『まんがタイムきららフォワード』2012年9月号、発売されました。表紙は『夢喰いメリー』、いざ! 決戦。でありますね。メリーさん、鍵を手にいよいよやる気と構えて見せて、背後にはエルクレス。もうほんと、最終決戦開かれる、といったところにまできたのですね。感慨深い。そしてメリーさん、この人はこういう凛々しい表情も素敵なお嬢さんです。
『夢喰いメリー』、エルクレスと対面。夢路、メリー、エンギ、ジョン、そしてクリオネ。ああ、クリオネが可哀そうだ。善良であるだけ、可哀そうだ。しかし、今回はエルクレスの目的がエルクレス本人の口から語られ、そして夢路、かっこいいなあ。夢路の能力、クリオネが語った夢路の真実、そしてエルクレスのいう兄貴。今回は驚きの連続。しかしそれらを受けて夢路、微塵も揺らがない気迫、ああ、いい主人公でありますよ。衝撃の事実を突き付けられて、ショックを受けなかったわけではない、けれどそれでも今やるべきことから目を反らさない。素晴しいなあ。この真っ直ぐさはかっこいいです。そしてジョンの仲間集結! ああこれは素晴しいな。これはわくわくさせる。ほんといい展開であります。
『ハナヤマタ』、面白いですね。お父さんですよ、なるのお父さん。娘の様子がなんだか違ってきた。なにがあった? 心配する父、いやもうまったくの誤解なんだけど、いやでも父というものはこうしたものなんでしょうなあ。彼氏か、反抗期か、いやもう今回はなる父が主役ですね。さて、よさこいのチーム名を決めようとしてるんですね。なかなかこれというものが出ない、そこで自分たちのコンセプト、それを明確にしようってことになった。いやもう、父、大活躍じゃないですか。笑顔が花々しくてステキとか、詩人か! いやもう、面白かったです。ああ、父さん、安心するがいいよ! 真実を知るその日が楽しみですよ。
『はぢがーる』、やっぱりこうきたか、最後の課題。最後がキスかと思ったら違った。キスの課題はすでにクリアして、ということは最後はそれ以上!? なわけないですよね、告白ですよ、ああ、そうなるよね。納得の課題でした。ただし今回は本田涼限定。でも、これも予想どおりというか、当然こうならんとおかしいですよね。そもそもの卵の課題、これをクリアするとしあわせな恋愛が成就する、というの、そりゃもうどう考えても本田くんにいきつくでしょうよ。しかしこの状況にいたって、紗江さん、煮え切らない。うん、その迷いやまた罪悪感など、思い悩む様が実にいい。こうした迷い、不安、それらを乗り越えさせるものはなんなのか。それが楽しみ、その盛り上がりにこそ期待でありますよ。
『私が彼女で彼女が私で』、ああいいですね。あおいに距離を置いた方がいいといわれて、それから元気のないなつき。今、あおいと中身が交換されてるんですけどね、そのあおいの家族、父母兄に見守られて、応援されて、それで気持ちをかためる。あおいに、これまで自分のやってきたこと、それを詫びる。まあ、誤解だったんですけどね。嫌われたわけでもないし、怒らせたわけでもない。ただのすれ違い。けど、これをきっかけにして、無理して相手を演じるようなことはやめよう。自分のありのまま、自然でいこう。その場面などは大変によかったです。これで本当にふたりが友達になった、そんな感じがひしひしとします。女子ふたりの友情もの、たいへんよいと思います。
- 『まんがタイムきららフォワード』第6巻第9号(2012年9月号)
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