2025年11月4日火曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第76話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

秋山の進路問題が一段落ついて、さあ次はなにの話題かといいますと、おおう、榎本の恋心でありますか。

まず前段としてオカルトサークルへの新入生加入がありまして、かりんのコスプレが大活躍してますよ。鬼のお姉さん、かわいいと好評、でも彼女には秋山さんがいます! で、鬼と単純にいうなかれ、酒呑童子でありますか! 大江山の鬼神ではありませんか。

そしてかりんのそばには、狐耳つけた榎本が。めちゃくちゃかわいいな! ちょっと照れくさそうにしているのがまたいい。この女子ふたりのおかげで勧誘の難度が大幅に下がって、男ばかりのころは避けられたというのに、女子の呼び込みで見事新入部員ゲットですよ。

さて、本題はここからです。コスプレするの嫌いそうなのに、岡崎にそういわれた榎本がポツリと、岡崎さんの頼みだったから……。ああ、恋心というのは常にはやらぬことでもさせてしまうわけなのですね。

その榎本、岡崎の進路、子供向けのサイトを作っていたりするのを聞かされて、夢に近づいてるじゃないですか! 自分のことのように喜んで、ああ、距離が近い! ほんと、榎本さん、これまでに見せたことのないような初心さを見せちゃうんですよ。

榎本、いろいろがんばるんです。同年代の女性には好かれないっていう岡崎に、そんなことないですって明言して、しかもその勢いですごく身近にいるとかいって、もうほぼ告白じゃん! こんなの! っていう状況で、オカルトサークルというシチュエーションが災いした? 予言? って、そんな無茶な! で、秋山が本当は違うんでしょ? と、ここでまさか占いですよねとかいいますか!?

あの、榎本のがっかり顔。これもかわいいんですけどさ、こんなにも通じないのか、こんなにもこの連中は恋愛の機微にうといのかと、ある種絶望を感じさせるものでした。

そんな榎本の岡崎への予言。遠くない未来、身近な女性に告白されます! これ、さすがに岡崎さんも察したのでは? これで察することができないとしたら、秋山さん並みですよ!?

そしてひとり恋の波乱に飲まれてアップダウンしている榎本さん。彼女の明日は明るいものになってほしい。でもほんと、こんな素敵なお嬢さんに好かれるだなんて、岡崎さんは果報者ですよ。

2025年11月3日月曜日

『まんがホーム』2025年12月号

 『まんがホーム』2025年12月号、先日の続きです。

『うちの秘書さま』

山田が皆をスケートに誘ってくれました。はじめ、七瀬、田中さんだけでなく、メイドさんたちまで! おお、山田よ、ナイスです。

スケートははじめてという七瀬にはじめ。メイドがいうには、幼少のころ、はじめはちゃんと滑れていたらしいんですが、まるで記憶にない。ということは、やっぱりはじめてと勘定してかまわない。実際、まるで滑れない、どころか、リンクに辿りつくのもやっとじゃありませんか!

対し田中さんは、地元でよく滑っていた。本人いわく普通だそうですが、たぶんプロ並みだ。その推測正しくて、というか、目にもとまらぬ速さ!? ありえない速度見せてくれて、ナンパからも瞬時に離脱。なかなかうまく滑れないはじめも華麗にエスコートしてくれて、って、ちょっとした絶叫マシーンじゃん!

山田のおかげで七瀬も滑れるようになりました。はじめは終始ダメだったのかな? ともあれ、メイドさんに山田と、たくさんのコレクションも集まって、って、それ、いけないやつでは!? いやほんと、はじめは別にいいけれど、田中さんにバレたら、山田、絶交されちゃうやつですよ?

『座敷童子あんこ』

七五三の話題です。かつて人間の子供だったころに、七五三を祝ってもらった記憶があるらしいあんこ。それを聞いて、あんこに気を使う幸太なのですが、本人はなんら気にしちゃいない? むしろ謎の記憶が次から次に出てきてるじゃありませんか。

あんこに七五三の記憶があれば、幸太にも同じく思い出があって、しかしそこにミイラ男がいたという謎までついてくる。どういうことか、その謎は後にちゃんと解明されて、なるほど、イエティに締め潰されて包帯ぐるぐる巻きになってたパパさんでしたか! というか、よくそれで無事だったね!? ほんと、パパ上もそうとうに怪奇寄りの人でありますよね。

そのパパさん。今はビッグフットに締め潰されて、やっぱり包帯ぐるぐる巻き。ママさんの自然体での記念撮影に、またもミイラ姿で収まって、これ、いずれふたたび謎として語られそうでありますね。

『歌詠みもみじ』

もみじの授業参観に気合いのはいるママさんです。ばっちり着飾って、いやもうおきれい! 気合いはいりすぎではとパパさんにいわれて照れる様子もまた愛らしい。今回は、ママさん回ですよ。ほんと、最初から最後までずっとかわいかったです。

そのママさん、着物姿で参観するパパさんが渋いって評判よいのに気を悪くして、醤油の染みがありますよとかいっちゃうやつ。いや、これ、嫉妬でしょう! パパさんに注目集まって気が気でなかったんですよね、ママさん! ほんとかわいい人ですよ。

参観には花見咲子もやってきて、それを部外者と通報、しっかり排除する千恵の表情がまた素敵。愛するもみじに接近させてはならじと、この徹底ぶり。ええ、ここにかしこに愛の火花散るのでありますね。

この学校の生徒ならではなのか、個性的な親子関係が垣間見えておもしろかった今回。先生もまたいつも以上に美しくいらっしゃったりして、この先生、ちゃんとしてたら美人の類いですよね。でもいつもの飾らない先生も素敵です。

ラストに合流した咲子。その運転を知るもみじは咲子による送迎を回避して、知らぬパパさん、ママさんは大変な目に! 参観だけでもくたびれただろうに、それ以上の深手を負ったというんですね。

2025年11月2日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年12月号、先日の続きです。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

ついに激突なったゆずと真侑。ゆずが零を狙うのは、零のことが好きだからと思い違いしている真侑に、あくまでも零を守ろうとする真侑に嫉妬心を隠せないゆず。この思いと思いのすれ違いや、いかに着地しようとするのか。

しかし、ゆず、屈折した子です。世界に対する復讐心と、真侑に向ける恋心。かなわぬ恋の悲しさもあれど、愛するものに攻撃を加えたい、そうした気持ちの向かいかた。どうあっても誤解を招いてしまう構図がまた悲しくて、それがこの一対一の対決にまで発展してしまったというのです。

優しさあるいは戸惑いか、攻撃しようとするもどうにも決意が鈍る真侑。対し、躊躇ない攻撃が一枚また一枚と真侑の衣装を削っていくゆず。自分に対し本気じゃないと真侑を責めるゆずの、容赦なく攻め立てるその戦い様に、ずっと劣勢であった真侑だけど、零への思いと世界を守る決意が、ついにゆずに真っ向から立ち向かわせるにいたります。真侑の思いはまたゆずをも包み込んで、世界をともにまたゆずをも守ろうとするその一撃は、ゆずに心を開かせて、ああ、ここに真侑への思いを伝えることができたのですね。

零から、そしてゆずからも思いを寄せられる真侑です。その状況は真侑のキャパを遙かに超えて、しかしいずれかはなんらかの答を出さないといけない日がきちゃったりする? そしてゆずはというと、まだ黒元素の金平糖を手放そうとしていなくて、まだまだこの戦いは続きそう。

ノクタン本来の意図から離れ、錯綜するこの戦いの行方。一旦でもまずは落ち着く、そんな日は遠そうです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

誕生日の翌日、熱を出してしまった乃々花さん。嬉しさゆえの羽目はずしが祟ったか!? と思ったら、いや、まったくそのとおりか。この日の様子を、家族相手にロングトークしちゃったんですね。それもきっと熱弁雄弁。描かれたその時の様子。相当な熱の入りよう! で、その熱がさめなかったから今日は学校お休みなんですね。

乃々花の不在が、冴にこんなに影響するなんて思いもしませんでした。なんだか千星と出会ったころみたいだ。昔を少し懐かしんで、そのころのように過ごそうと決めた冴です。千星に今日はひとりで過ごすと、その詳細も伝えずメッセージ送っちゃったものだから、千星さん、大パニック! 冴に理由を聞こうにも、なかなかそのゆとりが持てずに迎えたお昼休み。あのとき出会った中庭で、ひどいわ、冴さん! と抗議なさるのですよ。

でもね、ここで一緒に麻雀をする。ふたりで組んで対戦したりね、お弁当食べさせたり、冴のワイルドなぺろりに千星さま陥落しちゃったり! 麻雀の打ち筋もふたりの関係も、もうあのころとは違うんです。だから4月ごっこ終わりでいい? 切実な千星の眼差し。ああ、その心情の溢れんがごとき表情に、もう戻すことのできないふたりの時間を思ったのでありました。

そして乃々花を見舞う千星ですよ。おお、髪おろし乃々花さん、すっごくかわいい! からの、千星を前にしてまた暴走ぎみになっちゃって、さらに冴との今日のこと聞いちゃったもんだから、いやもうこれがなによりの薬? 追いかける千星さま、アーンと、見逃してはならぬ瞬間、千星さまはおっしゃってないけどぺろりもありましてよ? うかつにも見逃してしまったことが腑甲斐ない!

もうなんとしても元気にならなくてはと、がんばって栄養補給する乃々花さんのそのたくましさ。ああなんておかわいらしいこと! ええ、どうぞ冴、千星のふたりを見守るお役目に復帰なさってくださいね。

2025年11月1日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年12月号、先日の続きです。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

院長から誘われて旅行にいった椎名と賢太。ふたり一緒の部屋で、ふたり一緒の夜。並べて敷かれた布団に、いろいろ考えてしまって緊張してしまうふたりなのですね。

これはつまりそういうことなのか? いや、気にせずそのまま普通に寝ちゃってもいいのんよ? 背中あわせの緊張の時間を経て、はじまるふたりの会話。そこには気まずさや不慣れゆえの疑問や、そして急ぎたくない、慌てたくない、自分のペースを大切にしたい。そうした気持ちの一致があって、ああ、やっぱりふたりは似た者同士なのだなあと思わされた時間となったのですね。

ふたり同じ考えと確認しあっての夜。隣りあって眠る。それがなんだかこそばゆく嬉しい。そして夜中、意図せず縮まった距離に安心するところあったのか。身を寄せる椎名に、安心や愛情、そうした気持ちの感じられる素朴でロマンティックな情景でした。

『沖浪荘202号の漫研部』

こっちはすごいぞ、ロマンティックのかけらもないぞ。飲みすぎた桐が休もうと提示した先がまさかのラブホテル。桐、つくし、甲の3人で入室することとなったのですが、男女3人、密室、一夜、何も起きないはずがなく……。ええ、桐とつくしの乱暴狼藉、やりたい放題の夜がはじまろうというのです!

酒に酔って退避したはずの桐は、さらに燃料を補給して、甲に求める無理難題。いや、甲よ。パンイチ体育座りくらいかなえておあげなさいよ! と、桐の要求なんかはかわいいものだと、真骨頂、つくしのさらなる無理難題がふたりを襲う!

興味本位で買ってきたというアレなアレ! 突如流れるアレな映像に、重なる物色。そして桐にスケスケバスルームで一緒に風呂に入ろうと強引に迫って、ああ、あれだ、もう手のつけられないやつだ!

それでも結局はなにごともなく一夜をしのいだのですけど、ああ、これが次なるトラブルの火種に? 3人で建物から出たところ、ばったり出会った知りあいに、凍りつく時間!

これからどうなるのでしょう。なにをいっても、無理な言い訳としか思われないシチュエーションでありますよ。

『もどかしコンプレックス』

enonさんと突如会うことになったmochi。思いもしない綺麗な女性、同じ界隈の者とは思えず緊張するmochiだけど、mochiが言及したenonのアイコンのキャラクター。ニャーヤちゃんをmochiが知ってるとわかって、突如火のつくenonのオタク魂! 早口の長文マシンガントークが、ああ、enonさんも仲間だと心底思わせてくれた瞬間でした。

しーさんへのプレゼントに、しーさんが好きそうなハムスターの玩具をガチャで引くときめたmochiです。これと決めたハムを引くために、次から次からコインを投入するその姿。ああ、ランダム商品はこれが怖いですよね。コンプ欲のある人は、それこそ出るまでやめられない。見事に沼ったmochi、ああ、enonの応援があったからこそがんばれたのかい!?

こうして決まったしーさんへのプレゼント。しかしその後のボイスチャットで、enonとmochiが池袋で会っていたことを知られてしまった。enonが咄嗟にごまかすも、しーさんはなにか感づいた模様!? ああ、これはもしや一悶着あったりするのかな。どうかなにごともなく事が落ちつきますように。

2025年10月31日金曜日

『まんがホーム』2025年12月号

 『まんがホーム』2025年12月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。酉の市の情景を、孔明、月英夫妻をメインに、『独りじゃない一人暮らし』、『サレ妻お江戸リコカツ録』からも、魚矢さん、早苗が加わって、それぞれに大きな熊手を持ってにぎやか、ハレやか、縁起のいい表紙となっておりますよ。財や福をかき集めるという縁起物。それぞれの作品にまつわるいろいろもろもろがあしらわれた、見た目にも華やかな熊手が元気にさせてくれる表紙です。

『孔明のヨメ。』

結婚の挨拶で、呉にやってきた劉備たち。ふたりの関係を確かなものとし、さらには国同士の結びつきも明確にする。そうした政治的な意味もある婚礼挨拶でありますが、やはりここにも裏に思惑なんかが隠されているというのですから剣呑でありますよ。

周瑜が目論む劉備軟禁策。劉備をここに足止めし、劉備の兵でもって益州を獲る。しかし同盟破談のリスクもある強引な計画。これを推し進めようという背景には周瑜の健康問題があるのですが、それだけにあまりに余裕がないと周囲からも思われて、とりわけ士元がそうでした。

この策についてどう思う。周瑜に聞かれて、あまり効果はないと思う、率直に答える士元です。余裕のなさにも言及し、その上で子敬にも状況を伝えるというのですが、ここで子敬が板挟みになっちゃうっていうのね!

ほんと、思惑はあちらにもこちらにもあって、それがあっちでこっちでぶつかって軋みの声をあげる。ひとことに同盟、結婚なんていっても、政治がからむとなんだかんだ大変なんですね。

『はなまるゲーセン飯!!』

今回、花崎父娘はあがいんを離れ、ドライブインおおもりやに機械のメンテにきています。

ということは、ここにもゲーム機があるってわけだな? そう思ったら、まさしくその予想のとおりではあったのですが、修理しなければならない機械というのはまさかの自動販売機。ちょっとレトロな、うどんの自販機だというのです。

うどんの自販機。ほかにもハンバーガーとかいろいろ。最近、こういう食品のレトロ自販機をずらりと並べたドライブインとか人気だそうですね。ただ、機械が古く部品ももうないため、壊れたりしたらなおせるかどうかわからない。ついせんだっても、壊されてしまったボタンを3Dプリンターかなにかで作って交換修理、みたいな話を見たところですよ。

深夜も開いているドライブイン。仕事がうまくいかず落ち込む日々。たまたま訪れたドライブインおおもりやで出会った自販機のうどんに、身も心も癒された人がいた。その人にとっては、今もそのうどんの自販機は特別で、だからこそ停止中の張り紙、故障のしらせには心痛める思いです。

それだけに、花崎父の尽力で入手かなった自販機の部品! うどん自販機も復活して、そしてゲーセン飯、自販機のうどんにも出会うことができて、ああこうした古きよきものを愛し、大切にする思いよ。これからもずっとずっと元気に動き、たくさんの人においしさと温かさを提供し続けてほしいという気持ちもわこうものでした。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

今日ははじめ先生の休日の様子が描かれます。愛猫めておと過ごす、ゆったりとした朝の時間。これは休日だから? いつも朝はこんな感じ? わからないのですが、一緒に寝起きし、食事も終えて、それからなにをするかというと、ペットホテルでお預かりしているワンちゃんのお世話。

休みといえど、まるまる仕事がないというわけではないのですね。お仕事とはいえ、大変です。

柴犬のゴマちゃんを散歩に連れていって、そしておしっこの出ないゴマのためにペットシーツを開けるのですが、これ、きっとクマちゃんにしかられるなという先生と、そしてめておの予想が見事に当たるというのがね、ほんと面白い。わかってながらも、高いペットシーツしかなければ躊躇なく使う。宿泊客のためならと決断する、あるいはあんまり考えてない? そんな先生の行動に、ここに宿泊するワンちゃんはしあわせかもなと思ったりしましたよ。

そしてめておの役割も。ゴマちゃんと話してくれて、それでゴマちゃんも緊張がとけたみたい。すごく頼りになる相棒。めておもこの病院に欠かせない仲間なんですね。

2025年10月30日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年12月号、一昨日の続きです。

『ばっどがーる』

バレてはいけない秘密を抱えた優と水花。亜鳥を題材としたちょっとアレな同人誌でのサークル参加。これを亜鳥本人に、そして亜鳥ガチ勢ADCのメンバーに知られるわけにはいかないと、サークルスペースは水花に任せ、ひとり優が情報攪乱のために動く!

といいたいのだけど、どうにもうまくはいかないようで、残念! 亜鳥に補足されてしまいました。なんとまあ、この日に向けた水花の活動を見て、なにかしてると感づいていた。さすがお姉ちゃん! 妹のこと、よく見ています。でもって、ADCも持ち込んだ亜鳥本をさっそく売り切り、フリーの身。バレてはいけない相手が、こうも自由に動けるようになってしまっているんじゃ、優さん、あなたひとりじゃさばききれませんことよ!?

途中、清の助力でピンチを切り抜けたり、それでいらぬ負債を抱えてしまったりと、わりと踏んだり蹴ったりな優でありますが、それでも一番バレたくない秘密は守れている。ADCも監視下に置いて、このままうまく逃げおおせるか!?

となったところで、ふたたび水花がダウン! からの涼に泣きつき、売り子を代わってもらうことに!

で、まさかね、これが涼の運のつき。作ってもいない亜鳥同人誌を亜鳥に現認された上、これを涼が作ったと誤解されてしまう! ああ、なんという不運。でも、このポジションこそが涼の涼らしい立ち位置とも思えるんですね。ええ、不憫なお嬢さんです。

『ずんだもんTV』

つるぎから吊るし上げを食らっているずんだもん。そのピンチにちゃんこが駆けつけてくれた!? というか、ただ単純に東北家に遊びにきただけなんだけど、まさかのつるぎによるずんだもん誘拐疑惑が!? いったいなぜ!? ずんだもんの真実を知れば、きっとつるぎはずんだもんのことを許さないだろうと、総帥ちゃんこも理解しているということなのでしょうか!?

いろいろ誤解があったんですね。つるぎはずんだもんのことを、ちゃんこを騙す極悪人と思ってる。ちゃんこにとって、ずんだもんはお友達でしょう? でも、つるぎはそうした関係を認識していない。さらには、ちゃんこが立ち上げた秘密結社大都会は、異能力者の理想郷を建設し、一般人を統治するとかいっている。となれば、きりたんに明日はないのか!?

まるでロミオとジュリエット! ちゃんこはあんなにもきりたんお姉さんのこと大切に思ってるのに、組織の掟がそれを許さないだなんて!

でも、こうした悲しい対立、不和を、ずんだもんの機転が救う。あまりにも素直で、あまりにも素朴なずんだもんの疑問が、頑なにすぎた組織の決まりを柔軟に変化させ、異能力者も一般人も、ともにあってしあわせだったらそれでいいのだ。すべてを丸くおさめたのですね。

これでめでたしめでたし。と思ったところで、冒頭のつるぎに誘拐疑惑がかけられた理由が明かされます。そうか、つるぎさん、きりたんがストライクゾーンですか。きりたんかわいいですもんね。でもって、かわいい子がいると、いろいろ残念なことになるつるぎ。あんな表情を見せるだなんて! というか、ちゃんこもそうした感情、つるぎから向けられていること認識してるのか!

ほんと、残念なつるぎお姉さん。一線だけは踏み越えないよう気をつけてくださいね。

『このままモブじゃ終われない!』

そよかぜの担当編集者が変わります。甘井さんというその人は、コモナも怖れる最恐編集という噂。

はたしてどういう人なのか。コモナが語る人物像は、最恐とはおよそそぐわない印象。その優しそうなお姉さんが、なぜに最恐の称号を欲しいままにしているのか? ハラハラしながら迎えた甘井さん。なるほど、漫画家との相性があるのだな。というか、たいていの漫画家には危ない相手。漫画大好き、漫画家大好き。その包容力でもって漫画家を甘やかしまくって、アンケが悪くても大丈夫、ネームだって素通しだあ!

この状況をヤバいと認識しているのはコモナだけ? そよかぜはむしろ甘やかされるままに甘えまくって、どんどん緩んで、どんどんさぼって、ついには原稿を落としちゃった! というか、甘井さんが担当している漫画家が軒並み休載しとる。ああ、漫画家は甘やかすととことんまで堕落してしまうというのですか!?

これ、編集長が甘井のこと叱ってますけどね、そもそも甘やかされたら堕落するタイプの作家に甘井をあてがった編集部の責任もあるのでは? 自分を律しすぎるような作家にあてたらよかったのに。

ともあれ、愛のありかたを甘井に説いた編集長。おかげで甘井は開眼してしまって、うわあ、こわい! ちょっとしたホラーみたいになってるじゃん! これまでのツケをすべて清算するかの勢いで、厳しく過酷に作家を管理する! おかげでそよかぜも原稿落とさずにすんだんですけど、に、人相が変わってしまってますよね……。

ええ、なるほど最恐。コモナの評価もなるほど納得でありました。

2025年10月29日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年12月号、一昨日の続きです。

『となりのフィギュア原型師』

今回は分割のお話。こるり、いやさ代表が納品した原型。抜けない、組めないとして差し戻されてきた。倉田から半藤に分割の依頼がはいって、ここからせっちゃんが加わることで、即席の分割教室がはじまるのでありました。

原型の分割は、複製しやすさと塗装しやすさの両立。前提として、複製したパーツが型から抜けないことにはお話にならないわけで、この上で分割することで得られるメリットを試行錯誤していこうというようなお話です。分割することで、マスキングなしで塗装できるようにする。別パーツ化することで立体感を強調できたり、また別パーツにすることでアクセントを持たせたり云々。ただ簡単に分割といっても、求めるもの、効果、効率、作業者によってまったく違った結果になっていくというような話だったのですね。

途中、ためしに私をパーツ分けするならといったせっちゃん。あのポーズ、めちゃくちゃかわいかったよね! からの半藤のこだわりポイント。ちょっと照れぎみにインナー着てるんですけどのせっちゃんがまたかわいい! 今回はせっちゃん大推しの回だったかもしれません。

そしてまた途中に出てきた、分割しすぎの例。でも、こういうの見たことあるぞ……。って、フィギュアライズ・ラボだ! ええ、買うだけ買って組んでないプラモデルのフィギュア。プラの整形色だけで色分けしようとするとこうなっちゃう。ええ、これがフィギュアの分割ならやり過ぎになっちゃうってわけですね。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

表紙のカットで学生服着ていたふたり。なるほど、本編への布石であったのですか!

いったいなにをしてるのかというと、コスプレを夫に見てもらって、いろいろ評価してほしいいぶき。かわいいだけじゃ満足できないんだ! と思ったら、また違った目的のコスプレなんかも登場して、このいぶきさんは、タイムオリジナルに登場する恋人、夫婦のなかでも、異質な積極性見せますね。でもそれがかわいい、チャーミングなのもまた事実であります。

さて、いぶきに恥ずかしい格好はないのか。コスプレ同志である亜子との会話に出てきた疑問なのですが、実際そういうのないらしい。レイヤーとしては強みといわれたのだけど、そのいぶきにまさかのちょっと恥ずかしい格好が!?

というのが、表紙に出てきた学生服。高校時代の制服、セーラー服で夫、駿をお出迎え。そのときの照れてるいぶきや、ちょっとした意外性! でもってこれが駿に見事に刺さるんですね。

残念ながら、駿はもう制服は着られませんでした。きっと、筋トレでサイズアップしとるんだな。でもって、制服、指輪、変だね、の威力よ。ああ、この幼なじみ夫婦。相当な結びつき、愛情のほどを見せつけてくれますよ。

『クールな氷上さんは迫りたい』

たこ焼きパーティーをやる。上の妹、くるみの気紛れで、会場が兄、栗園課長の部屋に急遽変更。でも兄は妹のそうした性格を、よくよく理解しているんですね。きっと準備もしてないだろうと、道具、食材もろもろ、全部用意ずみ。ああ、こういうところ、兄妹の仲のよさ、うかがえますよね。

上の妹、くるみが来たなら、当然下のまろんも? と思ったら、こちらはなんと欠席。代わりにきたのが氷上さん。って、くるみは氷上を呼ぶのが目的だったよね? かくして氷上は、休日の課長の姿、たこのTシャツきた栗園を見ることがかなったのでした。

いつもなら、少女漫画好きを隠す課長ですけれど、氷上にはもう知られてるから気にすることはない。自然体で氷上を迎え入れ、と思ったけど、ふたりきりとなったらやっぱり緊張するのか。でもって、ぐいぐい距離を詰めてくる氷上さんです。わーお、積極的ー! でもしかし、この目力強い美人がこれでもかと近づいてくるの、圧が強いだろうなあ!

しかもただ物理的に距離詰めてくるだけでなく、課長の家庭の味が知りたい、ひいてはもっと課長のことを知りたいといわんばかりの言動に、さらには氷上のことよく知らないという課長に、興味ありますか? 私のこと。

いやもう、ぐーっときますよね! いやもう、なんて素敵なの! と思ったら、くるみが茶々いれちゃった! ほんと、ここでくるみが介入しなかったらどんなことになっていたのやら。あるいはなんらの進展などあったりしちゃったのでしょうかね!?

2025年10月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年12月号、発売されました。表紙は『保健室の鍵閉めてっ』。撫子と郁、ふたりが背中あわせの鏡あわせで登場。ぴんと伸ばして頬にあてた人差し指がかわいらしい表紙であります。しかしこのなんの罪もない、としか思えないようなふたりがですよ、本編ではあんなことしたり、大変な状況発生させてたりするというのですから、きららキャラットの世界はおそろしいですね! でも、この表紙を見るかぎり、とても清楚で落ち着いたよい雰囲気。素敵な世界であります。

今月は新規ゲストが3本です。

『だめ妖精のせいで!』

魔法少女の活躍で、悪の倒された平和な世界。しかし突然平穏な日々は破られてしまった!? 飼い犬もふきちの散歩中、ゆめはゴミ捨て場で眠っているお姉さんを助けてしまった。警察も救急車も呼ばないでほしい。お姉さんのお願いを聞き、自宅へお姉さんを連れ帰ったゆめ。そうしたら、なんと、お姉さんは妖精なのだという。飼い犬もふきちからゆめのことをいろいろ聞き出して、ゆめからいろいろ助けを得る妖精のお姉さん。興奮するとつい出てしまうという語尾、みあ、というのは妖精の名前。ということで、ゆめはこのお姉さんのことをミアと呼ぶことに決めまして、しかしこの出会いは、ゆめにとって大きな転機となったりするんでしょうか!?

魔法少女の資質はまるでないゆめ。だが魔法少女への憧れは人一倍大きかった! 妖精との暮らしを夢見ていた。しばらく泊めることを代償に、魔法少女あるあるシチュを叶えんとするゆめのハイテンションは、見ていて大変かわいらしい。いわゆるテンションあがったオタクの行動なんですけど、いやあ、こういうの、見ていてとてもいいですね。心洗われるようでありました。

いく先のないミアです。独り立ちをゆめから勧められるも、なんだかんだでこの家に居座りそう。魔法少女ならぬ魔法少女オタとの同居は、はたしてうまくいくのでしょうか。なんだかゆめは、ミアにいいようにされてしまいそうですね。

『魔界家の世めぐりさーち』

父、魔王からの命を受け、人間界にやってきた魔王の三人娘。はたしてその任務とは、発展いちじるしい人間界の調査でありました。

しかし姉妹はどうにもぐうたらで、気候もいい、住みやすい、食べ物の入手もスムーズ、戦いも必要としない平穏そのものの人間界を気にいってしまった。魔界では武闘派で知られた次女も、戦いから離れてすっかり丸くなってしまったというのです。

この堕落した、いやさ平和に毒された娘三人が父の命令を果たそうというお話。しかし、その目的が酷い。魔王への忠誠とか、仕事への情熱とか、そういうのまったくなし。すべては、魔界に連れ戻されないがため。過ごしやすい人間界での生活を手放したくない。ということで、それっぽい調査結果を魔界に送り、楽しい人間界ライフを今後も続けようとするのですね。

初回の調査はケーキでした。からかわれた次女がへそを曲げるも、ケーキの甘味に陥落。はたしてケーキが人間たちの団結をうながしているのかは不明でありますが、少なくともこの子たちには衝撃の魅惑だったこと間違いなく、こんなものがある人間界とはいかにすばらしいのか! というか、魔界に帰らない気がさらに膨らんじゃうじゃないですか!

ということで、魔王にもたらされたケーキの情報。まるで役に立ちそうにないのですが、まずは一仕事。とりあえずはすぐさま実家に連れ戻される危機を回避できたみたいですね。

『桜子先輩は成長したい』

二宮桜子には悩みがあった。それは背が小さいこと。背もあれもこれも大きな後輩ルナから、小さい、かわいいと愛されはするものの、それは桜子にとっては不本意。もっと大きくなりたいと。背丈も、その他も、大きくなりたいと、ずっと願い続けているんですね。

そんな身長その他がコンプレックスな桜子は、相談部なる部活に所属して、持ち込まれる生徒たちの悩みを解決しているというのです。今日やってきた生徒も、落とし物を探してほしいと相談事持ち込んで、こういう場合はルナの出番。鼻が効くから、匂いを頼りにすぐさま見つけてくるといって、桜子はただ部室で待つばかり。

このときの依頼者とのおしゃべりで、なぜこの部に桜子が入ったか判明するのですね。徳を積んで、神様に背を伸ばしてもらうんだ。あまりに素直で素朴な願いに、むしろ驚く相談者なのですが、はたしてこの願いはいつかかなうものなのでしょうか。

そしてラストでもルナに身長のこといろいろいじられて、いや、ルナはそういう気ではないのかな? わからんけど、わざとやってるのかもしれないけど、でも桜子が愛されてることだけは間違いないと思うのですね。

2025年10月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年12月号、発売されました。表紙は『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』。ステラにりる、ピリカが冬の装いで紅葉の絨毯の上、楽しそうにお散歩しているのです。今月のテーマは秋冬の情景なのでしょうか。『クールな氷上さんは迫りたい』も秋っぽい服に着替えていらっしゃいます。と思ったら、『うちこもり妻はコスプレ配信者』は学生服姿で夫がなんか脱がされておりますよ!? 新連載『ふたりの距離の10年後』のカットもございます。

今月は新連載が1本です。

『ふたりの距離の10年後』

印刷会社で営業に配属された月岡雷。訪れた化粧品会社はこれでもかとキラキラした人たちばかりで、別世界感がものすごい! と思ったら、出迎えてくれた女性があずまのことを知っていた。誰!? と思ったら、中学の頃の友人、咲花風子。10年ぶりに出会った風子はすっかりきれいになっていて、昔は男の子みたいだったのに! すっかり戸惑うあずまなのでした。

旧交を温めんと一緒に食事にいくことになったあずまと風子。仕事を終えた風子は、さっきまでとはまるで違って、むしろ昔の風子を思わせるさっぱりとした出で立ち。向かったお店もラーメン屋。そこでのひとときは昔を思い出させるもので、気の置けない仲間だった、そんな様子にあずま、なんだか安心したみたいですね。

でも風子にとって、あずまは特別な人だったのか。好きとかどうかはまだわからない。でも、自分が好きなもの、でも似合わないからと手放そうとしたそれを、別に気にすることないって、好きなのにしたらいいって、背を押してくれたあの日の思い出。あずまにとってはあまりに普通になんら気にせず放った言葉だったから、さっぱり思い出せないという!

住んでいるアパートも同じ、隣の部屋同士。また風子の意味深な行動に、その真意がわからなくなるあずま。ふたりの関係やいかなる展開を見せるのか。あずまはどうもリードされる側になりそうな雰囲気ですね。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

ぎょわー、にあ氏、めちゃくちゃかわいい! 眼鏡装備してステラの先生やっている。それもこれも、ステラがこの世界のことを知りたいからっていうのですが、だってステラがいろいろわかってないと、ジュローに教えるどういういう以前になっちゃう。なのでにあ氏が協力してくれて、いろいろ教えてくれているというんですね。

この一連のお話で、にあやベリコの魔術の片鱗が明かされる。にあは詠唱なしで魔法を使ってるわけじゃない。スプリットタンで詠唱速度をあげている。ベリコは体に刻まれた紋章で、常時強化魔法を発動している。

で、そうやって刻みこめる魔法に予約開始日通知とか各店舗特典感知とかあったりするの!? さすがにベリコも止められたそうだけど、あるってことは、それを常時発動させて、特典コンプするやつがいるってことなの!? 便利かもしれんけど、体の負担考えたら命削りすぎじゃない!?

と、女子たちはこうして楽しい時間を過ごしているのですが、では我らがジュローはというと、冒険先でコーチングしてる冒険者たちと一緒に敵から逃走中! 危機一髪といった状況で、こっちに逃げろと呼ぶ声あり! ああ、ジュロー一行は無事逃げおおせるのか。本当、結構な危機状況なのです。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

一緒に温泉旅館にいきましたヨシアキにマコト。部屋に併設の露天風呂にふたりしてはいるのはいいとして、ヨシアキさん、えらいこと純情なのね! 眼鏡がないと見えないから安心してくださいとかいってますけど、それはそれで危険! マコトさんは見られること、そんな気にしてませんよ! 夫婦なんですから、それくらいもう慣れてくださいよ!

マコトがリードしている、そんな夫婦であるのですね。

マコトがこうして風呂に、さらには温泉旅行に誘った理由。それはわりと切実なもので、一緒にお話する時間をとりたかった。他のなにに興味を割かれるでなく、時間に追われるのでもなく、ゆったりとただお話したかった。ずっと寂しさ感じていたのですね。だからこそ、こうしておしゃべりする機会をと思い、誕生日を盾に連れてきちゃった。

わがままを詫びるマコトだけど、そんなの気にすることないですよ! そしてマコトの気持ちを聞かされて、前向きに対応していこうというヨシアキ。ちょっと方向性は違う気もするんだけど、誠実な人であることは間違いないんですよね。

そしてその後は夫婦の時間!? と思わせて、のぼせちゃったヨシアキの介抱タイムになっちゃって、マコトさん、せっかくの勝負下着が無駄に!? と思いたいけど、よかったですね、寝相のおかげで、ちゃんとヨシアキに着弾しましたよ。あんまり色気はないけれど、その自然体、無理しない感じこそがマコトの魅力だと思います。ヨシアキ、果報者です。

2025年10月26日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年10月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年12月号、昨日の続きです。

『花唄メモワール』

桐喜と梅、ふたりともに協力しあって、ついにできましたメインの料理、ハンバーグ! 板長の試食も無事に通って、そうしたらなんとカッテージチーズを使ったつけあわせなんて用意してくださってた!

この皆が力を貸してくれるというのが、どれほどに喜ばしいことか。桐喜のことを皆が思っている。仕事を、そして人柄を。桐喜の料理を口にした家族もまた、自慢の娘と、その成長のほどを喜び、寿いでくれている。なんと喜ばしい情景なのでありましょう。

この一連のできごとが、桐喜の心を溶かしたのですね。かたくなに避けてきた実家との接触、結婚式への出席を、妹多喜子として参加すると決めた。顔の傷も隠せればよかったが。そういう桐喜を前にして、ああ、梅の令和一時帰還はこのときのためでもあったのか! 梅が大正に持ち込んだ未来の化粧品の数々。それが多喜子の傷を隠してみせた。

そしてひとつのけじめと、和奏の前に立った多喜子のその姿。ああ和奏にとってはどれほどの救いになっただろう。また多喜子にとっても、これがひとつの節目。向きあうことができずにいた和奏、置き去りにしてしまったと悔いる和奏に、多喜子としてこうしてふたたびまみえることができた。

どれほどに感動的なことでありましょうか。梅は、ここにいくにんもの心を救ったのでありますね。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

冬は甘那にとってつらい季節! というのも、学校指定のコートがどエライかわいいときたもんだ。自分には似合わないと、また勝手に決めつけて、去年に引き続き今年もコートなし!? いわゆるひとつのやせ我慢ってやつですか!? ほんと、あなた、かわいらしいんですから、諦めて受け入れて、かわいい格好もなさるといいんですよ! 上から下から、前から右から左から、どこをどうとったってかわいいんですから、なにを遠慮したものか。

でも思い切れないのもまた甘那さんです。ということで、甘那の甘コートデビューは、いつぞやのごとく美都の前となるのですね。

今回は修学旅行の班決めの話題もありました。クラスをまたいでもオッケーとのお達しに、色めく生徒たちです。ぜひ望月さんとと、美都と同じ班になりたい人がこれでもかとにぎやかに、けれどまずは甘那が別クラスの渚とリコと合流します。

今回の美都との食事会は、簡単にコンビニで肉まん、あんまんとあいなりました。その待ちあわせに、甘コートで現れた甘那。いやもうめっちゃくちゃかわいいってばよ! そして、勇気を出した甘那にならい、美都も一歩踏み出します。

修学旅行、甘那さんの班に入れていただけませんか!?

驚くのは渚、リコですよね。高嶺の花、望月美都さんが同じ班にいる! で、ここからどうなるの? 美都の食事の楽しみを、甘那ともども共有する仲間になる? だとしてもおもしろいなあ!

ということで、長崎修学旅行編。美都は念願の角煮まんを食べることができるのでしょうか!

『え?結婚って3次元でもできるんですか?』

ヒカリよ、もうゴールでいいじゃないか! いつぞやの、一緒にライブにいった彼。うっかり返し忘れたペンライト、返すために再会することとなりました。

って、普通に返したらいいやんけ。ついでに一緒に食事でも、でいいやんけ。だけどそういう機転が利かないのがオタク? いや、そんなんヒカリくらいやって! ともあれ、推しジャンルとのファミレスコラボをうまく利用することができまして、累計金額でグッズがもらえる。友人と一緒にいくと、会計でギスりかねない!

ということで、会計は自分が持ちます、バンバンいってください! お礼と一緒に助っ人ゲットだぜ! ふたりで大量のメニューをがんがん食べて飲むことになるんですね。

しかしこの彼、すごく頼りになるじゃないですか。ヒカリがギブアップするところ、さらに二杯いってくれる! そこで、ヒカリさん、しゅきーとかいっちゃってるじゃないですか! もう好きでいいよね? 好きを自覚したよね? 自覚しろ! もうここでゴールでいいんですよ。

しかも特典が大当たり、推しキャラのファイブカード! ちょっと微妙な結果だけど、この食事会は大成功なのではありませんか? しかもこの彼、半金出してくれて、ほんといい人! いやもう、さわやか、気取らない、いい人、気もあう、もうこれで決まりでしょう!

でも、ここまで売れ残ってるだけの理由があったりする? そのへんの深掘りも今後あったりするんでしょうか。でも、今んとこ、この人を蹴る理由、ありませんよね!?

2025年10月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年12月号、昨日の続きです。

『明るいミライ』

将来を嘱望された体操選手だったものの、怪我で引退した九頭竜里美。次に未来部に必要な人材はフィジカルエリートだ! ミライの強い要望で、里美、いやさクズちゃんを未来部に引き入れようということになりました。

さっそく九頭竜里美に声をかけるミライ。望めどしかし怪我のこともあり、これまでどの部活も手を出しかねていた九頭竜が、どこぞのぽっと出に引き抜かれそうになっている! ここに均衡が崩れ、運動部がどっと雪崩れ込んできた。こともあろうに九頭竜争奪戦が勃発。なんとまあ、リングの上で戦って、勝ったところが交渉権を得るというのですか! というか、里美の意向は関係ないのん? それこそ文化部志望とかだったらどないしますのん。

ともあれ、フィジカルに劣る未来部は未来ガジェットを使っていいというハンデを得た。ドローン映像をVRゴーグルに投影。拡張された視野でもって優位を得ようというのですが、これが通用したのも下位選手まで。決勝戦にては、まるで歯が立たないときたもんだ。さあ、この窮地にて、ミライ、どう出る? どう動く!?

今回は、自分の意向、なにをやりたいか、どうしたいか、それがテーマであったのですね。ミライの意向はがんばりたくない、ダラダラしたい。たとえ才能があって期待されていたとしても、自分はダラダラするんだと、そうした気持ちを里美に話していた。で、その気持ちがですよ、決勝戦のリングで炸裂! 観衆からのミライへの声援を受けて、なおダラダラをまっとうすべく、前へ! 前へ! ダウンを装って転倒だ!

って、これが里美にバレてるんじゃん! あの笑みを浮かべた里美。あの瞬間に、ミライひいては未来部に信頼を傾けたのかもしれませんね。そしてリングに躍り出て、そのまま相手を倒し、自分の行く先を自ら決定する里美、いやさクズなのでした。

ほんと、あんだけ才能あるとかいわれてたクズが、未来部においてはダラダラ。おお、これはいい。ダラダラボクっ娘、すごくいい。これがクズの選んだ、自分自身の生きる道! ええ、今回はクズの魅力、チャームがこれでもかと花開いたエピソード。すばらしいものがありました。

『球詠』

あぶないところを、主将の好プレイに救われた新越谷。タイブレークにて3点を返し、さらに得点を重ねた5点差での8回裏。1点を返されるもアウトをひとつ、またひとつと重ねて、悪夢のようにうまくことの運ばなかったこの試合にて、勝ちを収めることができたのでした。

このあわや負けるという経験が、新越谷の皆に大きな気持ちの変化を与えたのですね。大会への没入感。萎縮からも解き放たれ、深まる仲間への信頼、そして自信。この試合で得られたことごとが、次の試合、さらにはその先に待つ数々の戦いにおいて大きな意味を持つことになるというのですね。

しかし、この漫画は負けチームにも情が移ってしまうものだから、この後がたまりません。涙に暮れる姫宮の子たち。姫宮の子が岡田に聞くんです、あのとき、あの子が、ベンチを見ず走っていれば勝てただろうか。それに答える岡田の言葉の力強さ。あのときの岡田のプレイは、決して偶然ではなく、状況を正しく判断し、起こりうる可能性に賭けたからこそ成立したものだった。たとえ、あの油断がなくともアウトをとれたという岡田の言葉に、姫宮の皆は悔いを流し、きっと救われるのでしょうね。

次の試合、5回戦の相手が判明しました。データ野球で知られる有名校、椿峰。理詰めの野球とコンビネーション。こうした傾向はむしろ芳乃に近いんじゃ? ということで、芳乃に策あり? 特殊プレーの練習や強打に定評ある打者にバントの練習、相手の予想の裏を突こうとしているの? いよいよ来たる試合に向けて余念がないのであります。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

今回はいうならば2部構成? 前半に穂夏の歓迎会。紗菜、ロゼ、麻衣が歓待します。おいしいお料理、温かな歓迎と、穂夏ならずとも嬉しさのこみあげる、そんな様子に気持ちも緩む。そして穂夏の就職問題、博物館の求人はどうなったのかと聞いてみたらば、すまんちょうど締め切ったわい。

残念、就職ならず!

もうしばらく、穂夏の無職状態は続くというのですか!?

そして後半は、皆で図書館にいきますよ。読書家ロゼが家の本をすべて読みつくしてしまった。さらに本を求めるロゼのために、図書館にいきまして、そうしたら本が、本がこんなにもたくさん! って、まあ、図書館ですから当たり前なんですけど、ロゼさん、感動なさってるじゃありませんか。よかった! ここにロゼの望む理想世界があったんだ!

知識を、情報を求めるこの子。あやふやな情報の跋扈するインターネットより、より確かで根拠を辿っていきやすい書籍に重きを置くなんて、見上げたお嬢さんですよ、ロゼさんは! さっそく不思議に思っていた柿の渋抜きの理屈を知ったりなんかしましてね、そうしたらそれを魔法に応用できそうと、ああ、本当に熱心な子なんです。

そんなロゼが感じた魔力。魔力のもとであった本はすでになく、しかしこの魔力には覚えがある。と、思い出しそうなロゼの集中を破った大きな声。ああ、図書館ではお静かに! この重要そうなファクターは、ひとまずここで散らされてしまうのでありました。

そして最後に、穂夏に朗報。金井さんのおばさんのお店、居酒屋たこぼうしにバイトの募集が出ましたよ! このたまたまの出会いが穂夏のピンチを救って、よかった! といいたいけれど、飲食、接客に穂夏は自信なし! さあ、ここからが穂夏の正念場? 佐渡に根をおろすべく、穂夏の奮闘がはじまります。

2025年10月23日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年12月号、発売されました。表紙は『明るいミライ』。なんだか無理して!? 笑顔を作っているミライが、こちらに向けてピースサイン。制服姿、ビルにタワーが並び立つ未来の都市を背景に、AIちゃんと一緒に記念撮影といった風でありますよ。空にはドローン、広告飛行船。地上以外も人々の生活空間になっている、そんな先進都市がこの子たちの暮らす場所であるのですね。しかしミライはなぜこんなにもがんばって笑顔を? そうしたところも、またこの子のぽさとも思えるんですね。

今月は新規ゲストが4本です。

『スポットライトが落ちるまで』

かわいい絵柄で、また一癖ある漫画が出てきましたね! 演劇が大好きなふたりの女の子、美百合と真智の思いの交錯する小編であります。幼なじみのふたりは、子供のころからの約束、演劇に魅せられ、一緒に舞台役者になろうというそれを大切にしている。約束ゆえか、いやそれよりも演劇にいまだ魅せられているからか、演劇部にてがんばるふたりの姿。しかし残酷にも、爛漫に笑顔をたやさぬ美百合はまたも主役に選ばれて、対し真智はというとぱっとしない役にとどまる。

この状況においても、ふたりはいつも仲よく、ライバルとして競いあって、そしていつかは真智も美百合に並び立つ日がくるのでしょうか。

みたいな話かと思っていました。でも違いました。

あまりに報われぬ日の続くからか、演劇に対する熱を失っていく真智の姿。めんどくさいと思ってしまった自分にショックを受ける真智。さらにいえば美百合に向ける感情も、いつしか歪んだものになっていて、敵視? 嫉妬? あるいは諦め? 舞台役者への夢をあっけらかんと冗談のようにいってのけた美百合に対し、言葉にならない思いを抱いた真智の屈折。演劇が飽きたというのは本当? 舞台役者の夢、今でもしっかりと胸のうちにある?

美百合に憧れを抱いては、その憧れたなにかを簡単に手放してしまう美百合に傷ついてきた真智の、今こうして美百合がすでに舞台役者という夢を手放してしまっていたと知らされて抱いた思いやいかなるものか。真っ暗になったという友人に向ける感情や。

屈折し交錯する思いの、いわば真智の一人芝居。いかなる感情をや読者から引き出さんというのでしょう。

『パーティ!勇者パーティ!』

異世界に転生した千年坂りも。勇者として闇のドラゴンを討伐してくれと、その世界の神からお願いされるのですが、特にこれといった得意もないのにどうしたものか。

用意してくれたという、いい感じの勇者パーティも、さしてなにかできるわけでもないカニや、パンをおいしそうに食べる人。回復魔法が使えるというも、戦力にはならなさそうなケンタウロスに、そもそも意思やなにかがあるとも思えない岩。素直にがっかりパーティといっていいですか?

近づいてきた最弱の魔物、スライムにもまるでかないそうにない。散り散りになって逃げ出してしまうのだけど、このスライムも勇者パーティの一員だったんか!

なんともいえない脱力感。この作者の持ち味よく出ていたと思います。

続く、散り散りからの合流編も、とりわけなにかあるわけでもない脱力感がおかしくて、とりわけ岩。なんといっても岩。なんで神様は、この岩をパーティに加えようと思ったのだろう。謎また謎のパーティメンバーでありました。

『食べ過ぎです、お嬢様!』

がんばった自分へのご褒美にパフェを食べることを楽しみにしているお嬢様、美知子。体育で走った、掃除当番がんばった、朝三度寝しなかった。ちょっとしたことを口実に、昨日も今日もパフェを食べる毎日なのですね。

お嬢様がこうなったのも、すべて私のせい。父に認められず悲しい思いをしていた幼少期の美知子に、がんばるために小さな目印を作ればいいんですよと、ご褒美のパフェを食べさせた。それがために、お嬢様は毎日毎日パフェを食べるようになってしまった! お世話係の吉川、痛恨の悔いだというのです。

パフェを禁じても、あの手この手でパフェを口にするお嬢様。自身の無力を思い知り、お世話係を降りた吉川。これで心置きなくパフェを食べられるようになったお嬢様。けれどひとりで食べるパフェは味気なく……。

パフェは自分のがんばりへのご褒美だったはずなのに、いつしかパフェを食べるための口実探しをしていた。間違ってしまっていたと反省したお嬢様と吉川の、素直な仲直りが心にやわらかに触れてくる。優しいタッチが心地良いと思える小編でありました。お嬢様の素直さもまた愛らしく、罪のないと感じさせる物語もまたよかったです。

『加賀美さんと、夕暮れと。』

学内で怖れられている加賀美さん。どこか威圧感ある風貌に、ささやかれる悪い噂。我らがヒロイン、麦も気をつけなよといわれていて、加賀美のことを遠巻きにしていたひとりであったのですね。

でも、ある日、麦は見てしまった。公園で赤ちゃんを抱いた加賀美のことを。加賀美の子供? この歳で赤ちゃんなんて大変なんじゃ!? いろいろ思う麦であります。赤ちゃんのために夜遅くまで働いている? 悪い噂も、赤ちゃんを守るためだったのでは? 想像ばかりたくましく、誤解に誤解を重ねた麦の、加賀美と触れあって知るその人となりは、これまでの先入観とも、また今さっきまでの想像ともまるで違っていて、ああ、こうして麦ははじめて加賀美という人に向きあうにいたったのですね。

この赤ちゃんも、姉の子、加賀美の子ではありませんでした。闇の組織なんかもありませんでした。すっかり加賀美に笑われて、けれどこうして加賀美がほがらかに笑う人だと知ることができた。勘違いして遠巻きにしていた。そんな自分が今はこんなにも加賀美のことを知りたいと思っている。その気持ちの変化。触れて知って、そして変わる。その気持ちの様子が素朴で愛らしいお話でした。

2025年10月22日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年12月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

ユーリのもとにやってきた上司、キキョウ。実に厳しそうな女性なれど、実は世話焼き? 初対面のつくしにも親身になってくれる、すごくいい人だったんですね。そんなキキョウに才能を見込まれ、スカウトされそうになったつくしですが、ともあれまずは軌道修正。ユーリに殺し屋を続けるかどうかと聞くのでした。

ボスの望みをかたちにするため、こうして皆の意向を聞いている。そしてユーリのやりたいことはと問うも、つくしとともに暮らしてきたことで、ここまで変化し柔和になったユーリの様子を見れば聞くまでもない。つくしとの平穏な暮らしを続けることを認めてくれたというのですね。

とはいうものの、どこかしら誤解もあったりするのでしょうか。いや、キキョウさんの目に狂いなどあろうはずがありませんよね!? いずれつくしとユーリは結ばれしあわせな家庭を築くんですよね!? でもって、これまでかたくなにユーリが守ってきた秘密が、あっさりと明かされてしまって、さあ大変?

そうか、同性同士でありましたか!? でも、なぜこの事実をユーリは隠していたのか。秘密があらわになって、なぜここまで動揺しているのか。

次々号、堂々完結! この2回でその謎も語られるのでしょうか。ああ、それにしても終わってしまうのは残念です!

『アイドルビーバック!』

旧アイビバのプロデューサー、せんPの過去が明かされます。

公民館で開かれた、新生アイビバのライブ。そこで鳴り響くサウンドは、椿によるリアレンジ。その才能にすっかり打ちひしがれるせんPの脳裏に、これまでの東京での足取りが思い出されるというのです。

仲間と組んだバンドの解散。音楽の夢を捨てきれなくて続けるも芽は出ず、そしてゆきついたアイドル業界。アイビバをプロデュースするも、せんPの弱気に不安を感じ去っていくメンバーたち。と、そこであんじゅが加入。この子の持ち前のアグレッシブさによりグループは見事成立し、滑り出していくわけだけれど、その後もせんPの優柔不断さがグループのチャンスを潰してしまう!?

ああ、こうして自分を責めさいなむせんP。それはどれほどにつらい記憶なんだろう。自分のせいで、自分がいたらないせいで、全部が全部自分の駄目さのせいでと自分を責めて、けどここにせんPにその存在の意味を知らしめるものがいた。

せんPが、椿のアレンジに足りないと思った音。それはせんP自身が奏でるギター。そしてその足りない音は椿もわかっていて、そしてせんPに差し出された一本のアコースティックギター。

ああ、ここに旧アイビバの魂と新生アイビバの魂が呼応し共鳴しはじめる!?

この出会いは新たな化学反応を起こすのか。いやもうまさかの展開に胸踊るばかり。このセッションがせんPをも救うというのなら、どれほどによいだろうかと思うばかりです。

『スポチャン!』

ももを相手に本気を出すというレイ。武器は短刀。レイが最も得意とする得物なのだそうですが、かつてアメリアとハンデとして使っていたのも短刀。いったいどういうことなのか? それは、短刀特有のルールなのですね。

短刀特有のルール。相手の武器を掴むことが許されている! かつてのアメリア戦では封じていた掴みを解禁したレイは、そのアドバンテージで、ももの突きを殺し、内に入り込んでくる!

普通の相手ならここで決着していたんでしょうね。しかし避けに定評のあるもも。レイの短刀をすんででかわし、棒を捨て場外へ。場外反則をひとつとられたももは、次に場外に逃げた時点で負けが確定してしまう。

背水の陣ともいえるこの状況に、ももが取った手は振り技。しかしそれもあっさりと掴まれてしまい、万事休すか!? というそのとき、思いきって前へと転がり出るももの機転。捨てた棒をとり、そこからりんの技、雪平ロケットでレイに突き進んでいく!

この攻防にて決着。あのとき、りんを攻略した受け流しからのクロスカウンター。咄嗟に出したももの技にて、レイがももを降したというのですね。

しかし、ここでいつものレイなら口にしている、よくわからない必殺技名。それが今回は出なかった。それだけ余裕のない戦いだったということなのかもしれませんね。あのレイをここまで追い込んだ。本当、ももは強くなったんですね。

そして時は流れ、大学に進学したももたちのスポチャン対戦。ここでも短刀で無双してるのか、レイ! しかし今年はももがレイの連覇を阻むかもしれない。この大会の行方やいかに!

ええ、さらに成長して、さらに熱い戦いを繰り広げようとする彼女たちの姿でもって幕を閉じたこの漫画。まだまだ皆のスポチャンは続いてゆくというのですね。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

蒼の家庭菜園を手伝いにきたそだちたち。アーシャはといいますと、今日はお休み! 蒼の部屋でゲームでもしながら涼んでますの、って、自由なお嬢さんだな。でもそんなアーシャ様が私は好きです。

でもアーシャ、ゲームならなんでもよかったのかな。こんなのがやりたいとか、特になかったのかな。面倒だからとゲーム機に入っていたホラーゲームをそのまま遊びはじめて、めちゃくちゃ怖がるクロエ! 同じくやっぱり怖いんじゃないですか、アーシャ! でも、さすがに失禁まではしませんよね?

アーシャが、クリアするまでは帰らないと駄々をこねたせいで、皆で蒼の家に泊まることに。これを好機と怪談大会はじめる蒼であります。

ここで幼少期のアーシャの様子がうかがえたり、そして異世界のガチで怖い話があっさり語られたりと、この落差よ! いわくつきのネックレス手にしたお姫様、没落どころじゃないよ、大悲劇だよ! しかもそのネックレス、今はクロエの家にあるの!? クロエの毒殺未遂もその呪いのせい!? ほんと、魔法のなんのと超常の力のある異世界は、いわくつきのいわくがガチでありそうで怖いですよ。

そしてラストに語られた怖い話。それはブラック企業に染められた実習生! ああ、なんと怖ろしいのでしょう。というか、一種の思想改造じゃん! いや、こういうのガチであるから、超常の力のなんのがなくてもガチであるから!

洒落にならないお話。アーシャはお世話になる先がちゃんとしたところでよかったですね。

2025年10月21日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年12月号、昨日の続きです。

『へるしーへありーすけありー』

不健康を絵に描いたようなこの子たちが、こんなにも健康的!? 七草、ヨモギ、かおる子、宇佐美が、七草の実家、宮崎に皆でやってきたんです。目的は海! 家族にも大歓迎されて、特にヨモギなんて妖怪であること知らされながらも、猫のオヤブン以外からかわいいかわいいと受け入れられて、なんていい情景なんでしょうね。

海でも、なんだよ、みんな水着とかがんばっちゃって、青春じゃないかね! いつものように変なセンスが見られたりもしましたが、それも含めて楽しそうに海を満喫している。絵に打ち込む七草もいい。そんな七草を見守る友人たちもいい。ええ、ほんとのほんとに青春の情景が広がっているんです。

この青春の一幕。これがまさかの最終回直前回! ということは、次回は七草の芸術総決算!? でもきっと、予想もしないこと、見せられるのだと思います。楽しみです。

『エイティエイトを2でわって』

このところ、ゆずと来夢が疎遠です。それをいかに解決するか、知恵を絞る皆。そのいきつく先が、じたばた駄々をこねるの!? いや、ゆずならそれもかわいいと思う。まあ、ちょっと真似できない作戦ではありますが、ちよが愛らしいなら、同様に愛らしいゆずでも通用しますよ。

しかしゆずさん、とても切ない。かつて、来夢と一緒に取り組んだ連弾を思い返しては涙。さみしさが気弱にさせ、来夢を信じる気持ちにも陰りが見えた。そんなゆずに、来夢からお誘いが。来夢といきたいと思ったコンサートに、来夢から誘ってくれたというんです!

で、まさかここでゆずの駄々が炸裂するとか! いやもう愛らしい、愛らしいですわよ、ゆずさん! 来夢にも効果はばつぐんですよ!

コンサートを楽しみ、演者であるひよりかさんふたりとの対話もまた弾んで、そしてゆず来夢の気持ちも近く深まるこの瞬間。とてもよかった。ゆずがさみしく思っていたなら、来夢もゆずに愛想つかされたかと不安になってた。そんな思いと思いのすれ違い。でも今はもう、ふたりの気持ちも寄り添って、ええ、いい時間過ごせましたね。こうしたボタンの掛け違いも、なくなりそうでよかったですね。

『ぬるめた』

時はハロウィン! カボチャ頭になって現れたくるみ、いやさクルミ・オ・ランターンはお菓子を求めて練り歩く。しかしこの練り歩きが、ひとりまたひとりと仲間を増やして、最後にはあそこまでの大行列になろうとは! ほんと、くるみが繋ぐ人と人の輪。その広がりや、楽しい、にぎやか、ほのぼのと、皆を笑顔にする力にあふれているんですね。

しかし先生には勝てなかった! というのもまた面白くて、闇の王だとかいいながらも、なんだかんだで素直な子です、くるみさん。でもこの素直さがゆえに、皆から愛され、こんなにも慕われるのだなあと思わされたエピソードでもありました。

くるみのカボチャ頭。これ、きっと改造なんだろうなと思っていたら、半分当たり、半分はずれてました。そうか、カボチャはかぶりものなのか! で、その下にフランケンヘッドがあると。この改造が意味のなくなってる状況。ほんと、これもまたぬるめたなのだと思いました。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

イオリは本当に罪な女リリね。屋上にルナとふたり閉じ込められてからのひととき。ルナとなにを話したものか戸惑いながらも、ルナにうながされるままにリリーのいる日常について話せば、リリーを妹のように思うという言葉がルナをさいなんでしまう!

昔は自分がイオリの妹ポジションだったのに……。その立ち位置をリリーに脅かされ、なんという切ない気持ちでしょう! と思ったら、誰にでもいってたんだな浮気者って、傷心とはいえもっと素直になりましょうよ、ルナさん!

今回はイオリ回でしたね。ルナの気持ちをもてあそんだかと思ったら、今度はマドンナの恋にたちはだかる壁になる! リリーに恋するマドンナが、リリーとイオリの同棲を知らされる。なんという泥棒猫ムーブ! ああ、イオリさん、なんと罪な女リリか。ほんと、思わぬ状況、とことん誤解が解かれぬままに絡まりあうのでありますね。

2025年10月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年12月号、一昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

みう、ほんと過激な子。ひまりのことを思うあまりに、周囲の女子を敵視しまくり! 先日のピンチにかけつけ、事態を収めてくれたたまのことも、わるい虫と認識。たまと談笑するひまりが、この子の部屋を見てみたい。そういうのを聞いて即お持ちかえりと立腹。つうか、部屋にいきたいっていったのは、ひまりのほうよ!?

まあ、たまの住んでる場所、文字どおり橋の下だったわけですけど、警官が声をかけてきたりするからおちおち焚き火もできないと、困っているたま。そんな彼女に助けの手をさしのべようというのが、我らが慈愛溢れるひまりさんというわけなんですね。

でも、みうが反感! さらにはぎゃおが大反対! ここでもみうにとっておもしろくない情景が繰り広げられるわけですが、ぎゃおが身の危険を感じて反対、たまを助けられないことに涙をこぼしそうになるひまりと、同じくみうにとって望ましくない展開が続くとなれば、もう身を切るしかない!

かくして、たまはみうの家の子になるというのですね。

でも、双頭の龍でさえ鳴りを潜めるたまであるのに、みうの双子の妹、かりんとかのんを相手にしてはすっかり形無し。見事に湯船に撃沈させられて、この子たち、どれほどに大暴れなのか! このふたりを日頃相手にしているみうは、見た目以上に大物なのかもしれません。

『神絵師のおしごと』

今回はちょっとした箸休め回なのでしょうか。10月というので神様の集まり! というのですが、出雲に神様が集まるというのは近年できた俗説ですとな。なのでツバキ様もビビシ様も、そんな文化はご存じない。でも集まりってのは面白そう、というので身近な神々に声をかけて集会開こうというのですね。

でも、これがまあさっぱり奮わない。集まった数、総勢3名! ツバキ様! ビビシ様! そしてアケビ様! 以上!

アケビ様、あまりにぱっとしない集会の様子にお怒りではありませんか。でも、これが通常運転? 物騒な神様だな。からの、お酒がまわってどんどんカオスになっていく。というか、ツバキ様が弱すぎ! 真っ赤になってふらふらしてる姿はちょっとかわいかったりもするのですが、突然の嘔吐! って、花に変わるとな! さすが神様! 悲惨なんだか華麗なんだかさっぱりわからんカオスです。

このカオスのなか、ひとり素面なのがビビシ? ほんと、まるで収拾のつかぬまま暮れる集会。これ、どんな感じで終息したんでしょうね。もう手のつけられぬまま、なんとはなしにうやむやのまま終わるしかない。そんな感じでありましたよ。

『ななどなどなど』

萌とるるの仲直り。文化祭で決着じゃなかったのか!

小町ちゃんがいうんですよ。これまでの悪行を白状すべきだって。盗撮、ストーキング。それらを黙ったままにしてるのは不誠実だって、うん、これは小町ちゃん、まさしく正論ってやつですね。

しかもこの提言に優子が乗った! 大変だ! と思ったけど、波風立てぬよう隠しておくほうがいいのではないか。知らなければ全員しあわせとの助言。どうするか、萌に選択の時が訪れたのですが、間が悪いってこともあるもんです。萌の吉岡さんレーダーがるるを捉えた! あと20秒そこらでるるがここに現れる! という予測を超えてはやくるるが到着したために、小町の話す萌の悪行の数々がるるの耳に届いてしまったのです!

大変だ! さすがのるるさんも笑ってはすませられなかった! かくして修復されたかに見えた友情関係はふたたび破談!? 萌は落ち込むあまり死をも考え、しかし小町、優子の厳しい言葉に、るるに真正面から向きあう覚悟を決めるんですね。

でも話せば話すほどきもい!? るるの口から、きもいだなんて語彙が出るだなんて! でもそれでもなんとか許しを得ることができた萌。それはそれでよかったんですけど、きもい判定、評価の大暴落はもはや取り返しのつかないレベルで、さらにるるに明かした萌の本性。それがるるの正気を削る!

るるさん、そうか、さすがに引きますか! でも、ずっと高みにあると感じていた萌が、自ら転がり落ちてきてくれたおかげで、身近な存在となった。るるが気を張らず、コンプレックスを感じず萌とつきあえる。そのためには、この大暴落も必要だったのかもしれませんね。

2025年10月19日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年10月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年12月号、発売されました。表紙は『ぬるめた』と『ななどなどなど』、ひらがなタイトル両巨塔がダブルで表紙を飾ります。これ、なにかあるのかな? と思ったら、とくになにもないっぽい? ともあれ、紅白でなんだかめでたい感じ。ななどとくるみが、衣装交換して中央でドーン! で、めちゃくちゃかわいいです。他のメンバーも服を交換したり髪型そろえたりで、これがまあかわいいのなんの。なんといっていいものか、嬉し楽しかわいい表紙であります。

『魔法柴犬★はなまる』

はなまるってかわいい系だと思ってたら、なんと、かっこいい系なのか! 瑠夏の部屋を埋め尽くすはなまる写真にグッズが、パグコに見られてしまった。その反応や意外なもので、この麗しいお方は!? ほんとに意外。はなまる君は美犬だったのですね。なるほど瑠夏も魅了されたわけですよ。

瑠夏が説明してくれたんです。美犬はなまるが、あの魔法少女はなまるですよって。おかげで、愛莉のいうことを聞くばかりだったはなまるの言動にも納得がいく。よかった! パグコの誤解は解かれた!

と思った矢先にニャンダーズの介入ですよ。瑠夏の妹、璃夏が敵の手に落ちた! 追うパグコに瑠夏。向かった先には敵幹部、クインスの姿が。市場価値の高い地球人の子供。さらには今は人質だ!

さあ、どうするパグコ。ああ、パグコは璃夏を守るために、その身を悪に投げ出そうというのか! と思ったら、油断を誘い、その首を一刀両断! って、ああ、クインスの首じゃないよ? ともあれ、璃夏は無事に助けだされ、ニャンダーズ一党はパグコの猟奇的解決に怖れをなして一目散に失踪。クインスも完全に戦意を喪失して、見事解決? いや、これ、瑠夏がとめてなければ、もう一体、首なし死体が増えてましたよね?

妹璃夏もパグコの大活躍に大喜び。めでたしめでたし、いいことづくめで、パグコを瑠夏の家に住まわせるという交渉も、パグコのおかしな技でスムーズ決着! さらには転校までしてきて、ああ、めちゃくちゃかわいいな! ともあれ、楽しい仲間が増えましたよ! いや、パグコは一緒に戦う気はないっていってますけど、まあ、これも時間の問題ですよね。

『わたしにプールは狭すぎた!』

しずくから呼び出しを受けた小波。まるちゃんのおばあちゃんがご用だといって、しずく経由で呼ばれたんですね。

さて、その用とはほかでもないOWS。小波のかつての泳ぎを見た。しかし泳げなくなった今、OWSをやることは許さない。うん、すごく常識的な判断だと思う。プール以上に海は危ない。水が怖くて泳げない。いつ事故に、さらにはそれ以上の事態に陥りかねない小波を海で泳がせるわけにはいかない。

ええ、すごくまっとうな判断だと思います。

でもそれで納得いかないのがしずくたち。一緒に泳ぎたい。約束を果たしたい。現実を突きつけられた小波の狼狽。なんとか起死回生を狙うしずくにまる。ふたりの泣き落としも、しおばあには通用しない。ああ、このまま小波の挑戦は終わってしまうのか!?

というところで、しおばあから条件が課されました。1ヶ月後の大会。1500mを泳ぎきることができなければ、OWSは諦めなさい。

あと3週間でなんとかしなければならないという状況。はたして小波はいかにして恐怖を克服するのか。

しかし、しおばあ、いいですね。がんばりすぎないのが大切だって、命をかけるとか死ぬ気とか、危ないからやめときなって、こうした姿勢。厳しさの向こうに泳者を大切に思う気持ちがある。根性や気合いなんかじゃない。安全を確保し、選手を守ろういう意識が見える。ええ、すごくよいと思います。

『ゲームセンターのこころ』

黒寝こころ。内気で寡黙、いわゆるコミュ症。ゲームセンター、POP in LANDでバイトすることになったけれど、お客さんを前にすると身がこわばり声も出なくなる。

ああ、この逆境。先輩たちはあんなにハキハキ接客してるのに! と思ったら、実にやる気なさげなハルの接客。ああ、あれでいいんだ! こころに光が見えたんですね。ええ、よかったじゃん、こころ! と思ったら、やっぱりあかんのか。こころになにかしたでしょうとハルが叱られる。あの、なんもしてないのに叱られる理不尽はおもしろくも、また不憫でもありました。

しかし、ハル、子供たちに怖れられてるのね! その見た目、態度が原因じゃないのか? 景品とれなくされる!? メダルとられちゃう!? 普段子供あいてにそんなことなさってるの!? と思ったら、別にそんなわけじゃないのか。ただただ無闇に怖れられてるだけなのか。

こころ、なかなかに散々なバイトデビューでありますが、それでもやる気は消えない。謎の自信がこの子を支えてる? ともあれ、やこに車で送ってもらう帰り道。恥ずかしくて声が出ない。それはかつてやこも通った道と聞かされて、そして一緒に声出しの練習をするんです。まだまだ声は出足りないけど、それでも少しずつでも前進していきそうですよ。

健脚こころさん! そのしゃんとした背筋とともに、まっすぐ健やかに進んでいけるといいですね。

2025年10月17日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年10月16日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第75話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

就職活動を開始したものの、どうにもうまくいかない秋山さん。先日の面接ではすっかりあがってしまって、思ってたような受け答えができなかった。品定めされるのもつらいと、どうにも秋山に就職活動は厳しい試練であるようなのですね。

そもそも秋山は自分を卑下しすぎてるんです。秀でたところもない。そんなこというけれど、カリンさんはちゃんと秋山のいいところ、見ていてくれていますよ!

ご飯がおいしい!

かたづけ上手!

特売見逃さない!

って、就活関係ないじゃん!

と思ったら、終盤にしっかりこれがまるで無駄じゃないんだよ、ちゃんと秋山の強みなんだよって生きてくるからすばらしい。

そうだよ。秋山は決して悪い男じゃない。もっと自信を持って、自分のよさを自ら見出していく、それくらいの無謀な前向きさ持ってもいいんだよ! それをカリンが教えてくれる。秋山の強みを、魅力を言葉にして、はっきりと自覚させてくれる。

はあ、本当にいい関係築いているなあと思えるふたりだったのですね。

さて、今回はめちゃくちゃなサービス回だったのではないでしょうか。

カリン面接官! めちゃくちゃいい!

スーツ!

眼鏡!

なにそれ、最高!

好条件にこだわるあまり、秋山に向かない業種、業界ばかり選んでることに疑問を呈したときのカリンの愛らしさ。無垢な表情で理由たずねてさ、そうしたらそこには秋山の感じる責任があった。

カリンとの生活を担えるようになりたかったんですね。

そうしたら、カリンが、私もバリバリ働くんだからっていってくれて、なにそれ、もうそれプロポーズじゃん!

将来設計に秋山がしっかりビルトインされてしまってるじゃん!

いやもう最高。でもって、そんなカリンに支えられ後押しされる秋山。ああ、なんと心強いことでしょうね!

2025年10月15日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年11月号

 『まんがタイムきらら』2025年11月号、昨日の続きです。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

最終回を目前として、今回は番外編。モテモテリュグズールの人のよさ、誠実さが描かれたり、そしてシエルと隣の席になって嬉しい乃々。もうシンプルでかわいい。そんな世界が描かれたのですね。

思えば乃々は、もともとは魔王ではなく普通の女の子だった。とすれば、こうした世界こそが乃々の本来の暮らしかたで、だからそこにシエルがいればこんな一幕も普通にあったりしたのかもしれません。

リセとアヴァのライバル関係もまた、角突きあわせながらも、どこか仲のよい、そんな平和なものであったのかも。そうしたほのぼのの片鱗。とてもよいものでありました。

My Private D☆V

『プロジェクト・ユリフォーミング!』の御家かえるです。

D☆Vポイントは「様子のおかしいヒロインの母」。って、『プロジェクト・ユリフォーミング!』にもそんな母が出てたな! いやもう大好きです。

しかしどんな方面におかしかったらいいのでしょうか。イラストには、昔はすごかったのよと、娘を前にバニースーツ姿を披露するお母様。母もちょっと恥ずかしいのか、わずかに赤面。娘は対照的に青い顔。こういうコントラスト、対比もまた面白い。ええ、シチュエーション込みの魅力、よさというのがあると思うのですね。

これも一種のギャップ萌えなのでしょうか。母といえば落ち着いている、むしろ娘を見守り諫める、そんな役割が期待されたりするポジションなのに、それがやるにことかいてバニースーツか!

といった具合の意外性。あるいは、やりなすったか! という驚嘆性。そういういろいろがいりまじって、なんともいわれぬチャーミングな表現となるのかもしれませんね。大好きです。

2025年10月14日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年11月号

 『まんがタイムきらら』2025年11月号、一昨日の続きです。

『ほうかごバスケット』

千早高校に投入されたかおるの活躍で、試合のイニシアチブは完全に朱雀女子から千早に移行してしまった。最終クォーターは終始千早のペースで、勝敗こそは覆らないものの、このままでは朱雀女子はこのクォーターを落としてしまうことに。

なんとかして、点差を広げたい。そのためには、千早の7番を押さえたい。点を取るバスケから、点を取られないバスケにシフトした朱雀は、もはや千早を自由にさせるつもりはない。朱雀が3ポイントを取り返して以降、続く膠着状態。このまま逃げ切れば最終クォーターは千早のもの。といった土壇場で、疲労のためかおるが転倒してしまう。

俄然朱雀にチャンス到来。と、ここでかおるに呼び掛ける声。かつてのチームメイト。そしてかおるを慕うちびっこたち。こうした声がかおるの背を押すも、はたして千早の反撃を止めることができるのか。

最後の最後に、とわが安全策を捨てて自分のスタイルで打って出たのです。残り16秒からの攻防。ロングシュートを狙うとわに、かおるが介入。はじき落とされたボールは千早にまわり、そこからのカウントダウン、秒ごとに進む試合状況がコマ、またコマの連続で刻まれていくその緊迫感やすさまじく、このボールの行方はと追うその視線はもはや釘付け。パス、またパスでゴールへと運ばれていくボールはついにかおるの手に落ちて、ページをめくるやそこにゴールへと向かうかおる渾身のスロー。

ああ、ボールはコート上の、そして試合を見守るもの皆の思いを乗せてアーチを描き、リングをくぐる。

とわに後悔はないのだろうか。そしてかおるはこの試合に大きななにかを得たのだろう。その対比。その顛末、来し方に、思いやぎゅっと凝縮されて、いや濃密な時間となりました。

『ばくちぬぎ!』

ほんと、この漫画はヤバい連中ばっかだな! ミクルが目撃した不審人物。賭博部の窓にとりつく謎の人影。まあ、セーラー服の女学生なんですけど、なんせ校舎の外側、3階の窓ですからね、ヤバさが違う。あまりのヤバさに通報も考えたミクルに気づくや、すぐさま側に寄ってきて、怪しいものじゃないです。って、そりゃいくらなんでも無理筋だ!

賭博に興味があるんですね。より具体的にいえば脱衣ギャンブルに。学外にやんわりと誘導しようとするミクルをとらまえ、デートだね? って、やっぱり不審者だ! からの、ことあるごとにミクルに勝負を持ち掛ける。しかも負けるたびに、こっそり一枚一枚脱いでいってる!

やべえ、筋金入りの脱衣ギャンブルジャンキーだ。しかも脱衣というスリルを楽しむのではなく、脱がされるのが嬉しいという!

あかん! ほんまにほんまの変質者だ!

この子、馬場園雀、脱衣ギャンブルに飢えるもの。この子が、まさかの紅音の知人! どころか、元賭博部員なのか! ということは、転校していったというもともとはミクルたちの通う学校の生徒だったんか!

はたして雀の過去になにがあったのか。それは次回紅音の口から語られそう。なんかいい話風に話しはじめていますけど、きっとろくでもない話だぞ。絶対。揺るぎなくそんな気がしてならんのですよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

元気をとりもどした千鶴が登校してみれば、一番乗りならず、教室には山田乙姫の姿が! いつもそっけない乙姫に、気まずさ感じて教室を後にする千鶴だけど、乙姫、実は千鶴に会えたのが嬉しいんだ!

きましたね。これはきたのですか!?

からのまさかの展開。化学部いやさ恋愛研究部部長が放課後にデートだという。化学部をともに立ち上げた友人が、千鶴の入部を聞かされて、お祝いしようと部長とデートすることになった。部長いわく、これが初デート。とはいうが、お相手ははたしてその認識があるのか?

まあ、部長のことはいいんですけど、その部長、不安だから千鶴についてきてほしいというんですよ。できれば大勢いたほうが安心できる。というのでいろいろ声をかけてみた千鶴。そうしたらまさかの乙姫ちゃんがついていくっていってくれた!

さあどうなる渡鳥千鶴。まさかのダブルデート成立か!? ああ、乙姫ちゃんには期待に違わぬ活躍をお願いしたいのであります。

2025年10月13日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年10月12日日曜日

『まんがタイムきらら』2025年11月号

 『まんがタイムきらら』2025年11月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

海洋博物館、水族館で待ちあわせする海果とユウ。ユウなんて海果のこと意識しまくっちゃって、1時間もはやく到着するわ、髪なんかもなおしなおししちゃってね、まあかわいいんだ。

今日はふたりのデート。なんてこと意識しちゃったら、海果もユウもただではすまない。今日はもう互いに相手を意識しちゃってギクシャク展開か!? と思ったら、ここに穂波が介入です。ユウのこと、ちょっと困らせちゃおうっていうつもりだったんですけど、ユウったら喜んじゃって、穂波ですら手に負えないのがユウってわけですよ。

でもこのおかげでね、肩の力も抜けました? 3人で、いい雰囲気で水族館を見てまわることができて、そしてその後のユウとふたりの時間も、意味深で雰囲気たっぷりで、でもギクシャクはなしという、いい感じにデートを楽しめたのですね。

海果の家族、その足取りを追うかのような時間でもありました。そこでユウが見たものは、かつての海果と穂波? そしてこの子の思うもの。それはいったいなんなのか。ユウの思い出。繋ぐ手に思うなにかがあるようなのです。

『なーんもうまくいかん!』

クラスに話しができる子がいない菜子。ぼっち克服が当面の目標のようですが、持ち前のネガティブが災いして、周囲の子たちのなんでもない行動に精神を削られてしまって、さあ大変。さらにはぶつかってしまった頭髪2色の子! ギャル!? って菜子はいってますけど、想像のなかのギャルがキツい! ほんと、こんな対応されちゃったの!? ビビるよね! って思ったら、これも被害妄想なんじゃないですか!

ほんとはいい子、にこにこ笑顔で腰も低くて、フレンドリー。親しげに話しかけられて、菜子も好きになっちゃいましたか! よかったね、クラスに仲よくなれそうな子、いたじゃないですか。

で、親睦を深める編がはじまります。体育館での体力測定。上体起こしにはパートナーが必要です。困った。菜子のピンチ。と、そこにさっきの髪2色の子と組むチャンスが訪れて、って、この子、ほんとかわいいな! 菜子の足にはじかれて転がっていっちゃうんだ! で、つま先踏んで押さえるの、菜子が新たな扉を開きそうに!

この子、御猪口千代衣。名前が性格を表しとる! 菜子に連絡先交換といわれて、それはごめん。菜子ったら地獄に落ちんがごとし勢いで落ち込むんですけど、よかった! スマホ忘れただけなのね。だから明日のあさイチにって、ほんといい子。めちゃくちゃかわいい。是非カラーで見てみたい子です。

『しあわせ鳥見んぐ』

祖父の写真、営巣するイヌワシの親子を捉えた写真を見る岬。思い出される祖父との会話。祖父といえばイヌワシの写真で知られた写真家だけれど、祖父の追い求めたものは、ドラマチックな一瞬、希少な被写体などではなく、むしろなにげない自然の息吹であった。あるがままをありのまま撮る。その教えが岬の心に鮮やかによみがえってきて、ああ、岬、鬱屈も晴れたか、迷いも消えたか。いい表情を見せたんですね。

そして祖父の写真が果たしたことを、ここ鳥海イヌワシみらい館で知るのですね。リゾート開発ブームを受けて、スキー場ができるはずだった。しかし祖父の写真が決め手になり、営巣するイヌワシを守るため計画はストップ。鳥海山の自然を守るのに一役買い、かつ志を同じくする人たちが今もこの自然を、イヌワシを守っている。

さあ、ここで動き出しますよ。岬を撮影にいざなうひな。霧が晴れてきた。ああ、岬の念願かないますでしょうか。

2025年10月11日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年11月号

 『まんがタイムきらら』2025年11月号、一昨日の続きです。

『魔女まじょS-WITCH』

ルチェッタが小夜、まなのふたりに合流しましたよ。これまでの魔法少女衣装から魔女の正装に着替えて、ああ、こちらもすごくかわいいですね。帽子とほうきがお化けの意匠になってるのがすごくかわいい。白基調というのもルチェッタに似合ってて、とてもよいです。

さて、ルチェッタが参加して、この3人で取り組む不思議事件が決まりました。満月町の七不思議、いまだ解決されていない最後の謎、願いを叶える幽霊少女に挑もうというのです。町のどこかに出没する少女にあうと、願いをひとつ叶えてくれる。また噂にはヴァリアントもあって、不幸の前触れというものも。

目撃証言も多いこの少女の謎を追うべく、まな、ルチェッタはともに聞き込みに。そして人見知りで普段はその姿を隠している小夜は、学校で幽霊少女のことを話していた女の子ふたりの後を追うことに?

ああ、こうして小夜がいち早く幽霊少女の謎に近づくのか。そうでないなら、まな、ルチェッタ組が先か。不思議解明に向けての第一歩が踏み出されましたよ。

『ざこのみなさんお大事に』

仕事明けに皆でファミレスにいきました。仕事を離れるといつもと少し感じが違う。それが新鮮で、また気恥ずかしい? なんともいえない雰囲気のなか、この機会にえぬの歓迎会もしてしまおう。期待高まるえぬなのですね。

入店する前にですよ、いらっしゃいませに反応するなと忠告が。ああ、わかるわかる。ついついいつもの調子で復唱しちゃったりってやつですよね。で、皆、かなり気をつけてはいるものの、油断すると癖が出てしまう。いやほんと、あるあるというか、共感というか、これはなかなかにおもしろかったです。

夜の食事は太ります。みんなドラッグストア勤務だから、ダイエット知識とかあるのかな? でもえぬは食べても太らないんだー、って、この余裕しゃくしゃくな感じ、いいですね! だからといって暴食はいけませんよ? そして仕事には慣れた? とか、いろいろ聞かれたりなんかしてね、そうした様子もフレンドリー。えぬの本音の志望動機とかも、腹割った感じでいいじゃないですか。でも、仕事を探すにいたった経緯、ここで誤解が発生。ほんと、えぬ、配信なんてやってたわりに、コミュニケーション、情報伝達は苦手? そんな感じしますよね。

ドリンクバーにいった猫田さんが、ねこ配膳ロボとかちあってるのかわいかった。そして加藤と猫田の、名前呼び。美弥、こひな。この関係、幼なじみゆえか! ええ、なんかかわいい。ええ、大人組もかわいい。そんなエピソードでした。

『初凪ヒメリウム』

人見知りの陽姫がバイトすることになったアクアリム専門店。そこでいろいろ経験していくことが、彼女の人とのつきあい方、社会への向きあい方にも影響していく。知りたいという気持ち。それはただ名前を覚えるだけじゃない。見て、触れて、知って、理解していくという、その過程が描かれて、新鮮。陽姫の喜びも戸惑いも、失敗も。それらすべてがかけがえのないと思える様子がとても素敵でありました。

お店にいるたくさんの魚。動物の名前がついた魚はいっぱいいるよって、そうした出会いのおもしろさが描かれるの、とてもよかった。自分もまた、魚について知る喜びを感じる、なんて風に思えるんですよね。そしてベタに触れる陽姫。ベタという魚は知っていましたが、こんな感じなんですね。人懐こい。手に乗ってきたりもする。そうした行動を、ただ情報として提示するだけでなく、エピソードのキーとして組み込んでくるのが、より魅力を深めていました。ベタという魚の生態を知るだけでなく、ベタが陽姫の世界の扉を開くきっかけとなった。とても印象的であったのです。

そしてデンキナマズの電気ショック! あのちんまり陽姫もかわいいですね。期待、喜び、いろんな感情がオバーフローする陽姫がね、ほんと初々しい。でもここからですよ。バイトも、友達も、みんなこれからなんですよね。

2025年10月10日金曜日

『まんがタイム』2025年11月号

 『まんがタイム』2025年11月号、一昨日の続きです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ルナ同好会の活動実績が問題となりました。実績が少ない。ということで、ひかり、素直のふたりが科学館にいくのに同好会の皆も誘うことに。デートを邪魔した? と焦る大知ですが、当人たちはとりわけなんとも思っていない模様。ええ、大知さん、気にしすぎです。

科学館には皆の好きなものがいっぱい! 月がメインの展示にひかりは興奮。輝夜はプラネタリウムに速攻向かって、さて素直はといいますと、大知に誘われ体験型コーナーを見学に。

けど、そこで大知の秘密を知ることになってしまうのですね。体験のテーマはロケット。しかしロケットで失敗した過去が大知にはあって、小さな頃のこと、知識もなくいろいろ試した結果が爆発。弟を巻き込み、母を怒らせ、その時の痕は今も残っている。このつらい思い出。はたして自分が知ってよかったのかと思う素直だけど、素直がいったように、こうして誰かと共有することが重荷を減らすことになるというのなら、これはこれで大知にとってよかったことかも知れない。今はそう思うほかなさそうです。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

おととの約束を果すべく、トレーニングに精を出すヒメコです。ですがあまりの我慢の連続に、生クリーム一気飲みしたいと無茶をいう。食べるならクリームではなく和菓子ですよと、おとのアドバイスを受けてですよ、ヒメコ、中秋の名月にあわせて月見だんご食べようという。しかもおとと一緒に作ろうっていうんですね。

ちょっとめずらしい光景かもしれません。料理はけっこう得意なヒメコさん、おとを相手にイニシアチブ握りまして、マジか! すごいぞヒメコさん! しかも、おとはヒメコとの共同作業に興奮。いやもう、ふたりにとっていい時間、いい体験となったのではないでしょうか。

ヒメコのいうように、これがエモいというやつか。女子ふたりの、思いを寄せるかのごとき親密な夜。思い出されるかつてのヒメコもまたうるわしい。ええ、この特別な夜、特別なひととき、特別なふたり! とてもよいものを見た、そんな思いです。

『良倉先生の承認欲求』

どひゃあ、これはすばらしい! 明戸先生、コスプレでイベント参戦です! メイド好き仲間のコスプレイヤーに、メイド合わせで誘われた。明戸のデザインで双子コーデをやりたいといわれれば、もう断れないのが明戸ですよ。

そして当日、メイドの衣装に着替えたふたり。って、うわあ、これはすばらしい! 美しい! これ、アクリルスタンドとかにして売ってくださらないこと!? 楽しさに興奮するメイド明戸もまた愛らしく、なんだ今回、盆と正月が一緒に、いや、盆と暮が一緒にきたみたいな大騒ぎだ! いやもう本当にすばらしかったのです。

ですが、すばらしいのはこれから。メイド本を買いにいきたいというお友達につきあって、列に並んだ明戸です。いざ本をと思ったら、それを手渡ししてきたのは我らが良倉ですよ。そう、ここは上枝のサークル。思わぬ知りあいとの遭遇に狼狽する明戸だけど、よかったコスプレのおかげでバレてない。安心してるけど、めちゃくちゃバレとるやん! あの動から静に転ずる笑いのテンション感。最高にして最高でした。

至高のメイド本に感涙する明戸。奥付を見れば、そこにはSNSアカウント! って、明戸のなかで、まだカップルアカウント設定生きてたんか! ウキウキ勝ち誇って良倉にアカウント特定宣言する明戸なんて、もうなんて素敵なの! 鼻血でそう!

いやもう、今回はどうもこうもなく最高。どうもこうもなく最高なのでした。

2025年10月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年11月号

 『まんがタイムきらら』2025年11月号、発売されました。表紙は『一週間まんきつ暮らし!』。運動会はパン食い競争。元気に駆け出し、パンを今まさにくわえんとする音緒、万里花のふたり。なのですが、今となっては見るのもめずらしいブルマでありますか! この時代に驚き、というか、万里花、なんかおかしい! なんで、なんで黒タイツ、ないしはストッキング装備!? 体操着にストッキングはさすがにいろいろ変では!? これは冷え性だからなのかな。けど普段はなあ……、といろいろ謎な状況。でもそれがこの子たちらしいです。

今月は新規ゲストが1本です。

『花とちゅら〜沖縄姉妹ができるまで〜』

おばーの花屋を継ぐために、本土にて学んだ都屋美柊。実は故郷沖縄とは折りあいが悪く、できれば戻りたくはなかった。けれどおばーの店、かつての自分の居場所であったフラワーショップみやこやを守るためだ。

決死の思いで帰宅を果たした美柊でしたが、おばーならぬ意外な人物がお出迎え。はいたーいと元気に出てきたのは、知らぬ妹、緋梅なるちびっ子であったのです。

なるほど、内地の父が再婚してできた妹。おばーは老人ホームにいくからと、緋梅の世話を任された美柊。苦手な人づきあい。見知らぬ妹との暮らしがはじまってしまってさあ大変。美柊の花好きは、人の苦手の裏返しなのですよ。

でも決して根っから嫌いってわけでもないんですね。新たな姉との暮らしを楽しみにし、仲よくなりたいと願った緋梅のさみしさに寄り添って、花束を作ってみせた美柊の気持ち。コブシの花言葉、歓迎こそはたまたまでしょうが、それでも緋梅を受けいれて、一緒に暮らしていこうという気持ち、それはかたまったみたいですね。

しかし美柊の嫌な思い出とはなんだろう。その克服、それもテーマのひとつでありそうですね。

『スロウスタート』

前回までの愁嘆場がウソみたいに穏やかな今回。果実の引っ越し問題で大荒れに荒れて、それでもきちんと終息して、一安心したその夜ですよ。いつもの4人が花名の家にお泊りとあいなりまして、そこでの情景。って、花名と冠はすぐさまおねむじゃん!

というわけで、ほぼ栄依子とたまてのお話となりました。たまてと花名のお揃い衣装、ふたごコーデ? への言及があったかと思えば、栄依子のシスターモチーフ。でも、それを思い出そうとしても思い出せないたまてさん。ここまではいいとしてもね、なんで思い浮かぶのがはだかなの!?

さらにそこから駄々こねちゃって、はなかむりから抗議を受ける。いやもう、たまてさん、もう結構なお姉さんなんですから、もうちょっと落ちつきましょう。

『ウイニングアンサー!』

部室を手にいれたクイズ研究部。部費もあるから必要なものがあればといわれて、早押し機がほしいです。本格的なものはこれくらい、って9万円もするもんなの!? さすがにそこまでは出せない。ここでこんだけ使っちゃうと、遠征費用が出なくなっちゃう。

ということで皆でバイトすることになりました。って、待て待て、亜衣、香奈の穏当なバイトと比べて、千代ひとりだけなんかおかしいぞ。工事現場でアスファルト突き固めてるんだけど、なんでそんな過酷なバイトを!?

といったわけで、速攻で資金が貯まるの、このへん部活ものの定番展開をやりながらも、実にスピーディー。ただの定番で終わらせない、そんな気概が見えていいですね。

さて、亜衣のバイト先はクイズカフェ。ボタンもいろいろ試せますよ? と、ここでいろいろ押しボタンについての話題が出たの、そうなんか、ただボタンを押すってだけじゃないんかと、その奥の深さにおどろかされるのはとても気持ちのよい体験でありました。

そしてかつて戦った清海学園のクイズ研究部。カフェを訪れた彼女たちと一触即発!? と思ったら、無事和解がなって、ああ、なにより、めでたしめでたしじゃないですか。と思ったら、まさかの千代が火種に! 清海学園の2年生、有郷りずむとの因縁が千代を苛むこの展開。はたしてどのように落ち着くのか。次回、緊迫しつつ待つことになりそうです。

2025年10月8日水曜日

『まんがタイム』2025年11月号

 『まんがタイム』2025年11月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。部長代理はスポーツの秋。いや、野球の秋? バッターボックスにてフルスイング! はいいのですが、おっとその表情はホームラン、あるいは凡フライ。どちらなのでありましょうか。『ラディカル・ホスピタル』は山下さんがエースの風格、凛々しい投球姿です。『星月夜工業高校ルナ同好会』は応援姿ですね。ユニフォームにハッピ。かわいくてとてもよいです。

『跳べないウサギと神の島』

父から月兎開闢之書を託され戸惑うレオ。誰にも見せるなという指示がプレッシャーに? うっかりじーちゃんにバレそうになってあたふた。慌てて本を隠したら、エッチな本と勘違いされた!? ああ、とんでもない誤解です。

古文書と思ったが、そこまで古く感じないという月兎開闢之書。開いてみれば漢文がつらつら書かれていて、読んでもレオにはまるでわからない。ということはリンコにもわからないんじゃないかな、と思ったらさにあらず。隠し持っている月兎開闢之書を持ち前の能力か、絶賛フィーバー中の異能でもって見抜いた上で、レオに見せるようお願いするその声の調子。まるでいつものリンコではなく、そして本の内容も、読めないがわかるという。

天啓の巫女が読めば、月兎の力について理解するだろう。そうか、リンコのあの眼差しはそれか。ああ、リンコはどこまで理解したのか。そしてどこまで進むというのだろう。なかなかの波乱が予想されるかもしれない事態ですよ。

『オフィスにラブコメはいりません!』

世界の悪意に、恋愛展開を余儀なくされる千堂にわかば。会社にいけば、異様な状況目の当たりにさせられて疲れるというわかばの、休日の模様が描かれますよ。

といいたいが、恋愛的状況は進展してしまう!? 玄関で出会った千堂の私服がすごい! 中二病的な黒づくめにチェーンじゃらじゃらを、さらに過激にした感じ。それは普通じゃありませんとわかばに指摘されて、ふたりで服を買いにいくことに。そうしたらわかばがこの世界の悪意に染められそうになるわ、あるいは周囲からデートと認識されてしまうわで、もうあの手の手で恋愛ごとにされてしまうんですね。

しかし、イメチェンした千堂、すごいね、九頭身か十頭身くらいないですか!? でもって千堂からわかばにプレゼント。わかばが買おうと思って忘れていた帽子を贈ってくれて、それがまあいいセンス。ほんと、わかば、いろいろ進展していませんか?

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

実家の鰻屋をいずれ継ごうと、店でがんばるナズナ。その奮闘ぶりが描かれた今回。厨房は父が仕切っていて、ナズナは接客、それからできて簡単な配膳くらいなのですが、それでもいつかはと修行に励んでいるんですね。

明るく接客。その雰囲気は周囲をも明るくして、なかにはナズナ目当てで来店するお客もいるくらい。そしてお客の忘れもの見つけたら、走れば間にあうと駐車場までダッシュ。お客さん第一といっていいがんばり見せるんですが、そうかあ、店を離れたのは失敗だったか。父から叱られて、でもちゃんとそのがんばりは評価してくれているようなんですね。

仕事ですっかりくたびれたナズナ。その疲れを癒してくれるのは遠距離恋愛中のタロちゃん。お互いに相手の存在が助けになっているのですね。

2025年10月7日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年10月6日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年10月5日日曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第74話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

今回は就活のお話です。

オカルトサークルは部長が卒業。オカルト雑誌の編集者になるという。その話を聞かされて、自分たちも就職についてしっかり考えないといけないなあと思う秋山。

かりんは、方向性、これと定めているのですね。アパレル系にいきたい。ギャルとして、衣装もろもろファッションについて取り組んできた、その経験は役にたちそう。そのコミュニケーション能力からしても、店員としてやっていけそうだ。

反面秋山は、なにをしたいか、どこに向かうか、一向に決まらず、どうしたものかなあと悩んでいるのですね。

さて、そんなかりんさんに転機です。いきつけの古着屋の店長さんに会いにいきました。かつてアパレル系の会社員だったという店長。彼にいろいろアドバイスを求めようというのですが、その店で店長の娘さんに出会う。小学生にしてギャルに憧れるミカちゃん。かりんの服に興味を持って、まっすぐきらきらしたまなざしを向けてくる。

その目にやられたんですね、かりんさん。

りるるるに憧れたかつての自分を重ねあわせた。そんな子たち、キッズギャルのための仕事をしたいと、ここから就活の第一志望、その方向を変更すると決めたんです。

この、これと決めたら躊躇なく動く。そうしたかりんの性格、よく出てましたね。気持ちいいほどに潔い。自分を突き動かす情熱が、夢が、その周囲にも伝播しそうなほど溢れて輝いている。ああ、これはかりんさん、魅力的だ。これは秋山さんも惚れなおしましたかな? といいたいところだけど、ちょっとその勢いに押されぎみ!?

ともあれ、やる気みなぎるかりんさん。このまま就活のゴールまで突き進んでいくのでしょうか。いや、そのまま突破していきそうな気がする。

と、ここで気になるのが秋山さん。しっかり考えて、自分の理想の未来像、掴んでやってくださいね。

2025年10月4日土曜日

『まんがホーム』2025年11月号

 『まんがホーム』2025年11月号、昨日の続きです。

『へなちょこお嬢さんと世話焼きオネェさん』

ついにうずちゃんの懸念事項、担任の大待先生のことをスミレさんに伝えることができました! まずは手旗信号で! って、それはなんの役にもたってない、どころか入り組んだ道にスミレを誘い込んで迷わせただけになってしまったんですけど、その後言葉でしっかりスミレの気になってるエレガントなおじさまは、うずの担任だって伝えることができたんですね。

自分でもはっきりとはわからないわだかまりのために、スミレに大待先生のことを話せなかったうず。だけどその気持ちに決着をつけ、さらに先生にスミレに紹介していいかと許可をとりつけて、こうして見事ふたりを繋ぐことがかないました。そのなかなか話せなかったこと、スミレに怒られるんじゃないかと思っていたうずだけど、むしろ口がかたくていいって、よく考えてその上で決断してくれたことを、好意的に捉えてもらえている。ええ、本当にうずの取り越し苦労だったんですよ。

そしてラストのスミレの思うこと。この町の入り組んでわかりにくい道も、むしろ田舎の過干渉に疲れた自分には心地よい。そうしたところに、冒頭の迷子になる場面が繋がるところ、よくできてる! と感心しきりでした。

『座敷童子あんこ』

あんこも神様のカテゴリーにはいるんだ! と、幸太と同じようなこと考えていますが、だって神無月に出雲大社に集まるよう、あんこにハガキが届くのよ? 連絡手段がハガキというのはさて置いても、そうかあんこも神様なのか。まあ、神様ったっていろいろいるもんな。ここは納得するしかないのでしょう!

あんこが留守の間、留守神さまがいらっしゃる。幸太が調べてみたら、なんと恵比寿様!? 思わぬビッグネームに驚愕するばかりなのですが、実際にきた人物見てまたびっくり。冒頭に母が話していた不審者。その風貌にそっくり。猫耳、ブラのスカート姿。釣竿と魚を装備した、顔立ちばかりはまじめそうな男性。一瞬通報を考えるも、もしやこれが本当は神様ってこともありうる! 幸太、ナイス判断じゃないですか!

かくしてその男性を家に招き入れるわけですが、まさかこれが神ならぬただの不審人物! でもなんか役立ち有能っていう、ほんと、この漫画らしい人物というのがおかしかったです。

ところで、冒頭の不審者が出たというの、パパさんのことかと思ったのは内緒です。

『歌詠みもみじ』

これ、最高じゃないですか。まりなの家に皆を招いてハロウィンパーティー。そこにまりなが招待したメイクアップアーティストがちょっとした波乱を呼ぶんですね。

すべては委員長の恋人、椎名がかわいすぎたのがいけない。メイクアップアーティスト、ブランカ磯崎の目にとまり、見事美少女に仕立てあげられるっていうんです。

委員長、大喜び。

しかし椎名の女装、あまりのクオリティに女子に大人気ばかりか、男子からも大注目されて、そして極めつけが二瓶。出会った椎名にフォールインラブ!? わあお、もみじが大興奮! さらに委員長も超ハッスルしまくって、きましたか!? きましたね!? でもって続きもあるというのか、二瓶と椎名、恋の花が咲いてしまうというのですか!?

って、これ、委員長の漫画か!

ともあれ、委員長は椎名のこと、それはそれで焼きもち焼いたりはしてました。そんなカップルの嬉し恥ずかしなお話。いやもう、もみじたちが完全に後景に押しやられていました。

2025年10月3日金曜日

『まんがホーム』2025年11月号

 『まんがホーム』2025年11月号、昨日の続きです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

飼い犬とお別れしたあおい。でも、ふたたびご縁があって、犬を飼うことになったというのですね。犬種はジャックラッセル。かつての愛犬、クーの血縁なんだそうですよ。ただ見るだけのつもりがお迎えすることになりまして、モクボという名であおいの家族になるのです。

さて、モクボくん。やんちゃな子犬。久しぶりの子犬は大変なんじゃないかな。ということで、しつけを考えるとパピークラスもいいかもと思ってる。でもこの近辺にないんですよね。というところから、さくらば動物病院でもやってみようかという話に。

くまちゃん、先生とともに動いていたんですね。あおいの通ってる学校の八木先生。くまちゃんの友人なんですが、しつけの勉強してるからと声をかけてみた。ああ、平成のヤギくまコンビが令和に復活! さあ、これがどうなりますか、きっとキョウスケにとっても勉強の場になりそうな気がしますよ。

『ガチ恋カウント2.9』

メイデン様とリコのマッチ。なんと、メインなんだ! 新人なのにメイン。わりと前代未聞なのでは? やりすぎと引きぎみのファンもいて、そんななか、リコの人となりを知る山田さんは、リコはちょっとおかしい人だからと、いや違った、ちょっとすごい人だからと肩を持つ。こうしてリコのこと応援してくれている人もいるんですね。

しかし試合となればさすがにリコも本領発揮とはいかない。メイデン優位で試合は進み、けれどリコへの思いを抱えたまま側にいるのは苦しいからと、距離を置くよう求められればリコも黙っちゃいられない。熱い思いを言葉にしながら、メイデンにしっかりぶつかっていく。

その気迫に、客席からはリココールが巻き起こり、この声援を背にメイデンを圧倒するのかリコ!? と思ったら、さすがメイデン、技巧に長ける! 押さえ込まれた下からリコを捉え、そのままフォール。見事勝ちを得たんですね。

けれど、メイデン、リコの思いを受け取りました。嫌だといっても逃がさない! からの、タッグ結成、数年後にはアメリカ進出とはすばらしい! ああ、リコも見事に立派に育って、って、ちょっと待って、黄泉渕嵐との試合は新婚旅行のついでなの!?

ああ、リコと芽生子、結婚なさったのね! ああ、すばらしい。リングと私生活、ともにパートナーなんだ。ええ、リコのガチ恋。ここに実っていたんですね。

『うちの秘書さま』

この屋敷ではメイドが一番強いのか? 庭で焚き火をしていた田中さんと七瀬を、ガチで叱るメイドさん。いやそらそうよね。洗濯物、煙でいぶされて、やりなおしですよこれ。

大量のサツマイモを焼こうとしてたんですね。庭に勝手に作られた田中さんの畑。それが実りの季節を迎えて、野菜がたくさん! でも、焼き芋するとメイドさんが怒るしなあ、というのを物品、大量の野菜で懐柔して、そして楽しい焼き芋大会となるんですね。

でも焼きあがりまで待てないはじめ。おなかがすいたというものだから、冷蔵庫から肉を失敬しようとしたら、またもメイドにバレて、はじめと七瀬、ふたり揃って叱られる。今回の七瀬は、ほんとに形無しでありましたね。

でも、このあとのメイドさんたちも加わってのBBQ大会。しっかり焼けたお芋も好評で、ああ、ほんとよかったではありませんか。だからはじめも、毎日毎日芋が続いても、それもしあわせと思うんですよ。

2025年10月2日木曜日

『まんがホーム』2025年11月号

 『まんがホーム』2025年11月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。収穫の秋! ということで、たくさんの稲穂かついだ孔明と、炊き立てご飯を山盛りに盛った月英ふたりが大歓迎であります。『ハルと雪の番台』は、柚湯ですか? 手桶にいくつも柚を浮かべて、これからお湯につかろうというところみたい。『農大女子は億万長者の夢を見る』は大きなリンゴ! ぴかぴかと輝いて宝石のようでありますよ。

『孔明のヨメ。』

劉備と孫権、はじめての対面ですか! 互いにどんな相手かと、様子をうかがうふたり。さらには周囲の人間たちも、劉備に対し厳しい目を向けていて、さあこの状況でどう打って出るか。

というこの局面で、まさかの姫さま、孫尚香が最初の一打を与えます。馬車から出てきた姫君は、かつて見たこともない艶やかな出で立ち。兄も驚く、周囲も驚く。劉備の気づかいにも感謝する皆であります。そしておばうえ、呉国太にそうそうに会わんとする尚香。同じく呉国太に対面した劉備の、新たな伴侶に向ける優しい言葉に、おばうえ大感激!

はたしてどれほどの衝撃をもたらしたのか。かくして見事に劉備は孫権以下に受け入れられ、これはまずは吉報でありましょう。とりあえずの懸案、ひとつは解決した模様です。

『はなまるゲーセン飯』

樺恋さんは栗がお好きでいらっしゃるか。まあ、栗が好きな人は多いよね。焼いて、蒸して、そのまま食べるのもよし。ご飯と一緒に炊くのもよし。お菓子にしてもおいしいと、秋には欠くことのできない味覚。それが栗。

その栗を、山に分け入り拾いにいく樺恋たち一行。その様子が実にすばらしかったのです。

なにがいいって、樺恋の意気込みですよね。興奮気味に、前のめりで一行を率いる。不慣れなたぬきくんをしっかり指導して、実に安心。さらにベテラン小野寺さんは熊への対策もきっちり。安全も加わって、さあ後は拾うばかりとあいなりました。

しかし、栗はイガが大変。手で拾うと危ないから、靴でもってイガを剥く。イガから落ちてる栗は栗は虫食いの可能性が高いからと、そうなりゃこのイガ剥きは必須のテクニックですね。

栗が集まれば、次は栗の皮剥き。いや、これ、ほんと大変よね? それを総勢四人で取り組んで、樺恋ったら手が腱鞘炎気味に!? いやもう大変! 栗はおいしいんだけど、この皮剥きで敬遠してる人もいそうです。でも、この大変さを乗り越えたからこそのおいしさ、ってのもあるのかもしれませんね。

『スナックあけみでしかられて』

あけみさん、病床の身!? なんと、秋バテでありますか。涼しくなって、夏の疲れがどっと出る。ああ、わかります。このところ、ずっとしんどい。そうか、あけみさんもそいつにやられちまったんですね。

でも、自分はただだるくてしんどいくらいですが、あけみさんは食べられないとか、寝込むとか、よっぽど酷いみたいですね。来年は秋休みをとろうかな。などなど、いろいろ考えるも、アクティブな心情、旅なんて考えたりして、いやはやなかなか休んでばかりはいられない性分みたいです。

常連の皆は、お店がしまっているからと、あちらへ、こちらへ分散? 心配したり、お見舞い考えたりと、やっぱりあけみさんは皆から愛されているなって思わされるエピソードでした。

あけみさん。差し入れの入浴剤で心身ともに温まり、そして熟睡15時間で見事に回復。でもお店の皆からは、もっとちゃんと休むようにっていわれちゃって、こうやってよくよく理解してもらえてるところ。こういうのもまた素敵な関係です。

2025年10月1日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号、昨日の続きです。

『超ちょこっと能力が使えるようになりました!』

ほんのわずかだけど、未来が見えるようになった文月ひまり。その前に現れたうさぎのぬいぐるみ、ゴッドぬいぐるみ神がいうのです。ひまりに能力をさずけたのは自分だと。

ゴッドぬいぐるみ神、いやさララをともない、柚葉の家に向かうひまり。その途中での会話がね、ひまりという子をよく物語っていたというのです。突然能力をさずけられた。けどそのおかげで柚葉を助けることができた。それだけでもうすべてを受け入れている! だから柚葉にもララを紹介するのだと、ほんと素直にして素朴ないい子なのです。

そして柚葉とご対面。でもララったら、ホットケーキ食べられなくてご機嫌そこねちゃって、それで自分がホットケーキミックス買ってくるっていうんです。って、うさぎのぬいぐるみが!? ああ、うさぎのぬいぐるみを後ろからあやつってる子がいたよね、とか思ってたら、これがもう思い違い。うさぎぬいがその子本人だったのか!

胡桃蘭々。その子が自分の能力でうさぬいに変身していた! そしてその子が自分の能力を分け与えた結果がひまりの近未来視。超能力を使える仲間を増やして、超能力を悪用している連中から力を回収する。ひまりにとってはまったくメリットのないことだけど、心よく引き受けるひまり。この気持ちのよさよ! ええ、この漫画のよさはひまりのこの性格があるなと強く思わせてくれた第3回でした。

『ずんだもんTV!』

うわあ、ずんだもんの大ピンチ。しかも命の危機的ピンチ。

発端は、ずんだもんに会いにきた中部つるぎ。先日の口寄せで世話になった。異能力者として組織「大都会」に迎えたい。などなど、思いもしないことを次々いわれて、でもずんだもんにはそうしたもろもろがまるで通じていない。もうね純粋に、友達になろうって思っちゃってる。異能力が使いこなせないもの同士、仲を深めようと思っているんですね。

でもそれが災いした。うっかり自分に口寄せの能力がないとバラしてしまったずんだもん。つるぎの怒りを招いてしまい、真剣でもって斬りかかられるハメに。本当、つるぎにとっては、大都会総帥が大事。その大事な総帥をたばかった。なのに総帥はずんだもんに心酔している。なぜか? やつは詐欺師だ、騙されてるんだ!

てな具合に、どんどんつるぎの不信は深まって、いまやずんだもんは風前の灯!

ずんだもんはこのピンチをいかにして切り抜けるのか。ほんと、なにかしら開眼するくらいじゃないと、つるぎを抑えられなさそうです。

2025年9月30日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号、昨日の続きです。

『このままモブじゃ終われない!』

キリコちゃん、すごくいいですね。留年続きでこのままだと学校やめさせられそうな†黒雨∞ルシファ†の勉強を見てあげるというんです。キリコちゃん、ふたつも年下。けれど上級生。コモナに頼まれたからには手は抜かないと、勉強する気のないルシファをしっかりきっちり指導する。そのときの迫りかた! 厳しいふるまい! ああ、なんて素敵なんだろう。めちゃくちゃ魅力的。たまらんものがありました。

でも勉強教えるときは、丁寧で、むしろ優しいくらい。やる気のない、へりくつばかりのルシファに、自分なりの勉強に取り組む意義を伝えようとするその姿勢。まっすぐで、すごくいい子だ! ああ、キリコの株が上がる上がる。この漫画唯一の良心なのではないだろうか。ってくらい、キリコのこと好きになってしまいそうです。

ルシファにやる気おこさせるためにイラスト描いてみせたりね、漫画家アシスタントとしての能力もしっかり役立てますよ。と、ここに大人組がコスプレで参戦! ぐいっとルシファのやる気を引き上げてくれて、よかった、赤点回避だ! めでたしめでたしと思ったら、さらにその上、キリコにすっかりなついちゃうの、いやもう見事に素敵回でした。

『ガールズ・スキャット・オーケストラ!』

楽器に興味のある夜市。まずは楽器のなんたるかを知るべく、楽器店にいきますよ。

春風に案内されて、いろいろな楽器を体験してみる夜市。ギター、これはレヴスターか。結構似合ってていいんじゃないでしょうか? と、次はベース、さらにはカホンと、それぞれ役割の違うの経験させるの、なかなかにおもしろい趣向です。

でもって、電子サックスなんかも紹介して、でも夜市は歌う人でしょう? だったら、サックスは向かないかも。いや、ソロだけ担当すればいいのか。カスタネットもやってみて、でもね、ボーカルで鳴りものならタンバリンでは!? GSだとわりとそんな傾向ありましたよね。

実際、夜市はなにを選ぶのか、それはわかりませんが、楽しい電子楽器、オンプトーンが気にいったようですよ。キャラクターモデルに興味ひかれて、うさタンク、それはなるほどベストマッチ! ともあれ、そいつをきっかけにちびっ子とコミュニケーションとって、一緒に歌ったりね、その様子が実にほほえしくも魅力的。

こうして一緒に音楽を奏でることの楽しさが描かれるのはとてもよいですね。そしてこれが宇佐美母にも伝わった? ライブに出ないかと誘われて、さあどうなりますでしょうか。しかも来週!? さすがに急すぎない? はたしてこれをチャンスとするのかどうなのか。なんかこう、音楽の魅力というか魔力というか、そういうのが夜市に味方してくれるとよいですね。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

真侑に思いを寄せるゆず。しかし真侑はまるでその気持ちに気づかず、むしろゆずは零のことが好きと勘違いする始末。これは真侑の自分への評価の低さがためなのかなあ。自分なんて、ゆずに思われるはずがないとか、そういう気持ちがあるのかなあ。だとしたら、双方にとって不幸なこと。本来なら避けられる不和やすれちがい、それらがために不必要な重荷を背負うことになっているんじゃないかなあと、心配になってしまうんですね。

ゆずも素直になれない子ですからね。さらにいえば、かなり屈折してる。真侑が好き。それはいいんだけど、いじめたい、いたぶりたい、そんな感情抱えてる子でしょう? 困ったなあ。このまま普通に仲よく、親密になって解決とはいかないよね。ええ、なんだか前途遼遠なふたりなのです。

今回、ゆずのターゲットは零です。零を排除すれば、真侑とふたりきりの時間を過ごせるようになる、はず。かくして零を呼び出し、貝殻水着を破壊する。そうすれば最後の羞恥心も失った彼女は敵ではなくなる!

というのだけど、記憶の戻りつつあるノクタンの思いが交錯したり、また真侑の介入もあったりして、なかなかことはゆずの思い通りに運ばない。かくしてゆずと真侑の直接対決と相成って、さあふたりの勝負の行方やいかに!

というか、このふたり、普通に仲よくなれればいいのになあ。どうしてもそんなこと思っちゃうんですよ。

2025年9月29日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年11月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年11月号、一昨日の続きです。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

いぶき、本当に不思議な人ですよね。内気でコミュニケーションが苦手。おもてに出ることも少なかった彼女だけど、コスプレとなったらまるで人が違ったようにアクティブでアグレッシブ。亜子とお話してるときにね、SNSでコスプレ写真がBANされたって、対策してるのにって悔しがるんですけど、その衣装がまあすごい。胸元は画像加工で塗ってるっていうんだけど、それでもSNSの運営には駄目だと判断されてしまう。

その悩みが亜子と共有されないのがね、ちょっとおかしいんですよね。というか、亜子さん、容赦がないな。自分は露出魔じゃないからって、まるでいぶきが露出魔みたいないいかた! で、当然亜子からのアドバイスは露出を控えれば? というもので、でもいぶきは露出したい、えっちなのが好き。ほんと、内気なはずのこの人が、まるでタガが外れたように!

コスプレというのは魔境なのだなあと思わされる一幕でした。

でも別に、過剰に露出したいとかじゃないんですね。結果的に露出してしまうってだけで。女体の神秘を信じてる。女体が好き。ロマンとエロスを追い求めたその結果がBAN。ううむ、なかなかに難しいものがありますなあ。

そんないぶきと夫の帰り道。駿の鍛えたがたいに感謝する妻。その唐突さがまた面白い。このふたり、いいバランスですよね。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

椎奈と賢太、一緒に旅に出掛けます。院長さんから誘われての四人旅ですね。院長、伯井そのかの夫は、見目麗しい美少年!? でも悠さん、賢太より年上なんだ。すごいな。神秘ですね。椎奈がめちゃ驚いてますね。

旅館でね、家族風呂を予約するかと悠に問われて、戸惑う賢太と椎奈、とさらにそのか! って、そうなんだ、院長さんも恥ずかしいんだ。そうした認識が、椎奈に思い切らせたようですね。ほんと、この旅はふたりにちょっとした勇気? 開放感を与えてくれたようで、ふたり一緒のお風呂も、前よりももっと自然に。でもって身を寄せあったりなんかして、じわりじわりと接近する距離感がとてもよいんですね。

とかいうてたら、並べて敷かれた布団に狼狽する賢太さん! ああ、ちょっと意識しちゃいますか。うん、でもちょっとずつ慣れていきましょう。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

こちらの夫婦も旅行だ! まことのサプライズ、だったわけですが、その他もろもろの事情が夫の仕事を滞らせて、結果旅行先にもパソコン持っていくことに。それがまことにはちょっと寂しいみたいで、仕事する夫をひとりぽつねんと待ち、夫が一段落ついたと見るや、おわった!? と立ち上がる。ほんと、夫大好きまことさんだな。でもすぐには終わりませんよって、適当に観光でもしてきてと、そういわれて、ひとり旅先をめぐるのですね。

でも、ひとりでも充分に楽しめるのはまことのいいところですよね。さらには、たくさん撮った写真をヨシアキに見せにくる。そのときの嬉しそうな様子! ああ、いい人だなあって思う。ヨシアキはいい人を妻にしたんだなあって思わせてくれるまことさんです。

この旅行は、まこととヨシアキの温度差ないしは楽しみ方のスタイルの違いなんかを浮き彫りにして、それが相互の理解に繋がりました。ヨシアキが楽しめてないんじゃないかと心配する、残念とも感じているまことが、ちゃんと喜んでもらえているとわかって安心するところね。ええ、こうして時間や機会を重ねて相手を知っていく。それが実にすばらしいと思うんですね。

さて、並べて敷かれた布団に狼狽するヨシアキさん! こういうのは男の方が躊躇するのか!? そして個室露天風呂に夫婦で挑戦? まことの申し出を受けるのかヨシアキさん。ああ、受ければ椎奈賢太に並べるぞ? ええ、ここはぜひお受けなさいな、ヨシアキさん。

2025年9月28日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号、発売されました。表紙は『ごきげんよう、一局いかが?』。キャラット独立創刊20周年をお祝いして、冴たち4人がドレス姿で花束持って登場です。皆、少しずつ色違いのお揃いのドレス。目にも麗しく、ああ、なんて素敵な表紙でありましょう。ここで一番大人っぽく見えるのが、一番年下の純礼というのもまた素敵。純礼の妹みたいな乃々花に、あどけない素直な笑顔が眩しい千星。そしてあでやか冴さん! ほんと、素敵な表紙であります。

『ばっどがーる』

夏コミにサークルで参戦した優と水花。ジャンルは亜鳥。って、そんなの売れるの? それこそ、オリジナルといっても過言じゃないよね? でも、ADCが一般参加する。ADCが参加する!? 幼稚園児がうろつくの!? ともあれ、それなりの需要はありそう。と思いきや、知りあいには到底見せられない! それどころか命の危機?

というわけで、優が知りあい連中全員にコンタクトして、自分たちのサークルから引き離す作戦を実行。その現場で、ADCの子たちと清が出会ったりなんかしちゃったわけですが、よかった、清にはちゃんと良識があったんだ! いやほんと、ただでさえ犯罪まがいなこの人が、ガチ犯罪に走るのではと冷や冷やしましたよ

そしてここでトラブルが。優さん、亜鳥先輩と邂逅! さあどうなる。優はナマモノ本人から逃げおおせるのか。あるいは妹もろとも、見られてはいけないものを現認されてしまうのか、よりにもよって本人に! まさしくピンチというべき状況。そして、優、水花はこの危機を乗り越えられない予感がします。

『mono』

お菓子の家づくり、どんどん話は進んで、お次は現代建築です。って、いわゆるビルディングを作るのではなく、斬新なデザイナーズビルみたいの作るってことなんですか!?

想像してなかった。ビルなら四角四面に貼りつけるだけで完成だな、とか思ってたのに、急に難易度増してきましたよ。これ、小学生に可能なのか? いや、高校生がまじってるか。いずれにしてもどの建物を再現するか、その選定からはじまって、なんと、面白い建物あるなあ。静岡の、なんか興味ある。なるほど、富士山世界遺産センター。そしてフルーツ公園も確認してみれば、なんと、おんなじようなのみっつほどあるんだ。

フルーツ公園の建物が選ばれたのは、一番作りやすそうというのもあるけれど、地元山梨の建物という理由もあったりしないかなあ。周囲の枠囲いをポキポキくんで作るっていうんですが、それはそれで大変じゃない!? いや、大変でもやるからやりがいなのか。

クリスマスの目標ができました。ということで、子供たちを先に帰して、高校生組でカップメン食べながら歓談。この、寒いなか、身を寄せあって温かいもの食べてるの、なんだかいい情景だよね。とか思って目を細めていたら、通りがかった郵便屋さんを驚かせてしまうっていうね! ほんと、ちょっとしたところになんかおもしろみのある、そんな漫画であります。

『ごきげんよう、一局いかが?』

乃々花さんの誕生日を祝います! ということで、なんかすごい会場、ホテルかなんかのレセプションルーム!? を借りそうになってる千星さまにびっくり。冴さんが青くなってるじゃありませんか。

冴の制止が効きまして、身の丈にあったお誕生会になりそうでまずは安心。場所は千星の家。ケーキはみなで作りましょう。2段の苺のケーキ! ケーキを思い浮かべている冴がかわいい! からの、千星の家に招かれてテンション上がりまくってる乃々花よ! すばらしいな、最高ですよ。

ケーキづくりを指導してくださる、千星家のコック、飯野さんがまたいい人で、千星お嬢様がお友達とお菓子づくり。涙ぐんじゃって、まあ、ほんと、愛されているんですね、千星さま!

ここからの描写もまたまたよくって、嬉しくてはりきる純礼! 千星の部屋に通されてキラキラ乃々花、からのバフーン! 最高の誕生日ですわ! なんだこのコンボ! テンションの高さもそうですが、戻ってきた千星の前で取りつくろう乃々花、なんか口がHになってるの、すばらしいよね、ぬいぐるみにして売りませんこと? いやもう、最高の誕生日エピソードでありますよ。

今回のメイン? 忖度麻雀改の様子もまたよくて、乃々花をサポートしたい純礼を出し抜く冴! ドラをプレゼントするはずが四槓流れになったりする、このどたばたからの、忖度活用国士無双! いやもう、大喜びの乃々花さん、愛らしすぎる。もうこの子たち、全力でちやほやしたくなる。そんな魅力の溢れかえる回でした。

そして皆でケーキをいただきます。喜びかみしめる乃々花さんが麗しい。プレゼントのエプロンに感涙! いやあ、最高の誕生日を更新していっていませんか!? よかったねえ、乃々花さん、とか思ったら、翌日熱が出ちゃいましたか!

そんだけ嬉しかったんですね。ここでまたお見舞いイベントとか発生しちゃったりしませんでしたか? だとしたら、熱出しても嬉しい乃々花さんですね。ええ、ちやほやしたくなる。この子たちの喜ぶイベント、矢継ぎ早に発生してほしいのであります。

2025年9月27日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年11月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年11月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ほがらか山下さんが、どーんと両手広げて登場です。その向こうには、頬染めた榊医師がぶりっ子ポーズ? でもなんで? と思ったら、コミックス42巻の表紙パロディなのか! しかし榊医師と入れ替わってなお違和感のない山下さん。その頼もしさ。さすがです。この他に、『沖浪荘202号の漫研部』、『かむろの異国料理帖』のカットもございます。

今月は新規ゲストが1本です。

『理想のカワイイを叶える魔法』

カワイイものが好きなのに、地味な自分には似合わないと決めつけている主人公。そんな彼女が買った可愛い衣装。それが誤配で、隣人に知られてしまった! しかし、その隣人、男性なのに女性向けブランドに詳しい! しかも、その服着てみせてくださいよと積極的にアプローチしてきて、断わりきれず一緒に出かけることになってしまった。

そんな彼女の経験するできごと。自分には似合わない、そう思っていた。隣人からすすめられるリボンも自分にはあわない。そう思うと買えなくて。こんな調子でどうにも自信が持てないでいるのですね。

隣人がもう一件つきあってほしいというのです。いった先は隣人の勤め先。美容室で髪のセットをしてくれた。美容師になったのは、その人の魅力を最大限まで引き出したいから。その夢に命ぜられるまま、主人公の髪を、メイクをしあげてくれて、それが彼女の自己認識をがらりと変えた。

かわいさの魔法。まさにその真価が描かれた漫画です。

『クールな氷上さんは迫りたい』

今回は、クールな氷上さんに迫りたいエピソードでしたね。迫るのは木下。課長に迫れないでいる氷上から、どうやってふたりの時間を確保するか相談を受けた。ふたりでいろいろ考えたその先に、友人が恋心を向ける相手、栗園課長に興味を抱く木下。栗園と同期の上司に聞いてみたり、また栗園本人に接触してみたり、なぜ独身なのか、氷上のことどう思ってるか、いろいろ情報探るんですけど、これといったものは入手できずに終わります。

さて、栗園は栗園で、氷上との距離について考えあぐねて、けどオフィスでのちょっとした会話で氷上の心を見事にスナイプ! ああ、課長は人たらしでありますか! これはもう氷上さん、抜き差しならんですねえ。

このところ氷上との時間をとれない栗園。距離も感じるなんていってる矢先に、妹くるみから着電。今度の休み、たこ焼きパーティしようぜ! との誘い、ああ、これは氷上も呼ばれるな! ええ、なんか動きがありそうですよ。

『もどかしコンプレックス』

しーさんとの交流を深めるmochi。彼のオフ生活の充実は、しーさん相手だけなのだろうと思っていたのだけれど、これはどうも私の思い違い。というのも、今回の会話相手、enonさん。声を聞けばクールなお姉さんといった印象の彼女と、好きなアニメ映画の話をしたところ、一緒に見にいったのがしーさんだっと白状してしまって、さあ大変。デートだ、仲いいですねと、その後のやりとりなんかも聞かれて、ますます惚れちゃいますねって、なんだかからかい半分? 応援半分? ちょっとくすぐられちゃうmochiであります。

mochi、そんなenonとまさかの邂逅です! しーさんから借りたハンカチ。返そうと思うもよれよれ。ハンカチしゃっきりさせるためのアイロン買おうと出かけた先で、しーさんのお礼の品も探そう。となるも、なにをあげたものか迷いはじめる。そこで助けを求めた相手がenon。近くにいるからと落ちあうことになって、さあenonさんはどんな人なのか!

mochiのオフ活がさらに広がる。ああ、この出会いや、いかなる変化をもたらすか。なんか一波乱あったりしますかな?

『となりのフィギュア原型師』

はぐが最近ソフビにハマっています。それでソフビオンリーの即売会にいく。ひとりでいく。いよいよ自分でも作りたくなってきた。そのためのリサーチにいく。

同じアパートのフィギュア好き青年とは一緒にいかない。かちあっても困る。明言したはぐだけど、まあそんなこといっちゃうと鉢合わせちゃうもんですよね。

即売会会場であちらこちら見てまわってたらですよ、人気のブースに並ぶ畷くんと遭遇してしまった! と、ここではじめて気づいたんだけど、となりのフィギュア原型師。はぐがその原型師のひとりであるってわけかあ! そうかあ。今やフォーカスはせつか半藤から、畷はぐに移動したってわけですかい!?

かくして落ちあうはぐと畷。ふたり戦利品について語りあう、その時間の楽しいこと! と、そこに現れたのがはぐの同業者。見た目がヤバい野呂井氏とキリング・ジョージ氏なのですが、彼らからはぐの秘密が畷に漏れてしまう!

さあ、どうなる、はぐと畷の関係!? って、まあ、悪いことにはなりますまい。というか、畷くん、はぐちゃんに尊敬のまなざしじゃん! はぐはもう会えないとかいっちゃってますけど、もちろんそんなわけありません。これからもおつきあいは続きそうですよ。

2025年9月26日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号、昨日の続きです。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

佐渡への移住を果たした穂夏。ゆったりと流れる佐渡の時間を満喫するも、生活し続けるには先立つものが必要。となれば、収入を確保しなければならない。わかってはいるのだけど、仕事を探すとなるとまた一苦労。体力仕事か車の運転が求められる仕事ばっかり。ああ、そうなんですよね。結局なにをするにも体力、フィジカルなパワーがないといかんのですよ。

ひとしきり穂夏に共感したところで、月渚が来訪、話が動きはじめます。仕事を手伝ってほしいと連れていかれた先は柿園。子供たちのおけさ柿収穫体験の引率をするというのですが、同じく月渚から声をかけられたロゼと一緒に、説明ゼロ、経験ゼロからのスタートとなりまして、はたしてうまくいきますことやら。

と思ったら、ロゼはそつなく子供の世話しておりますね。では我らが穂夏というと、柿ひとつ収穫するにも全力! 子供にすっかり先を越されて、でもまあ子供の引率が役目だから、収穫の手が遅くとも問題はありますまい。

でも、穂夏、しくじっちゃうんですね。やたら手際のいい月渚のこと見ていたら、見ているべき子供を放置しちゃった。より大きな柿を求める子供は、高い場所の柿をとろうと禁止されていた脚立に登る。

そのままなにごともなければよかったのだけど、運悪く、高所から落ちてしまうのですね。

そのピンチに飛び込んでいったのがときこ様。落ちた子供を受けとめて、そしてお説教。厳しいお姉さんだけど、むやみには怒りません。子供の反省をうながして、そして子供が無事なことに安心して、さらには目を離してしまった穂夏にも温情ある対応。ほんと、いい人なんだなあって思わせてくれるときこ。ロゼが言葉を尽くして讃えるのもわかろうというものです。

さて、最後に穂夏の就職問題が解決しそうな気配です。博物館の受付係に空きがあるかもしれない。ああ、これで佐渡での生活はなんとかなりそう、と思いきや、やっぱり運転免許は必要ですか!?

ということで、穂夏、近々、なんとしても免許をとらねばならなくなりそうですよ。大丈夫なんかな。心配です。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

甘那と美都、一緒にファストフード店、ハンバーガーショップにいきました。高級なお店じゃなく、カジュアルなチェーン店。お子様向けセット買ったらおもちゃがついてきそうなお店ですよ。

はじめてのハンバーガーショップにうきうきがとまらない美都です。お家では禁止とかどうとか以前に、選択肢にさえならなかったタイプの店。そうか、眼中にありませんでしたか! でも脱法気分というのはよほどの誤解があるとみえる。さすがに甘那もツッコまずにはおられなかった模様です。

さて、はじめてのハンバーガーショップでは、食事しつつもおしゃべりメインといった感じになりました。甘那が中学時代の写真を美都に見せたもんだから、美都、喜んじゃいましてね、そして美都も昔の写真を見せる流れに。といっても、美都のそれは全然カジュアルじゃないなあ!

写真館で撮るやつ出てきた! と、はじめて見る美都の父母。中学時代の幸町は幼なげに見えて、そしてイメチェンした理由が姉に憧れてというの、甘那がちゃんと察するのがとてもよい。

そして美都の家族の話になりそうなところで、甘那にしっかり着弾するところ、これもまたよくて、ええ、甘那は美都のよいお友達。かけがえのない、大事な大事なお友達なんですね。

2025年9月25日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号、昨日の続きです。

『球詠』

ものすごい緊張感。

同点で迎えた最終回裏。姫宮にランナーを許し、さらに盗塁、二塁にまで進まれてしまう。この時点で、ノーアウト。一発でもヒットが出たら逆転? アウトをひとつとるもさらに進塁され、ゴロやフライでも逆転。スクイズだってあるかもしれない。さらにピンチに追い込まれてしまう新越谷です。

ここから続く攻防、かけひき。いかに打たせないか。いかにアウトをとっていくか。ピッチャー、キャッキャーの交換する情報、それが重なるほどに緊張感も増すようです。新越谷のメンバーたちもその緊張感を共有し、失敗は許されない。ひとつのミスも負けに直結する。

そんなプレッシャーのなか、ひとつ、またひとつとアウトをとっていこうとするのです。

けれど、ほんとにまさかですよ。あと一球でこの回が終わる。ここに光の渾身の一球が打者を打ち取る。打ち取ってくれるだろう。そう思わせてからの描写の刻みがすごい!

ただの一投に1ページ、また1ページと重ね、そしてついに放たれた球は、あろうことか制球ミス! 瞬時青ざめる光に、同じくなぜここでという疑問にとらわれる仲間たち。打者のバットはボールを捉え、センターに運ぶ! どうかフライになってくれという思いも虚しく、ボールは外野に落ち、勝利を確信した姫宮!

ああ、ここで新越谷の夏は終わるのか。瞑目したそのとき、岡田が前に出ていた!

初回の読みでですよ。あまりの緊迫感に耐えられず、光の制球ミスから岡田の返球がアウトをとるまで、ものすごい勢いでページをめくって、一気に読み進めてしまった。そうでもしなければ到底耐えきれなかった。読んでるだけでそうなんだから、こうした局面に立つ選手たちはどれほどの重圧を受けるのでしょう。本当、息詰まるとはこのことかと思いました。

一息に読み進めてしまったもんだから、機微なんてものはわからない。ということでふたたびページを戻して、今度はじっくりと読みました。そして迎えるタイブレーク。そこで出たホームラン。ああ、タイブレークだから、これで3点はいるのか!

これが決勝点となるのでしょうか。続く裏の攻撃で、姫宮がいかながんばりを見せるか。あるいは、緊張の糸が切れてしまったそのままに敗退していってしまうのか。

いやほんとう、姫宮の選手の心情も描かれるから、彼女たちの大会がここで終わるというのもまたつらいのですよ。もう今月は、このエピソードひとつ読むだけで息もたえだえ。ここでリタイアとあいなりました。

2025年9月24日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号、発売されました。表紙は『しゅがー・みーつ・がーる!』。美都と甘那、ふたりでお出かけ? お揃いのセーラー衣装は元気さと愛らしさが同居して、そしてトロピカルなドリンクをふたりでシェアするその様子。照れながらも懸命にクールを装う甘那が、そしてただ爛漫と嬉しさをほころばせる美都が、ふたりともにこれでもかとかわいらしくいらっしゃるのですね。しかし、いつになく表情をやわらげたふたり? その服装もあるのかな? 普段以上に幼く感じさせられて、ふたりの中学時代など思わせたりする雰囲気ですよ。

今月は新規ゲストが4本です。

『お姉ちゃんは宇宙人!』

おそろしい漫画だな! いやね、だって、姉が実は宇宙人でした。しかもアナクロタコ型宇宙人。人の皮を着込んで、この家の長女に擬態している。じゃあ本当のお姉さんは!? と思ったら、もともといませんでした。家族をしれっと洗脳して、長女のわたしがいることにしちゃってたというのですね。

そんな姉の本当の姿を目撃してしまった妹よ。いやもう、そんなカジュアルに家のなかで正体あらわにしていていいんですか、お姉さん! おかげで思いっきりバレてしまって、よくこれで今までバレずにきたもんだよ。と思ったら、そうか、バレてたんだ……。でもってそのたびに、記憶をいじっていたんだ。

おそろしい漫画ですよ。

でも、姉にいきさつを聞かされて、誰にも秘密は話さないからと洗脳を勘弁してもらった妹さん。気を許した姉のしくじりに驚かされながらも、また優秀でけれど時に個性的すぎる姉の言動に納得しながらも、ふたりの関係はかわらず進んでいく。

そしてそれは、宇宙人を取り締まるというエージェントに踏み込まれてなお変わるところはなかったんですね。

出オチみたいな漫画でした。けれど、そうでありながら姉と妹の関係、ずっと姉に憧れてきた妹の心情もろもろしっかり描いて、しっかりと物語を引き締めていました。これからも続くふたりの関係に安堵させてくれるラストを引き立てて、ああおもしろかったなという感情とよかったと思う気持ちの残る、よい小編にしあがっていたと思います。

『ミッドナイトエラー』

夜の学校に忍び込んで、バール片手に狼藉はたらく主人公。と思ったら、学校に暮らしているというのが出てきたり、さらには夜の教室でお祈りしてるのまで出てきたり、なんだこの学校、不審人物が多すぎないか?

というところからスタートしてみせて、実際それぞれが不審人物というのだから困る。お祈り少女は月が落ちてこないように祈祷しているとかいっちゃってるし、と思えばバール子は校舎の窓を躊躇なく割る!

あかんやつや! と思うも、このあかん行為が話を進めるのには驚いた。というのもがっこうぐらしのお嬢さん、実は魔女でこの学校に封印されている。それが窓の破壊でだんだん自由を取り戻し、でもって解放された魔法の力でもって、実は幽霊だったお祈り子に力を提供! かくしてバール子のおかげで魔女子も、さらには幽霊子も自由を取り戻すにいたるっていうんですね。

で、バール子なんですが、この子は普通の子なの? とくになにかのっぴきならない理由があって、夜の学校に出入りしてるわけじゃないの? だとしたら、一番あかんのはこの子なんじゃない!? ともあれ、この子の話した、皆を閉塞感から解放するという使命。あながちウソではなかったんですね。

『その魔法少女は、呪われている』

長期にわたり繰り広げられる魔女と魔族の戦い。それは孫子の世代にまで引き継がれ、ともないその末裔ヴァレとノカも争いを続ける運命にある? けれどそうした因縁は、だんだんと形骸化していっているのかもしれないね、というお話。

ノカの呪いで、素直な魔法少女に変化させられたヴァレ。ふたりともが世界を超えて、我々、普通の人々が暮らすこの世の学校に転移してきてしまった。突然のコスプレ少女にざわめく生徒たち。逃げ出すも、ヴァレは学校のなかで迷い、そして教師にサボりと思われてお説教。てんやわんやの騒ぎのなか、魔法少女好きという子にお弁当わけてもらったりと、交流持つにいたるのです。

助けられて、また恩を返してと、そうした先に描かれたのは、魔女と魔族と、そして人間と、種族を違えた子たちの対話。これまでは相容れなかった。そう思っていたヴァレとノカだけれど、そうじゃないんだと人の子が教えてくれて、いずれまた会いましょう。そんな感じで別れてゆくのは、すなわち友達としての約束が結ばれたのありましょう。

これまでも決して仲が悪かったのではなかったと思う。ただそれを素直に伝えられなかった。その素直がここに果たされた、というお話と感じました。

『解放☆マジカルパワー』

魔法少女って大変だ。人に隠れて、ヤバいバケモノと戦う日々を送るはなつ。しかしそのせいで日常生活はがたがた。夜寝るだけじゃ足りなくて、授業中も寝ていたら、成績なんてからっきし。教師の覚えもめでたからず、かくして厳しい風紀委員長に毎日追い立てられるようにして、課題やら反省文やら、やっつけるはめになっているというのですね。

この風紀委員長。はなつに興味があるという。少なくとも、そうした問に同意した。ということはもしやお友達になれるんじゃ!? なんて夢見るはなつだけれど、そうした夢は儚く散るのであります。

というのも、風紀委員長の正体は悪の魔法少女。風紀委員の立場を利用し、はなつの力を探っていた! 突然明かされる衝撃の事実に戸惑うはなつを、容赦なく襲う悪意! しかし正義の力か、願う力か、はたまたはなつのやけくそか、縛られる心を解き放たんと、悪の魔法少女ユイコに歩み寄るはなつのその思い。

ああ、通じたのかどうなのか。ユイコはこの場から姿を消し、かくしてふたりは別れ別れに? と思ったら、翌日も普通に課題につきあってくれるんじゃん!

こうして友達になったふたり、といいたいけど、ユイコから殺意は消えていない。この運命をはなつはくつがえすことができるのか? ええ、いずれ見事にくつがえしてほしい。その暁には、ふたり名前で呼びあう以上に深い関係になれるといいですね!

2025年9月23日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

おお、つくしの船出ではありませんか! SNSのアカウントを作ってもらいました。そこにこれまでのぬいぐるみを公開したら、あれまあ、ものすごいこと大人気になっちゃいましたよ。ある程度は予想していたこばとも驚く3.1万フォロワー。これはそのまま仕事にできるのでは? と皆が色めきたつなか、ひとりネガティブなつくしが、なんか他人事ではない!

好評が並ぶコメント欄から、あえてネガコメをピックアップしちゃうつくし。裁縫を仕事にしたら? といわれても、自分よりうまい人はいくらでもいるし……。いくらだってネガティブになれてしまうつくしなんです。

でもそんなつくしをはげましてくれる人がいる。背を推してくれるユーリ! こばとも応援してくれるっていうでしょう? きっとメイメイだって同じ。皆がつくしのこと、これだけ気にかけてくれるのは、これまでつくしが皆に与えてきたものがそれだけ大きかったからだと思うんですよ。ええ、この味方の存在、それはこれまでのつくしのふるまいあってのものなんですから、安心して受け取るといいのです。

で、今回もうひとつ問題? 話が動きましてね、ききょうさん出現。殺し屋の組織のその後がちょっとうかがえて、このまま廃業もよし、継続もあり? 次回、ボスの代理をつとめるききょうの訪問を受けるユーリの選択ないし回答やいかに。ええ、なんだか状況の変化も見られるのです。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

季節の話題ではありませんか。台風がきます!

でも台風のこわさを知らないアーシャさまはアイス片手にあどけない表情なさって、まあかわいらしい。以前の台風はちょっと風が強い程度、たいしたことなかった。すっかりあなどっていらっしゃるのですね。

ところが台風に直面したアーシャさま。扉にて、顔色なくして、まあどれほどの威力だったのでしょう。それは本編で物語られることになるわけですが、いや、台風こわいですよね。昔よりもずっとこわい。だってね、戦後のなんたら台風とか被害が語られる大型台風って、インフラも脆弱だし、家屋も強くないし、それで被害が拡大したのかと思ってたんだけど、どうも違う。数年前からたびたびやってくる巨大台風。技術が進んだはずの今でも、でかいのがきたら、いくらでも大被害が出るんじゃないですか。

そのことを思い知らされてからは、台風がこわくてしかたない。ええ、アーシャさまも今回の経験で、そんなトラウマ抱えることになりそうです。

台風の被害は家屋だけでなく、農作物にも甚大な損失を与えます。なので緊急対策会議。できることをやっていくというのですが、それでも駄目なときは駄目。なので被害が出る前に、小さくとも収穫しちゃったりと大変。予定はくるうし、収量も減るだろうし、自然相手とはいえやりきれないですよね。

それで実際、台風の直撃を経験して、大きくはなくとも被害は出てしまいましたという今回。倒伏した稲を見て泣いてしまうアーシャ! 同じく悔しさにしかめっ面するそだちと、もうほんと農業は大変。それでこれから、倒伏した稲を起こしていくんですか? いやもう、これ、呆然とするなあ。いやほんと、自然相手とはいえ、めちゃくちゃ大変ですね。

『スポチャン!』

新年度を迎え、進級したももたち。そして来たれ新入部員! 新入生歓迎会は部活紹介にて、新1年生たちにスポーツチャンバラの魅力を伝えようと舞台に立つスポチャン部員たちであります。

とはいえ、なんか前途多難よね。最初はよかったアメリアだけど、スポチャンの知名度の低さに直面させられ再起不能に。残る部員は、気配を断つももに、寝てしまっているレイ。頼りはあかりひとりだけ!?

この逆境で、体験したい1年生を舞台にあげて、ももを相手に長剣を振ってもらおうというのです。

これがまるでうまくいかん。ももはどうしても回避しちゃうし、さらにレイは、寝惚けたまま1年生をノックアウト。いやもう散々な紹介となってしまったんですね。

でもちゃんと部員ははいってくれましたよ。体験してくれた神田ふわり。そしてももを敬愛する雪平りん。ああ、りんちゃん、ももとぐっとお近づきになれてよかったね! ええ、これからはりんももの時代ですよね! とうきうき気分でいたら、次号、最終回!

ええーっ!? なんてことですか!?

ともあれ、ここで短刀のレイと棒のももが本気対決をします。レイの一番得意の獲物、短刀を手にしてなお本気を出すと宣言した、その意味やいかに。それだけももが実力をつけたということ。さあ、ここでももはレイに一矢報いることができるのか。

まさしく、もものこれまでが試される一戦。もも、レイ相手にその実力を発揮できるか。そのゆくえに注目せざるをえません。

2025年9月22日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『エイティエイトを2でわって』

うまいコーヒーでの演奏が好評な美弦たち。時間を拡大してのプチ演奏会など提案されて、美弦奏組だけでなく、来夢ゆず組にも演奏してほしい。これはもう本当に嬉しいお話であるのですが、しかしゆずさん、ちょっとしたピンチです。

来夢は頼りになるからと、あっちからこっちからひっぱりだこ。生徒会活動に加えてそれでしょう? なにをやるにも時間がない。日々のピアノも練習時間捻出するのに必死で、と、こんなわけですからなかなかゆずと一緒にいられる時間が持てないんです。

ゆず、平気なふりしていますけど、結構こたえていたんですね。相談もちかけてもいいんだよっていわれて泣いちゃって、ああ、ああ、もう大変だ! これはちょっと来夢さんにもゆずの気持ち状況お伝えして、ふたりの考え、気持ちもろもろ擦りあわせないといけませんね!

『へるしーへありーすけありー』

ああ、これはおもしろい回だ。漫画で読む日本画入門! ヨモギが七草の絵の具に興味を持って、日本画ってどうやって描くの? それであさひに教えてもらうことになるんですね。

画題はかんたんヨモギさんとよもぎ画七草のふたり。そいつを転写し骨描きし、胡粉を塗って、絵の具で色付け。言葉で書くと簡単だけど、やってみるといろいろ大変。だって、胡粉を練ったり絵の具も練ったりしないといけない。以前あった、水張り回みたいに、その手順が丁寧に説明されるわけですね。でもってそれがおもしろい。ヨモギたち未経験者の反応があって、それを見て経験者が楽しむ。その温度感を見るこちらも楽しいってやつなのですね。

しかしこうしてできた小さな絵。これがまさか七草のコンプレックスを直撃するとは! しかもこいつがTシャツにもなって、ということはいずれ読者プレゼントに!? と思って確認したら、今月号にはありませんでした。

いつかこの柄のTシャツが出たらいいですね! 読者プレゼントならぬ、きらら展限定販売とか、売りさばくルートはいろいろありますぜ?

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

リリーに恋の予感リリか!? イオリやルナ、さらにはママとマツバを見て、自分も恋がしたいとのたまうリリーです。どうせなら絶世の美少女とつきあいたい。そしてその望みはすぐにもかなえられるのであります!

転校してきた庭白美女さん。美女と書いてマドンナと読む。その彼女にリリーが心動かされたのです。でもどうやって声をかけたものかわからない。まごまごするリリーに、そんなリリーをからかうイオリ、ルナ。どうもこの恋は遅々として進まない系のあれですか? と思ったら、危険因子、カノコが介入。好みドンピシャではないものの、美少女であらばタイプは問わない危険人物。当然マドンナにも手を出そうとするのです。

マドンナが毒牙にかかろうとするそのときに、飛び込むリリー。イオリの尊厳と引き換えにマドンナを救出し、そしてふたりの距離はいよいよ縮まろうというのですか!? きますか? くるんですよね? きましたよね!?

これがね、まさか敵性宇宙人の監視に送り込まれたエージェントとのコンタクトだなんて思わないじゃないですか。マドンナ、リリーの監視を開始して、さあこの関係はどうなる。リリーの恋心を利用する気リリか? マドンナさん!

と思ったら、マドンナもリリーにその気じゃないですか! いいですね! すごくいいですよ! ええ、このままいってしまいましょう! ブレーキは踏まなくていいですよ!

2025年9月21日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『ゲームセンターのこころ』

こころ、バイトが本当に楽しみなんですね。制服試着してるときの、期待に溢れたその表情がすごくいい。緊張しながらの出勤も、頼れる先輩がいるから不安なんてない、と思ったら、雰囲気がこわくて敬遠していたバイトさんに遭遇して、もはや瀕死! 冷水ハルさん、はやくも1キルなわけですが、これではたしてうまくやっていけるのか。

こころの初仕事は鍵を預かっての、機器メンテナンス。やこの指示のもと、クレーン機の掃除をし、店内の掃除もし、景品補充もし、とまずはうまくやりおおせたのですが、開店してからはどうにもできることがなくて立ちつくすばかり。

と、そんなこころにお客さんからお声がかかる。クレーンゲームの景品がとれなくて困ってる。ところがどう対応したらいいかわからない! 困るこころに、ハルがさらなるプレッシャーをかける!? からの、思いきったこころのクレーン操作の冴え!

見事景品を獲得し、お客様も満足。ハルからも褒められて、ああ、いい体験しましたね。苦手な接客もまずは経験値獲得? そしてハルとの距離も縮まったようでなによりです。

『ぬるめた』

ゆきプロデュースのくるみ改造。その結果やいかに!

まあ、残念なことになってしまったんですけどね。くるみをアクスタにしたい。ところがあっちもこっちも物理的にツンツン少女になってしまって、ああ、改造とはかくも難しいものだったのでした。

ちあきに頼みこんでアクスタ化はなったのですが、まあかわいい! しかもポーズも自由なのか。でもこの趣向が誰の理解も得られない。自分の推しのアクスタと、推しともだちのくるみを、同一次元に並べたかった。

でもちあきは推しをそもそも解さない。多少は推しを理解するさきなも、アクスタ趣味はわからない。かくして四面楚歌のなか、皆から変なこという人と思われてることに気づいたゆきです。って、そうだったっけ!? 自分のなかでは、たまに暴走するけど、一番の常識キャラってのがゆきイメージよ!?

ということは、ゆきを普通と認識する自分のそこにもまた歪みが!? ああ、おそろしいことを思い知らされた今回。まずはともかく、ウクレレのぬいぐるみが欲しいと思ってるところからして、ゆきに近しい考えはあるのかもしれません。

『アイドルビーバック!』

ついに元プロデューサーとの再会を果たした新生アイビバ。しかし元Pはすっかり意気消沈してしまっていて、まるで会話が成立しない。この弱気、腰の低さはもともとのものなのか、あるいは自信喪失がためなのか。いずれにせよ、まずはもろもろの許可が得られたことはよし。けれど気持ちはすっきりしないという、なんともいえない状況になってしまったのですね。

その後届いたメッセージには真摯な言葉がつづられていて、これだけでも元Pがいい人であるとわかる。それだけに、元Pを元気づけたい。かくして急遽公民館でアイビバライブを開催するとあいなって、うわ、田舎すごい。噂ネットワークであっという間に告知が完了しちゃうんだ!

あんじゅからのメッセージに心乱れる元Pなれど、そろりそろりと覗いてみれば、そこに繰り広げられるアイビバメインの祭の情景。ああ、これは元Pの自信になるのか、その逆なのか。いずれにせよ、これは元P、あなたのまいた種が咲かせ実らせたものなのですよ。だからもっと気持ちを強くもって、自分を信じて受け入れて、そしてアイビバの子らに向きあってあげてほしいのです。

2025年9月20日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『SAN値直葬!闇バイト』

あかりのしくじり、こうしてちゃんと追求されるんだ! 店の敷地を勝手に農地にしたことをしかられたあかりたち。こよちゃんは巻き込まれからの大やらかしなんですけど、あかりが店長を必要以上に怒らせたもんだから、ふたり過酷な倉庫掃除を課せられてしまいましたとさ。

しかし、あかり、まるでというかやっぱりというか、反省の色が見えない。さすがにまずかったなあとは思ってるぽいんだけど、この態度を見るに、機会があればまたなにかやらかすぞ。そう思わせるに足るだけのふてぶてしさ感じさせるのがすごいですよね。当然というか、店長もさすがにお見通し。まさかの素手便所掃除が命じられるとか、うわあ、これ、キツいなあ! いやほんと、カルトだよね。というか、そういう会社や学校が現実に存在するというのがまたキツい。あかりのいう通り、ガチの闇ってやつです。

今回の倉庫掃除、こよにとってはいいこともありましたね。へんりとの再会かなう! とはいえ脳だけになったへんり。ふたたび元気な姿を見せてくれる日はくるのでしょうか。それこそ猿の手さながら、なにか変化があるごとに酷い展開が待ってそうな気もします。

倉庫掃除はかれんが提供してくれたロボット掃除機が解決してくれて、でもなあ、立体的に清掃するタイプ、こいつ見た目がSAN値削るなあ……。からのあかりの失言。ええ、めずらしく失言しましたね。あやうく自分の無用を証明してしまうところでしたよ。

とはいえ、機械なりAIなりが、ここの異常な状況に対応できるのか? 一度でいいから試してみてほしいですよね。

『セーラー服と関西弁』

夏を目前とした薫たち。薫は白のセーラーが似合わないとかいってますけど、そんなことないよ、かわいいじゃん!

と、今回はそれどころの話じゃありません。高校初の夏休みに期待漲らせる楼蘭他ではあるのですが、まっちょ先生から厳しい現実がいいわたされる。いわく、期末テストで赤点とったら、夏休み中に補習が待っている。それ聞かされて焦りはじめるまつりなんですけど、なんと今回は薫も楼蘭も頼れない!? ピンチに直面し神頼みに走るまつりなのですが、そこに現れたのがまっちょ先生!

ああ、まつりの勉強につきあってくれて、これでまつりの夏休みは無事やってきそうですね! と思ったら、先生、自分の担当強化の英語しか特訓してないの!?

ああ、これは本格的に補習の夏になりそうですね。

『神絵師のおしごと』

うわあ、シロちゃん、ソラちゃん、スーツだ! かっこいい、かわいい! 最高! もう今回はこれだけで充分もとがとれた気分ですよ!

とりわけ眼鏡がいいですよね。凛々しく、デキる女感出してきて、しかしこれどういうサービスなの!? と思ったら、宮司になるといった小夜の面接なんだ。小夜の得意や意気込みなどなど聞き取りしようというのでしょうが、どうにもこうにも自己肯定感情が低い小夜です。もみじ曰く、コスプレとSNSという強みがあるはずなんですが、小夜にはそれらは強みとは勘定されていないようなんですね。

もみじには算段があります。神社の広報用アカウントを作る! 公式アカウントを作って、それを小夜が管理する。もみじのイラストも、今後は公式アカウントから発信する。なんなら小夜もコスプレを載せていったらどうか?

とのアイデアも小夜本人から否定され、既存のキャラにならなれても、ただ巫女の格好した自分では人前に出られない。とんだウイークポイントだ! と、ここにまさかのシロからナイスアイデア、ツバキ様のコスプレしたらどうか!

いやもう、これ、すばらしかったですね。ツバキ様になりきった小夜。めちゃくちゃかわいい! ダブルツバキ様に挟まれて、限界迎えてるもみじもいいですよね。そしてツバキ様御自身のおことばによる、公式アカウント初ポストに、小夜のコスプレツバキ様も降臨なされて、ああ、なんとうるわしくいらっしゃることか!

本当、今回はあっちもこっちもすばらしい。心いっぱい胸いっぱいのエピソードでした。

2025年9月19日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、発売されました。表紙は『魔法柴犬★はなまる』。メインに大きくはなまるちゃんがハートをいっぱいふりまいて、それがまあかわいくってですね、そしてハートのなかに、ハートの風船持った愛莉、瑠夏、ポメルンがアクスタ仕立てでぷかぷか浮いてて、またこれもかわいいんですね。こんなアクスタあったら欲しいよね、と思ったら、今回の読者プレゼント、アクリルチャームじゃん! しかも瑠夏がはなまる(犬のすがた)ぬいを抱いてる! これは、これはいいですね! と思ったら、ポメルンがいない! ええ、はなまるちゃんに出番を奪われちゃったようですよ。

今月は新規ゲストが1本です。

『えーけん!ザ・ムービー』

ご令嬢袖からはの趣味は自室での映画鑑賞。ポップコーンもバケツで用意して、ホームシアターでの鑑賞。で見る映画はというと、どうにもB級!? サメ映画が大好きなのですか。

そんなからはが、無体を働くメイドのおうぎと仲違いしたことから、メイドのシオマに閉じ込められてしまった。ふたり仲よく映画を見るまで出られません! 粋なはからい(?)なのですが、それで見る映画が『宇宙サメ幽霊VSペットボトル博士』。あかん! タイトルからしてもうダメっぽい! と思いきや、お嬢様屈指のおすすめだけあって、そうか、感動作なのか。めっちゃ泣けるのか。

かくして仲の深まったからはとおうぎ。よかったね! めでたしめでたしじゃん。ふたり一緒に学校で映画研究会をやろう、からはが誘って、いいお話だったなあ! と思わせてからの2週間監禁! ほんと、思わぬところに落とし穴あり。というか、ふたり、よく無事だったなあ! お嬢様の部屋、備蓄があってよかったよかった! でありますよ。

『魔法柴犬★はなまる』

パグコの落ち着き先が決まりました?

夏の暑さにまいってしまったパグコ。そこに通りがかったのが瑠夏、璃夏姉妹。倒れた拍子に変身が解けて魔法少女姿になってしまったパグコを目にして、うちふるえる妹璃夏。怪現象に恐怖を感じてる!? と思いきや、魔法少女との邂逅に感動! おうちに魔法少女がくるの、夢だったんだ! にはじまり、地球のピンチ! 魔法少女さんと地球のめいうんは璃夏にまかせて!

あまりに頼もしい妹の姿に、愛莉を思い浮かべる瑠夏。ああ、妹さん見込みありというべきか、この妹さんと同レベルであり続ける愛莉に涙するべきか。いずれにしても、頼もしい仲間が増えたと思っていいんですよね!

さて、熱中症から回復したパグコです。あまりに状況を把握している璃夏に驚愕を隠せないのですが、それ、たまたまだから! パグコの名前知ってたのは、あなたが自分のことパグコって呼んだせいだから! パグコもパグコでいろいろあやうい子であるのだなあ! からのちょろくてかわいいパグコの、変身決めポーズ披露の流れやすばらしい。いやもう、瑠夏に見られてちょっと気まずいパグコもまたチャーミングでした。

行き先のないパグコを璃夏がおうちに受け入れようと提案します。パグの姿ならわんちゃん扱いでいけるよ! からの魅力的な提言。そして巻き込まれる姉!

結果、パグコは凪沙家に暮らすことになりそうなのですが、ここにひとつ問題が!? 認めがたい相手、はなまるの写真が満載の瑠夏の部屋にはいって凍りついたパグコ。ああ、このピンチをどう乗り越える瑠夏。あるいはパグコがここで真実に触れるのか!? いずれにしてもなにかがおこる! なにがおこるかはよくわからない!

乞うご期待!

『わたしにプールは狭すぎた!』

小波、お風呂も駄目だったんだ! いや、それは大変だなあ。プールは駄目、風呂は大丈夫とかならまだしも、風呂も駄目なレベルなら、他にもいろいろ日常生活に支障が出ていそう。

そうした事情をクラスの子たちに知られてしまいました。きっかけはしずくの世話係してたの見られたこと。しずくが小波の事情をぽろりとしゃべっちゃって、もうカムアウトするしかなくなっちゃった。でもそれで、ずっと疎遠だった小波もクラスの子に受け入れられて、よかったねえ、小波。宇田川さんはいい人。鶴見ちゃんもずけずけくるけど、裏表ないいい子じゃん。めちゃくちゃかわいいと思うよ。

さて、風呂問題ですよ。鶴見がずけずけ聞いたんです。水コワさんはお風呂もはいってないの? 実際はいってなかったんだ! ずっとシャワー。まあ、それでもいいよね。とはいかなかった今回。抵抗するも、3人に銭湯に連れていかれる小波。でも、なんだかんだで銭湯堪能して、久しぶりの風呂にリラックスして、しずくともより親しくなって、いいことづくめだったじゃありませんか。

ええ、いつかの再戦約束して、そのときのしずくの笑顔! まぶしいほどの素敵な笑顔でした。

2025年9月18日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年9月17日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年9月16日火曜日

【Famous】FS-1G ソプラノサイズ

 ウクレレが増えました。今度はFamousのソプラノウクレレ、FS-1G。入門用として定評のあるモデルで、Famousブランドでは人気第2位。オールマホガニー合板ながらよく鳴る、音量が出ると、最初の楽器として長くおすすめされてきたロングセラー商品です。しかし今なぜまたも入門向けモデルなのか。そんなにソプラノウクレレばかり買ってどうしようというのか。訳があるんです。どうしても今、これを買わなければならない訳があったのです。

先月の話です。『まんがタイムきららフォワード』10月号、『ウクレア!』の最終話を読んでいましたら、その最後にFamousから『ウクレア!』とのコラボウクレレが出るとかいう情報が!

いや、うそでしょ!? なにか特報ありますよみたいなことは小耳に挟んでいたから、なにかしらの特別な商品が出るんだろうとは思っていたけれど、楽器だなんて予想してなかった。いえね、希望的観測もあったのですが、てっきり曲集とか出るんじゃないかなあとか思ってた。『ウクレア!』で使われた曲をまとめた楽譜とかあったら嬉しいよね、とか思ってたんです。

しかしウクレレかあ。さいわいといっていいのか、FamousのFS-1Gは持ってなかった。同じモデルばっかり買うというのも、ちょっとアレでしょう? なので買うこと自体はまあかまわない。ただ、つい先月、ウクレレ増やしたところなわけですよ。一気に何本も増やしちゃあ、さすがにいろいろ文句もいわれかねない。

とはいえ、せっかくのFamous 70周年。そして『ウクレア!』コラボ。ここはもう思いきって買うかあ!

と、受注受け付け初日に注文出したのでした。

『ウクレア!』ウクレレ、その特徴は漫画『ウクレア!』のキャラクターがレーザー刻印されている。表面にはデフォルメされた5人が、そして裏には大きく空子が!

と、『ウクレア!』モデルのみの特徴は置いておいて、楽器としてどうなのかといいますと、もうね、驚くほど軽かった。持った瞬間に、うわ、かる! って、びっくりしたほど軽かった。

ボディが軽いから、ってわけでもないでしょうが、鳴りもすごく軽い。ちょっと弾いただけで、パリンパリンって鳴って、これは材の薄さもあろうし、またブレイスがないという構造上の理由もありそう。ちょっと弾いただけで音がぱーんと出てくるので、初心者でも安心して飛び込めるぞ!

弦はフロロカーボンだそうですよ。細くて柔らかい弦で、すごく押さえやすい。柔らかいといってもナイロンみたいに強く押さえるとすぐシャープするみたいなこともないので、力の加減にシビアにならなくてもいいというのも利点でしょう。

この柔らかくて、強い力を必要としないのは、初心者にとってはすごいアドバンテージです。薬指のような不器用な指、小指のような弱い指でも押さえやすい。セーハをするとなっても、強い弦じゃ押し負ける! ところが、FS-1Gの初期弦だとちょっとコツを掴めば安心して複数弦を押さえられるようになるのではないかと思います。

ウクレレは掛け値なしに入門しやすい楽器です。勘のいい人なら、ものの一ヶ月も練習すれば、簡単な曲を弾けるようになる? かも? なので、『ウクレア!』が、コラボウクレレが気になる人は、コラボ関係なくウクレレに興味がある、あるいはなにか楽器をやってみたいという人は、思いきって飛び込んでみるといいのです。日々の楽しみが増えますよ。

2025年9月15日月曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第73話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

両片思いから両思い状態に移行した秋山とカリン。しかし告白、さらには恋人にいたるまでにはまだまだ時間がかかるようで、とりあえず状況は平衡状態に戻ったところ。つまりはもとどおりといった感じであるのですが、まさかここでカリンに手強いライバル出現とは! しかも正々堂々、真正面からライバル宣言!

うらみっこなし同盟のセリナちゃんですよ。カリンのこと出し抜こうとか、まるで思わぬこの子。バイトの最初の給料で、秋山をデートに誘いました! と、ここまでは普通なんだけど、まさかカリンも一緒に誘われるというね!

この行動だけ見たら、まさか秋山に恋心向けてるとか思わないじゃん? でも本人は当然そのつもりなんですよ。しかも秋山に対しかいがいしく世話を焼いて、もしやここに逆転を許す目があるというのですか!?

なんとか秋山との距離を縮めんと、焦るカリンの弄する策はことごとく失敗しましてね、かといってセリナはといえば、絶叫絶叫絶叫系の連続、秋山もカリンも人の姿をかろうじて保つのがやっとだ!

ここにきて、ふたりの恋愛レースはイーブンもしくは加点なしといったところなのですが、カリンが秋山と話してみれば、秋山はセリナの気持ちにまるで気づいていないというんです。すなわちカリンが断然有利に状況を進めているというわけなんですが、ここで黙っていられないのもまたカリン。セリナはがんばってるのに、ニブニブチン! と秋山のこと叱っちゃって、ええ、セリナのこと秋山の恋愛レースに乗せちゃう勢いだったんですよ。

かくしてカリンもセリナも正々堂々。相手の思いに秋山が気づいてないと見るや、それをしっかと認識させて、そしてライバルには自分の気持ちを明言。そうなればセリナも同様に秋山のことが好きといい、決してくじけぬ気持ちを見せてくる!

ああ、なんて気持ちのいい娘さんたちでありましょうか! 互いに相手のことリスペクトしながらの恋愛ライバル。秋山は譲れないという一点では共通するも、出し抜こうとか足を引っぱろうとか、そういう卑怯なまねはやるまいぞ。でもカリンは焦りますよね。今の今まで一人勝ちと思っていたのに、有力ライバルがひょっこり出てきて、しかも秋山との距離が近いっていうんですから。てな具合で、どうもカリンのじたばたは続く模様です。

2025年9月14日日曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、昨日の続きです。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

シエルの目前で倒れた乃々。幹部、ビーファの手により無事連れ帰られたものの、数日の間、目を覚ますことなく、アヴァをはじめ、幹部の皆を心配させたのでした。

涙に暮れるアヴァが切ないですね。魔王のことを第一に考えねばならなかった。なのに自分はその責を果たすことができなかった。悔やみ、涙を落とすアヴァ。悲劇的なその瞬間、魔王は目覚め、自分の健在を示す。ああ、それだけで元気を、笑顔を取り戻すアヴァはじめ幹部の皆が愛らしい。それぞれに乃々のことを思っていたことがはっきり示されるのですね。

乃々の体調不良を理由に、人間たちへの干渉はしばし中断。乃々はひとり、シエルに自分の気持ちが伝わったかと思い悩んでいて、いや大丈夫、ちゃんと伝わってるよ! と読者の私が思っても、乃々に届くわけもなし、シエルへの思いとともに乃々の心は千々に乱れるのです。

『ばくちぬぎ!』

なんというサービス回なのでしょう。今夜は夏祭り。幻に誘われて、女装、浴衣姿で祭りに赴くミクルの愛らしさにはじまりですよ、常には見せないキュート浴衣姿の氷央が登場したかと思えば、生徒会の面々、美天の兄たちが次々とその素肌をあらわにしていくって寸法!

海なんてあわやパンイチ! かと思ったらふんどしにグレードアップ。ああああ、なんというDOKIDOKI★VISUAL! 美少年たちが、これでもかこれでもかとサービスカットを披露して、これは! これは! きらら誌が新たな地平を拓いてしまいます!

いやもう、すばらしかったですね。

この作者さん、前回の奇跡といい、ちゃんと男は男の体つきで描いてらっしゃるんですよね。それがしっかりわかるところ。着衣だと女性に見えるのに、それがちゃんと男なんですよと説得力もってヴィジュアル化される。それが、なんか、きますよね。ええ、なんかくるんですよね。不思議ですよね。

My Private D☆V

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』のおにぎりパクパクです。

D☆Vポイントは「石頭」、いやさ、「一見柔らかそうでも触れば普通に骨の硬さがあるという事実」。それ、とてもいいと思う。というのも自分も同じようなこと思ってた時期あったからで、自分の場合は、そこにある確かな存在感といったところ。骨格がかっちりと感じられる、重さがある、それがなんだかとてもいいなあって思ったことあったのですね。

ということで、イラストは千鶴の石頭を抱きしめるようにして堪能するハナちゃんです。千鶴はあっけらかんと、なにを考えてるかよくわからない、いやむしろハナの行為を疑問に感じているような表情してるのですが、ハナは深く感じいった様子あって、ああ、この子は千鶴を今そこに確かなものとしているんだ。ぐっとくるものあるのですね。

そこにいる思い人の確かな存在感。それが腕のなかにある事実。頬を寄せる頭のその内側にある骨が、硬くハナを押し返し、千鶴を感じさせてくれる。

ああ、とてもいいですね。その存在を感じさせてくれる硬さ。とてもいいですね。

2025年9月13日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、昨日の続きです。

『なーんもうまくいかん!』

符瓶菜子、今回もうまくいかんですか? 割戸弥美と一緒にいったカフェで、大量のドリンク頼んでしまった菜子。そのせいでお腹がタプタプ。自分自身、ばかだなあって思ってるのですが、帰宅したらば親御さんがね、入学おめでとうってたくさんのごちそう用意して待っててくれたっていうんですよ!

いやほんと、なんもうまくいかんっていうのは、菜子の自爆のせい。それはおそらく菜子自身自覚していて、でもまだうまく自省ができないんだろうな。いつかできるようになるのかな。ならんかったらならんかったで、それを自分の個性と受け入れて、あっけらかんと生きていくのがよさそう。とはいうけれど、どうしてもネガティブ寄りなのが菜子。どうしても、なーんもうまくいかんわけです。

そんな菜子とは対照的な姉。すごくポジティブ。小さなことは気にしない感じ。菜子は小さなことをくよくよ反芻してしまうタイプで、気にしなくていいことでもいちいちひっかかっちゃう。かわいい妹、菜子のためにお姉ちゃんがアドバイスしてくれました。なんでもポジティブに評価してくれて、それを真に受けといたらいいのにね! どうしてもネガティブに受けちゃう菜子。この子の大変さ、まだまだ続きそうな予感ですよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

運命の山田に翻弄されっぱなしの千鶴。久しぶりに親友ハナちゃんに会いましてね、ふたり一緒にパンケーキデート。そこで千鶴はハナに山田案件を相談するのですが、ハナちゃん、運命の相手が山田でなくて鶴崎だったら私だったのになあって、ああ、なんというセンチメンタルシチュエーション! ハナさん、千鶴に思いを向けるも、運命や残酷! その思いの成就することはないのでしょうか。

というか、運命なんて振り払って、自分の道を切り開きましょうよ! ハナ、なんとか千鶴に思いを告げようとするも、踏ん切りつけることができず誤魔化して、ああ、悲しや、この思いの揺れ動き。占いでもなんでも、後押ししてくれるなにかがあったらいいのに。

って、その後押し、千鶴に訪れたピンチが、ハナに千鶴は私の女発言を引き出させたのですね。

でも、千鶴は守ってくれただけだと思ってる。ハナの言葉が本気の本気と思っていない。だからこそ悲しいハナの恋心。この子が報われる日はくるのでしょうか。ハナ、無理矢理田中に改姓して、運命に飛び込んでしまいましょうよ。

『ありふれた異世界転生』

転生者の取締りやら困りごと相談を手伝うことになったこなぎ。初仕事は悪役令嬢ユフィーの依頼、ということは破滅フラグの回避かなにかですか? と思ったらまったくの逆。転生して悪役令嬢になったもののまるで破滅のフラグは見えず、穏当平穏平和な日々を送っている。家族仲よし、使用人も善良、幼なじみのお嬢様とも仲よしで、よいじゃありませんか! と思うけど、ユフィーにとっては不満足。悪役令嬢としての本分を全うしたい。むしろ破滅したい次第。

この自滅願望を叶えるのがこなぎの初仕事? ユフィーは予習も万全、破滅フラグも見事回避しきってみせるとやる気なんですが、あの神様に調整依頼したら、大雑把に即破滅もありえる。でもそれも本望というユフィーなのですね。

でもユフィーの願望を仲よしのご令嬢、クレアが阻む! 私たちの関係も失われてしまう、疎遠になってしまうかもしれないと、ユフィーに強引に迫って、その夢とやらを根本から変えてしまいましょう! ああ、ユフィーは悪役令嬢に転生したのではなく、百合世界に転生していたと判明。いや、ここで世界設定が捻じ曲げられるのですね!

かくしてすべてが丸く解決。なにもせず、クレアの介入ひとつでこなぎの仕事も完了。ええ、きましたよ。きたんですよ!

2025年9月12日金曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』

果実の転校を阻止したい! そう息巻く花名たちの前に果実の両親がやってきて、さあ対決か! 花名のさすまたが火を吹くぜ! と思ったら、徹頭徹尾平謝り。まずはパーティの邪魔をしてしまったことにはじまり、続いて娘の果実に謝罪です。

お父さん、よっぽどお母さんに絞られたみたいですね。当たり前です。娘の気持ちを蔑ろにして、こうなりゃもう二度と娘はこの家に戻ってこなっくなっちまうよ? 現実を超えたあんまりにあんまりの悪い予想を突きつけて、ここまでされてようやく自分の愚かさを悟りましたか、父よ。あるいはここまでいわれなければ、娘の気持ちひとつ斟酌することができなかったのか、父よ。

その罰といっていいのかどうかはわかりませんが、父、単身赴任と決まりました!

果実、勝訴!

かくして果実の憂いは取り払われて、あとは楽しいクリスマスの時間! 心ゆくまで楽しんで、ああ、これは望外の嬉しさ、喜ばしさでありましょう。

卒業まで、一緒にいられますよ。修学旅行も一緒ですよ。卒業してからも、一緒にいられるかもしれませんね。この目が未来に向かう展開に、ああと嘆息するかの思いです。

『ウイニングアンサー!』

話がはやくて助かる! 部の発足に必要な3人揃って、あとは顧問だけ! よくある展開かと思ったら、向こうから顧問がやってきた!

体育教師の市道萌。眼鏡がキュートなジャージ女子。私に任せろと頼もしいこといってくれて、その前のめりさといったら、まだ創部直前というのに合宿遠征に思いを馳せるほど! それはいいんですけど、先生、部室にくるたびに入り口のガラス割るの、どうしたものですか。でもまあ予算を獲得してくれたりと、すごく助かるのは事実。ええ、クイ研にとって欠くことのできない重要メンバーになりそうですね!

と、それはいいんですが、先生、免許もっとらんのか。それはいったいどういうつてで先生に? 謎が謎を呼ぶ女。それが市道萌であるようです。

さて、謎というかなんというか、頼りになるのが清海千代。クイズの問題集を販売している同人系販売サイトをなぜか熟知していたり、さらには幅広い知識。謎のポーズとともに外部太陽系の知識を披露するなど、もう好きにならずにはいられない! 千代さんの華麗な活躍、魅力が満載の回でした。

『好都合セミフレンド』

ついにルカが、その心のうちを言葉にしましたよ。

すうなのことが好きだと。世界で1番好きだと。すばらしい!

その言葉に戸惑うすうな。なぜなのか。ルカのことが信じられない? と思ったら、自分自身が信じられないのか。これまでむしろ遠ざけられてきた。自分の言動、ふるまいは、人に好かれるそれではない。

しかしそうしたすうなが短所と思っているところを、次々と長所に塗り替えてゆくルカ。すばらしい。

そしてここからの行動のゆき違い。すうなを大切に扱いたいルカと、気持ちがはやるすうなと、思いやここにすれ違い、さあさどうなる、どう収まろうというここですうなが一歩を踏み出してきましたよ。

きましたよ!

いやもう、きましたよ。きましたね。

2025年9月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、一昨日の続きです。

『しあわせ鳥見んぐ』

ガスに曇る空。イヌワシを撮るのは無理なのではないか。自信を喪失しかける岬に、突然声をかけるすずです。なんと、車を出して追いかけてきたってんです。かくしてそろったいつもの4人。次に向かうは鳥海山! といいたいけれど、今日はもう無理。ということで、鳥海イヌワシみらい館にいきますよ。

猛禽類保護センター。猛禽類について学べる施設なんだそうですが、環境保全の啓蒙なんかも目的だそうですよ、イヌワシの剥製を見て、実物大のイヌワシのイメージに驚き、そしてワッシー神社なる社にお参り。学術的なセンターなのだろうけど、肩の力抜いて楽しめるように工夫されているのですね。

ワッシーくんのぬいぐるみ。これで危機一髪ゲームをします。イヌワシを絶滅させる危険を刺していくゲーム。環境破壊や森林荒廃。エサとなる小動物を育む自然環境など、イヌワシの生存に必要な環境が危ういバランスで成立していることを学んだ皆です。

そして最後に、岬を待っていたのは、祖父の残した写真。それが岬になにを伝えるか。岬はなにを思うのか。これがちょっとしたターニングポイントになりそうに思うのです。

『ざこのみなさんお大事に』

まさかこんなかたちで、初期タイトル『ドラッグストアじゃNPC?』が回収されるとは!

紙で指を切っちゃったえぬのこと、心配して手当てしてくれた椿。ふたりいい関係築いてるじゃん! と思った矢先に椿に暗雲立ちこめる。というのも、クレーマー気質のお客につかまり、ネチネチとやられて気持ちがすっかり沈んでしまった。ああ、モンスターカスタマー! カスハラの実態がここに! というやつです。

落ち込んでしまった椿をですね、助けてもらった恩義もあらあ! えぬが元気づけようというのです。

それで店のみんなを巻き込んでの、閉店後オンステージ。泣きそうになってしまう椿をいたわり、と思ったら照明が落ちて真っ暗に。からのえぬにスポットライトからの、店内アナウンスをフルに使ったオンステージ。ここでえぬが歌うのが、冒頭に述べた『ドラッグストアじゃNPC?』。ネットではやりの歌を、即興で替え歌にするえぬのはちきれんばかりのパフォーマンスが、落ち込んだ椿を釣り込んで笑顔にさせる。その張り切りは、もちろんすべて椿のため。

えぬをはじめ、店のみんなが一丸となって、椿を元気づけてくれたというのです。

えぬがきてから店の雰囲気も変わった? よりいっそうに結束する皆の気持ちが嬉しい今回。なかでも椿の笑顔が素敵でした。えぬとつきあうとよいです。

『ほうかごバスケット』

押されている千早に、9番かおるが投入されました。とても強い人とつばさはいうけれど、はたしてひとり強い選手が加わっただけで、どれだけ変わるのか。

その、どれほどに変わるかというのが、これでもかと描かれたエピソード。かおるその人の能力の高さもさることながら、状況を把握し、パスを出し、シュートに導く判断力。さらには相手方の弱点をつく、決断のはやさ。それに応えるチームメンバーもまたすばらしく、ああ、かおるはまさしくこの場を支配しているのですね。

チームメンバーの強みを引き出す指示もまた的確で、かおるが入って7番ももももがさらに動けるようになった。誰もを置き去りにするダッシュ力でコートを突っ切り、シュートを決めていくもももも。はたしてここで押さえるべきは7番なのか9番なのか。困惑の広がる朱雀に、かおるが自身でもシュートを決めて、これはまさかの逆転なるか!?

思わぬ苦境にタイムアウトをとる朱雀。さあいよいよここからが本番といった勢いですよ。