2007年4月8日日曜日

Skype

昨日、遠くの友人にちょっと聴いてもらいたい歌があったものだから、Skype導入しまして、つまりはインターネット経由で届けようと思ったのですが、残念、その人はSkype導入していないそうでお流れになってしまいました。一念発起してオーディオインターフェイスからマイクまで用意したのに、その気合いが空振りしてしまって、実に中途半端なサスペンド状態。なんか大げさな表現してますが、だってこのマイク、Skype用にといって販売されているようなお手軽ハンズフリーなものじゃなくて、ブームスタンド立ててセットするような実に面倒なもので、これまでほとんどこのマイクを使ってこなかったのは、正直なところ面倒だから。その面倒をかえりみずSkypeの導入にまでいたらせたというのですから、どれほどの気合いであったかわかるでしょう。え? わからない? ううむ、面倒くさがりやの気持ちを人に伝えるのはむずかしいものだなあ。

さて、先ほどからいっていますSkype。これ、なにかといいますと、インターネット経由で使える電話でありまして、Skype同士なら無料で使えるというのが売りです。コンピュータとブロードバンド回線必須ではありますが、その条件さえクリアできれば、遠距離だろうが国際だろうが、無料で通話可能。これは素晴らしい。遠距離恋愛カップルや単身赴任者なんかには最高のソフトだと思うのですが、ま、このへんは私には関係のない話です。

私がSkypeを導入したのは、通常の通話目的ではなくて、自分の歌うのを誰かに聞いてもらいたいものだという、そういうもくろみからでありまして、それが一番最初の話に繋がります。聴いて欲しい歌があるんだ! といっても最初の機会は失われてしまったのですが、でもそのまま失われたままにしておくのも空しいものがあるので、いきましたね、インターネット上で知り合いの集まる場所に。で、そこでSkypeやってる人がいないか聞いて、実験につきあってもらったのでありました。

一度やってみた感想はというと、実にいい感触が得られたっていっちゃっていいと思います。これいけますよ。実験では私一人がマイク持ちで、他の人はスピーカーオンリー。つまり一方方向通話でやったのですが、それでも充分です。どんな風に聴こえているかまではわからないものの、うまくゲインをコントロールできればしっかりとそれなりの音質で届けられそうだぞと、そんな感じです。そして、これが大きいのですが、Skypeには会議通話機能があるので、一度に九人での通話が可能。私を抜いたら、八人に一度に聴いてもらえるわけで、実に好都合。このあたりは解釈の問題になると思うのですが、友人九人でのパーティ通話が公衆送信に当たらないなら、著作権存続著作物を利用しても問題にはならないのではないかと、こういうもくろみもあって、少人数及び知りあい限定でいいなら、これは実にいいコミュニケーションツールとなってくれると思います。

さてここで機材について。私の使っているオーディオインターフェイスはM-AUDIOのFast Track Pro、これにコンデンサマイクM-AUDIO Pulsarを繋いでいます。つまり、歌もギターもワンマイクでとってるってことです。

この構成でやってみてわかったのですが、ライブでの歌唱をやりたいというようなときにはFast Track ProよりもEdirol UA-25の方がいいかな、というのは、UA-25にはリミッターがついているので、過大な入力があったときなんかには、ピークを落としてくれるんです。これだと、過大入力を嫌ってゲインを絞る必要がないから、音圧を最大限稼ぐことができそうで、だからといってもうひとつオーディオインターフェイス買えるほどお大尽ではないから、まあノイズが出るのも味と思っていただく他あるまいと、そんな感じ、割り切っていきましょう。

今回はワンマイクでやったわけですが、将来的には楽器にはPulsar、歌にはAriesあたりを導入して、なんて思ったりして、こうなると当初の予定どおりという感じになりますね。けど、こうした機会が増えるならもっと気軽に使える、それこそ出しっぱなしでもいいようなマイクも欲しいななんて思ってきて、となると藤本健のDigital Audio Laboratoryで紹介されていた、BEHRINGER C-1あたりが気になるところ。これ、五千円程度で買えるんだそうです。これを、ブームスタンド使わず、机に小さなスタンドかなんかで立てて使えばもっと気楽にいけるかな、なんて思ったわけですよ。

けど、気楽でいうなら、上には上がありまして、これ実にタイムリーな話題。私は、カナダのPodcast、Le Podcast de la Cabane au Canadaを聴いているのですが、今日のLe PCCで紹介されていたのが、MXLのUSB.006。これ、ラージダイアフラムの単一指向性コンデンサマイクなんですが、USBでPCに直結できるんです。すごい気楽! ちょっと価格が高いのは難点だけど、でもコンデンサマイクで169.95ドルなら充分安い部類。オーディオインターフェイスがいらないという点でも有利かなと思います。まあ、ステレオでとりたいとか、そういう向きにはちょっと使いにくいマイクとなるかも知れませんけど、Podcastやりたいとか、ワンマイクで気楽にSkypeやりたいとか、そういう需要になら充分答えられるんじゃないかと思います。

てな具合で、Skype導入で夢広がりまくり、購買意欲も刺戟されまくり、というお話でした。

参考

0 件のコメント: