2007年4月5日木曜日

That's データ用DVD-Rプリンタブル 4.7GB 8倍速

 コンピュータの前に座って手持ち無沙汰になったりすると、なんとはなしに見てしまうのがAmazon.co.jpのおすすめです。興味を広げるのにも役立つし、また自分の傾向を客観視するきっかけも得られたりするし、それになによりBlogのネタが拾えるというのが大きい。そんなわけで、拾いましたよ。拾いました。なんと、今日のおすすめ商品第28位に、これまで出そうで出なかったものが出てきましてね、そいつは一体なにかというと、That's データ用DVD-Rプリンタブル 4.7GB 8倍速 50枚入り。ええーっ、一体なんでこれがおすすめされるんだと思ったら、

月刊 まんがタウン 2007年 05月号 [雑誌]を評価されたお客様におすすめします

ってことらしい。って、ええーっ! そりゃあないよ。これにはさすがの私も、思わず笑ってしまいました。

四コマ漫画読みには、そのあまりに単行本されない漫画が多すぎるというジャンル特性のために、雑誌をスキャンして保存しているという人が少なくないと聞きます。私なんかは冊子という形態にこだわりを見せるために、捨てるに捨てられず、自室に雑誌の塔を何本も築いたりしていますが、そういう意味ではデータ化しちゃうというのは確かに合理的ですよね。後でちゃんと探せるし、読みやすいかどうかは別として、読んで楽しむことも不可能ではないでしょう。で、まんがタウンを読んでる人は、太陽誘電製DVD-Rを愛用してるわけかあ、ってそれはどうだろう。これ、たまたま誰かが一緒にDVD-Rを買ったってだけじゃないのかなあ。だって、そんなに雑誌をスキャンしてる人って多いとは思えないもの。いや、どうなんだろう。実は多い? 冊子体で残してる私の方が少数派? まあ、どちらにせよ、漫画買った人におすすめする商品じゃないよなあって感じはします。

数ヶ月前、いや半年くらい前かな、日経コンピュータだったと思うんですけど、DVDメディアの特集が組まれていまして、それが結構興味深い話だったものですからよく覚えています。一口にDVD-Rといっても、高いメディア安いメディア、海外メディア国産メディアといろいろありますが、実はその品質の高低はかなりなものであるんだそうです。その特集では、DVD-R記録時に発生するエラー数を計測し、DVDのエラー訂正が吸収できる範囲のエラーを敷居として、各種メディアの比較をしていたんです。そしたら、確かに違いがすごいんですよ。記事ではメーカー名、商品名は出ておらず、国産、海外産というような大きなくくりでしかなかったのですが、海外産のしかもかなり安いやつでは記録した瞬間に敷居を越えたりしているケースがあったりして、結構ショックな記事ですよ。で、内容を読んでいくと、やっぱりある程度の費用を払ったほうがいい結果が得られるらしいということがわかる。

ここで注意しなければならないのは、海外産=粗悪という図式は成り立たないということで、そこではリコーが紹介されていましたが、海外で生産はしているけれどコントロールはリコーがおこなっているため、品質が極端に低いというようなことはないように調整されていますというような事例が出ていたりして、結構客観的に書かれた読みごたえのある記事でした。

ただ、その記事で目を引いたのは、メディアの保存性のグラフでしたね。DVDに限らずメディアは長期間置いておくと劣化して読めなくなったりしますが、そのエラー発生の率というのもさまざまで、あっという間に劣化するものもあれば、徐々に悪くなっていってついに敷居値を越えてしまうというものまでいろいろ。しかし、驚異的だったのは、計測不能ってやつですよ。計測不能のひとつのケースは、悪すぎる場合。記録した瞬間に敷居値を越えているようなものが該当します。そしてもうひとつは、よすぎる場合。この計測というのは、苛酷な環境、高温多湿であるとかにメディアをさらして、一定の時間でメディアをチェック。そうして得られたデータの対数を取ってグラフ化したんだったかな? そういうものなんですが、なんとついにエラー数が敷居値を超えないようなメディアもあったんだそうです(敷居値に達するまで試験を続けると膨大な時間がかかるため断念されたとのこと)。

そのメディアについて教えてくれ、って気分だったんですが、それはさすがに書かれていませんでした。わかっているのは国産品であるということだけ。ということは、太陽誘電かな、あるいは三菱化成かな、みたいな感じで、確かこの二社が国内DVDメディアメーカーの二大巨頭だったと記憶しているんですが、いずれにせよ、驚異的な成績だったと記録しています。

Amazonのおすすめに話を戻しますと、私の今手もとに置かれているDVD-Rはまさしく太陽誘電製That'sでありまして、プリンタブルじゃないんですけどね、DVDに印刷できるようなプリンタ持ってないから。けど、太陽誘電愛用者にこいつをおすすめするところなんざ、Amazonめ、結構いいところつきやがるなあと改めて思います(いや、単にたくさん売れてるってだけの話だと思うけど)。

先ほど紹介した特集でいわれていた、エラーを発生させずにDVD-Rに記録する方法、ちょっと重要そうなのを紹介しておきたいと思います。それは結局はドライブとの相性なんですが、ドライブによってもエラーの発生率に上下があるらしく、そしてこれが重要なのですが、メディアごとのプロファイルというのがあるから、とにかくドライバだかなんだかを最新版にアップデートして、自分の使っているメディアにそぐうプロファイルを入手することが大切、なのだそうです。

その話聞いてから、DVD-Rドライブに関しては、内蔵じゃなくて外付けがいいんじゃないかなあなんて思っています。そして、マメなアップデート。これが良質な盤を作成するコツと心得ておきたいところです。

0 件のコメント: