2013年1月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2013年2月号

『まんがタイムきらら』2013年2月号、発売されました。表紙は『あっちこっち』。娘三人が巫女の装束、緋袴つけて、境内の掃除、そしておみくじ? まさに新年、そういった雰囲気のある表紙でありますよ。しかし、おみくじ、あの、なんていうの? ざらざらって振ってひっくりかえして引くやつ、あれから出てる棒に「きらら」と書かれている。なんか面白くて、小さなものなんですけど、ちょっと気にいりました。しかし三人それぞれに違う表情。どれも可愛いですね。

チェリーブロッサム!』、読者プレゼントに絵馬があるんですが、そこに描かれたのは綱島先輩とお母さん!? さすがおうちが神社です。しかし娘とばっちり張り合ってるお母さんとか、すごいですよね。ふたりとも、めちゃくちゃ可愛いの。さて本編です。なんと、ひふみん、部活にこないんですよ。心配する三葉、風邪? というも、大倉山先輩、妹沙咲野、口を揃えてないない。連絡とっても繋がらない。携帯にかけたらどうッスか? そうしたら大倉山先輩と大咲が口を揃えてないない。この展開、面白かった。まだ綱島先輩のことをよく知らない三葉と、よくわかってる人達のイメージ、印象の違い。それがよく出てきてよかったと思います。とはいえ、こないのは心配なので大倉山先輩と大咲ふたりが訪問。そしたら沙咲野の予想どおり、閉じ込められて勉強させられてた。首に縄つけてという文句ありますけど、この家では鎖がつくのか。すごいな。しかし今回のひふみん、可愛かったですよ。テストに頑張ろうというの、携帯電話欲しさからなんだ。その様子がもう本当に可愛くて、そしてお父さん子なんだなあ。大咲に甘えさせてもらってる、その様子も実によかったです。しかし、大咲をめぐる女性たち、この状況をひとり距離を置いて見ている大倉山先輩、つばきからいろいろ聞いてますからね、この人の立ち位置、それがちょっと興味深いです。先輩の気持ちはどうなのか。少し多くを知っているということが、先輩の気持ちに影響を与えるのではないか。今すごく面白い位置にいる、それが大倉山先輩だと思います。

スマイル・スタイル』は伊藤先生、伊藤和沙ですね、彼女の一日を追ってみるという企画。学校のグラウンドすぐ隣のマンションに住んでるんですね。で、朝から女子高生の観察。そして触れ合い。いやもう、なんて前向きな人なんだろう。百合のいう先生じゃなかったら通報っていうの、そういう風に解釈するんだ! 108°、みんな気になる、グッドスメル、もうどうしようもないんですが、はんぱじゃなく面白かったです。というか、伊藤先生、可愛い人だなあ。朝の挨拶してるところとか、もうものすごく可愛いですよね。しかしほんと最後までどうしようもない人だったんですが、あの仕事のできるというの、あれはいいなあ。かっこいい、惚れ惚れします。

箱入りドロップス』は、おお、なんか動きが出てきまして? 季節はバレンタインの頃、チョコレート買い込んで手作りしよう、なんていってるんですが、いやいやいや、危なっかしい娘さんたちだよ。なので管理人さんが力を貸すっていうんですが、管理人さん、よくわかってる。ほんと、いい保護者でありますよ。作るのはガトーショコラ。うん、妥当だと思います。あれ、そんなに難しくない。中学生くらいでも、慣れてるなら小学生でも作れる。けど、この子らには無理だよなあ。湯煎の理解がすごい。黄身と白身を分けること、それをいい加減に考えてる。うん、無理! ほんと、管理人さん、いてよかった! しかし、純ちゃん、クールなふりして好きな人いるのね。管理人さん、鋭いわ。そして雫を見て、成長したんだとしみじみ思っている。その表情見て、ああ、雫は周囲にこうして見守ってくれる人がいるという、そのことがよかったなあ。陽一たちもそうですが、管理人さん、そして遠くにいるお姉さん、大人たちも雫を見守っている。ほんと、今回のエピソード、今回もというべきかな? 感動的でした。この見守る大人の視線、気持ち、それがまだ未熟で発展途上の彼女らを導いたり支えたりしてるんだな。素晴しかったです。自分もこういう大人になりたい。

『女子大生生活様式』、初詣ですよ。ことねが初詣いこうといい出して、ねねがその気になってる。行きたいオーラ出してるねねがですね、もう逐一可愛らしいの。こよも、ことねならめんどくさいけど、ねねとなるとちょっと違うのか。しかしねねさん、狛犬もお気に入りか。うん、筋金入りだ。ことねの単位のこと、神様がお願いの受理しない、神社で出会った友達の渚と佳奈、彼女らも含めたことね留年に対する反応の面白さ。いいですよ、皆、いきいきとしています。彼女らの思って、感じて、考えてる気持ちや人柄、そうしたものが本当によく表されていて、すごく気持ちが近いと感じられる。また、そうした皆が可愛くて、ほんとねね、すごくよいわあ。いや、ねねだけじゃなくて、こよもことねも可愛いよ! ほんと、これ、すごく楽しみにして読んでいます。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第2号(2013年2月号)

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