『まんがタイムきららフォワード』2011年12月号、発売されました。表紙は『7時間目の音符』です。あずみと頼子、ふたりの表紙。携帯音楽プレイヤー、ひとつのイヤフォンを左右で分け合って聴いている、そんなところだったみたいです。こちらに手を降るあずみさん、ピンクのカーディガンが可愛い頼子さん。なにか新鮮さ感じさせる表紙です。ああ、私もトロンボーン、それからクラリネット、頑張らないと。
『私がヒロインじゃない理由』、新連載です。超能力者がごろごろいるらしい円上町。そこで彼らは、自分の能力に見当った配役を演じないといけないというのですが、これどういうことなのか。未知情報開示の能力持っている人間が占い師役をやっている? それで正義の味方をやっている人もいる。というんですが、ちょっとこのへんの感じ、よくつかめません。わかったのは、ヒロインじゃない理由、それ、つまりヒーローだから、ですね。狙撃衛星に狙われるお嬢さんを助けてみせた。ダイナミックな活劇、そんな感じの漫画。もうちょっと読みやすいといいとは思うけど、この勢いでぐいぐい引っ張ってもらえるなら、悪くないのかも、みたいにも思っています。
『ハームフル・ビューティフル』は、これ、誰かに命を狙われている、狙っているのは誰だ、そんな状況で誰も信じられなくなって、みたいなサイコサスペンス、みたいなのかと思ったら、もしかして、何度もバッドエンドを踏みながら、方向修正して、生き残れるルートを探索する、そんな漫画になるのんか? 正直今回のラストは意外で、なんと、そういうギミックだったのか。バッドエンドを重ねるごとに、見えてくるものがある。そんなだったりしたら、ちょっと、いや、かなり興味ありそうです。
『魔王のマオちゃん』、ゲストです。四コマなんですが、勇者が魔王を狙っている、というのでその対策を、というのですが、行き止まりには宝箱を置くのが義務とか、RPG的お約束をもっておちょくる、そんな感じの漫画みたいですね。可愛いキャラクターで、ちょいとナンセンスな展開。けれど、この漫画、四コマながらも『きらら』系四コマ誌とはちょっと違う風合い。それは雑誌のベースが違うから、そう感じるだけなのかな。ちょっと不思議な感覚で読みました。
そして、『お悩み解決部活動中!』、こちらもゲストで四コマです。お悩み解決部、部長と部員、ふたりだけの部活なんですが、部長がどうしようもない。恥ずかしがり屋をなおしたいという女の子を、メイドの衣装着せて、水着着せて、ふたりで凝視して、変態に進化させた。勢い頼みなところが強い、そんな印象です。もうちょっと、なにかひっかかるものがあったらよかったかな、そんな気持ちがありました。
- 『まんがタイムきららフォワード』第5巻第12号(2011年12月号)
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