2007年12月19日水曜日

Opera

 昨日のアップデートが原因で、WebKitフレームワークに問題が発生。特定のサイトで検索するとブラウザが異常終了するようになってしまいました。それらサイトを使わない私にはそれほどのダメージはなかったのですが、日常的にそうしたサイト、サービスを利用していたユーザーにはきっと不都合、不便きわまりない事態が生じているはずで、こうなるととれる対処はバージョンのダウングレードか代替ブラウザのインストールといったところだと思うのですが、そもそもMac OS Xってダウングレードできましたっけ? もしかしたらできるのかも知れませんが、私はこれまで過去を振り返ってこなかったために、そうしたことができるかどうかわかりません。そんな理由で選択肢が絞られて、つまりは代替ブラウザを入れるということになるんじゃないかといってるのですが、ならどんなブラウザがいいのだろう。そうさなあ、折角だから、Operaなんてどうでしょうなんて思ったりしています。

SafariやInternet ExplorerなどといったOSにバンドルされているブラウザ以外を使いたいという人に支持されているブラウザというと、Firefoxが思い出されます。実際、私もWindowsにおいてはFirefoxを使っていて、だからMacintoshにおいても慣れているFirefoxがベターなんではないか。あるいはGeckoエンジンを用いたCocoaブラウザ、Caminoなんて選択肢もあります。これもまたなんか懐かしいですね。以前の職場でMac OS X使っていた時、私はiCabとCaminoを併用していました。けど、結局はできることの多さからMozillaがメインになっていたんですが、なんてこった、もうMozillaという名前のブラウザはなくなってるのか。これ、Link要素に対応する数少ないブラウザであったことから好きだったんですが、派生ブラウザであるFirefoxに飲み込まれたのかあ。まあ、それも仕方がないことなのかも知れません。

しかし、Mozillaがなくなっていたとなると、ただでさえ等閑視されているLink要素によるナビゲーション、いよいよその影は薄くなってしまうなあ。なんて思って、ちょっと残念です。といっても、OS X 10.3の頃にはかたくなにiCab(Link要素に対応)を使っていた私も、いつしかSafariユーザーになっているわけで、Link要素は自分のサイトにこそ用意しているけれど、人様のサイトにおいてはほとんど気にしないようになってしまって、ああ、もったいないねえ。Link要素には革新的なナビゲーションを可能にするようなポテンシャルがあったのに、結局はソフトウェアが対応しないことで、陰のものとなってしまいました。惜しいなあ、心からそう思います。

私の知るかぎりのLink要素対応ブラウザは、Mozilla、Linx、iCab、そしてOpera、これだけです。もしかしたら他にもあるのかも知れませんけれど、残念ながら私はこれくらいしか知らなくて、そしてこの中でもっとも優れた対応を見せているのがOperaです。他のブラウザと同様にprev、nextなどに対応するボタンナビゲーションを提供するだけでなく、キーバインドによる移動まで実現していて、こうした革新的なインターフェイスを数多く取りそろえているという点で、Operaに勝るものはちょっとないように思います。もちろん、個々の機能において他ブラウザにはあるがOperaにはないというものも存在します。けれど総合力、ブラウザとしての可能性を追求しようというかのようなアグレッシブな実装は、Operaが一番のように感じます。

なので、もしWebKitの不具合が長く修正されず、そしてその不具合に見舞われるようなことがあれば、私はOperaをダウンロードして試すことであろうと思います。あるいは、第三のブラウザとして、常に待機させてもいいくらいかも知れません。

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