『まんがタイムきららMAX』2015年2月号、昨日の続きです。
『ステラのまほう』、いいですね。夏コミが終わって、次をどうしようかという話。珠輝の、ゲームとはという疑義があり、うん、確かにノベルゲームはそれとしてジャンルを形成しているし、面白いものも確かにあるんだけど、ゲームらしさに関しては珠輝のいうこともわかるなあ、そんな風に思います。というわけで、珠輝が非電源系テーブルゲームオンリーイベントに遊びにいくという話。うん、これは面白かった。もともと、いろんな新しい遊びを考えるのが好きだった。そんな珠輝がイベントにいって、すごく刺激をもらって、遊んで、買って、そして作りたいと思う。ほんと、これ、新しい局面に到達しちゃうんじゃない? そんなステップアップの予感がする。ええ、これはいい振りであると思いましたよ。
『ももうさロール!』、久しぶりだ! ゆるキャラ、ももうさくんのテコ入れを考えるっていうんですね。なるほど、現在806位。さらに順位を押し上げようと、アイドル要素を取り込んでみないか。はやりのご当地アイドルに乗っかってみよう、っていうんですね。千夏が衣装を作ってきちゃってるとかね、なるほど、もともとこういうのが好きなんだね。けど、自分では着ようとしないんだ。春子に着せたらサイズが合わない。それで秋奈に着せるんですね。うん、似合ってるじゃないですか。しかもノリノリで踊っちゃったりして、すごくいい感じ。というか、冬のアイドル姿も見たかったです。
『ホームメイドヒーローズ』、いよいよこの日がきましたね。悪の組織側には怪人が配備されて、って、おおう、着ぐるみか。なるほど、お父さんが入るんですね。こういうところは、イビルマ様、律儀ですよね。破壊怪人コブワース。デビュー戦はいつもの商店街で、って、おお、この商店街もタフでバイタリティ旺盛ですよね。悪の組織が出没する商店街として、お客を呼び込む気満々で、メール通知サービスなんかもはじめちゃった。ええ、このメールでもって麻凛、烈人に出没の通知されるんですね。まあ、今回はもう現場にいちゃってるんですけど。面白かったですよ。いつぞや大活躍のトーゴ・マスカラスも参戦しての乱闘。そこに真白がひとり、変身して登場。いやいや、面白くなってきましたよ。まさかの正義側のデビー、真白、いやさピュアホワイトのシングル戦になるんですね。なるほど、ジャンプにアシストがついている。またマスクの機能で、ガスにも強いときた。ジャンプアシストの応用で強力なキックも可能、って、仮面ライダーみたいだ! キック一発で怪人は爆発四散。それでもちゃんとお父さんが無事なのはいいですね。ええ、なんだろう、いよいよ面白くなってきましたよ。
『ご注文はうさぎですか?』、なんとチノが和装で甘兎庵で仕事していますよ。いったいなぜ? と思ったら、なるほど職業体験なんですね。って、いつもとあんまり変わらん。マヤはラビットハウスで、メグはフルール・ド・ラパンで職業体験。さて、今回初登場の千夜の祖母。おお、怖いお婆さんだ。今回は甘兎庵の仕事がよく描かれて、給仕だけでなく、お菓子作りの現場まで。なるほど、こうして千夜もねりきりを作ってたりするんですね。また、お婆さんもちゃんと店に詰めている。なるほど、いろいろわかる職業体験です。しかし、今回のメインは千夜とシャロだったんですね。チノの着た色違いの着物。シャロのために作られたものだった。一緒に働きたい、そんな風にも思っているけど、なかなかそれを言い出せない千夜がいい感じ。手紙で気持ちを伝えたら、シャロが違う風に解釈して、フルールの制服持ってきた! わお、千夜、めちゃくちゃ可愛いじゃんよ! 黒髪も映えてすごく素敵です。ほんと、今回、キャラクターしっかりいろいろ登場させて、千夜とシャロのエピソードしっかり描いて、また、千夜、シャロ間の嫉妬、チノ、ココアの写真対決など、頭から最後までまさに充実でありました。
『みことの一手!』、最終回ですよ。なんと、血と囲碁が支配する闇の時代が!? って、のっけからすごい導入だな、おい。前回描かれたみことの対局。その様子を記譜から蛍が読み取って、ああ、みこと、勝ったんだな。1目半の勝ち。僅差に見えて実はそうではないということが対局者の様子からもわかって、そして少し前向きになったみこと。これまで俯きがちだったこの子が、しっかりと顔を上げて、囲碁に対し向き合う意思を見せるんですね。蛍とみことの対局。みこと、落ち着いて、しっかりと状況を見て、そして自分ならこう打つ、まっすぐに打ち込んでいく。その様子、晴れ晴れとして、そしてなによりも楽しんでいるその姿が美しい。蛍とみこと、ふたりの心の触れ合って、その対話にも似た対局の様子で終えるこの物語。芯に強いものを持った物語だったと思います。
- 『まんがタイムきららMAX』第12巻第2号(2015年2月号)
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