『まんがタイムきららミラク』2013年3月号、先日の続きです。
『桜Trick』は年越しの風景でありますよ。春香と優がテレビを見ながら電話中。これ、恒例の歌合戦なのかな? 特に用があって電話かけたわけじゃない。優の声が聞きたくなったと、そんな甘いこというんですね、春香さんは。さて、美月姉さん。そばの用意ができたと優を呼びにきたのですが、春香と話している、それが気になって、聞き耳たてたりね、可愛いお姉さんです。そばを食べるから一旦電話を切ろうとする優。けど、後からじゃ電話が繋がらなくなるからと、って、携帯電話ってそうなの!? 一番最初に新年の挨拶を交わしたい、その一心で電話を切りたくないんですね。常に一番でありたい、その気持ちわからないでもない。だらだらと、益体もないことばっかり話してるんですが、それが楽しかったり面白かったりするのでしょうね。優と話すことになって、うろたえる美月。それもとてもいい。けど、その最後に廃校式について語られる。しみじみしますね。そして恒例のキス? ほんと、仲のいいふたり、ずっとこうしていくのかなあ。いろいろ思わされますよ。
『柳暗花明』は、ギャルゲーにうつつをぬかす花でありますよ。睡眠を削ってギャルゲー。しかし、柳に知られてはならないその秘密を、うかつにも寝言でばらしてしまうんですね。柳、大嫉妬。全部捨ててといったのに!? ああ、なんとおそろしい話でありましょう。たしかに花は浮気ものかも知れない。柳の嫉妬はとどまるところを知らず、ゲーム制作者に呪いが届く始末。さらにはゲームディスクが破壊されて……。これで、ケンカになるというわけですか。面白かったのは、なんだかんだいって面倒見のいい箒ですよ。ケンカをとめようとする。さぁ行きなさい! 黒澤! って酷いな! あの死亡フラグとか、よかったですよ。花と柳をめぐる周辺、そこに興味を持っているようですよ。
『飛ぶことを許された迷路』、これはリースがこの世界を知っていく、そういうお話になっているみたいですね。なるほど、彼女が私たち読者の代理人、であるのかも知れませんね。今回はリースがユメと出会います。同い年くらい、ということで紹介されたのですが、出会ってすぐから、なんだかいい感じ。すぐに仲良くなる。見てるだけで嬉しくなるようなよさがありました。その後、皆で神経衰弱やって遊ぶんですが、取った枚数ではなく合計数で競うというルール、これは面白いなあ。点数戦とかあるんですね、って、2048年版初出のルールなのかあ。けど、これはぜひ試してみたいです。帰宅したユメの父親と話すリース。一度里帰りして、状況を知らせた方がいい。しごく真っ当なアドバイス。それでリースと一旦お別れになるんですが、いや、ほんと、面白かった。イーヴ、ものすごく優秀なんですね。
- 『まんがタイムきららミラク』第2巻第3号(2013年3月号)
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