正直なところ、私はもう駄目だと思う。昨日、『ダーティペア』のDVD-BOXが届いて、ちょいとだけ見ようかと思って休日の半分をこれだけで終わらせてしまいました。本当だったら、こういう同一品目で連日更新するみたいなやり口は嫌いなのです。ですが、インプットがひとつに限られている以上、当然アウトプットにも期待できないというわけで、この状況を打破できるまでこのBlogは『ダーティペア』一色に染まるかも知れない……。いや、できるだけそうならないように心がけます。というか、今現在、精神生活の大半が『ダーティペア』に染まってるものなあ。おそろしい破壊力であります。
(画像は『ダーティペア コンプリートアートワークス』)
自分自身を省みて駄目だと思うところもう一点。ええとですね、買ってしまいました。『劇場版』。ちなみに、Amazon.co.jpからは商品発送のメールをもらっています。『ノーランディアの謎』と『謀略の005便』ですな。けど、まずはTVシリーズを全部見るのが目標です。ええと、計画としてはこんな感じ:
- TVシリーズ
- OVAシリーズ
- ノーランディアの謎
- 謀略の005便
- 劇場版
- (このへんで多分『ドリームハンター麗夢』
- FLASH
この順番で見たら発表順になるのかな?(違う、OVAシリーズ及び『謀略の005便』は『劇場版』より後)
『ダーティペア』、TV版の半分も見られていない現時点でこういうことをいうのも危険だけれども、この1985年に作られたアニメーションが、今もって通用するような状況を描いているというのは正直驚くところで、例えば「愛こそすべて命賭けます逃避行!!」におけるジョアンカの存在は、数年前から社会的に認知されるようになった性同一性障害を彷彿とさせるものでありますし、エネルギー問題に触れているようなものだってあります。そもそも第1話「コンピューターの殺し方教えます」からしてもコンピュータによる集中管制の脆さといえるような話で(けれどこのモチーフはSFにおいてはポピュラー)、SF者たちの未来予測力というのは実際馬鹿にできないと恐れ入る次第です。
けどその反面、SF者たちの予測も追いつかなかったものがあって、それは以前にもいった情報通信技術についてです。世界中に張り巡らされたネットワークが一般個人に開放されて、メールや動画音声、さまざまなデータがばんばん送受信されているというこの状況は、さすがに誰も思い描けなかったんではないかと思います。また携帯電話の存在。今や社会人大学生どころか、小中学生も普通に携帯電話を持って、しかも通話用端末としてだけではなくメールの送受信、アドレス、スケジュール管理、さらには前述の広域ネットワークに接続したりゲームを楽しめたりと、ちょっとしたハンドヘルドコンピュータです。
SFにはポピュラーな存在であるエアカーや宇宙船などは一向に身近にはなりそうにないけれど、その反面レトロSFに思い描かれた以上の現実を手にしてるのだなあとそんな感慨にふけってみたりしたのでした。
感慨といえば、これ、明日にとっておいたほうがいいのかなと思ったけれど、そういうのはがらじゃないから書いちゃおう。『ダーティペア』のエンドクレジットを見ていたら、逝去された方のお名前を見つけて、ひとりしんみりとしてしまって、こうした少し昔のアニメ、参加されていた方、時間が経って、鬼籍に入られる方がぽつりぽつりと出始めて、切ないですね。思えば、映画の黎明期を知っているファンの方たちは、映画スターがひとりまたひとりと逝かれるのを知っては、私の感じたものに似た思いを抱かれたりしたのかも知れませんね。彼らが感じた思いは、今私たちアニメファンが引き継ぐのでしょう。アニメが盛り上がり、成長し、世界的な広がりを見せるにいたるまでの黎明期、成長期を支えた人たちを思って、そしてこれからを思って、私はより以上にこれら作品をいとおしく思って、それらは私の生きていた時間にとってかかすことのできないものでありますから、万感胸に迫って苦しさにむせぶほどです。
あ、そうそう。今度出るという『ダーティペア コンプリートアートワークス』買いました、つうか予約か。この勢いだと、原作も買っちまうんじゃないかなあ。いやいや、危ないなあ。正直買い物しすぎで危険信号が点灯しているような状況なんですが、でも私のこの勢いは危ない、こうなってしまったらとまらないかも。我ながらおそろしいものがあります。
- 『ダーティペア コンプリートアートワークス』(ENTERTAINMENT ARCHIVE SERIES) 東京:新紀元社.2006年。
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