2015年8月30日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2015年10月号

『まんがタイムオリジナル』2015年10月号、先日の続きです。

『迷想乙女の文学会議』、今回は『坊ちゃん』が取り上げられましたよ。いつもとは、ちょっと違うシチュエーション。社内の女子交流会に参加するっていうんですが、お山の大将やりたがる人、熊山さんが煙たがられてるんですね。人の陰口ばかりいう。気に入らない相手がいると、ネチネチ悪口いってみたり、あることないこと噂にしてみたりと、やっかいな人。倉野さん、なんか覚えがあるな、記憶の中の文学を探っていたら、松島さんがその答を持ってやってきた。それが『坊ちゃん』。赤シャツですよ、赤シャツ。ネチネチと嫌なやつで、けれど直情径行型の主人公にガツンとやりこめられる。そうしたストーリーの抜粋紹介があって、そしてこの交流会の赤シャツ、熊山さん、松島さんにガツンとやられる。これ、確かにちょっと痛快ではあるけれど、不毛な争いかもなあ、みたいな気持ちはちょっと残りますよね。ともあれ、松島さん、またまた社内で怖れられる人になって、ほんとこの人は畏怖されるばかりでありますね。

『かでん屋さんの基礎知識』はマッサージチェアが紹介されて、これ、高いやつはものすごく高いですよね。なんか医事法の改正やらなんやらで、電器店では扱えなくなった、みたいな話聞いてたんだけど、ネットで調べたら今でも普通に売ってますね。なにかの勘違いだったのかな? さてさて、私の使ってる座椅子はマッサージ機能がついてます。とはいっても、やっすいやつだからさ、もう駄目になっちゃってるんですけどね。マッサージチェア、全身ホールドタイプとかあるんですね。なんかこれ、普通の家庭に置くにはデカすぎる、そんな勢いがありますね。プリセットやら微調整やら、いろいろあって難しそう。で、ここに描かれたの、どこまで本当なんだろう。肩たたき券とかはさすがにない、ないですよね? 次いでスムージーの話題になって、なるほど、ミキサーですね。これもいろんなタイプがある。健康志向で売れてるみたいに聞きますよね。夏すぎて、やる気のなくなる9月頃。なんとか乗り切るためのお役立ち家電。ほんと、自分もちょっとなにかで元気づけたいところです。と、ここで思い出した! マッサージチェアが置けなくなったの、銭湯だ! と思ったけど、なんかまだあるみたいだなあ。なんだったんだろう。

『放課後すずなり倶楽部!』、夏が終わり、学校もはじまって、話題は目下学園祭。と、先生がなんかダメージ受けてますよ。夏祭りなんていくんじゃなかった。なんていって、生徒に聞いて欲しそうなサイン出すくせに、聞かれたら答えないっていう、ああ、めんどくさい人だなあ。とまあ、その状況、見られちゃってたんですけどもね。さて、文化祭の出し物を決めます。美亜が聞かれて、えっと、カフェとか、ってのがキャットカフェと聞き間違えられて、猫喫茶に決まるわけですよ。ねこら部のネコ部長も決め手になったわけですが、どうしてもひとりで頑張りすぎる嫌いのある美亜がですね、だんだんクラスの皆と打ち解けて、協力しあって、友達になって、とそんな様子の描かれたところがね、とてもよかったって思ったのでした。

『お手紙、あたためますか?』、ゲストです。初登場から、もう半年以上になるんですね。今回はののの悩み相談。転勤の件、かと思ったら、新作お菓子の味で悩んでた。ああ、郵便局、転勤するかどうか選べるのですか。違う土地の郵便局に転勤していく人がいる。変化を求めて、あるいは出世を求めて。対し、転勤せず同じ場所で働き続けるという選択肢もあるんですか。面白いですね。自分ならどちらだろう。そうしたこと考えつつ、変化志向のつつじ、定住志向の君影すず、ふたりの話を追う。変わることのよさ。リスクもあるかも、なんていうののは、ちょっとネガティブ、心配性なのかなあ。自分はののタイプだなって思わされましたよ。そして、変わらないこと、これもまた大変だというすずの言葉も重みがあって、ほんと、どちらがいい悪いじゃないんだってメッセージが感じられて、好感触でありました。けど、自分はもうちょっと変化を求めなければいけない、そう思って焦ったりしてるんですね。困りましたわ。すずさんは可愛いわ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第34巻第10号(2015年10月号)

0 件のコメント: