2013年1月26日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2013年3月号

『まんがタイムオリジナル』2013年3月号、発売されました。表紙は、おお、バレンタインですね。中央に山下さん。チョコレートフォンデュでありますね。フォークに刺した果物、チョコレートがかかっています。『らいか・デイズ』らいかは、棒つきチョコレートを食べていて、『よゆう酌々』女将は板チョコを食べている。そんななか、仲むつまじくマカロンを食べさせあっているのは『オトメシュラン』ヨウさんとエリであります。ええ、美男美女、ではありませんよ。でも友チョコでもないみたいですよ。

『満開!Sister』、こたつでありますよ。カンナさん、寝てしまう。足をからめてくる、服がめくれてしまってる、タケシもいろいろ気を配って大変です。こたつを出すと家族が集まる。というわけで夕食はお鍋になるわけです。うん、いいじゃないか。家族で鍋、鍋から口にダイレクトに届くしいたけ。罰ゲームのようだ。そして父と息子の心の交流。これ、なんと素晴しいのだろう。感動しました。鍋のラインナップも出尽せば、土鍋でカレー、チョコフォンデュ、肉じゃがと、なんか無理矢理な鍋活用。鍋から離れたらホットプレートで焼き肉。ええ、いつもより家族のふれ合い、しっかり描かれて、あたたか、とてもよい感じでした。ところでひとり用なべ、あれいいですなあ。

『小森さんは断れない!』、この子は誰? めぐみ!? と思ったら、ええ、やっぱりめぐみでした。髪をおろしている。なんか落ち着いた風? 印象が違ってですね、ええ、昔めぐみってこうだったっていうんですね。しゅりと出会った頃のこと。三年前、まだ小学生のふたり。めぐみが転校してきたんです。無口、人付き合いが苦手そうな子。今と全然違うんですね。そんな子が、皆からいろいろ頼まれてるしゅりの様子見て、断んなさいよと声をかけてしまった。人嫌いとかじゃないんですね。むしろ、人とのかかわり、それを求めてたのがめぐみだったんですね。知らない人たちの中にひとり、その状況におびえたり戸惑ったり、そんなめぐみがしゅりに助けられたっていうのでした。しかし、この頃のめぐみ、結構ちゃんとしてたんだ。それが今みたいになったのって、ある種しゅりのせいだったのか。けど、あの頃のめぐみもよかった、そんなしゅりの言葉にちょっと動揺するめぐみ、今のめぐみももちろんいいんだって、それをちゃんと示してもらえて嬉しそうなめぐみ。ええ、いい友達です。

『ヒミツの家光』、本当に次の段階に進みましたね。家光とおキヌ、お互いの気持ちちゃんと伝えちゃったものだから、ちょっとぎくしゃく? けど双方悪くない、そんな感じが初々しい? とてもよいのですよ。しかしさ、おキヌさん、ほんとにちゃんと家光の身分、理解してるんですね。けど、母には内緒。あんまりにそれっぽくない家光に、キヌがちょっと疑念? 十兵衛の対応もおかしかったです。今回は、そうしたおキヌ家光の間柄、それに加えて正宗との仲も描かれて、喧嘩ばかりしてるけど本当は仲がいい。そういうのよりも、もっと深いものが感じられましたよ。父のようである、なのですね。

『激アツ!若女将さまっ』、ゲストです。温泉宿桃山亭に就職した青年神木元貴が主人公。古くて小さい旅館、決して望んだわけではないけど、他にいくところがなかった。支配人も仲居も、やる気がなさそうだ、そう思っていたら、元気で可愛いお嬢さん、若女将の楓香と出会うんですね。ニコニコとして可愛らしい人。若女将の指示で先輩のスガちゃん、菅沼について仕事教わるのだけど、スガちゃん、若女将を怖れてる。ええ、若女将、えらいことスパルタ、有形力を行使して神木をしこむんですよ。その指導されている神木、これがまたことさらに嬉しそうでして、しかもその表情のアレさが、なかなか、よかったですよ。しかし、ほんと、ドM路線でいくんでしょうか。それはそれでアリだと思います。

  • 『まんがタイムオリジナル』第32巻第3号(2013年3月号)

0 件のコメント: