2011年10月10日月曜日

『まんがタイム』2011年11月号

『まんがタイム』2011年11月号、先日の続きです。

サクラ町さいず』、扉絵のひろえちゃんが可愛いなあ。魔女の格好、後ろにはコウモリも飛んでいて、ハロウィンの仮装ですね。というわけで本編もハロウィン。お隣の山崎さんが、子供たちのためにお菓子を作って配るというんですが、春田家父いわく、テロなのだそうな。うむ、テロなんでしょうね。善意から、つまりこれがよいことと確信の上での行動だから、まさしく本来の意味での確信犯、というやつなのでしょう。けど、こうしたイベントで手作りお菓子をふるまうというの、現実ではお断りされてますよね。そう思っていたら、おお、この町内でもお断りであるのですね。基本的な設定で、ちゃんと話を膨らませて落とす。オーソドックスでとてもいいなって思います。

はこいり良品』は面白いな、それに勉強になる。最近、青空さんとお姉ちゃんの、またケンジとマキの関係に焦点あてられていますが、これが面白くて、ちょっと辛辣。マキの青空さんへのコメント、千春のケンジへのアプローチもろもろ、優しくなかったり、ちょっとずるかったりという、その感触。もう最高だと思います。しかし千春。この人、策略練ったりするところ、こういう人と友達になったら面白そう、そう思います。結構、こういうしたたかな人、好きなんですね。友達にしかなれませんけど。信頼関係できると、きっと楽しい人だと思います。

天子様が来る!』のアニキの読んでるアレ、すごく懐かしい。あれのモデルになったシリーズ、子供のころは愛読してたし、うちにも何冊かあるけど、いったい全部でどれだけあるかといわれたら、もうちっとも把握できてない。膨大なんでしょうね。しかし、アニキ、なんかいいなあ。すごく気があいそうに思います。そして、スーパー・ラブ・ダディ♡、山ガール。山ガールは、ちょっと『天然あるみにゅーむ』のマリーの妄想とかぶり気味ですけど、こちらはマタギスタイル。いかします。うん、山ガールというと、こうであって欲しい、そんな感じがすごくします。

『もいんの高校野球日誌』、もいんは知識、情熱はすごいけど、自分がなにかやるのはうまくないのね。まっすぐ引けてない白線。けど、これはこれでいい味ですよ。そして、本編。変わらず素晴しいですね。もいんにとっての『週刊野球マガジン』の重み、また野球をやるものにとってのグローブの価値、面白いわ。グローブに関しては、ほんと、こんな気持ちなんでしょうね。ちゃんと手入れして、ちゃんと使ってる人ほど、水濡れの恐怖は大きい、そんな風に思います。けど、怖れる人ほどいい部員、そんな感じがしますよ。そして、もいんの映画へのコメント。いかすなあ。基本いい子で、素直で、内気で、でも野球になると加減とかないんだ。いや、ほんと、妥協とかありえない、そんなもいんの姿勢、極端だけど、わかる、そう感じる人も少なくないように思います。

  • 『まんがタイム』第31巻第11号(2011年11月号)

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