ゴールデンウィークのおともに四コマ誌。今日の『まんがタウン』で一段落ですね。休みに発売日が重なって前倒しになった三冊、いや二冊か、『ホーム』は発売日どおりでした、一日一冊のペースで読んで、今日で三日目。雑誌感想もとりあえずの打ち止めです。
『クレヨンしんちゃん』は、正直なところを申しまして、あんまり好きな漫画じゃありません。けど、今回の石の話、とてもよかった。確かにベタで、こうなればこうくるだろうという、そういう予測にきっちりはまる、そんな話であったのですが、あの晴れやかなボーちゃんの笑顔、あれ見たら、そんなことはどうでもいいじゃないか。これは、望まれるまま、望ましいかたちに落ち着いて、よいと感じられる漫画であったと思います。
『うちの大家族』は、あゆむが三バカから一歩リードかと思いきや、結局全然リードできていないという、そんな話。というか、彼らの基本の立ち位置考えると、一歩リードとか最初から思わない。なんつって にゃはははは
にはやられました。とばしてるなあ、みゆみ。
『天下無双!恋メガネ』はとってもよい表紙、じゃないや、扉ゴマ。私は、こういう直視する表紙が好きです。これまで誰にも知られてこなかった? 天華のモテないという秘密、それをちょっと共有できるような相手が出たってことなんでしょうか。この人が定着するのなら、それはとてもいい関係なのではないかと思います。それはそうと、最初の柱の煽り、笑ってしまいました。応援します、なにをかわからんけど。
『そんな2人のMyホーム』は、おやじさんがかわいそう。いつになくかわいそうな輝君。妻への愛の深さが偲ばれて、なんかちょっとつらいとさえ感じられる回でした。おやじさん、かわいそう。
『中華なOLめいみん。』、エレベータの扉をこじ開けるメイミンが、なんていうんだろう、ヤクルトの空き容器とかで作れそうなシンプルさで、可愛かった。『OKAMI — おかみ』は、ふたりの関係性は少し進んで、けれどおかみ退場というわけにはならんのですね。状況を動かしつつ、環境を変えないためには、これくらいがちょうどよかったってことなのかも知れません。
『70's 愛ライフ』は注釈がふるってます。
1970年代には、街中で野良犬をしばしば見かけた。また、飼い犬の無駄吠えが現在より格段に多かった。
たしかに、私の知る昭和もそんなだったように思います。学校帰りに野良犬と遭遇したり、またサイレンや時報のメロディベルに合わせて吠える犬があっちにもこっちにもいて、そうか、あれは昭和の風景だったのか。『三色だんご』は、市川さんの蜜月が終わり。しかし、この人の女運の悪さは惚れ惚れさせるものがあるな。あの人の方が私より素敵?
って聞かれて、どう考えてもどっちも素敵じゃないよな。
『ほほかベーカリー』は、店長の可愛い期間が終了です。しかし日本勢が完敗ってのは解せない裁定です。『だめよめにっき』はフルカラーに復帰。扉ゴマはヨメとツマコが衣装を取り替えっこして、なんとヨメが眼鏡だ! けど、ツマコが好きです。本編においてもツマコの魅力はとどまるところを知らず、ほほか店長の可愛い期間は終了したけれど、ツマコの可愛い期間は絶好調開催中である模様です。しかし、レーシックってあらためて説明されると、すごく怖いな。
『子供失格』に描かれるもろもろは、私の思うところを反映するかのようで、このシニカルさは最高です。けど、萌えないメガネ女子大原さんが萌えないっていうのはおかしい。私、彼女に萌え萌えですが。萌え萌えなんて具体的に言葉にしたの、生まれてはじめてじゃないか? なんかすごくみっともない気分だぞ! 『だらだら毎日のおでかけ日和』は、確かにこうして描かれると、その街に興味が出てきて、自由が丘ですか、ちょっといってみたいかもって気になります。しかし、今回の見どころは、動物苦手といいながら、ちょっとさわれて嬉しくなってるダンナ様でしょう。め、眼鏡だからじゃないよ?
『龍天寺夫妻の生活』、友人のよっこはいいたい放題だな。あんなオヤジとちゅーとかしたり!!
って、あんなオヤジがタイプの人も世の中にはいるかも知れない。まあ私も、あのオヤジとちゅーするなんてごめんでありますが。あ、それは、ロマンスグレーなおじさまならオッケーってことじゃない。私は、直接繁殖につながらない相手とカップルになりたいと思う
組ではないはずです。『光の大社員』、すずなサン出現ですっかり鳴りを潜めたと思われた係長のぬううッは、ひとりでいるときに発揮されてるのですね。係長の買い求めた本、『忍術とおもしろ手品』は学研のひみつシリーズ『忍術・手品のひみつ』を彷彿とさせて、ああ、ちょっと懐かしい。
『よせ☆あげ』、ライバルが継続して登場して、それはかわりものというか、極端な人がまた増えたってことなんですが、けれど嫌いな感じじゃない。というか、結構気にいっています。いや、別に3枚装備だからとか、そういう理由でじゃないよ? 『みねちゃんぷるー』は、今日も雅が可愛かった。というか、どうしても中学生ということを忘れてしまいがちです。さて、だいたい峰は家事とかできるの?
いや、それは結婚の必要要件じゃない。どっちか得意なほうがすればいいのよ。って考える私は、かなり男女共同参画論者寄りです。
『かりあげクン』、パンジージャンプは素晴しいな。そして見どころは、きれいなかりあげであります。
- 『まんがタウン』第10巻第6号(2009年6月号)
引用
- 重野なおき「うちの大家族」,『まんがタウン』第10巻第6号(2009年6月号),23頁。
- 吉田美紀子「70's 愛ライフ」,同前,91頁。
- 山田まりお「三色だんご」,同前,101頁。
- たかまつやよい「龍天寺夫妻の生活」,同前,167頁。
- 松山花子「子供失格」,同前,119頁。
- 岩崎つばさ「みねちゃんぷるー」,同前,202頁。
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