2012年7月22日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2012年9月号

『まんがタイムスペシャル』2012年9月号、昨日の続きです。

『アイして♥やえば』、徐々に絵柄等チューニングしているのでしょう。見やすく、可愛くなってきてると感じます。歯に歯並びに強烈な愛をそそぐ歯並愛さんと、強烈な八重歯を持つ八重直人との恋物語。といいたいんですが、愛は直人のことご主人様とかいってるし、微妙に恋なんだかよくわからないところがおかしくて、結構気にいっています。口蓋垂のマニア、口街鳥子にそそのかされるままに、読んでもらえぬメールを送り続ける愛とかね、ああ、切ない思い、と思いきや、携帯が苦手だからちゃんとした文字列になってないっていうんですね。すれ違い? けど愛も直人もなんかいい人で、結構なほのぼの感。ええ、なんだか気にいってるんですよ。

『アテナの初恋』、先月からのゲストですね。ギリシャ神話、オリンポスの神様が人間界に遊びにやってきて、それで恋に落ちちゃったとかいう話です。恋に不慣れなアテナと、そんなアテナをいろいろふりまわしたりそそのかしたりするヴィーナス、ふたりのコメディですね。合コンに出て、そこで恋を知ってしまったっぽいアテナ。とにかく生真面目でかたいお嬢さんなんですが、四千年ものあいだ、恋というものを知らなかった。っていうんですね。父ゼウスの雷とか、嫉妬深いヘラとか、そういったキャラクター踏襲しながら、現代小ネタまじえたライトなコメディになってる。人間くさい神様たち。もとからがそんなですよね。そういう雰囲気は悪くないって思いますよ。

『ひすい色ライブラリー』、十野七の新作ゲストです。図書委員の井上翡翠さんが主人公。美人で穏やか、けれど本のこととなると人が変わる。残念美人の一種みたいですね。本が好き、力一杯おすすめする。けど、感想文とかは大の苦手。って、わかるわあ。自分も感想文、えらいこと苦手でした。本好き感想文苦手のひすいと、本苦手感想文はまあまあ? の小田切瑪瑙。ふたりの本をすすめすすめられる、そんな感じの委員会もの。楽しい感じ、いい感じです。

だんつま』は、おお、魅惑の扉。この黒髪の美人は!? と思ったら、なんかひなよさんと一緒にスキップとか、どういう人なのだろう。お姉さま、旦那克ちゃんのお姉さんだっていうんですね。美人、さっぱりしてる人。そう思ったら、部屋の掃除ができてるか入念なチェックがはいる。いや、面白かったです。弟が家事を独占してるっていうの。家事を奪われるとか、はじめて聞いた表現ですよ。子供時分からの姉弟関係描かれて、弟の彼女たちの受難、それもつぶさに見てきた。弟の面倒くささをよく知ってる姉。その描写が面白かったですよ。うん、なんか姉弟関係にリアルさがあるんですね。

  • 『まんがタイムスペシャル』第21巻第9号(2012年9月号)

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