重ねて『ダークソウル』です。いや、他に書くことがないとか、そんなんじゃない、です。旬の話題は旬のうち、といいますか、もうちょっとしたら対策というか変更がなされるんじゃないかなあ、そんな気がするので、その前に、忘れてしまわないうちに書いときたいかなと思ったのでした。というわけで、本日は荒れている話題。ちょっとネタバレもあるので、『ダークソウル』をプレイしていてこれを読むという際には注意していただけるとありがたいです。
荒れる話題というのは、霧の指輪ですね。『デモンズソウル』でいえば、盗人の指輪や墓荒らしの指輪に相当する装備なのですが、これがなぜそんなに紛糾の種になるかというと、なんと、ロックオンできないという、そんなことになっているのですね。これを装備すると、体が半透明になって見えにくくなる。加えて、ロックできなくなる。なんじゃこりゃ、強すぎだろ、バランス崩壊してるだろ、なんとかしろ、なしにしろ、という声が結構出てきているみたいなんですね。
で、こうなるといつものパターンとでもいいましょうか、これを使うやつは最低だ、そういう攻撃がなされたりもしまして、ああなんか懐かしい。『デモンズソウル』ではミルドハンマー使ってると嫌われたらしいですよね、特に竜の。あまりに強すぎる、バランスブレーカーだ、こんなのを使うやつは卑怯者だ、みたいな話なんですが、これ、ハルバード使いたくて『デモンズソウル』はじめた私には困った話で、だって神殿騎士なんだもの、ミルド装備するに決まってるじゃないか! で、『ダークソウル』では、霧の指輪がバランスブレーカーだといわれてるのですね。
確かに、霧の指輪は本当に困る。なにが困るといっても、ロックオンできない。私は魔法使いキャラを使ってるんですが、ロックオンできないと、魔法の大半が無意味になってしまうんですね。はっきりいって勝負にならん。浮遊するソウルの矢、は今回なんていったっけ? こいつくらいしかまともに使えず、けど、こんなの、目の前で展開して当たるわけないじゃん。避けるって。というわけで話にならない。なにが悲しくて、発火に焼かれながら、バックスタブをとろうと必死にならんといかんのじゃ。
いろいろ思うわけです。
ですが、だからといって霧の指輪使ってる相手を恨んだり罵ったり、そんな気にはならないんですね。まあ使いたかったら使ってもいいんじゃないか? もちろん私も使うし。これを使ったら勝てるというほどに強いわけでもないし。いやね、魔法じゃなく物理で戦う人、特に大剣使うような人だと、あんまりロックオンして狙いをつけてとかやらないでしょう。間合はかりながら、武器のリーチに相手をとらえて、一気にがつんと畳み込んでくる、そんな戦い方が一般で、そうなるとたとえ初撃は盾で受けても、次々とくる攻撃を受けきれなくなる。まあ、負けますな。とまあ、こんな具合に常勝が期待できるような装備でもないから、使いたい人は使うといいんじゃない? でも、盗人、墓荒らしよろしく近付いたらロックできる、そんな風に変更されたら魔法使い的には嬉しいね。そんな風に思っています。
けど、これが魔術じゃなくて呪術使いだったらちょっと状況は違ってたでしょうね。『デモンズソウル』でいうところの、炎系の魔法が呪術として分離されてしまったことで、接近戦で有効な発火や、炎の嵐みたいなのもあるのかな? それが魔法使いの専売ではなくなってしまって、もちろん状況によっては呪術も持っていくんだけど、まあ、常に持ち歩くものでもないからなあ。侵入された場合とか、持ち替えできる余裕がなければ、それで相手が霧装備なら、ちょっときついかな。そんな風には思います。
ところで、噂にすぎないんですけど、照らす光が霧の指輪の対策になるとかいう話があって、ロックオンできるようになる? だとしたら、魔法使いだから霧はきついとかいってられないよな。光持って歩いて、霧だろうと無効化してやるぜ、そういう対策はできる。なら霧の指輪の仕様、現状でかまわないかな、そんな風にも思っています。
最近、イベント戦、ありていにいえば猫バイトなんですが、そいつに凝っていまして、いろんな人と戦ってみて思うんですが、意外と皆、ロイドの護符に慣れてないですよね。適当にぶちかまして、削ったと思ったら護符を投げるようにしてるんですが、護符のエスト瓶無効エフェクトが出てるのに、エスト瓶で回復しようとする人が結構多い。すると、回復できなかった後に、なんだこんちくしょうといったモーションが出るので、ものすごい隙ができる。もう、魔法撃ち放題ですよ!
みたいなことが結構あるので、本当、意外。回復するなら、人間性を使うといいとかいいますが、ロイドの護符をうけることに慣れてない人は、アイテムのスロットに人間性なんて置かないでしょうから、実際不思議と有効な手段に思えます。とはいえ、まったく魔法が当たらなければ、回復もなにもないんですが……。
こんな具合に、いろいろ荒れながら、いろいろ研究が進んでおります。こうした研究の結果、願わくば、どんな装備、どんな戦術を使っても、罵しられたりしない、そんな感じに落ち着くとよいなと思っています。
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- 『ダークソウル 公式ガイドブック』(ファミ通の攻略本) 東京:エンターブレイン,2011年。
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