『まんがタイムスペシャル』2015年10月号、先日の続きです。
『アテナの初恋』、アテナさん、来日ですよ。ゼウスの使役しているフクロウが地上で迷子になった模様。かくしてフクロウ探しにアテナが派遣されることになったんですね。そうしたら、地上でちょっと強面の男性にぶつかってケガしてた。それで、アテナ様、保護者はいるのか、飼い主としての責任不足、などなどばっちりしかられて、謝りたおすという。ああ、神様なのに、よほどの長生きだっていうのに。そんな娘の様子を覗き見たゼウスが、あぶなく雷を落とそうとしたり、そしてアポロンがやってきて、その男性とアテナの仲を割いてみたりと、どうも父ゼウスは嫉妬? ぽいけど、ろくな親父じゃねえな、アポロンはただ面白そうだから、みたいですね。父ゼウスの命令により、100年地上禁止。加藤さん死んじゃう。アテナ、ほんと、大変です。しかし、現代の洋装してるアテナ様、可愛かったですよね。
『だけど温田さんはひとりでデキない』。温田さん、海だ、水着だ、あんまり色気とか関係ない作風だけど、なんか魅力的であるなあ。なんて思ってたら、風邪なのか。38度2分。けっこうな熱ですね。けれどなんでか温田さんやる気で、ひとりで風邪を治すチャンス。弱りながらも自力回復をはかるんですね。電話してきたちーちゃんをしりぞけ、隣人の差し入れはノーカウントにし、そしてなんとか乗り切ってみせた。のんびりマイピースなんですけどね、ちょっとあやういんですけどね、それでもなんとか目標達成して、ええ、温田さん、頑張りました。けど最後の夢とかね、心の底では富崎のことを求めてる? いや、そんな話ではあるまい。と思いながらも、やっぱり褒めてもらいたいのは富崎からなんですね。
『同姓同盟』、糸生優希と伊東勇貴の話。勉強好きといわれる糸生優希。そうじゃない、いいかっこしいなんだ、そういう糸生です。誰にいいかっこうをしたいのかというと、伊東勇貴になんですね。かくして、友達の集まりに伊東勇貴を呼びます。ケーキにつられる糸生優希もいい感じでしたよ。糸生の友達、糸生優希の様子を見て、伊東勇貴になれなれしくして見せるんですね。ああ、見事にハマって、糸生優希、ものすごく嫉妬しちゃってますよ。見るからに言動が不自然になって、もうね、糸生優希、不器用ものだなあ。かくして、この子、伊東勇貴の気をひくために、テストのこと持ち出すんですね。それで短期的には伊東勇貴の気をひくことに成功してるんだけど、この作戦、長期的には逆効果なんじゃない? そう忠告されてる糸生優希がね、ほんと、心底不器用ものだなあって思われて、おかしいんですね。
『メェ〜探偵フワロ』、なんと、村の人たちからアーサーとミスレモンがつきあってるって思われてますよ。その状況をフルに活用するレモンさん。対し、ヴィヴィ孫にコバーン少年はというと、噂を否定してまわる。ああ、恋とは切ないものだなあ。さて、前回のかき氷チャレンジ、今も後をひいてるんですね。フワロ氏、げっそりして寝込んじゃってて、そんな氏を嬉々として看病するのは我らが白衣の天使ヴィヴィアンですよ。って、あんた、すごいな。前回リタイアしてたじゃん。それがここまで見事に回復して、ああ、おそろしい。と、そんな彼女がカードでもって占えば、アーサーに女難がふりかかる兆しありとのこと。かくして村にはアーサーの妻を名乗る女が現れて、リンダ嬢、もう村は大騒ぎです。アーサーの一番長く続いた彼女、らしい。アーサーとうまくいくタイプじゃない、ってのはヴィヴィアンの見立て。この人の眼力、確かだなあ。アーサーを振り回す、そんな彼女。レモンさん、アーサーのリンダへの態度にショックを受け、リンダからのほどこしに傷ついて、ついには泣いてしまう。ああ、レモンさん、あんなにこれまで頑張ってきたのになあ。その胸のうち、しみじみと胸を打って、ヴィヴィ孫までが心動かされるレベル。ほんと、いい友達だよなあ。そして、アーサー、やりましたよ。リンダに、好きな人がいると伝えた。去るリンダ、追おうとするアーサーを引き止め、ラウールをけしかけるフワロ氏。フワロ氏、ヴィヴィ孫、ヴィヴィアンと、ラウールもおそれる文言連発されて、そしてラウールがアーサーに告げた言葉、オレよりタチ悪いよ。ああ、優しすぎるというのも罪なのかも、ですね。ほんと、今回の人情の描かれよう、見事なものありましたよ。
- 『まんがタイムスペシャル』第24巻第10号(2015年10月号)
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