『まんがタイムきららキャラット』2011年12月号、発売されました。表紙は『GA — 芸術科アートデザインクラス』から如月ちゃんです。読書の秋といったらよいのか、ソファにかけて厚い本を読んでいる。グリムの童話ですね。淡く暖かな色合いが印象的。背後にある窓の光がとてもきれいです。しかし、この表紙、如月が可愛いのはあたりまえだから言及しないとして、あの衣装、ストッキングというかタイツですよね、膝やくるぶしあたりのあまり具合とか最高だと思います。そして、彼女をかこむ枠飾り。アール・ヌーボー風といっていいんでしょうか。赤が基調のイラストに、補色の緑がかぶってくる。けれどそれがイラストの雰囲気を邪魔せず、うまく調和している。素敵ですよね。目に入らないのに、しかししっかり存在している。プレゼントの図書カードのシンプルさもいいけれど、表紙のこのちょっとゴージャスな感じも、とてもよいと思います。
『ぱわーおぶすまいる。』は、環の髪型の話からスタート。ポニーテールが可愛い、そういうんですが、宗馬からいいといわれてうろたえる。この人もこの人で可愛いな、そう思わせて、けど、あれは心底嫌なのか? 誉められ慣れてないのかなあ。というわけで、今回は全体に髪型の話。髪を伸ばしていた頃のまゆの写真。ああ、ほんとだ、可愛い。けど、その気持ちを素直に出せなかった宗馬、その反応でちょっと落ち込んだまゆとかね、ほんと、仲のいいふたりです。この様子見て、まだまゆに挑戦しようという景佑、この人は無謀だと思います。しかし、最後でまた環が可愛くて、ぬいぐるみ好きなのね。大事にしてあげてください。
『けいおん!』、今回は奥田さんメインの回。奇行が目立つ彼女、最高やわ。めっちゃくちゃ可愛いと思います。自分のこと、できない子と思ってる奥田さん。一種の完璧超人である憂に苦手はないのかと思って探るっていうんですが、ほんと、可愛い子だと思います。経験者の梓もおののく憂の能力。コードを聴いて、即座に弾いてみせる。なおさらコンプレックスにさいなまれる直なんですが、けど最後には憂と仲良くなって、憂のちょっとした失敗、人のことを考えて、自分のこと忘れちゃうっていうのを知って、かなわないと思いながらも、親しみ覚えたんでしょうね。いい関係が作れてる。ええ、いい話でした。ふたり、仲良くなってほしいです。
『せいなるめぐみ』、最終回、っていうか、これは驚きました。まさかこんなギミックが!? 進路や自立ということを考えたり悩んだりの高校生たち、そんな話と思って読んでたら、もう、ほんと、あのラスト。ええええ、最後に最後にこんなの持ってくるの!? たまげまして、ええと、単行本は12月26日発売。描き下ろしも必見、って、いや、そりゃもう、必見だろうな。ほんと、驚かされました。全部の感想がふっとんだ、そんな感じでありますよ。
『ネガ→ポジ』、ゲストです。再登場というんですが、このタイトルに覚えなし。調べてみたら『読書びより。』の人ですね。今回は、寮に暮らす女の子たちの話? ヒロイン綾乃に、知沙と音々。世話焼きの知沙と、自由奔放な音々って感じでしょうか。そして綾乃には憧れの人があって、それは黒瀬先輩。部屋の窓から見える。きれいなお姉さん。ハンカチ貸してもらっちゃって、舞い上がるかと思いきや、なんかうじうじしちゃって、ストーカー認定されて。どうにも煮え切らない綾乃は、ちょっと自信がない感じ。けど、それがすごくいい雰囲気作っていたと思います。
- 『まんがタイムきららキャラット』第7巻第12号(2011年12月号)
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