2013年1月29日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2013年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2013年3月号、昨日の続きです。

『ふわふわパティスリー』、ゲストです。ヒロイン榛なつは15歳、高校生ですね。友達と一緒にケーキ屋さんでアルバイトをしているというのです。その友達、菫ちゃんは同級生。なつと一緒に働きはじめたというのに、もうベテランの風格。仕事ばっちり覚えて、なつ、なっつんって呼んでますね、にもいろいろ指示やアドバイスを出す。ええ、ちょっとお姉さん風のお嬢さんです。先輩、苺さん。優しくて奇麗なひとつ上の先輩で、菫が密かに、いやあからさまに狙っている。ええ、菫、そんな子なんですね。そして凛々しいハンサムガールすぐり。女の子からラブレターを貰ったりする、けど実はヘコんでるという、その描写が可愛かったです。店長はレモンさん、こだわりが過ぎて、ちょっとウザい。お客にあれこれ過剰にアドバイスするのを、苺が確保してつれてくってんですね。これは、なるほど、いい感じです。ちょっと駄目な子なつ、ちょっとエキセントリック菫に、実はとても乙女なすぐり。わりと悪くない。面白かったですよ。

『NEW GAME!』、ゲストです。高校を卒業してゲーム会社に就職した女の子、涼風青葉が主人公。アートディレクター遠山りんと同じチームで働くのですが、青葉、気負って、いろいろ無理してるのが見え見えで、可愛らしいです。もうひとりの登場人物、会社に寝泊まりしてた女性、八神コウ。この人、青葉が憧れてゲーム制作会社を目標にするきっかけとなったゲーム『フェアリーズストーリー』のキャラクターデザイナー、その人だったっていうんですね。目の前の人が憧れの人とわかって、急に態度が変わる。いや、でも気持ちはわかりますよ。憧れの仕事、憧れの職場、そして憧れの人のもとで働く。お仕事ものの四コマ漫画、その仕事ぶり描かれればまた新たな魅力も見えてきそうでありますよ。

『フレラジ☆』、ゲスト2回目、新人声優ものであります。急遽、ラジオ番組のパーソナリティとして抜擢された4人。今回終盤でその理由が説明されていて、なるほど致命的な欠陥のある子が選ばれたというのですか。歌が壊滅的に下手、台本以外しゃべれない、あがり性、で、葵の欠点はなんだろう。前回最後に現れた姫、あれは舞台衣装だったんですね。着替えなしでそのままきてしまった。別にこれが普段着というわけでなく、ええと、普段着はパーカーとか? ラフな感じ? 声優という仕事を、アニメ声優だけでなくラジオ、舞台、ナレーションなどなど、多様にある仕事に携わる職業として描いてるのとか、いいなあ。声優という人気職業、それを結構広い視野から見ようとしている? 悪くない雰囲気だと思いましたよ。しかし、あのスケッチブックで会話する墨田圭、可愛いなあ。大阪なんだ。いやもう、ちょっと楽しみにしますよ。

『もこもこBOX』、こないだから続々とお母さんたちやおじいちゃん、集まっていますが、これ、お泊まり会だったんですね。子供たちもたくさん。テンションがすごく高い。大人たちもたくさん。おじいちゃんのテンションもすごいです。あの涙目の爺ちゃん、よいなあ。可愛いですよ。みんなでお風呂、髪がしんなり、ぺしゃってするのに大笑いしたりとかね、やっぱりテンションが大変なことになってるみたいです。しかし、あの晩ご飯後の風景、これがよかった。大きなコマに、たくさんの大人、子供がぎゅうぎゅう、自由に振る舞ってる様がみっしり描かれて、すごく楽しいんですね。ちょっと絵本風。自由に遊ぶ子たちがあれば、お母さんと話してる子、親同士の語らい、チビと遊んでやってグロッキーになるカッチとか、って、お尻爆発なんだ。いつぞやの飛行機ですね。ほんと、楽しいの。思えば、この漫画は、可愛さ、そして楽しさが魅力でした。その集大成といった雰囲気の見開き。最高でありました。最後には大人の時間、これはまた意外で、けど、この漫画は子たちも主人公、そしてキューちゃんたち大人もまた主人公だったってことなんでしょうね。ほんと、いいお話でありました。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第9巻第3号(2013年3月号)

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