2007年12月13日木曜日

Logicool TrackMan Wheel

 私はトラックボールユーザーです。愛用のトラックボールはLogicoolのTrackMan Wheel。親指トラックボールと呼ばれるもので、このタイプのメリットは、ボタン及びホイールの配置が一般のマウスに同じであるため、比較的慣れやすいというものであろうかと思います。反面、手を置いた感じがマウスっぽいため、慣れない人はいつまでもトラックボール本体を動かそうとしてしまうようで、まあこのへんは人それぞれ。順応の速い人なら一時間ほどさわっていれば問題なく使えるようになりますし、なかなか慣れない人でも一週間もあればクリアできるでしょう。そして、慣れてしまえばマウス以上に使いやすくなるのがトラックボールであると思います。ポインタの長距離移動に有利であるため大画面に適し、ポインタの移動とボタンクリックがまったくの別操作であるため、クリック、ダブルクリック時にぶれるということもない。もちろん、マウスより劣るところもあります。ですが、よほど細かい作業をするということがないならトラックボールの方がよさそうだぞと、これが今現在における私の結論です。

さて、この時期にまたトラックボールを取り上げたのは、先日iMacを購入したのにあわせて、トラックボールも新調したからなんです。選んだのは、最初のものと同じTrackMan Wheel、ワイヤードモデルです。やっぱり慣れているというのは大きいですよ。ボールを転がし、ポインタの位置を決めクリック。2ボタン1ホイールで、ホイールはボタンとしても機能します。この配置が一般的なマウスに同じというのはもう書きましたが、ボタンの構成が標準的ということはドライバのインストールをすることなく使えるということでありまして、これ、実は私の結構重視するポイントです。変な話、というかほぼ思い込みといってもいいような話なんですが、ドライバをたくさん入れるとシステムが不安定になるんじゃないかって思っていまして、だからできるだけ入れたくない。極力デフォルト状態を維持する。これが私のスタイルなんですが、けどこの安定志向、ちょっとつまらなかったかなって思いはじめています。やっぱりね、ちょっとくらい冒険してもよかったかなって思ってるんです。

二台目のトラックボール購入にあたって、同じものを選んだのは正直つまらなかったといっています。思い切って、まったく違う傾向を持つの買えばよかったかもって思っているんですね。選択肢はふたつ、ひとつは同じLogicoolの上位機種であるTrackMan CT-100、そしてもうひとつはトラックボールの雄KensingtonのExpert Mouse。けれどこれらは高級機だけあってさすがにちょっと高くてですね、Kensingtonとなると軽く一万円を超えます。けどそれだけの評価は得ているんですよね。だから、こいつを試してみればよかったかもなあ、なんて思っているんです。

親指トラックボールの弱点は、それが左右非対称であることです。つまり、右利き用である。まあ、私は右利きだからなんら問題ないんですが、たまには左手でポインタ動かしたくなることもあります(そういう場合は小指使います)。その点、左右対称のトラックボールならより使いよいはずです。また、親指トラックボール以外の世界も知りたいんですね。掌で、あるいは人差し指中指の指先でボールを転がすという感覚を試してみたいと思っています。使いやすいかどうかはわからないけれど、多分あっという間に慣れて普通になるでしょう。その時に、ボールの大きさで有利な左右対称型が、親指トラックボールを上回るのではないかと期待するわけです。

なので、わりとつまらない選択をした自分にがっかり。やっぱり私はどこかに失敗を怖れ、冒険を避けようという気持ちを隠しているんですね。この、標準好きというかアグレッシブに攻めないところ、私のよいところで、また悪いところであると思います。

あ、一応断っておきます。TrackMan Wheel自体は非常に気に入っています。ふたつ目買ったというのも、最初のが壊れたからとかじゃなくて、職場用と自宅用にそれぞれ欲しくなったという、それだけの理由です。初代もまだまだ稼働していますよ。一年を超えて、まだまだ健在です。

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