『まんがタイムファミリー』2015年2月号、先日の続きです。
『ダ・ヴィンチ系女子高生』は、レオナルドとミケランジェロ、そしてラファエロが勢揃い。あかんたれのミケランジェロが、消えてまた出てきたクロナカを怖れてるのがなんかいい感じ。さて、口の悪い、性格も悪そうなラファエロだけど、おや、決してそういうわけでもないのかな? フィレンツェでは大きな仕事は有名どころに回っちゃうから、いろんなところに出向いて、技術やトレンドの調査をしてる。なるほど、真摯なボーイなんですな。それに、レオナルドに結構心酔しちゃってたり? いやもう、いい笑顔でしたよ。そしてクロナカにラファエロ、レオナルドの仕事を手伝うことになって、ああ、クロナカもちょっとずつ技術を身につけてるんだ。いろんな工房でいろいろ見た、そういったら、手の平返したかのようなラファエロの変貌ぶり。うん、貪欲なんですよね。いかします。ここで問題になるのが絵の具の質。この絵の具だと流れてしまうということをクロナカは知っている。けれどいうべきか、どうしたらよいのか、悩んだんだけど、結局は強情レオナルドの性格のせいで、悩む必要なくなっちゃって、ええ、流れちゃう未来が決定ですよ。ほんと、レオナルド、いいおっちゃんだなあ。なんか可愛らしいわい。
『軍神ちゃんとよばないで』、虎千代、お馬の稽古ですよ。今川義元も乗れないんだからって、はなっから逃げ腰の虎千代がいかします。うん、そういう逃げの精神、大好き。面白かったですよ。柿崎の虎千代につっこむ、ヒマだろ、何の見栄だよ。うん、これはいいツッコミ。虎千代が乗ることになった馬は、暴れ馬と知られた放生月毛。けど、どうにもこうにもエロ馬で、フニャンやらピトッやらですっかり懐柔されちゃって、ほんと、知らぬが仏みたいな話。馬の稽古の風景も面白く、馬の脚は4本あるよ、柿崎はバカだなあ。お前の耳じゃねえ、馬の耳だ。ほんと、面白かった。そして落ちがいかします。ずしっ、ゴツゴツムキッ、でもって、馬に蹴られるってのね。ほんと、柿崎、ナイス笑顔でした。
『かしこみかしこみ』、ムク、面白いなあ。ちょっと不良っぽい少年のこと、かっこいいと憧れて、真似するってんですね。ポケットに手をつっこんで、気をつけろよ。真似をするにはポケットがないと。というので、なぜエプロン。かっこよさよりも可愛さに舵を切ってしまっていて、憧れの君、小山くんもエプロンのチョイスに驚くほどでありますよ。さて、小山くん、悩みがありまして、お母さんとの関係を改善したい。プチ祈願にいくのかな? そう思わせて、自力で解決するっていうんですね。きっかけとなったのは、ムクのエプロン。うん、この巡りめぐって、自分の親切が自分に報いる。そういう感じが実によかったですよ。そしてやっぱり人気になるエプロンムク。なんだか定番になってるみたいですね。
- 『まんがタイムファミリー』第33巻第2号(2015年2月号)
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