結果がどうなるかも楽しみですね。

2025年5月10日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『異世界魔王ごっこ』

新たに姿をあらわした幹部、ベルの能力を使い、シエルへのコンタクトを図ろうという魔王乃々。無機物に擬態させることができる。ほんとは鳥かなんかに化けて潜入しようと思ったところが、魔王乃々のちびぬいぐるみになってしまって、城内に入ってからはもうなりゆきまかせ! 危うくゴミとして捨てられてしまうところを、おお、魔王様ラッキー! シエルにかばってもらえました。

期せずしてシエルの部屋にまで潜入できてしまった乃々。ここでシエルの能力が切れたら大騒ぎ? 微妙にハラハラの展開ではあるのですが、魔王様、なおもついていましたね。かわいいといってもらえて、さらにきれいきれいにしてもらって、しかもこの上添い寝ですよ。

もしここでバレたらやっぱり大騒ぎ!? シエルが寝ているあいだに早々に退散しようと思ったところ、まさかの寝言で、魔王さん好き、なんていってもらえちゃったりして、もう乃々に大直撃の返り討ち! と思ったら、好き嫌いはだめですよ? いったいどんな夢を見ていたのでしょうね。

ここで乃々は退場。ここから先のことはわからないけど、ちょっと嬉しいサプライズ。乃々にとってはボーナス回でしたね。

『スロウスタート』

クリスマス会本番です。定番のチキンは各自おうちでいただくだろうということで、この子たちのクリスマスは串揚げなのだそうですよ。おうちで食べれば串カツのソースの二度づけ三度づけも好き放題。誰にはばかることもなく、のびのびマイペースでクリスマスを楽しもうというのですね。

そんななか、たまてが海外にいくかもしれなかったなんて話ししちゃいましてね、動揺しちゃう花名です。あまりのあまりに追い込まれた表情しちゃって、でもたまてから日本に残ると聞かされて安堵。それがまたたまてを喜ばせるのですから、ふたりの気持ち、ほんとに寄り添う仲良しさんです。

そしてクリスマスの定番イベント、プレゼント交換。なにがいいかと相談したり下調べしたり。そうしたらあの子もこの子もバスボムに!? ああ、定番というか鉄板というか。それだけにかぶりやすくなっちゃうのですね。なかなかに難しいプレゼント選び。はたして過半数を占めたというバスボム。誰がバスボム選んだか、その反応から想像できるのもまたおもしろいですね。

『魔女まじょS-WITCH』

森の奥にある沼に異変発生。ルチェッタが対処するも、次から次へと育つ氷に一苦労。少しでも残せば復活してしまうと、全魔力を注いで一気に粉砕。これにて無事対処できました、と思ったら、駄目だ! 飛び散った破片から氷が復活。氷の災厄が広がってしまいました。

光のバリアで身を守るルチェッタにまな。けれどこのままではジリ貧、氷に取り巻かれて、いつか飲み込まれてしまう。なんとかして小夜を呼ばないと! そう思うもルチェッタは意固地になって、助けを求めようとしない。

ああ、ここでまなの出番です。簡単な魔法、明かりを灯す魔法すら使えないまな。でもここが正念場。明かりのイメージを高めるべく持ってきた懐中電灯を手に、小夜に向けて光を届けようと奮戦する。集中が大事。たとえ足元が凍りはじめようとも、まるで意識を乱されることなく、小夜に明かりを届けることだけを考えたまなの、もはや祈りともいえそうな魔法。

明かりよ! 明かりよ!! 明かりよっ!!!

精一杯の気持ちをともに放たれた魔法は、周囲をどころか夜空を貫き照らす眩しさで、ああ、やりましたね、まな! そしてまなに応える小夜ですよ!

即座に飛んできてくれて、氷の異変をかたづけた! ああ、思いの通じたこの瞬間。空からまなを祝福する小夜、素敵な先輩魔女でした。

2025年5月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、発売されました。表紙は『好都合セミフレンド』。すうなとルカ、ふたりの世界といっていいのでしょうか。ふたりともに白基調、光の中に沈みこんで、抱きあう姿が刺激的。背景に広がる桜も、すべて白の世界に溶けていって、ふたりの姿を際立たせています。こちらに向ける鋭い視線は、紛れ込んだ邪魔者を排除しようとする意思なのでしょうか。挑発的で挑戦的。この場に存在が許されるのはすうなとルカのふたりだけ。まさしくふたりの世界なのです。

今月は新規ゲストが1本です。

『ウイニングアンサー!』

体の弱く、運動に向かない女の子が求めた青春、それはチームで挑戦する高校生クイズ選手権! とはいうけれど、このタイプのクイズって結構走らされたりしてなかった!? というのは置いておいて、まずはこの子、主水亜衣の新たな挑戦を見ていくことになる第1回。しかしどうにもこうにも不安になるのはなぜでしょう。

まずは学校。偏差値2ってありえるの!? 家からの距離だけで選んだみたいなこといっていますが、はたしてこの学校が亜衣にとってベストな選択だったといえるのか。荒れに荒れている。そんな学校。どうにも一緒にクイズに挑戦しようだなんて雰囲気はなくて、というかそれ以前に部活がかなり破綻してない? だって運動部が場所取りで抗争繰り広げてるんですよ!?

でも、亜衣は幸運だったのかもしれません。心優しい女の子、大場香奈と出会って、意気投合した。自分の夢、仲間と一緒に競技クイズに挑むというそれを香奈に伝え、熱い思いを語ったところ、なんと香奈がクイズ部に入ってくれるというのです!

ああ、新たな第一歩。いよいよこれからふたりの夢がはじまる! と思うも、香奈、この学校の最下位でしたか! はたしてはたして、いかなる展開がふたりを待つのか。なかなかに前途多難そうですよ。

2025年5月8日木曜日

『まんがタイム』2025年6月号

 『まんがタイム』2025年6月号、昨日の続きです。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

ヒメコの大ピンチ。友達に誘われて海にいくことになってしまった。しかも水着も、それもビキニを買わされてしまって、もう駄目だ! 逃げ場なし! と、この状況で頼られるのが南見おと。猶予は10日。そんなの絶対無理に決まってる。それはわかっていながらも、泣いてるヒメコを見捨てるなんておとにはできない。というか、見事ひきしまったボディを手にいれたヒメコを妄想して興奮を隠せないおとがかわいい。いやもう、すごい鼻血よ? ヒロインが見せていい顔じゃない。でも、それくらいおとにとっては価値ある結果であるのです。

あとはその結果を掴み取るだけ。といいたいけれど、だって10日でしょう? 無理よ、無理。それはわかっているけれど、とにかくやるだけやってみる。食事を制限。トレーニングをぎっちり詰め込んで、とにかく筋力をつけていく。一緒に取り組むおとが頼もしい。負けじと食らいついていくヒメコもすばらしい。ああ、この友情あらば目標達成なるのでは!?

と思うも、なんも変わりませんでしたーっ! って、そらそうよね! うん、この漫画、トレーニングにめちゃくちゃ誠実だ。

無惨な現状にすっかり諦めの境地にいたったヒメコですが、ああ、助かった! まさかのクラゲの大発生! 猶予ができて、とりあえず長期的にダイエットに取り組めるようになりました。で、ここからの展開、とてもよかった。無理してしまいがちなヒメコに、エネルギー不足を指摘するおと。今日はチートデーと夏祭りの縁日に誘って、一緒に食べる屋台ごはんからの、ふたりで楽しむ花火の夜。

ああ、ふたりは友達。ずっと友達。この距離が、思いが近づく様子。すごく素敵と思ったのです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ルナ同好会には部室がありません。かくしてはじまる活動場所探し。学内である必要はないと、自宅である画材店の2階作業室を提供しようとしたひかり。でも駄目なのか。お母さんが許さない。天文部、月への情熱をお母さんが認めない! って、なんで!? と思ったら、ひかりの父が天文に入れ込みすぎて帰ってこないから、天文への拒否感が育ってしまったのかあ。

こうしてふりだしに戻った部室問題。次の案として、工業高校の校舎、資料室の空いてる空間を使わせてもらおう。からの、部屋の大改造ですよ。作品置き場と部室を分けるパーティション、壁を木工部に依頼して作ってもらう。まさしく手作り感あふれる部室づくり。といいたいけど、手作りというには本格的すぎる施工ですよ! 作ってもらいたい人たちと、作りたい人たち。望みがうまくマッチして、皆が嬉しい結果となりました。

ただしばらくは、新たにできた壁が人気スポットになって、ルナ同好会関係なく部室そのものを見にくる人が増えて、人見知りの部員には居づらくなっちゃった? もうしばらくはこの状態が続きそう。でもしばしの我慢ですよね。

『良倉先生の承認欲求』

写真加工に目覚めた良倉。最初は否定的だったけど、星畑が盛りすぎてイケメンになった自分を見て考えが変わった。さらにはこれは身バレ防止にもなるのではないかと考えて、どんどん先鋭化していく良倉。おすすめアプリを教えてくれといったら、星畑から自分の写真を加工してOLさんとしてアップしちゃダメだよ。絶対バレると釘を刺されるのがおもしろくって、なにがいいってあの真顔ですよ。ほんと、星畑さん、暴走しがちな良倉のいいサポート役になってくれています。

女性に加工できると聞いて我慢できなくなった良倉。自分の写真を女子にして、しかもその感想を明戸に聞く。そうしたら見事にバレて、ああそうそううまくはいかないものですね。そして良倉の凋落はここから。推しの路線変更を嘆く明戸相手に、うかつにも加工礼賛なぞしてしまったものだから、無用な批判を浴びてしまって、さらに氷上、水元相手にも加工奨励して、ああ、水元ちゃん泣かせちゃったよ!

もう完全に立つ瀬のなくなった良倉。明戸、氷上に正座させられて説教受けるハメに! あのふたりの冷たい目。ああ、素敵だなあ! というのは追いておいても、ここでまた助けてくれるのが星畑。ああ、ほんとうにこの子はいい子です。いけないことはいけないといってくれて、助けてくれて、叱ってくれる。良倉にとってのよき母みたいになっていますよ。

2025年5月7日水曜日

『まんがタイム』2025年6月号

 『まんがタイム』2025年6月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。今や運動の季節は秋ではなく初夏。かくして天海さん、運動着姿でパン食い競争に出場です。天海のかたわらには猫がいて、おおこいつも出場しているのですね。ともにパンをくわえて、ああゴールテープを切ったのはどちらなのでありましょうか。どうも猫が先頭のようですね。そして『ニセアイホンアイ』、『星月夜工業高校ルナ同好会』のカットもございます。

『ローカル女子の遠吠え』

やっぱり秋津さんはかわいいと思う。人目が気になって、これまでジムに通えなかった。それがこのところ増えてきた小規模ジムのおかげでようやくジムにいけるようになって、ランニングマシンが楽しいっていうんですね。変わらず人目ばっかり気にしちゃう秋津さんですが、ゲーム機使っておうちトレーニングとか向いてそうな気がします。

ということで今回はトレーニングの話題。東京では皇居まわりを走るけど静岡だったら駿府城。からの天守の話題に移行していくところなど、実に手慣れたものでした。

運動不足を自覚して休日に軽く運動するりん子が、たまたま会った雲春に問われるトイレのこと。まさかの壁! っていうんですが、あった! これ、昭和の頃にはよくあったよね! そうか、こういうのまだ残ってるのか。こうして漫画で話題になったら、改装にはずみがつくかもですね。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

故郷の三重と東京と、離れて暮らすナズナと太郎。はや三ヶ月がたって、そろそろ限界。会おうと約束して、落ちあうは三重の県庁所在地、津。この週末に会えるとなって、一気に気持ちの高揚する太郎。このときのふたりの気持ちの浮き立つ様は、それぞれに思いのつのり息急くような高まりを見せて、それだけにふたりが久々に顔をあわせてからのくだりがですね、はやる思いが太郎にしてその手を先走らせて、ナズナの思いも確かめずその手をとらせてしまう。思わず手を振り解いてしまったナズナの気にしていること。修行をして硬く傷もある手。その変化を喜んでくれた太郎にほっと気持ちの緩む、そんなナズナの姿がよい。

ええ、とてもよいふたりの関係に読んでいるこちらも気持ちの緩むものあるのですね。

さて、この漫画は遠距離恋愛の相手ナズナと、職場の気になる上司川島との間に揺れる太郎の思い、など描くのかと思うのですが、今のところ上司を前に揺らぎながらもナズナに首ったけじゃありませんか。ここで川島に傾く、そんな展開あるのでしょうか。今回、ここまでナズナとの関係描いて、太郎、川島に気移りしてしまいました! なんてことなったら、太郎の株ストップ安ですよ!? ほんと、今後、どんな展開見せるんでしょう。

『跳べないウサギと神の島』

レオが思い出す母のこと。理沙子の儀式のため島を訪れたレオとその母怜愛。このとき、怜愛が理沙子に気になることいっているんですね。この夏が最初で最後のチャンス。このチャンスとは、理沙子が島を出る機会? つつがなく進行する祭の終盤、禁足地に向かう理沙子と怜愛を追ってしまったレオと、そして訪れた悲劇。

いったいなにがあったのか。理沙子の失踪と母の死。自分もその場にいたかもしれないのに、なにも思い出せないレオです。図書室で昔の新聞を見てみても、くわしいことはわからない。そこに現れた、月兎の監視者メトリに聞いてもわからない。もしかしたら理沙子が知っているかもしれない。彼女が取り憑いた形代に聞いてみるしかないとなったのですね。

しかし理沙子捕獲に失敗して、いよいよレオのもとを離れようとする形代理沙子。ああ、これで理沙子がレオのもとに戻ることがなくなれば、情報を得ることはかなわない? なんとかして理沙子とコンタクトとるしかなくなったレオのこれから。おそらくはリンコの将来にも関わることです。いったいどうやって挽回はかるのでしょうね。

2025年5月6日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月5日月曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第64話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

お、おおおおおお、こ、こんなことがあっていいのでしょうか!? 

公式から後秋、いや秋後が供給! あのアクシデントキスを思い出して互いを意識してしまうふたりの気持ちに気づく女子が出現。てっちゃん、すなわち秋山の恋の高まりが今まさにここに描かれて、すごい……。すごいことになった……。ああ、あとはふたりが素直になるだけじゃないですかぁ!

さて、今回はセリナお泊まり回完結編ですよ。深夜までゲームに興じるふたりをなだめる秋山。いうこと聞かないカリンをお姉ちゃんと呼んで、模範的行動をうながすくだりなど、もはやお母さん! ああ、秋山ママのふたりにそそぐ視線はいつだって温かく、ええ、本当に優しく慈愛に満ちた素敵なやつなんですよ。

今回はカリンとセリナ、ふたりの気持ちが確かめられて、秋山のことが好きなのか? 好きなのは間違いないけど恋愛としてのそれなのか、よくわからないというセリナ。カリンもまだよくわからないと答えるのだけど、秋山の隣を居心地いいと感じるその感じ、恋というよりも愛や情に近い深まりを感じちゃうわけですよ! とはいえ、まだはっきりそうと明言できるまで、カリンのなかでは明確にされていない気持ちです。もうしばらく、いやもっともっと長い時間かな? この子の気持ちの変遷を見守ることになりそうだなあって思わされましたよ。

今回素敵だったのは、カリンとセリナのよく分かんない同盟。まだ自分の気持ちがよくわからない。同じ感情を抱える同士の恨みっこなし同盟。この女子同士の友情の育まれるところ、最高でした。

そしてほころぶ秋山、中村の嘘。朝はいかんか! 寝ぼけてるからガードがやわい。秋山を起こそうと乗っかったセリナをカリンと勘違いしちゃう秋山! うっかり朝食のリクエストをいつものようにしてしまうカリン。ほんと、ふたり、嘘のつけない人たちだなあ! それだけに信頼が置ける気がする。ふたりの見せる表情、話す言葉、そのままに信じて大丈夫と思わせるよさがありますよね。

総括です! 秋後! 秋後! なんだかんだいってカリン、秋山、本命ラブじゃん! そしてセリナちゃん、前髪の寝癖ウルトラスーパーキュートじゃん! いやはや、見どころありまくりのシリーズでした。

2025年5月4日日曜日

『まんがホーム』2025年6月号

 『まんがホーム』2025年6月号、昨日の続きです。

『うちの秘書さま』

おお、今回はメイド長回でありますか! 執事の高倉とぶつかって、いろいろうまくいかないメイド長。しかしそれにしたって屋敷の皆のよそよそしさはなんだろう。嫌われてしまった。ショックを受けて本家を飛び出し、はじめの宅に転がり込んできたのですね。

大荷物をかついだメイド長を見て、家出かと軽口たたいたはじめです。そうしたらメイド長泣いちゃって、ああ、なんて可憐なのでしょう。さあ、はじめ様、抱きしめてなぐさめてさしあげるのです! とりあえずはじめ宅で受け入れられて安心したメイド長。仕事に取り組もうというのですが、どうしても本家のいろいろが気になってしかたがない。でもみんなに嫌われてるからと、傷心のメイド長。

でも、それもこれも全部取り越し苦労だったのですね。皆がよそよそしかったのは、メイド長の誕生日を祝うため。主役がいないと会が開けないという言葉にメイド長喜んで本家へと帰っていくのですが、年齢を間違えられていたですと!? ああ、メイド長ふたたび傷心ではじめ宅に舞い戻り。

メイド長、54歳だったのですか。思ったより若かったといったらまた傷つけてしまいますよね。永遠の少女のようなおかたです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

ケンダイアリーなんてのを忘れていったあおいです。気になるけれど勝手に中を見るわけにはいかない! しかしケンとは何者か。気になるキョウスケにくまちゃんなのですが、先生が知っていた。ケンは犬ですよ。

学校で受けてるドッグトレーニングの授業。その相棒犬がケンなのですね。ということはこれは大事な日記。明日は病院休みだからきっと困るに違いない。ということで、キョウスケが日記を届けることになるんですね。

そこからの展開! キョウスケ見事に不審者として連行されて、たまたまエリがあおいを連れて見にきてくれたから助かったけど、そうじゃなかったらどれだけ詰問されたことだろう。また、キョウスケとあおいの勤務先がさくらば動物病院と判明してからもよかった。学校の先生がくまちゃんの同級生だったんですね。

動物看護師だけでなく教師になる道もある。いろいろな進路の可能性が示されたり、そしてあおいにエリのドッグトレーニングの授業を参観して、専門学校にも興味のわいたキョウスケ。ああ、こうして見識、視野が広がるのはほんとうによかったですよ。読者である私にもおもしろい回でした。

『歌詠みもみじ』

いろいろと問題ありありの妙齢女性ふたり。いまだ結婚の目処もなく、と思っていたら、理央先生、つきあってるお相手がおありとな!? しかも結婚も考えてるとか。まさに青天の霹靂ともいえる話題。芹澤先生ショックでショックで、もう倒れてしまいそうなほど。

かつて一緒に老い、同じ施設にはいろうと近いあったふたり。でも理央には家族が、対し自分はひとり。あまりに違う境遇を想像して、理央に結婚の取り止めをお願いする芹澤です。

ほんと難儀な人ですよ。でもこうして退路を断たれて自分も婚活に乗り出す気になれた。周囲を見渡すもめぼしい相手はおらず、よって頼みはマッチングアプリ。選り好みをしたくとも、有料物件はすでに売れている。妥協しつつの活動、はたして結果はどうなるか。と思ったら、芹澤、見事に見合いで玉砕。悪くないと思ったんだけどなあ。相手はともかく、芹澤自身は魅力的でしたやん。美人だし、職は堅いし、気さくだし、ちょっと難ありかもしれないけれどそれはお互い様でしょう?

でも、フィーリングの違いというのはなかなか埋められるものではなく、え!? そこ!? ってのがひっかかってたんですけど、無理してつきあって後でボロが出るのなら、はやいめに結論出たほうがよかったですよね。

で、後でボロが出たのが理央先生。ああ、破局。かくしてふたりはふたたび一緒の空の下。いずれ未来の同居生活がふたりを待つのですよ!

『座敷童子あんこ』

幸太と一緒に温泉旅行にいったあんこ。座敷童子がいるといって人気の宿なんだそうですが、あんこ、相手のことライバル視しちゃって、ああ、この旅行どうなる!? と思ったら、向こうの座敷童子っぽいのがあんこに入れ替わって幸太に取り入ろうというのですか。

しかし、この座敷童子、かわいらしいな。幸太がおみやげくれたからとすっかり入れ込んじゃって、おお、幸太よいいではないか、この愛らしい座敷童子を連れ帰っておやりよ。と思ったら、この子、座敷童子じゃなくって悪霊なのか!

いやもうびっくりですよ。本人がいってるだけなのか。あるいは悪霊なのは実際で、そして宿の人たちはこの悪霊を座敷童子と思っているのか。どっちなのかと思ったら、座敷童子は別にいるのか! でもって、この悪霊のこと、ちゃんと悪霊と認識されとるのか!

でも、この悪霊、ガチの座敷童子のはずのあんことそう違わない。ええ、やっぱり幸太よ、その子を連れてお帰りなさい。だってかわいいじゃありませんか。すぐにあんこ以上の、いやあんこに負けない人気キャラになりますよ!

2025年5月3日土曜日

『まんがホーム』2025年6月号

 『まんがホーム』2025年6月号、一昨日の続きです。

『はなまるゲーセン飯』

あがいんの玉子丼に救われた人、それがミキさん。格闘ゲームが得意で、幼なじみでかつおつきあいしているカズを次から次にとやっつけて、ご飯をごちそうさせる。このふたり、かつて学校に通えなくなってしまったミキを、強引にあがいんに連れ出したカズ。ばーちゃんの玉子丼を食べて、それがきっかけで元気になった。なんて過去があったというのですね。

あがいんというのは、こうやって誰かを元気づけたりはげましたりする場所なのかもしれませんね。今回も、サウンドビートの大会、決勝に進めるかどうかぎりぎりで踏ん張ってる田貫に、元気出してとぺろ、うーめんをごちそうする園香です。食べて、落ち着いて、暖まって、こうして待つランキング終了のタイミング。祈るようにしてサイトを更新してみれば、見事決勝進出が決まりました!

ああ、田貫くん、念願の決勝大会ですね。目標に一歩近づきましたね。

『彼女たちのツモる話』

なんだか元気のないしずちゃんです。なにかと思ったら恋わずらい。仕事の現場で一緒になる男性、北山さんが気になっている。けれど自分なんかにゃ目もくれない、自分はずっと片思いなんていってるしずちゃんに店長の節子さんからアドバイスです。

案外きてくれるのを待ってるかもしれない。そしてかつての自分の恋愛を話して聞かせて、いや裏プロ相手にイカサマ麻雀打つ話だったりもするんですけど、でもこれが通った。今のこの店に繋がるストーリー。でもって、今まさにここにしずちゃんを勇気づけてもいるのですね。

ちゃんと恋愛をしたいと、役満に恋の行方を懸けようというんです。そして目指すは小四喜。北単騎で待つという、見え見えの役満を警戒して誰も北を打とうとしないシチュエーション。待ち人来ず? というネガティブを吹っ切って、自ら掴む北山さんとの縁。見事にツモってみせたしずちゃんの気迫やあっぱれ。ああこの勢いで恋も成就させますか!?

と思ったら、北山さん、しずちゃんのこと認識しとらんかったのか! でも、まあ、いいじゃん。このまま一気に突っ走れ。ここから恋を掴み取ったらええんですよ。

『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』

今回、すばらしいな! なにがいいって、ユミくんの姉さん、尾堂にユミくんの昔の写真を見せまして、あまりのかわいさにふたたびユミくんは女なのでは!? 疑惑に囚われる尾堂にですよ、ユミくん、すなわち龍之介が女でも男でも同じでしょう! なぜなら龍之介は美少女だから!

わかるようなわからんような理屈で、けれどその説得力は相当なもの。尾堂にして、男の龍之介、女の龍之介、どちらでも価値はかわらないと認めさせた。

ああ、こうなったら後は進むだけやん! 尾堂、ユミくん、カップルの成立か!? 尾堂さえそれでよければ、龍之介はもう準備万端じゃんよ! いけいけ尾堂! ああ、ちょっと興奮してきた、ほんと彩奈様、いい仕事なさいました!

とか思ってたら、尾堂、ユミくんが思い出のユミちゃんであると気づいちゃった!

さあこれでどうなる、どうする。いやどうもすまい、ただ尾堂が進むだけの話だっ!

ええ、もう大興奮なのです。

2025年5月2日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月1日木曜日

『まんがホーム』2025年6月号

 『まんがホーム』2025年6月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。ゲーム盤に向かい対戦する孔明、月英夫妻でありますよ。6月号、もうじき梅雨の季節。ということで、インドアで楽しめるもの、ゲームなのでありましょう。『独りじゃない一人暮らし』魚矢さんはひとりトランプですか? 『彼女たちのツモる話』は、そりゃそうですよね、麻雀ですよ! 彼女たちにとっては日常。でもその一局一局にドラマがあるのがよいのです。

『孔明のヨメ。』

孫権の妹、尚香の嫁入り話が進みます。けれど、尚香、なかなか首を縦にふらず、そりゃそんだけ年の離れた相手に嫁げと突然いわれても当惑しますわなあ、と思ったら、どうもそうではない模様。この人、さすがに政治の云々を理解している。いずれは政略結婚と自分の行く末を納得していて、じゃあなんで劉備との結婚をなかなか承諾しないのか。

そこには妻を亡くしてすぐの劉備に対する思いやりや、なにかしらデンジャラスな活躍を夢見る活動的な尚香の性質なんてのが見てとれて、この人すごくいいですよね。そして最後にころりと承諾。決め手になったのが月英。劉備陣営にいる、仕事を任され活躍している女性。自分にもなにか活躍の機会などあるかもしれない!

ああ、やはり尚香は活動的な女性なのですね。

しかし、周瑜、めちゃくちゃ急がせますね! 月英に手紙が届いたと思ったら、劉備のもとに子敬が尚香をともなってやってきているという! いやもうほんと待ったなし。このまま転がるように婚姻までいくんでしょうか!?

『ガチ恋カウント2.9』

リコ、プロテストに落ちました! 次の試験は4ヶ月後。それまで、少しでも力を蓄えていくしかない。練習、体力づくり、それも大切なんだけど、同時に生活のこともある。バイトを見つけないとというリコから、同じくテストに落ちた梓の話題に移っていく。ガールズバーにて働く梓。ガールズバー勤務でプロレスラー志望。意外! といっていいものか、でも梓のなかでは決してそんなにおかしな話じゃない。プロレスを大切にする、そんな梓の気持ちが描かれて、ああこうしてプロレスに救われた人がいるのだと、ぐっと感じいるエピソードでした。

テストに受かったひなせを妬んだ。落ちたリコに安心した。でもそんな自分が嫌だという梓です。2年前、自分に自信がなく、自分を追い詰めるようにして痩身にのめり込んでいた梓が、たまたま同伴した客に連れていかれた女子プロレスで、決定的な出会いをしてしまった。自分のなかにかつてなかった女性のありかた。綺麗からはほど遠い、そんな姿を綺麗と感じてしまって、そして梓は変わった。

だからこそ、次のプロテストには。そう思う女子がふたり。梓にリコ、ふたりまた違う思いを胸に、いかにこれからの4ヶ月を過ごすのか。ああ、次こそは結果を掴んでほしい。そう願うばかりですよ。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

心の憩いを求めて町中華にやってきたスミレ。そうしたらうずちゃんを見つけてしまった。もうそれだけでいろいろ心配になってしまう。絶対残念なことになる。そう決めつけるのは、さすがに失礼なんじゃなくって!? と思ったら、実際注文でしくじり残念なことに。炒飯にスープがついてくるのに、余計に単品でスープを頼んでしまっている!

スミレは回避したこの罠に、うずちゃんは見事ハマってしまった! って、店員さんも教えてあげなさいな! このトラップに掴まるお客、絶対たくさんいるでしょう!?

でもうずちゃんの残念はこれくらい? その後の食事の様子は、スミレにして感心するほどの美しさ。見惚れるようにしてうずちゃんのこと観察していたら、お店から相席のお願いが。

相席のお相手はうずの担任、大待先生。穏やかな大人の男性。その振る舞いがスミレにぐっさり突き刺さる! 一気に咲き誇る恋の花。あの落ち着いたスミレが動揺してしまって、さあここから始まるふたりの関係。発展するのかどうなのか。いやもう気になるばかりなんですけど、このふたりの食事風景見てしまったうずちゃんもどうやら気になる模様ですよ。

ちょっと焼きもち? なんだか心に思わぬ気持ちのわいてきたようで、うずちゃん、うまくあしらえますかね? 混乱したりなんかしないですかね?

2025年4月30日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号、一昨日の続きです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

初詣に集まるいつもの面々。晴着の千星に興奮する冴。せっかくだし写真を撮ろうという冴の発言に、2ショットかと千星さまがぬか喜び! まさか泣いちゃうほどですの!?

冬休みどうしてたかとの質問に、乃々花と純礼が家族ぐるみで麻雀大会開いたりと、やっぱり麻雀の話題になるのがこの子たちです。冴も家族で麻雀してましたよね。一応経験者のはずの冴が最下位に転落しているところ、これは勝負運の弱さがあるのか、あるいは純礼のいうように色々学ぶべきなのか。

ということで、新年早々麻雀で盛り上がりまして、なんといっても書き初めが麻雀縛り。今年の抱負といいますか、安全標語みたいになってる子がいましてよ!? さらには役満大好き、謎の発言まで飛び出して、しかもその言葉に嫉妬する子まで! ほんと、正月からカオス。でもそれがこの子たちらしいとも思うのですね。

そして今年を占おうと麻雀を! しようと思ったら、冴がひよっちゃいました! でも麻雀はやるのですけど、書き初めを意識しながらの麻雀は、反省を生かしてる? いや、むしろ弱点を露呈させている? なかなか思うようには運ばなく、そして役満大好きの冴もまるで役満に辿りつくことができずに振り込み。ええ、新年からなかなかの逆風なんです。

でも、それでも、こうして皆に出会えて、一緒にいられること。それが嬉しい。これからも一緒にいたいという気持ちを新たにできた。それがなによりだったなと。冴と千星の相思相愛もまたよし。ええ、新年からよい兆しなのです。

『ずんだもんTV!』

四国めたんを呼んでコラボ動画を撮影します。でもめたんは結構お金にシビアで、ギャラを要求してくるのだけどそんなの払える余裕はない。じゃあコラボはご破算? かと思ったら、そうか、ずんだもちでよかったのか。ずんだもちをむさぼるめたん、とてもよかったです。美少女はなにやっても映えるな。

さてコラボといってもなにやるかはまだ決まっていない。なんだかんだと、ごたごたネタ出しをするのですが、苦し紛れのめたんの歌が好評? さっそく歌ってみることになって、でもそうなると自分が脇役みたいになっちゃう! ここからのずんだもんのじたばたが、本当にお子様のじたばたそのまんまで、これ、困っちゃうなあ。輪唱するにしても、せめてずんだもんが並み以上に歌えないことにはどうにもこうにもならないという。しかもずんだもんがわがままこじらせて、これはこのまま空中分解? かと思ったら、めたんのアドバイス受けて我を取り戻したずんだもん。ちゃんと歌えるようになって、ああ、ケンカ別れの危機を回避しましたね。

そしてこの歌が評価されて、再生数も上々、スーパーからの依頼も舞い込んで、ああほんとよかったですね。この方向性でさらに活動範囲広がったりとか、あったりするのかな?

2025年4月29日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号、先日の続きです。

『花唄メモワール』

現在令和の花山を巡る梅と結花。梅之家のソースカツ丼を歓喜とともに食べる梅。ソースカツ? 豚カツってことは、これ、梅の豚カツになにかしらの縁があったりなかったり!? と思ったら、このお店の創業は昭和21年。戦後かあ。大正からはちょっと遠いなあ。梅の豚カツを食べた誰かがそのレシピを引き継いで、みたいなドラマがあったりするのでしょうか。

結花との花山散策。あちらへこちらへと寄る、その途中にあの懐かしの澤村ろうそく店もあって、語り継がれる花瀧屋の恩。さらに梅の話も聞かされているっていうんですが、それって大正の!? あるいは令和の? なかなかに含みのある笑顔にこちらもついつい笑ってしまいました。

今回、謎ともいえる含み、他にもありましたね。結花のいう「そのひと」とはなにを意味するのか。奉納舞踊に呼ぶ。そこに大正から令和につながる梅の物語、その帰結などありそうな気がする。そして結花のアドバイスにしたがって、願をかけた梅の大正への帰還。ああ、ここにまたふたたびの藤野との縁が結ばれましたね。

『ウクレア!』

音楽祭出演を懸けた吹奏楽部とウクレレ部の演奏対決。吹奏楽部は体育館で、ウクレレ部は第二音楽室で、といいたいけれど、音楽室はひどい雨漏り。よって廊下を練り歩きます! ちょっとしたイベント勃発ですよ。先頭は我らが空子。空子のリズムキープに導かれる部員たち。ただ行進するだけでなく、ソロの見せ場を際立たせたり、さらにはリペララのフラに触発されての振りつけも。

ただ聞かせるだけじゃない。音楽で、動きで、多くの人を引きこむようにして、長くつらなる聴衆の列。ウクレレ部の5人にとどまらず、集うみんなが笑顔になる。信じあう5人が、仲間の思いに応え、自分の音を奏でることで響きあう音の世界。喜びの輪の広がるその場所では、誰もがしあわせを感じられるとでもいうのでしょうか。大雨もなんのその、盛大な拍手に歓声がわきおこって、そしてそんな瞬間に立ちあうこととなった生徒会長音羽。この子の胸中にも、なにか思いの溢れんとしているがようなのですね。

全力を出し切ったウクレレ部の皆。脱水したり幻覚見たり、疲れはてて寝ちゃったりと、演奏終えてからも大変だったのですが、でもそのがんばり、報われましたね。1票差で吹奏楽部を上回って、ああこの結果、次に繋がっていきますよ。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

文化祭にてコンセプトカフェをやることになった美都に甘那のクラス。匿名でのメニュー提案、甘那のレシピがいくつか採用されていて、かわいい、甘々、実に甘那らしいのだけど、これがわかるのは美都ひとり。ああ、このふたりの関係あっての推察ですよ。そして問題がいくつか出てきまして、ひとつはあまりにかわいい衣装を自分も着ないといけないの!? 甘那の困惑。そして、実は調理が苦手! 美都のピンチというのです。

家庭科室を借りての調理レッスン。許可をとるにあたって、自分が教わると嘘をついた甘那。ここでも私を助けてくれる。美都が負い目を感じて、俯きかげんになってしまうんですが、助けているとか迷惑かけられてるとか、そんなことまるで考えたことのなかった甘那です。むしろお互い様だっていってくれた。お返しなんていらないよと眼前の問題にふたり取り組むことになるというこの流れ。ああ、本当に甘那らしいなって、気持ちのいい展開でありました。

特筆すべきはここでのふたりの様子でしょう。問題解決とはすなわち相手のことを理解することに他ならない。それを地でいく描写は本当にすばらしいものでした。美都になにがおこっているかを知り、問題を回避しつつ対処し乗り越えるべき要所を押さえる。甘那の判断の確かさは、それだけ美都をよくわかっているということなんだなって。この子の友達にそそぐ視線の真っ直ぐさ。それが光るエピソードだったと思います。

2025年4月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。優と涼がふたり歩く日の射す廊下。そこに問われる「きららのテーマ」に、答えて優、「暴力?」というのですが、いや、まあ、わりにそんな感じの漫画も載っていますよね……。横からちゃんと涼が補足してくれるので安心ですね。「希望・夢・勇気・ときめき」ですって。そうなんですか!? いやもうまるで知らないまま読んでましたよ。で、涼さん、最後の「おしい」ってどこがですのん? ほんと、静かにけれどおかしい涼の補足にやられてしまいました。

今月は新規ゲストが2本です。

『ハナたん』

ペットの猫がいなくなってしまった! 町の掲示板に猫探していますのポスターを貼りにいったところ、たまたま同じ掲示板に貼られていた探偵事務所の広告にすがってしまった浦和雪です。訪ねた探偵事務所では、探偵神崎八菜美が助手の結川香と取り込み中!? しかしこの神崎探偵、信頼してもいいものか。若い女性と見れば声をかけずにはおられない。一種軽薄、一種不真面目と映るこの人の、しかしいざ仕事となれば過去のデータをもとに綿密な捜索計画をたててくる。

ああ、雪もそうでしたか。自分もこの場面見るまで、この人のこと信用していいものかと疑っていましたよ。

猫探しとなって、先に雪を帰宅させる神崎探偵。あとは私にまかせろと頼もしいこといってくれる。その言葉には優しさと、そしてなんとしても見つけるという気概が感じられたのですね。そして有言実行、しっかり猫を見つけてくれて、でもその際に負傷しちゃったのかあ!

身を呈しての猫探し、本当お疲れ様でした。

『わらけん 我らお笑い研究部』

大阪からの転校生に今こそチャンスとほくそ笑む少女がひとり。強引に転校生の手を引いて、校舎裏へと連れていく。はていったいなにが目的なのか。転校生南手矢ねんが不安に思っていたら、その少女、和良いくれ、一緒にお笑いをやろうというのです。

いくれはお笑いに夢を見出した女の子。ねんの大阪人としての資質に期待をしているのですが、ねんは大阪で求められる笑いの文化についていけなかった。まさに逃げてきたはずの大阪が、ここにきてふたたび目の前に現れたというのですから大変です。当然いくれの申し出を断るのですが、いくれは決してくじけない。強引にねんに迫り、そしてねんのツッコミの才能を開花させていくのです。

というか、実際才能というか、大阪だとこれくらいのやりとりは普通にやりそうな気がする。だからいくれにとって、ねんは千載一遇ともいえる人材だったのですね。

でも、ねんに駄目押ししたのは、いくれの熱いアプローチではなく、その愛らしさだったというのでしょうか!? 泣き落としをかけたつもりが色仕掛けになってしまったいくれの策が当たって、ここにいくれ、ねんのカップルが誕生!? いくれはお笑いのコンビが成立したと思っていますが、ねんはどう思っているものか。このギャップなんかもおもしろさのもとになっていきそうですね。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

敵対的魔法少女、ゆずが真侑の後輩になりました! 同じ高校に入学。ってことは姉らいむの後輩ってことにもなるわけですが、制服見るまで妹の進学先知らなかったの、らいむさん! ゆずさん、よっぽど多くを語らないんだなあ。浮かれるお姉ちゃんに、気鬱な妹のコントラスト。そしてこの妹ゆずに、ノクタンが接触。学校が嫌いというゆずの言葉を受けて、なんと入学式に乱入してきたというのですね。

いやもう大変ですよ。入学式が大騒ぎ。即座に変身した零だけど、あの格好でしょう!? さらに加えて大騒ぎじゃないですか。この状況を捨てておけないと変身しノクタンに立ち向かう真侑。そして同じくゆずも現れて、ここに熾烈な戦いが!? と思ったら、困った! なんと、らいむが戻ってきてしまった! でもって、ゆずにらいむの変身姿にテンションあがっちゃった!

ここからのらいむの突進力。ものすごい! ゆずの黒い稲妻受けて脱衣するも、まったく動じないのね! そのまま真侑に、ゆずに絡んでいって、ここにゆず、覚悟を決めるのです。自分が負けることで、皆の記憶を消してもらおう。

負けを受けいれたゆずの表情。ほんと、この子にとって魔法少女活動は諸刃の剣なのですね。そして零に対するゆずのライバル宣言! でも、これ真侑に全然通じていない! ええ、そうですよ、ゆずさん。思ったことはきちんとしっかり伝えないといけません。真侑のこと好きだって、はっきりいってあげないと、この人、一生気がつかないままですよ?

2025年4月27日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年6月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年6月号、一昨日の続きです。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

前回、ステラの父と会談したジュローですが、今回は母と会うことになりまして、そのお母様、なんとジュローと同じく異世界人? と思ったら、なんか意外な感じだなあ。耳がとがってるんだけど、同じ世界人でいいのかな? 身の丈は2メートルを超える長身で、体格もがっちり。女王の文字のTシャツ? にジーンズなのかな、ラフな格好でおでましです。

その女王、気にしているのは愛娘ステラのこと。ステラがコンプレックスに思っている癖毛の原因が自分からの遺伝である、その負い目がために娘との距離が開いてしまっていた。だからジュローとの暮らしのなかで、自分たち家族のことなどなにか話してはいないだろうか。いろいろ思いが交錯しているというのですね。

そうしたらジュローが、それと意識していたわけでもないのに、抜群の最適解を叩き出していたんじゃありませんか! ステラ様にっこり! 母もおおいに安心。こうしてただ強いだけの勇者ではない、ひとりの人としての信頼を勝ち得ていくのだなあジュロー殿は! なんとも安心させられるエピソードでした。

しかし、このジュロー殿、いったい王妃からなにを頼まれるというのでしょうね。きっとなにかおもしろそうなやつだ。そんな予感がします。少なくともジュローにとって悪い話ではないのではないか。そんな予感がするのです。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

仕事としてコスプレをすることになったいぶき。しかし人づきあいが苦手なこの人。いろいろ困惑したり緊張したりともう大変。そうかあ、企業案件ともなると、こんな風に会議があって、いろいろ演技指導やトレーニングもあったりするものなのですね。

私の遊んでいるゲームでも、周年イベントなんかではコスプレイヤーが登場したりして、質の高いコスプレを披露してくださるのですが、なるほどあのステージの裏にはこうした積み重ねがあるというわけですね。ちょっとした社会見学的なノリで読むことのできた今回。たいへんおもしろかったです。

さて、緊張に潰されそうになっていたいぶき。他のキャストとのコミュニケーションもうまくいっていなくて、10歳も下のレイヤーさんに心配、アドバイスされる始末。でもいったんステージにあがってしまえば見違えるような演技をしてみせて、ああ、こういうところはさすがでありますね。

しかしこの仕事、いぶきにとっては反省点たくさんでありました。これまでみんなに甘えていた。その自覚が自分に試練を与えるべく行動をうながした!? かくしてバイトをやってみようといういぶきです。はてさてどんなバイトをするのか。コンセプトカフェのキャストとか!? いやもう、ちょっとしたサプライズの期待される、そんな展開が待っていそうな気がします。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

妻のマコトがちょっとした失敗をしでかしましてね、ヨシアキが塩コーヒーを飲んでしまったというのです。でもヨシアキ、こんなことじゃあ怒りません。まあ、失敗なんて誰にでもありますもんね。でもそれがマコトには不満で、というのも気安さがない。気をつかわれている? 距離がある? いずれにしても、もっとこうガツンときてほしいというのです。

それもこれもケンカするほど仲がいい。仲良し夫婦の秘訣として、時には夫婦ゲンカなんかもして互いの理解を深めよう、なんて記事を読んだからっていうんですね。

それでケンカしようと思ったのだそうで、でも無理してやるもんじゃないよなあ。互いに抱えてる不満や伝わらない思いなどが鬱屈する前に吐き出して、擦りあわせましょうって話なんだと思うんですけど、特にいまはふたりとも不満を抱えたりとかはないわけでしょう? 思っていることだって、今回のマコトみたく素直にヨシアキに伝えられている。だから無理してケンカなんてする必要もなさそうなのだけれど、とりあえずいっちょケンカしとくかあ! みたいになっているのがマコトさん。

なんというか、素直で真っ直ぐな人なんだなあっていうのがわかる話でした。

結局、ケンカするにはいたらず、むしろヨシアキにたしなめられることになるのですが、そこで見えるマコトの手段と目的が入れ替わっちゃうところ。熱中するとまわりが見えなくなる性格というのにスポットライトが当たっていく。ヨシアキは見合いの日にすでに気づいていたというのですけど、その日にいったいなにがあったのか。それが語られるのは次回です。

ぜったいなんかおもしろいことやってるんですね、マコトさん。

で、きっとそれがヨシアキにしてマコトを気にいるきっかけになったりしたのかも、ですね。

2025年4月26日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号、一昨日の続きです。

『球詠』

不振が続く新越谷です。そこまで強敵ではないと思われていた姫宮を相手に苦戦を強いられる状況。不調というわけではない。むしろ打ててなかった前の試合より、調子はあがっている。実際打てているのに、出塁できない。点につながらない。頭を抱える状況なのですね。

この悪い流れ、どうにかして断ち切らなければ。そう思うもなかなかうまくはいかない。守備に移っても不振は引き続き、当然アウトにできるはずのファーストゴロがベースに当たって逸れる。ライト前のフライも落球。続く長打も捕球できず先制点を許してしまう。

攻守ともに不振が続く新越谷。いったいなにが悪いのか。ただ運が悪いといっていいのか。初回3失点。ああ、逆風での試合が続きます。いかにここから逆転するか。いつものことですが、本当にハラハラさせられますよね。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

稲刈りにいそしむロゼ。農業スタイルが様になっていますね。田の面積が狭い棚田ではむずかしい機械での刈り入れ。でもロゼは魔法なんか駆使しちゃって、刈り取りと結束を同時並行で進めてる。ああ、すごいな魔法の力。故郷で農業に従事していたこともあるのでしょうけど、紗菜も驚くスピードです。でも機械の力に憧れを持つロゼがおもしろかわいらしい。コンバインまでは無理でもバインダーなら使えるよ。ぜひ使ってみたい。わくわくもののロゼなのです。

さて、刈り入れを終えた紗菜にロゼ。ちょっとした依頼を受けました。オーナー制の棚田にて、たくさん訪れたオーナーたちのサポートをする。ロゼが受け持った人たちはわりと皆慣れているようで、あまり出番がないかと思ったら、慣れない農作業にくじけそうになっている女の子を発見。声をかけて、そしてこっそり魔法も使っての手助けです。そうしたら作業がとてもはかどって、女の子、沢崎穂果の気分も上々。なにもできない、役に立てない、そんな自分に嫌気がさして外に出られなくなっていたこの人が、がらり気持ちを切り替える、そのきっかけになれたというのですね。

この穂果さん、なんと剣戟の動画でロゼのファンになった人! まさかの推しに出会えて喜びが限界突破! 宿根木にこないかと誘われて、ああ、穂果の人生、ここに転機を迎えそうですよ。

『ネコかぶりアンコール!』

新入生を迎える演劇部。1年生の科白しぐさに応対するのは我らが音子です。昨年の文化祭で、音子の演じたシンデレラを見て憧れた。自信がなく人の顔色をうかがって生きてきた。そんな自分が嫌いだった。ところが音子のシンデレラは、継母相手に自分の本音をばしばしぶつけて、それがしぐさにはまぶしく映ったというのです。

おもいがけない言葉に目の開く音子です。ありのままの自分をさらけだすように演じた私が、こうして受け入れられている。わたしらしいわたしに憧れてくれる誰かがいる。その事実が、音子をして自分自身をより一層に好きになれた。このままでいい、そう思えるようになれたというのですね。

だから、いつかしぐさもそうなってくれるといい。演技を通じて他の誰かになるのではなく、自分の持つ様々な一面に触れていってくれればいい。そして好きになれる自分を見つけていってくれればいい。

そう思えるようになった音子は、いよいよひとりだち。兄貴から見てももう大丈夫、そう思えたようですね。ええ、音子、好きになれる自分を見つけることができた。ありのままの自分を受け入れられるようになった。自分をいつわらず生きていけるようにもなるのかな。ええ、音子、いい表情見せるようになりました。

2025年4月25日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年6月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年6月号、発売されました。表紙は『沖浪荘202号の漫研部』。漫画家スタイルのつくしがメインでありますね。ベレー帽っぽいのかぶっていたら、それで即漫画家という発想でいいのかどうかわかりませんが、三つ編みにラフなスタイル。実にかわいらしくしあがっておりますよ。そして『となりのフィギュア原型師』、『かむろの異国料理帖』のカットもございます。

『クールな氷上さんは迫りたい』

ミステリアスな氷上さん。謎めいた彼女に恋心を向ける男もいるのだけれど、当の氷上はまるでそういったものに気づかない。氷上にとって重要なのは課長との関係。より深く、より親密に。と思うも、なかなか全然そんな関係にはなれない。

そんな氷上の悩みですよ。女子力の足りなさに気づかされた。そういうのですが、それで目を向けたのが栗園課長!? 部下のボタンをつけなおす手慣れた様。思わず嫉妬を覚える氷上なれど、裁縫に介抱に、ありとあらゆる方面に心配りのゆきとどいた課長に圧倒されっぱなし。で、とどめはお弁当ですか。男飯かと思いきや、えらいことかわいいお弁当で、これ、よほどの衝撃ですよね。ええ、衝撃でしたとも。

氷上に木下がアドバイスします。栗園課長を女子力の基準にしてはいけない。ええ、確かにそのとおりだと思いましたとも。

と、妹たちを育てた栗園課長のおかん力を見せつけた今回。そのラストに当の妹たちと氷上の邂逅が描かれて、おや、これはいったいどういう展開が? ええ、なにか面白いことになりそうですよ。なんてったって、まろんのとなりにいるのはモンブラン先生ですからね!

『となりのフィギュア原型師』

なんか、業の深い工房だな! おこめ代表が聞いていた焚き火の音。作業用ASMRというのですが、そうか、そういうのもASMRっていうんだ。リラックスできる環境音とか流行したことありましたよね。これもその一環。でもASMRというと焚き火とか環境音というよりも、もっと業の深いものが思い出される。半藤のいう添い寝だとか耳舐めだとか。さらにははぐのいう獲物解体音。いや、ほんとにそんなのあるの? 世の中にはいろんな需要や供給があるのだなあ。

ここで斉藤が大失敗。作業中に音声作品聞いてたことがバレてしまった! しかもこれ、つきあってる彼女、もずの自作なのか! 愛されてるし、愛してるなあ! でもこれで代表がその気になっちゃう? はぐの応援を得て、自ら囁きASMRに挑戦!? ねぎらい、添い寝し、ふたりの時間を過ごす、って、暴走ぎみだなあ、代表さん! でも、結局それを渡せないっていうの、ああ、もったいない! せっかく作ったのに!

こういう無茶も若さの特権ですよ! といいたいけど、もし渡していたら、はぐになんていわれてたんでしょうね。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

賢太が椎奈をデートに誘いましたよ! でもどこにいったものか。考えあぐねた挙句、椎奈に聞いてみたらおさんぽだという。町に出てパン屋さんで食べてみたかったパンをふたりで分ける。公園にいって、花壇に咲く花を楽しむ。

なんてことない、けれど日常のすぐそばにある特別な情景。聞けば、椎奈はこの場所に賢太をつれてきたかったという。花が咲いたらきれい。その美しいと思う気持ちを、大切な誰かとともに抱きたかった。心が動いたときに、ともにありたい、同じ感動を共有したいと思う。その素朴な感情こそが好きというものなのかも知れない。

パンのおいしさもそうだったのでしょうね。花の美しさもそうだったのでしょう。同じ場所で、同じ気持ちを共有して笑みを見せる椎奈への愛おしさのこみあげるあのくだりは、本当に素朴で、けれど思いの豊かに広がる、たいへんに魅力的な時間を感じさせるものでありました。

しかし、ほんと、このふたりはよいですね。多くを語らなくとも、その行動が、少ない言葉が、ふたりの気持ちをこんなにも伝えてくれる。素敵なふたりと思います。

2025年4月24日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号、発売されました。表紙は『球詠』。詠深と珠姫が放課後いっしょに下校する情景。アイスなど買いましてね、並んで歩く至福の時間。詠深は珠姫に甘えちゃって、横から味見としゃれこみまして、驚く珠姫。これは、アイスをとられたからなのか、あるいは詠深との間接キスが成立しちゃったがためなのか。どちらかは神のみぞ知る、といいたいけれど、その表情、紅に染まる頬、おのずと答は出ているのですね。

今月は新規ゲストが2本です。

『でこぼこ!』

人は自分にないものに魅かれる? 身長180cmの女の子、永守菜々香は料理とかわいいものが好き。対し身長140cmの氷室水仙は食べても食べても胸にも身長にもいかないのが悩み。そんな対極的なふたりは、互いに相手のことが気になっていて、それも恋愛的な好きなのですかい? でも、こんなに対照的なのにどこかしら似ているところもあるようで、それは自信のなさ? 自分なんかが気になるあの子に好かれるだなんてありえない。

そう決めつけて、話しかけることさえもできずにいるのです。

ふたりにはいい友達がいましたね。ちょっとお節介ともいえる。でも、友達ふたりが策を弄してくれたおかげで、菜々香に水仙、ふたりは素直に自分の気持ちを伝えることがかなって、相手のいいところをちゃんとわかってるって知ってもらえることができたのですね。

とはいえまずは第一歩。これからよりいっそうに仲よくなれるかな? ええ、なれそうな予感がしますよね。

『ももいろゆきいろ。』

転校生の乙葉ももには秘密がありました。それは吸血鬼であるということ。魔界での大人の試練を乗り越えるために人間の世界にやってきた。人の血を吸うことで大人と認められる。けど誰でもいいわけじゃない。自分にマッチングする相手、よい匂いのする相手として選ばれたのが月野雪。吸血以外で危害は加えない。吸血させてくれたらかわりになんでもする。

こうして吸血するされるの関係になったふたり。最初は血を与えるだけの関係だったはずなのに、だんだんももに魅かれていく雪であります。仲を深め、いつしかももが他の誰かと仲よくしていると、とりわけ吸血の真似事なんてしてるの見てしまうと、嫉妬の炎に焼かれてしまう。

たとえ役であっても他の誰にももうしないからと約束したもも。これからはより親密の度を増して、いつしかただならぬ関係に。しかし好事魔多し、吸血の関門を突破し大人と認められたももは、魔界に帰ることに!? ああ、ここに別れの予感などするというのですね。

けれどすべては杞憂に終わり、ああ、ももと雪、ふたりの縁はこれからも続くのですね。どころか、ふたり、相思相愛と判明したことで、よりより深い関係への進展もありうるというこのラスト。ああ、本当にナイスカップルだったのですね。

2025年4月23日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、昨日の続きです。

『お嬢+ギャル!〜お嬢様、ギャル絵師と同人活動はじめます!〜』

るりりに請われて同人誌のイベントにやってきた蝶々です。詳しい風を装っていますが、蝶々にとってもはじめてのイベント? イベントどころか慣れない公共交通機関の利用で、到着時点ですでに疲れ果てているんですね。

そんな蝶々がオタバレを怖れて変装です。帽子に眼鏡、めちゃくちゃかわいい。

そしてここからがイベントの真骨頂。パンフレット購入しての入場。長い行列の果てにふたたび待機場所にて待たされる。懐かしい! そうだよ、大きめのイベントとなるとこんな感じでした。なんだか思い出してきましたよ。でも、手をあげるとかはやったことあったかなあ。

会場内でも楽しそうでなによりですよ。たった一コマ、セリフもないけど推しのカナンがいるならと、買い占める勢いで買っていく蝶々。あのテンションの上がりっぷり。すばらしいな。そうです、私はテンション上がってるオタク女子が好きなんです。テンション上がりすぎてちょっとおかしくなってるくらいが好み。ええ、蝶々、そしてるりりも、実に素敵なテンション感でした。

で、ここにもうひとり加わるというのですから素敵です。なんと委員長、オタバレ! しかもBLの者! すばらしい。ああ、本当にすばらしい。委員長のハイテンションもいつか必ず見せてくださいましね。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

修学旅行も二日目。タクシーでまわるグループ行動なのですが、ひぐれたちともなれば一味も二味も違います。

タクシー運転士も驚く意外なチョイス。なんと、京都の近代建築を見てまわろうというのです! って、確かに修学旅行のコースじゃないな! でも実際、京都の近代建築は有名で人気。自分もいくつかの場所は覚えがありますよ。とはいえ、いきなりの京都府庁旧本館。ここは知らないんですよね。ネオ・ルネサンス様式の建物。近代化をはかった京都の歴史が、こうしていくつも残っているというのですね。

琵琶湖疎水で水路閣、となれば発電、日本初の電気鉄道というのも自然な流れ。平安神宮に古い電車が残されてるんですよね。他にも烏丸通に路電を飾ってるビルがあったりと、今なお懐かしまれているんですね。

Train car of Kyoto City Tram

旧日銀京都支店の建物は今は博物館になっていたりして、今も実際に触れられるようになっているのもまたよいところ。そうしたちょっと異色な修学旅行、こうしてひぐれたちに連れられるようにしていろいろ見てまわることができたのは、私にとっても楽しい経験となりました。

いやほんと、ちょっと違った視点からの街歩き。実に魅力的です。

『SAN値直葬!闇バイト』

輝くトラペソヘドロンに潜入したくてら。人間の手下を調達して暗黒ぬいを奪おうとしているのですが、よりにもよってダゴンを選ぶ!? しかも店長の防犯システムをクトゥルフの力でもって無効化し、さらにはかれんも無力化!? ああ、この妖しい店で妖しい客を迎え入れるには、かれんはあまりにも普通の人すぎた!

店長あるいはあかりがいないことには、くてらには対抗しきれまいぞ。このままかれんは、腸にからめとられたまま、生き血を絞りとられてしまうというのでしょうか!

かれんのピンチに現れたのが我らがあかり。元気で危険なおねーさんですよ。くてらが警戒する相手。即座に排除しようとするも、配下のショゴスでもって撃退。残念ながらくてらにはダゴンの暗黒ぬいを奪われてしまうのですが、強盗を働いた下っ端だけは確保。いや、死体なんですけどもさ。腸がこぼれた酷い姿で取り残されて、ああ、憐れなり。

でもこの子、店長の手によって蘇生させられるのですが、よかったね、命が助かって! と思いきや、これ、ゾンビなの!? この店で永遠に使役されるの!? いやあ、あのまま死なせてあげたほうが温情だったのではないか。ほんと、愚かな選択をした自分に非があるとはいえ、あまりにあまりの処遇でありました。

2025年4月22日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、一昨日の続きです。

『スポチャン!』

大学生の大会を見学にいくももです。誘われたのはレイなんですけど、自分より弱い人たち見ても……、なんて失礼な理由でももに譲ったのですね。運営事務局には自分から伝えておくから、といって思いっきり忘れたのが朝比奈レイ。おかげでももはレイと勘違いされちゃって、でもお互いに勘違いに気づかないまま交流は進行する。

ああ、この喜劇よ。でもそのすれ違いがあったとしても、充分実力を発揮してみせたももは見事でした。いや、これもしレイだったら返り討ちだったのかな!?

しかし大学生の選手たちも個性的でしたね。もももいうように、変な人多いかも。いや、君も充分その権利ありますよ? 絶壁、いやさ鉄壁の騎士にバキバキラリ。このきらりさん、長槍を使って高速で突きを繰り出してくる、まさにフィジカルあっての強さを見せつけて、おお、あの回避に定評のあるももでも避けきれなかったのか! いくらももが強くなってきているとはいえ、上には上がしっかりばっちりいるのですね。

きらりのフィジカルアドバイスを受けて筋トレに開眼したももです。アメリアのブートキャンプに入団することになったのですが、あかんがね、あかりで1分、ももで5分。脱落までがはやすぎる! これはアメリアがよほど身体能力にすぐれているのか、あるいはあかり、ももが劣るのか。とりあえずスポチャンだってスポーツなんだから、基礎体力つけたほうがよさそうですね。

『魔法柴犬★はなまる』

必殺技を開発したら、さっそくそれを使ってみたくなるってのが人情ってもの。これって刃物を持ったら切りたく、銃を持ったら撃ちたくなる心理!? 危ない! でもこの漫画はほのぼの魔法少女もの。そんな危険なシチュエーションになどなりますまい。

と思ったら、なんと緊縛からの脅し!? 予想外の展開がやってきちゃいましたよ。

戦う相手はニャンダーズ新幹部のアイビーさん。スタイリッシュなお姉さん、と思ったら、わりとやられキャラ? 一方的にはなまるの攻撃受けて、衣装破壊が進んでいく。さらには自分の出した綱でもって自分自身がからめとられて、冒頭の緊縛ははなまるじゃなく自分でやらかしたというんですか!

なんともお騒がせお姉さんなんですね。

しかし、一番のお騒がせは愛莉でしょう。この子には美意識がある。望む戦いのかたち、望むシチュエーションがある。アイビーは愛莉の美意識にまったくもってそぐわない。いわば水と油の戦闘に、勝ってもなんだか不完全燃焼。やりたかったことが満足に達成できない、苦い勝利となっちゃった。ああ、こだわりが強いといろいろ大変です。

『ななどなどなど』

小町ちゃんがいうのです。高山萌、脈なし! ああーっ! なんて悲しいのでしょう。気持ちと気持ちが寄り添って、萌とるるに友情を超えた感情が芽生えたりはしないというのですか! がっかりだっ! じゃあ、失意の萌を小町ちゃんがなぐさめて、そして……、みたいな展開もないだろうなあ。

と、四方八方塞がりの萌の恋路なのですが、それでもこれまでの関係までなくしてしまうのは嫌すぎる。ここでふたりの間に立って、なかだちしようというのが小町ちゃんなんですね。ああ、小町ちゃん、がんばってます。これまでの、自分ひとりが駄目を背負っているような、そんな子ではもうないのです。友達が大変なときには、手をさしのべ助けるのも厭わない。小町が素直にいうように、友人間の不和が気まずいから、自分のためにもはやく元に戻ってほしいのでしょうけど、でもそれ結局は自分のためだけじゃありませんよ。ええ、小町ちゃん、がんばりました。

小町にせよななどにせよ、一種空気を読まないところがある。エゴイスティックな振る舞いが義務づけられてると小町はいいますが、でもこれ、大切なことだと思う。ここぞというときに気を使って、配慮して、手を打てないでは意味がない。だからこうして自分のためといいながら、友達のために打って出た小町の姿は素敵でした。ええ、この子、成長しているんです。

るるを支えるのは小町だけじゃない。新たなクラスで仲良くなったみちゅもるるの背を押すこととなって、そしてるるの思いは高山萌の心の姿に届く。これまでずっとわからなかった萌の本心、そのいつわりないところに触れて、ようやくるるは動くことができた。これまでとは違うるると萌の関係が今はじまろうとしている。ええ、ふたりにとっていい関係のはじまりとなればいい。そう本心から思います。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

アーシャ様にクロエ、ミーラの3人、日本の旅館初体験でありますよ。アーシャいわく、自分の実家より小さい。そんなアーシャが堪能する畳。ああ、この子、すっかり日本に順応してますね。

温泉旅館でそれぞれの性格がはっきりするの面白い。クロエ、ほんとに待てない子なんですね! さっそく温泉にはいりたい。宿に到着即ですの!? せめてお茶にお着き菓子で一息ついてからゆっくり入浴しましょうよ。とミーラがいっても、五分しか待てないの!? ほんとにせっかち。アーシャにミーラ、ふたりを同時にあきれさせたのは実におもしろかったです。

いつもは畑で労働にいそしむこの子たちが、仕事をはなれて打ち解けた時間を過ごしているの、見ているだけでほのぼのでした。技能実習生には技能評価試験がある。実家で農業に触れていたミーラはともかく、アーシャの自信はどこまで信じたらいいのかな? そして危機意識がはたらくクロエ。こうしたやりとりもよかったですよ。

部屋での様子もいい。夕食を楽しみにしているアーシャもかわいい。でも野菜はやっぱり駄目なのかあ。きっと、その天ぷらとかおいしいと思うよ? でも食べられないのはしかたないなあ。とはいえ、野菜を作っているアーシャ。少しずつでも野菜を口にするところ。やっぱりちょっとずつでも変わっていっているんですね。

そして最後に日本の文化、お土産についてのアーシャ様のお言葉です。クソみたいな文化ですわね…。うわ、ヤバい! 思わず共感しちゃった! 自分もわりと追放される系のポジションかもしれません。

2025年4月21日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年4月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

ま、またこじらせ女子が増えた! 

前回がひまりに焦がれる幼なじみのみうなら、今回はぎゃおに歪んだ感情傾けるやはり幼なじみのさっちゃん。ぎゃおよりもいつつも幼い子なのだけれど、一種の天才? 10歳にして大きめの異世界を攻略。しかもこれ、最速記録なのか!

自分よりいつつも小さな子がそれだけのことを成し遂げている。あまりにあまりのプレッシャー。現実のつらさを受けとめきれなくて、ネットに逃避するぎゃお。わかる……。わかるよ……。でも、この悲しい現実。これが一種仕組まれたことだったなんて! 見栄っ張りで、自分の駄目さを直視できないぎゃおお姉ちゃんに、自分の活躍見せつけて追いつめることに暗い喜びを感じているのですか、さっちゃん! 弱々しくもおろおろしているぎゃおの姿を前に、ひとり喜びにふけっているだなんて、ああ、なんて悪い子なのでしょう、さっちゃん!

でも、これ、歪んだ愛情だっていうんだからすごいよなあ。いやね、一番自分がぎゃおの近くにいると思ってましたよね、この子。でもそうじゃなかった! 知らないうちにそうじゃなくなってしまってた! ぽっと出の女が! ひまりが! 大切なぎゃおと一緒に! お風呂はいったり! あまつさえキスなどかわしたりなんぞして! ああ、ああ、さっちゃん、泣いて帰っちゃったよ!

でも、ほんと、こんなにいっぱいこじらせ女子が出てきて、どうする、どうなるこの漫画。ぎゃおとひまりが結ばれる影に泣く女が3話にしてふたりですよ!? いやもうどうしよう。ええいああ、こうなったらひまりさん、全員まるごと攻略してくださいな!

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

リリーの宇宙船の修理が終わりましたよ! ああ、これでリリーともお別れ。騒がしかった毎日もこれで終わりと、温泉にて疲れを癒さんとするイオリです。

同行者はリリーにルナ。ああ、リリーもいうようにイオリとルナの親密度が上がったりするのでしょうか!? と思うも、この温泉旅行がルナのコンプレックスを刺激してしまった!? いや、いいじゃありませんか、ルナさん。貧しいとかそんなことありませんよ。シルエットの美しさに自信持ってくださいよ。ええ、平らかにしてうるはし。ルナもリリーもそのままで素敵、いやそのままが素敵なんですよ。

喧嘩の絶えないふたりです。つまらない勝負しちゃって、それでのぼせてルナが倒れちゃって、ああ、やはりこうしてふたりの仲は深まるリリね!? と思いきや、変わらず喧嘩を繰り返すふたり。ああ、素直になれない気持ちと気持ちの相克! このふたつの気持ちがひとつになって百万パワーを記録するのはいつになることでしょうね。

さて、宇宙船が直ってリリーはこの地を去るのかと思いきや、ただ直っただけか! このままイオリの家に住み続けるのか! というか、ママさんとめちゃくちゃ仲がいいな。ともあれ、この状況がまだまだ続きそうで一安心。でもリリーのもとに招かざるものが来訪しそうリリよ?

『エイティエイトを2でわって』

寶示戸神音のリサイタル。あまりの演奏のすごさに、美弦の瞳孔は開ききっちゃうわともう大変。心配していた奏は、よかった、大丈夫でしたね。打ちのめされたり、倒れたり、立ち直れなくなったりしないかなって心配していたんですよ。でも寶示戸神音の追い討ちが! なんと、ステージを終えてすぐさまロビーに登場。着替えがはやいね!? 奏の前に現れたというのです。

美弦もろとも、奏を楽屋へと招く神音です。まずは奏がお礼とお祝い。ここからの会話から見て、神音からしても奏は特別な女の子だったみたいですね。でも、奏の手に触れて、神音、奏がピアノをやめてしまったことに気がついてしまった。

自分のせいでピアノをやめる子がたくさんいたと振り返る神音。奏もそのひとりになってしまった? すっかりふつうの人になってしまったという奏を、自分の側に引き戻そうという神音。連弾を申し出て、しかしこの体験は奏にどのようなショックをもたらすのか。

ピアノに向きあえなくなってしまった奏を、ふたたびピアノに向きあえるように癒した美弦との連弾。神音との連弾は、奏をどのように変えるのか。またも打ちのめされる? あるいは美弦との関係をより大切に思うように? ちょっとはらはらの展開。ああ、奏よ、どうぞ無事でいてと願わないではおられません。